一般採用整備員の日常~欧州支部第13開発ドック機密アーカイブ~ 作:わたぬき※
【機密】第13開発ドック運営記録
作成者: 管理部職員 フランチェスカ・モレッティ
閲覧制限: レベル4(支部長承認必須)
■ 主要職員名簿(セクター55:第13開発ドック 勤務)
1. ベアトリーチェ・デルソラーレ:少尉 (開発設計主任)
特性: プロジェクトの設計・指揮担当。
理想のパーツ(大型キャノン)への執着が激しく、
夜通しで外部のジャンクマーケットや旧軍アーカイブを漁る姿が目撃されている。
現状: P-3の「中途半端なまとまり」に不満を爆発させており、
11話ラストシーンからダイレクト退勤を決めて、自室で不貞寝をした。
容姿: 赤みがかった金髪をセミロングにしているが、普段は作業の邪魔にならないよう
無造作なポニーテールにまとめている。
ファッションには無頓着で、化粧も最低限。徹夜明けには深い隈(くま)が浮かぶ。
支給品のツナギの上半身を腰で結び、インナーの黒いタンクトップ姿で
ハンガー内を闊歩している。
その整った顔立ちと裏腹なズボラさから、整備員たちの間では『残念美人』
として広く認知されている。
2. ゲラルド・ワーグナー:曹長 (整備主任)
特性: 「鉄の墓場(アイアングレイブ)」の生き字引。ベアの過激な要求を、
重機の理屈と力技で形にする現場の要。
現状: ガトリング仕様となったP-3の駆動系負荷に目を光らせている。
容姿: 日に焼けた浅黒い肌に、白が混じった灰色の短髪。
右眉の上には火花で焼けた痕があり、少し欠けている。
今なお前線で戦えるほどの強靭な筋肉の持ち主。
過去に痛めた腰を保護するコルセットを常備しており、
それが腹巻のように見える。
上半身の筋肉が凄まじくツナギが入らないため、
ズボンタイプの作業服にパツパツに張り詰めたTシャツを愛用。
常に安タバコを噛んでいる「アイアングレイブ」の親方。
3. 一般採用整備員A:一等兵(整備員)
特性: 本ドックの新任。ゲラルド親方の下で日々油と泥にまみれている。
教練課程を修了したばかりで、現場での「現物合わせ」に順応し始めている。
現状: 親方とベア主任の板挟みに合う毎日。
最近、管理部のフランチェスカから人事記録の再確認(特に戦闘教練の成績)を
求められ、嫌な予感を感じている。
容姿: どこにでもいるような黒髪の短髪。(生まれも育ちもセクター55)
中肉中背の20代前半男性の平均体型
支給品のオリーブドラブ色のツナギを、しっかり着こんで整備にあたっている。
教練上がりのため、姿勢だけは無駄に良い。
5. マーベリック・ローガン:少尉
特性:哨戒部隊の機体搭乗者、兼試験機体搭乗者。
凄腕だが普段はやる気の見えない昼行燈。
平時は穏やかな物言いをする青年だが、戦闘時には語彙が荒くなる。
現状: P-3(ガトリング仕様)を「お行儀がいいだけの欠陥機」と切り捨てた現実主義。
ドックの防衛任務に就きつつ、試験機体が出来上がるのを待っている。
6. フランチェスカ・モレッティ:准尉(管理部職員)
特性: 予算と物資の番人。ブラックマーケットにも太いパイプを持つ。
お金関係は彼女に任せれば大体うまくいく。
現状: ベアトリーチェの設計思想に必要な高出力砲の「大型キャノン」の代替ルートを
極秘裏に調査中。
7. ジェイムズ・ボガード 少佐(支部長)
特性: 第13ドックの最高責任者。
技術者上がりの管理職、マネジメント能力が高いため、
第1部冒頭のように他部門への交渉等の窓口役をしている。
基本物腰は丁寧で、目ってなことでは口調を崩さない余裕がある。
灰汁の強い第13開発ドックの面々のやらかしに日々苦労している。
現状: 開発計画は一時停止の憂き目を見たが、「
場所の主であるため、さして問題視はしていない。
■ 機体現状記録:eEXM-17U [P-3](暫定仕様)
配置: 第13開発ドック内 第2ハンガー。
構成: [P-2'脚部] + [多段階連結アーム] + [大型ガトリング]
状況: 右腕の「衝撃分散」能力は実証済み。
ガトリングによる面制圧能力は一定の評価を得たが、
本来の目的である「高出力長距離砲撃」には至っていない。