今回は転生後の纏季家の話になります。
それでは本編をどうぞ!
東京都米花市米花町
東京都にあるその町に、見習い神のせいで死んでしまった纏季一家が住んでいた。
そして転生した纏季家では今、慌ただしくなっていた。
「ヤバい!!ヤバい!!
「寝坊したぁ!!」
「遅刻しちゃうよぉ!!」
寝癖をつけ、服を着ながらリビングに慌てて入ってくる新三、翔肆郎、景八の3人。
その様子を見て、笑いながら食事を取る零司、和子、五来の3人と、呆れて溜め息をつく竜一、進ノ弐、陸慎、七流、政玖の5人。
転生して数年、各々は様々な人生を送っていた。
一家の主である零司は警察官として活躍していたが、1年前に警察を辞めて探偵事務所を開設。
今では有名な探偵として、全国に知られている。
零司の妻である和子は、一企業の社長として働いている。
企業から出す商品は、必ずヒットすると言って良いくらいの人気を誇る。
毎日忙しくしているが、必ず全員分の食事を作っている。
長男である竜一は、大学卒業後に警察学校で訓練を積み卒業。
警察学校時代に捜査一課の警部にスカウトされていた為、卒業後は捜査一課へ配属され、刑事として数多くの事件を解決している。
次男である進ノ弐は、竜一と同じく大学卒業後に警察学校で訓練を積み今年警察学校を卒業。
竜一同様、警察学校時代に捜査一課の警部にスカウトされていた為、卒業後は捜査一課へ配属され活躍している。
三男である新三は、現在帝丹高校の3年生として高校に通っており、大学受験に向けて勉強を頑張っている。
将来は警察官になるつもりでいる為、トレーニングも欠かさず行いながら、零司の探偵事務所でバイトをしている。
主な仕事は迷子探しである。
四男である翔肆郎は、現在帝丹中学校の1年生として中学校に通っており、サッカー部に所属している。
将来的には零司の探偵事務所の所員になるつもりである。
偶に探偵事務所の手伝いをしており、主に迷子のペット探しを手伝っている。
五男である五来は、翔肆郎同様帝丹中学校の1年生として中学校に通っており、パソコン部に所属している。
翔肆郎と同じく、将来的には零司の探偵事務所の所員になるつもりである。
偶に探偵事務所の手伝いをしており、主に事務関係を手伝っている。
六男である陸慎は、帝丹小学校の4年生として小学校に通っている。
機械弄りが得意で、良く家にある物を弄っている。
将来的に父親の探偵事務所か、母親の企業で働くか悩んでいる。
七男である七流は、陸慎同様帝丹小学校の4年生で近くにある拳法道場に通っている。
最近は色んな武術に興味を持って学びつつ、将来的には警察官か父親の探偵事務所の所員になるか悩んでいる。
八男である景八は、陸慎同様帝丹小学校の4年生で近くにある剣道道場に通っている。
料理やゲームが好きで、休みの日はお菓子を作ったりしている。
今回のように、ゲームに夢中になりすぎて寝坊する事もしばしば。
将来的に警察官になるか探偵事務所の所員になるか悩んでいる。
九男である政玖ら、陸慎同様帝丹小学校の4年生で近くにあるビームライフル教室に通っている。
本が好きで、良く学校終わりに図書館に寄って本を読んでいる。
将来的に警察官か探偵事務所の所員になるか悩んでいる。
「まったく········新三、翔肆郎、景八。お前達見た目こそ若いが、中身はとっくに30代になってるんだ。朝ぐらいちゃんと起きろ」
「いや、分かってはいるんだけど、丁度クリアに手こずってたステージがクリアできそうだったから、ついやり込んじまって」
「だからって、寝坊する程やるのはどうかと思うぞ?」
「まぁそうなんだが······てか進兄、いつもならスーツ着てるのに」
「今日は非番で、高校時代の友人達と出かけるんだ」
「そうなんだ」
「ほ〜ら、ヨシくん、ショウくん、ケイくん、早くご飯食べないと、遅刻しちゃうわよ?」
「「「は、はい〜!!」」」
和子に言われ、新三、翔肆郎、景八の3人は急いで席につき、用意されていた朝食を食べ始める。
その行動に、周りの兄弟達は苦笑いする。
すると、苦笑いしながら時間を確認した竜一と進ノ弐の2人は席から立ち上がる。
「あれ?竜兄にはともかく、進兄ももう行くの?」
「今日は色んなとこ行く予定だから、早めに待ち合わせしてるんだ」
2人は食器を片付け、リビングを出ていこうとするが、零司が2人を呼び止めた。
「待て、2人とも」
「親父?」
「どうかした?」
「竜一、進ノ弐、他の7人も、今日は気をつけろ」
「「「「「「「「っ!!」」」」」」」」
零司の言葉に、9人の雰囲気が変わり険しい顔になった。
沈黙の中、竜一が最初に口を開く。
「···········何かあるのか?」
「分からん。だが、俺の勘が今日は危険だと感じた」
「父さんの勘は当たるからね。用心しておこう」
「だな」
「小学生組も気をつけとけ。もしかしたら
「「「ああ/うん」」」
「了解した。用心しておく」
「まぁ、進兄は非番だし、確率は低いとは思うけど」
「かもな?じゃあ、行ってきます」
「行ってきます」
竜一と進ノ弐はそう言ってリビングを出ていく。
その後、五来、陸慎、七流、政玖の4人は普通に、新三、翔肆郎、景八の3人は慌てて食事を終え、部屋から出て行った。
この時、10人は思ってもみなかった。
家族の1人が事件に巻き込まれ、その後に厄介な存在に出くわすとは。
to be next mystery