私の知ってる超かぐや姫!がなんかおかしいんだけど質問ある?   作:天空ラスク

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え!?今日は配信サイトでトレンドになってるネットミームまみれの激重ヤッチョ書いてもいいのか!?

ああ、これより毒ミーム訓練を開始する!


ミ〜コミコミコ!かぐやの路上ライブ行くミコけど質問あ「どこへ行こうとゆうのかね〜?」

 Side:月見ヤチヨ

 

 何処までも澄み渡る青空。地面を覆う水面が青を反射して空の真ん中に立っているような感覚を覚える。……錯覚だけど。

 

 私が今いる場所はバグヤチヨと呼ばれる謎の存在のアカウント、そのログインスペース。本来ツクヨミに入るなら必ず通らなければならないエリア。それなのにアレはログすら残さず気がついたらツクヨミに入っている。それなりにこだわって作ったのにスルーするとか、ロマンも風情もなってないやつめ。

 

「ヤチヨ、あのメッセージ本当に信じるの?」

 

 肩に乗ったFUSHIの言葉に首を振る。

 

 それは、突然送られてきたバグヤチヨこと少雛海琴がログインする時間と、捕獲成功時の情報提供代としての取引内容、直接会話を望む際のコンタクト方法が書かれたメッセージ。

 

 当然信じた訳では無い。けど、藁をも掴む思いでやってみるしかない。

 

 二つだけ分かった事はメッセージの送り主は月の技術を持っている、それと少雛海琴の関係者である。たったそれだけ。

 

 何重にもセキュリティを重ねた天守閣(プライベートルーム)に直接メッセージを遅れる存在なんて地球に存在しないし、少雛海琴は月人の容姿を知っていた事から恐らく月人だ。そして少雛海琴がツクヨミにログインする時間を知るにはすぐ側に居ないと知る由もない。

 

 分身してインターネット中を探してみたけど、どこに隠れているのか見つけられなかったからもう一人サポート用の月人が着いている可能性が高い。最も、裏切られたみたいだけど。

 

 しかし、一つだけ気がかりな事がある。メッセージの取引内容についての文章、『──此方との協力関係を要求する』の一文。協力関係とは何を意味しているのか。一体何を考えてそんな事を……。いや、まずは捕獲を成功させてからだ。

 

 まぁ、それはともかくバグヤチヨ。前の私の時には影も形も無かった存在(イレギュラー)。いるだけで輪廻にどんな影響を及ぼすか分からない。ただでさえ()()()()()()()()()()()()()()()()()退()()()()()()()()()()()()()()()()()()のに、これ以上不確定要素を放置する訳にはいかない。

 

 ──嗚呼、早く来ないかなぁ。どんな思いで私のツクヨミを遊んでいるのか、わざわざ私の姿を真似して彩葉とかぐやに接触して何がしたいのか。それが分かれば、今後の対応もしやすいのにな〜。

 

 今日はかぐやが路上ライブをする日だ。彩葉と一緒にセトリを組んで、数人の視聴者に歌を届けた小さいながらも八千年忘れない思い出の一つ。邪魔はさせない、絶対に。もしもかぐやの、──ヤチヨ(かぐや)の思い出を一つでも台無しにしようと言うのなら。二度と邪魔できないようにアカウントその物と、紐付けられた情報群を全て削除する。全ては、かぐや()宝箱(思い出)の為に。それだけの覚悟を持ってここに私は立っている。

 

「それはそうとヤチヨ。例の物仕上がってるよ」

 

 FUSHIの言葉と共に目の前にウィンドウがポップする。

 

「ほほ〜う、これはこれは……」

 

 そこに書かれているのはバグヤチヨを捕獲するために用意した武器のスペック。FUSHIが声に出して読み上げる。

 

「対バグヤチヨ戦闘用拳銃『タマモノマエ』。今までの吹きガラス弾使用ではなく、初の専用弾使用銃だ。全長39cm、重量10kg、装弾数9発。もはや人類では扱えない代物だ」

 

「専用弾は?」

 

「13mm、ddos弾」

 

「弾殻は?」

 

「純銀製マケドニウム加工弾殼」

 

「弾頭は? 炸薬式かな? 水銀かな?」

 

「法儀式済み、水銀弾頭で」

 

「パーフェクトだよ、FUSHIター」

 

「感謝の極み。……なぁ、これやる意味あったのか?」

 

「無〜いよっ☆」

 

「おいこらっ! 真面目にやるんじゃなかったのか!」

 

 FUSHIが顔を赤くしてポンポンと跳ねてる。確かにこのやり取り自体に意味は無い。

 

 逆に考えるんだ、意味がなくてもいいさと。

 

 こういう機会でもないとこんなヘルシングミームなんて使えないし、月人──情報生命体に当たれば田代砲、じゃなかったddos攻撃を食らわせられる。そしたら連続行動不能(スタン)が入って、捕獲して終わり。そう、打出の小槌というチートアイテムを持っていようとも、全身が痺れてたら道具なんて使えない。

 

 ──ヤッチョはどんな手を使おうと、勝てば良かろうなのだァァァァァァァァァ!!(究極生命体感)

 

「撃つ前に打出の小槌振ってバリア張られないか?」

 

 …………。

 

「さすがだぞ! FUSHIは そのへんを バッチリ 理解 しているな!」

 

「バカ! 八千年の経験生かしてもうちょっと考えろよ!」

 

「出、出〜〜wwwww会話展開仕切奴〜wwwww。バカって言った方がバカなんだよ〜。ヴァーカ!(総統閣下)。!」

 

「お前だよ! 悲しきネットミームモンスターが!」

 

 はい……(超野菜人)。相棒からの正論パンチを膝に食らってしまってな……。ひとえに私がふざけたせいだが。うん、さすがに真面目にやろう。

 

 やちよは しょうきに もどった!

 

 それから時間が経って、時間ピッタリになった時。ツクヨミに入るための鳥居と鏡写しの位置にある鳥居、その足元に光がゆっくりと集まっていく。ローディング中の演出だ。情報通り、本当に少雛海琴がログインしてきた。

 

「やるよ、FUSHI」

 

 ──私の時のヤチヨだったら、こんな時どうしたのかなぁ。

 不意に不安が弱い心から染み出してくる。

 

 知らない(ヤチヨ)そっくりの偽物が現れて、かぐやのライバルが大量に出てきた。このままかぐやがヤチヨカップに優勝できなかったら私はどうなるのか。過去()が変わったらヤチヨ()は消えてしまうのか。誰に聞いたらいいのか頼れる人に頼ろうとしたら、気がつけば自分が一番人を支える存在になってしまった。

 

 もう、あの頃のかぐやには戻れない。考えなくてもできた笑顔もあの頃と比べると醜く歪んでいった。あの日のミニライブの時、かぐやと会ってもタイムパラドックスが発生しなかったのが何よりの証拠。

 

 キラキラのかぐや姫は──もう、いない。

 

 そんなお婆ちゃんにできる事は何か。かぐやを、いつかの私だった存在を優勝させないといけない。かぐやが月に帰って、彩葉が平穏な日常に戻る。それが、かぐや姫の運命(エンディング)だから。そしてかぐやの元に歌が届いて、もう一回地球に行く。長い長い地球の歴史を八千年かけて歩くんだ。かぐやの彩葉(私の全部)に会うために。

 

 ──大丈夫。楽しいパーティーが終わっても、君が笑うなら。ずっとここで、君が愛した月見ヤチヨで居させてね。

 

 あなたが流れ着いた先で、このツクヨミがあなたの生きがい(心臓)になれるなら。

 

「ネットミームに浸かってないといーけどな」

 

 人が真剣に悩んでると言うのに、まるで私がもう手遅れみたいに言われた。

 

「FUSHIっていつもそうですよね……! ヤチヨの事なんだと思ってるの!?」

 

「そういうところだぞ」

 

 光に向かって注目するその横でジト目を送ってきたウミウシに、コラ、と注意した。最初に言っておく、ヤチヨ(の堪忍袋の緒)はかーなーり強い。だけど、今のは(心が)痛かった……痛かったぞ──────!!

 

 ところがぎっちょん、海よりも広い心を持つ歌姫【月見ヤチヨ】はそんな事では怒らないのです。

 

「……あんまり気にし過ぎないで。ヤチヨ」

 

 ふ、と優しい笑みが向けられた。

 

 ──ああ、そっか。わざとふざけたような事言ってくれたんだ。気を紛らわせるために。私が考え過ぎてる事くらいお見通しか。八千年、ずっと一緒に居たからね。

 

「ありがとう」

 

 返事はいらない。言われずとも伝わってるから。それにウジウジしてたら【月見ヤチヨ】らしくない。こんな所、ファミウシ*1に見せられない。お悩みタイムはこれにて閉廷。次スレは>>950が建ててください……なんてね。

 

 読み込みがちょうど終わったようで、私そっくりの顔が私がデザインした衣装を身にまとって現れた。ストリート風十二単はそのままに、アレンジを加えたのかシャープなデザインのメガネをかけている。その隣に打出の小槌が寄り添うように浮遊していた。持ち手から下がった紐にはビデオカメラがぶら下げられている。

 

 ──あれ〜、配信してるんだ? なんか妙な電波が飛んでるけど。

 

 目を凝らしてみるとカメラと打出の小槌の間に電子的な回線の繋がりが見えた。なるへそ〜、と一人納得する。独自の独立した回線を使ってたとは思わなかった。道理で見つからないわけだよ。デパートの売り場で商品を探してたら隣のコンビニに売ってたようなものだ、気付けるわけがない。

 

 月にツクヨミの様子を送っているのか、はたまた他のライバーの真似事か。聞いてみないと分からない。

 

 ──それじゃ、いつものテンプレのセリフで始めよう!

 

「──月が沈んで、夜がやってきます」

 

 できる事なら楽に捕まえさせて欲しい。抵抗しないでいてくれたら傷つけなくていいから。心の中で独りごちた。

 

 水面が何処までも続くログインスペース。正面奥には大きな赤い鳥居が君を見下ろしていて、その手前に立つ私の言葉に合わせて空がガチャポンのハンドルを捻るように青空から夜空に回転した。

 

 満点の夜空と水面を流れる灯篭に君は目を光らせて、

 

「テーマパークに来たみたいだぜ。テンション上がるなぁ〜!」

 

 お前もか、とFUSHIが言葉無く真顔で語っていた。

 

「えへへ、ログインヤッチョだ〜。こーやって会うの二回目だね〜。えへ、えへえへ」

 

 えへってなんだよ。じゃなくて、彼女は妙に浮かれている様子だ。ツクヨミの感情読み取りシステムが反応して周囲の空間に花が次々と咲くようにミズクラゲ達が生まれた。ほわほわ幸せオーラと同調してクラゲもほわほわと漂っている。

 

「視聴者、ヤッチョとFUSHIだよ。ヤッチョとFUSHI、視聴者だよ。……なんちって〜、えへへへへぇ〜!」

 

 カメラに栗ご飯ミームを呟くと、両頬に人差し指を立ててあざと可愛い満面の笑みを浮かべクルクル回り出した。

 

 ──何か良い事あったのかな〜? ヤッチョにも教えて欲しいな〜。

 

 まだ私が本体だとバレていないみたいで、楽しそうにクラゲと踊っている。……ただ、選曲が、その、ね……。

 

凸、凸、凸天山(とっ、とっ、とってんしゃーん)凸凸凸凸凸天山(とっとっとっとっとってんしゃーん)☆」

 

 ──そこはかぐやの歌を歌って欲しかったな〜。いや、楽しい曲ではあるんだけどね。

 

 こうも楽しそうにされるとただ突っ立っているだけというのもつまらない。鳥居を抜けるために私の横を通り過ぎたら背後から不意打ちするつもりだったけど、全然行きそうもないし、踊りに混ざるのもNPCとして不自然だ。

 

 ──ちょ〜っと覗いてみようかな?

 

 打出の小槌が持つカメラ、そこに通う電波に意識を侵入させる。高次元の情報生命体だからできた事。天神天神天神。

 

 見えてきたのはカメラから見た少雛海琴。それと予想外な事にコメントが流れている。普通の配信だったみたい。

 

 せっかくなので一個人として見てみる。八千年の人類の歴史生放送をROMってた(見てた)身として、同じ月人の配信の雰囲気はどうなっているのか気になる所さん。

 

 ・自惚れるなよ酒ロリカスが

 

 ・俺達のいろPを……っ!!

 

 ・お前のじゃない定期

 

 ・今北産業

 

 ・酒ロリ 彩葉と 添い寝

 

 ・でも俺ヤチヨ()が幸せそうにしてるの嬉しいよ

 

 ・解釈違いだよ〜って言いながらニヨニヨ喜んでたしな

 

 ・《¥777・username・フランスの鈍器》推しと添い寝とか前世でどんな得積んだらできるの(´º﹃º`)

 

《1ふじゅ〜・username・yachi8000》詳細キボンヌ 

 

 ・出たわね、まみまみが口ずさんでた謎フレーズ

 

 ・Black onyXの歌やで

 

 ・またなりきりアカが出たか。懲りないな

 

 ・《2ふじゅ〜・username・yachi8000》詳細、kwsk、はよ 

 

 ・スパチャの表記おかしくね?

 

 ・あの、もしかしてこれ本物のyachi8000……

 

 ・《¥874・username・野菜伝説》逃げるんだァ……勝てるわけがないョ!

 

 ・酒カス早く逃げれ

 

 ・誰だ彩葉と添い寝なんて言ったやつは!?

 

 ・《3ふじゅ〜・username・yachi8000》どうしてここで彩葉の名前が出るの 

 

 ・誰だか知らんけどかぐやの彩葉だろ。お前のじゃねーよ死ね

 

 ・《4ふじゅ〜・username・yachi8000》なんだいなんだい、すっごくお口ワルワルになっちゃって〜。──君は私のツクヨミに来ないでいいよ 

 

uchide.netに干渉を確認。抵抗します──成功

 

 ・ニワカ荒らしが死んだ!

 

 ・このひとでな……人じゃねぇや

 

 ・知らん表示出てきたが!?

 

 ・本物のヤチヨ来ちゃった!?Σ(゚д゚lll)

 

 ・荒らしは守らなくて良かったのに

 

 ・無視しろ。反応したら俺達も荒らしになる

 

 ・《5ふじゅ〜・username・yachi8000》ねぇ、なんで無視するの?

 

 ・あ、そっちじゃなくて荒らしの方ですはい

 

 ・もう言うしかなくね?アーカイブ遡られたらバレるし

 

 ・それもそうだけど酒カス襲われね?

 

 ・《6ふじゅ〜・username・yachi8000》失敬な!ヤチヨ以上の平和主義者なんて居なくってよ〜?

 

 ・良いですか、落ち着いて聞いてください。そこのあなたそっくりの美少女はかぐや・いろpとシェアハウスしています

 

 ・そしてそこの踊ってるアホと俺らは異次元からやってきた野次馬であなた方のファンです

 

 ・推し活の為に次元を飛び出して推しの家から元の次元に帰れなくなったのがそこのクラゲにまみれて見えなくなったカスです

 

 ・そいつは酒を飲む為だけに願いを使って身長伸ばした疑惑がかかっている九歳です

 

 ・《7ふじゅ〜・username・yachi8000》…………はにゃ??

 

「──はにゃ??」

 

 パンドラの箱レベルで濃い情報が一気に流し込まれ、気がついたら気を抜けていた。

 コメントの内容を何度読み返しても理解ができない。

 

 ──いったいどーゆー、まさか擬態があるって事? 彩葉の家にはかぐやしか……待って、嘘だよね?

 

 月人も“月”人と名乗っているけど、実際の所は彩葉達が居る三次元から位相がズレた場所に住む異次元の情報生命体。つまり、コメントが言ってる事がワザップ(デタラメ)じゃなかったらあの少雛海琴は私そっくりなだけの隣町の月人的な存在という結論になる。

 

 すぐさま思考を分割してインターネットの海を泳ぐ。少雛海琴の監視をしながらもう一人の私が彩葉のボロアパート、彩葉が愛用しているタブレットに侵入した。

 

 彩葉の存在を確認してから、AIチャットとして悩みを聞いてきた。けれど、成長してあの日の彩葉になっていくのを見て泣きそうになるから、高校生になってから観察を止めた。かぐやが何とかしてくれると思って託していたから。だって、まさかもう一人増えるなんて夢にも思わなかったから。

 

 カメラを通して部屋の中を確認すると、

 

「えへへぇ、彩葉ぁ〜、……好きぃ〜」

 

 瞼を閉じて、いやんいやんと身をくねらせる()がいた。……彩葉とかぐやと同じ部屋に。

 髪を下ろしたストレートロングだったり、彩葉の私服を来ていたり、呂布みたいななっっっっがいアホ毛が頭上で『♡』マーク作ってたりと違う所はあるけれど、顔と声はほぼ月見ヤチヨ()だった。

 【悲報】酒寄家、異次元人二人ホームステイ【何があったし】

 

 ・《8ふじゅ〜・username・yachi8000》くぁwせdrftgyふじこlp

 

 ・あーあ、バグっちゃった

 

 ・どうせこのコメントもAIだろwwwこんなのに反応して楽しんでるお前ら救えねぇなwww

 

 ・夏は虫と荒らしがよく出るなぁ。バルサン炊かなきゃ

 

 ・《9ふじゅ〜・username・yachi8000》ちょっと問いただしてくるね☆ 

 

 ・酒カス踊ってねぇでコメント見ろや! そっち言ったぞー!

 

 ・本物のyachi8000が来たのに!状況的に喜べねえ!!

 

 ・これも全て乾巧って荒らしの仕業なんだ

 

 歩く、歩く、歩く。足の裏に水と床を踏み締める感覚は無い。それでもこれが私が作った大切なツクヨミな事に変わりない。

 

「行ってらっしゃ〜い……と、送り出したいところではあるんだけどね?」

 

 GANTZみたいになったクラゲ玉から頭を引っこ抜いた少雛海琴が私の声に反応して、一気にその顔を青ざめさせた。

 

 ビキビキとコミカルな怒りマークを額に浮かべ、ツクヨミの支配者がゆっくりと不届き者に向かって歩いて行く。

 

「ヤ、ヤチヨ? どったの機嫌が悪いの? カルシウム足りてないよ。煮干し食べたら?」

 

 慌てて落ち着かせようとする彼女も、振袖の中から一丁の拳銃が出てくるのを見て、『ひぃん!?』と鳴いた。

 ──ここに居たんですね、ユメ先輩(アビドスオジサンユメモドキ)。……なーんて、ねぇ。

 

「きょうは ステキな日だね。はなが さいてる。ことりたちも さえずってる……。こんな日には おまえみたいな ヤツは──」

 

 ガチャリ、と重厚な音と共に【タマモノマエ】をリロードする。バレルの先に空いたそこの見えない深淵があなた向かって覗き込む。

 

「──じごくで もえて しまえばいい

 

「さ、サイアクな目にあわされる……」

 

 打出の小槌を抱き抱えた海琴は産まれたてのチワワのように震えていた。

*1
ヤチヨの公式ファンネーム。詳しくはヤチヨの誕生日ポストで検索汁




幻燈河赤さん、最強超絶★究極絶対†破壊神†さん、誤字報告ありがとうございます!


楽曲コード
N00846642 愛されなくても君がいる
N00562885 誰かの心臓になれたなら
811-0833-8 OnyXXX

大規模コラボってあり?

  • アリ
  • ナシ

使用楽曲コード:81108338,N00562885,N00846642

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