決起集会という名目で行われたもぐもぐお寿司お疲れ様会は滞りなく終了した。
当然と言っていいのかわからないが、寿司のネタを取り合って険悪なムードが生まれVNIVEARTH崩壊の一歩目、とはならなかったので安心だ。
普通に各ネタ1人1つずつあったし。
じゃんけんなんて行為自体が茶番なのだ。リスナーもちゃんと見ている人は食べた個数で勘づいていたし、やらせだとかそういう方向で叩かれることも考慮には入れていたが、より遠藤とかいう社員がめちゃくちゃなこと言ってめちゃくちゃなことさせてんなとツッコミどころになったくらいだった。杞憂。
女性陣6人、少食な人もいるということで食べきることなく食事は終了し、残ったものは冷蔵庫に入れて俺の夜食となる。
米が固くなってしまうのは、まあ仕方ないか……。
詩星せるりのカラオケ企画が行われたのが20時から21時。そこから寿司配信で1時間半が経過して、時刻は23時。
未成年だからと配信時間を決めている詩星せるりにとっては未知の領域で、親御さんには成人済みの他のライバーもすぐそばにいますし俺も責任持って守り通しますからと思いつく限りの説明を試みたので、まあ今日くらいはと認可を得た。
責任を持つも何も、俺はその配信中は別の建物にいるという詐欺なんだけど。
クズが……。
でも同じ建物内にいて、配信に声が乗りでもしたら、それはもう終わりだ。
嘘を吐いてそれがリスナーに露呈する。それほど信用を失うことはない。もし一度でも虚偽が見抜かれれば、今後何を言おうとどうせ嘘かもしれないと疑われることとなる。
所属ライバー間に男女の関係はないだとか。社内恋愛禁止だとか。清く正しい誠実な運営を貫き通しますだとか。多くのリスナーが一番気にするであろう女性ライバーの純潔性が、全て口先だけのハリボテとなってしまう。
まだまだ女性ライバーが主流であるこの時勢、それだけはやってはいけないのだ。
……その優位性を自分から捨てようとする、やべーやつが1人いるけど。
その彼女が怪しいことをしていないか見抜くのも、この合宿の目的の1つだ。なにか怪しい動きがあれば報告してもらえるよう、minaとして詩星せるりに遠回しにお願いをしてある。
俺はマネージャーだ。社員だ。だからこそ、その俺にわかるような形で怪しいことはしないだろう。だが同じライバーならば、気づくことができるかもしれない。
波羅劾ざくろもだし、そんな2人と同じ場所に詩星せるりを置くというのも決断が必要だった。これについては萬屋ぺすとにも、年長者として
もっと言えば黒宮院みやみにも何でもしますと言われたから、困ったことがあれば(略)。
……なんかこれ五人組みたいだな。江戸時代かよ。中学歴史。
次回の大喜利は一般教養で、こういった教科書問題を用意しなきゃなんだけれど、大喜利との相性を加味した問題を選ばないといけない。
学力テストはライバーの箱にはお約束、恒例の行事だが、問題を用意して採点して……となるとコストが大きい。参加ライバーもまだ多くはないラインだし、コスパも考えると本格的なテストはもう少し先かなという見通しだ。
学力テストの雰囲気を少しだけ先に味わえる。これが悪い意味で需要の先取りとなって、いざテストが実際に行われたときに全く盛り上がらないということにならなければいいけど。ならないように祈るしかない。
こういう手の込みすぎる企画は人員が増えないとできない。
日付の変わりも見えてきたこの時間、特に気がかりだったのが就寝についてだ。
女性6人。1週間も共同生活を送るとなると、確実に苦労を掛けることになる。人間関係もあるし、最悪この期間中に取り返しのつかないレベルでライバー間に溝ができてしまうことだって考えられる。
そもそも1週間ってなんだよ。長いわ。
公式サイトに掲載していない新しい事務所の賃貸が行われたことで、最低限の安全性と寝床が使えるようになった俺は、勢いのまま全体打ち合わせで配信合宿を発表した。
急な話だし、行けたら行くわー。みたいな空気が少しはあって、俺も最低限金曜日の夜に集まってそこから大喜利やってお泊り会して土曜を丸ごと配信して日曜の午前に解散、の日程でできたらと思っていたのに、行けそうだから早く行くわで1週間も滞在が決まった。
行けたら行くで、行けそうだから1週間早く来ることってあるんだ……。
配信はされないが、共同生活が始まる──。
まず、佐土原恭子が普通に帰宅した。
例の黒塗りの高級車が迎えに来て、あくびをしながらそれに乗って帰っていった。
確かに荷物なかったけどさ。あとから使用人っぽい人が持ってくるのかと思ってた。
萬屋ぺすとも仕事があるから明日の夜には1度帰宅するし、泊まらないことに問題はない。なんなら拳藤正義も何かあれば帰宅できる距離だ。
肝心のお泊り配信となる23、24日は佐土原恭子も泊まってくれるみたいだし。
食事配信を終えてから、俺は俺の住居から事務所に向かい、女性陣を俺の住居に送り届けて後は自由に使ってくれ、というのが本来の予定になるんだけど、荷物の移動や時間の遅さもあって、このまま寝泊まりして貰うことになった。
設備的には事務所の方が充実してるし、夜中も配信したい神海まりも的にもそっちの方がいいか。
……黒宮院みやみに渡した合鍵、使う機会がなさそうな気がしてきた。あとで返して貰わないとか。
切り抜きの準備をしつつ、詩星せるりにminaとして日課のLIIVEメッセージを送る。
特に今日は返信できない時間を伝えてあったし、フォローをしなくてはいけないだろう。
……残飯寿司は明日の朝ご飯か。固い飯を朝っぱらから独りで……とか思ってたら、夜中に神海まりもが食べてしまったらしい。
そう……。
*
最愛なるミナちゃん。
ミナちゃんに会えない時間はとても長く、この寂しい時間が一生続くかのように感じます。
でも私は頑張ります。
VNIVEARTHに潜む不穏因子がないか調査する任務。ミナちゃんから与えられたこのミッションを遂行するために、詩星せるりは名探偵せるりになってみせます。
まずはあの胡散臭いマネージャー、南條亜紀人。
ミナちゃんを応援する同志だとあの人は自己紹介しましたが、けれどあの人は怪しいです。
何かよからぬ薬物を取引している疑いがあります。ミナちゃんが睨んでいる通りです。パパ活もやってます。黒宮院さんが見抜いて呟いてました。
茎わかめは怪しいです。味は普通でしたが、なんか食べちゃいます。ダメかもしれません。
この1週間で、私は決定的な証拠を掴んで見せます。
……。
ここまで文字を打って、私はスマホを下ろし目を瞑った。
こんな文章送っても困っちゃうよね。やっぱり、その証拠を押さえてから報告をしないと。
『せるりちゃん! 配信お疲れ様……っ! 今日も素敵な歌声だったよ! さすがはVNIVEARTHの歌姫様、だね……っ!』
先ほど来ていたメッセージ。代わりの返信をしなくちゃ。変な文章を打ってたせいで、その分待たせちゃってる。
あ、もう1個来た。
『歌みた動画や配信ごとにちょっとずつ上手くなってる! 4曲目のサビ終わりのビブラートのかけ方、あれ練習してたやつだよね!
地声になりきらないように自然にできてた! 本番で実践できちゃうなんて、せるりちゃんは努力家だね!』
むふふふ。えへへへ。ふふふふふふ……。
そうなの! すごい、やっぱりミナちゃんは気づいてくれる。私のこと、細かく見てくれてる。
やっぱり私とミナちゃんは通じ合ってるのだ。唯一無二のかけがえのないパートナー。最高の伴侶。
……だからこそ、あの程度の私の不調という些細なことを、あの南條亜紀人が気づいたのがなぜだかとても気になってしまう。
『お寿司どうだった……? 事務所の奢りなんて、いいなぁ〜私も食べたいよ〜っ!!』
もしかして。
考えられることが1つある。
そうだ。
──ミナちゃんが、教えたんじゃないかな……?
ミナちゃんと南條さんは私の知らないところで秘密のやりとりをしているみたいだし、配信の管理を見てくれてた南條さんに連絡するのは納得できる。
私に直接送って欲しいけど、私が歌うのに集中できるように気遣ってくれたのだと思う。さすがミナちゃん、私には思いつかないことを自然とやってくれる。
私の使ってるシャンプーも新品で置いてあったし。
そのこと、ミナちゃんに確認しなくちゃ。
『ありがとミナちゃん! ミナちゃんと連絡できただけですっごく嬉しい! 元気でた! ミナちゃん大好き! 私のこと全部見てくれてるし、細かいことにも気づいてくれる! ミナちゃん……、ミナちゃん!! 会いたいよぉ〜、寂しいよ〜。ミナちゃんもお泊り会来てよぉ〜。一緒にパジャマパーティしよ? ミナちゃんが来たら着ちゃおっかなって可愛いのも持ってきたんだよ? あとで写真撮っても送っちゃおうかな……っ!? パジャマ一緒の着たいよね、いつか一緒に買いに行こうね。私とミナちゃん、同じの着るんだ。色違いの方がいいかな? ミナちゃんは薄いグリーンかピンク? 私は青だよね……。せるりの色があればいいけど。ミナちゃんも配信しようよ〜。ライバーなっちゃお? 一緒に配信しよ〜! 声聞きたいな〜。今通話できない? ダメ〜?? ふふふ……冗談! でもミナちゃん、私はミナちゃんがどんな声でも大丈夫だよ! 声なんて関係ないの。私とミナちゃんの愛は本物なんだから! ね!!』
*
ほわ〜。せるりちゃんが目の前におる。ほんまにせるりちゃんなんやろな、ちいさくて可愛いわぁ。
可愛らしいパジャマを着て、今も嬉しそうにスマホをすごい速度で操作している瑞々しい少女。
リスナーにまだ高校生じゃないかって言われてるのも納得できる。
絶対に深夜に配信しないというのが、リスナーから実は未成年じゃないかと言われている理由だけど、こうして中の人を見てしまうと余計に声だって若い気がする。
初回配信から歌が上手くて、元歌い手とかアイドル経験があるとか色々言われてるけど、美少女アイドルやれてしまいそうな可愛さがある。
……ほんまにアイドルなんやろか。
というか何してるんだろう。動きと反応からゲームかと思ったけど、文字入力にも見えてきた。
まさか……
……彼氏!?
いや、あのせるりちゃんに限ってはそんなことはありえへんのよ。だってせるりちゃんにはミナちゃんがおるんやし。
……。
南條さん、せるりちゃんのことえらく気にしてはったなぁ。
未成年だから、時に気にかけてやってくれ言われたけど、未成年なのは神海先輩もやし。
神海先輩は全く心配してないのも、怪しいのかもしれない。なんか仲良すぎるしなぁ。
実は兄妹とか親戚なのかもしれない。2人を見てると、思うところがある。
なんか。
その。
えぇなぁ……。
うちもとぼけておにぃ呼びしてしまおうか──いやもう呼んだことがあった。思い出す。恥ずかしい……。
も、もうやらかしてるんだし、何度やっても同じなのでは……?
リ、リスナーのことふざけて時々おにぃ呼びしてるし、その一環なら、いけてしまう……?
いや。でも。いやでも。神海先輩もせるりちゃんもTHE華の高校生って感じで若々しいし、うちはとても……。
2人してちっこいし。うちなんて165もある。本当はもうちょっとある気がするけど。
甘える大きさでは、ちょっとない。うちのお母さんより大きいし。
南條さんも社長も、拳藤先輩も、うちより大きかったなぁ。
……うち、VNIVEARTHの末っ子いけるか……? 社長除けば一番後輩だし、いけてしまうのか……?
でもライバーのガワもお姉さんだしなぁ……。
……。
せるりちゃんまだスマホいじってる。
気になってきた。ないとは思うけど、南條さんが気にしていたように、何かがあったらと思うと心配になってきた。
怪しい業者とか声かけだったら、それだけは阻止しなきゃいけない。
それとなく、少しだけ。調べてみようかな……。
*
わはぁ〜。良い1日でした。
亜紀人さんと一緒に歩いて、執事様みたいにして貰っちゃって。合鍵も貰っちゃって、明日はそっちを案内してくれるそう。
えっへへ……。亜紀人さんのお家にお呼ばれしちゃいましたぁ……♡
案内もまだなのに、いつでも来ていいって鍵まで貰っちゃって。今日は枕の下に入れて寝ようかな。
今日使うこの布団、新品らしくてちょっと残念。亜紀人さんのベッドを貸してもらう妄想までしていたのに……。
就寝ということでイヤホンを付ける。
亜紀人さんおやすみボイス。配信では元気な声が多い亜紀人さんだけど、打ち合わせが長引いた夜には必ず『おやすみなさい』と言ってくれる。VNIVEARTHライバーの特権だ。
みやみ自作、亜紀人さんおやすみボイスを聴きながら目を瞑る。
ふふふ〜♡
今日は亜紀人さんのお寿司の食べる順番も知ることができましたし、音声がなくても収穫はあり。
みやみは見逃しませんでしたよぉ。連絡用にミュートのまま点けっぱなしになっていたスマホのビデオ通話。亜紀人さんがどんな順番でお寿司を食べるか。
イカや甘エビを先に食べて、最後にネギトロ、中トロ、サーモン。メインの魚を最後に食べる派なんですねぇ……♡ 例外は味の強い穴子。
好きなものを最後に食べる派っていうのはこれまの打ち合わせでも聞いていましたし、食事のメニューは好きなもの以外をそれとなく少なくして、最後に好きなものでお腹いっぱいにして、最高の気分で食べ終わるようにしてあげないと。
亜紀人さんの嫌いなものなんて作りませんけどねぇ……♡
明日はどうしましょう。こうして別れて寝るとなると、朝ご飯作りましたよを自然にするのが難しい。
こっちの全員が起きるまでは事務所に来ないって行ってましたし……。
まあ、まだ1週間あるんです。
勝負はこれから! 明日はご自宅を確認して、ごにょごにょできそうならしちゃって……。
明日だって、家の場所を知っていれば朝一でお邪魔したのに。まだちょっと眠いからベッドにお邪魔しますぅ……♡ は他の人もいるからできないですけど。化粧も崩れちゃいますし、現実的じゃないんですよねぇ……。
とりあえずスマホの容量はいっぱい用意して来たし、サブのマイクロSDも準備オーケー。
クラウドストレージもちゃーんと空いているのを確認してきた。
バッテリーの残量管理と、見つからない位置の把握が課題です。
編集用のパソコンがないことだけが残念。新しい素材を加工することができない。
最近はまたみなしごエンドレスMADの投稿も週1でやってたけど、今週はできないなぁ。
ネタの内容に気をつければ配信で触れてくれるし、これって実質私とのコラボのようなものですよね。一緒に配信を作っているような気がして、だからやめられない。
寝る前に調味料だけもう1回見て来ましょうかねぇ……。始めての台所でも手慣れた様子を見せた方が印象はいいはず。
ふふふ〜♡
*
「じゃあ電気消すわよ〜」
「「「はーい」」」
アタシの声に3人が答えた。せるりちゃん、みやみちゃん、ざくろちゃんだ。
まりもちゃんは、まだ配信をするらしい。
収録部屋の防音室に入って行ってしまった。収録部屋自体がクーラーで涼しいから、ときどき換気をすれば防音室もそんなに暑くならないらしく、お菓子や飲み物はマネージャーがやたらと用意している。
この事務所スペースの机にも、可愛らしい小鉢で置かれている。いつでもどれでも好きなだけ食べていいらしい。
のど飴、チョコレート、クッキー、お煎餅、柿の種。個包装系のお菓子が並んでいて、まるでパーティでもしているみたいだ。
なによ、マネージャーが一番はりきってるじゃないの。
もちろん茎わかめもある。
……。
茎わかめ!?
まりもちゃんのお気に入りらしい。お気に入りと言う割には無言でシャキシャキ食べていて、横でせるりちゃんも無言で食べていた。
いや食べてみると確かにそうなのよね。新鮮味があるというか、普段食べないようなお菓子だから口触りとしては異質なんだけど、想像できない味でもないから驚くようなものではない。
でもなんかあると食べちゃう。
食物繊維って言われるとなんか身体に良さそうだし。明日また摘もうかしら。
でもあんまり食べるとまりもちゃんに悪いかしらね。
横になって、ふと、南條さんに言われたことを思い出す。
何かあったらすぐに教えて欲しい。不便なことでも、気づいたことは何でも、遠慮なく言って欲しいと。
そして殺し文句のように言うのだ。
──アタシが一番頼りになる、ね。
この配信合宿を成功させるために、頑張っている南條さんのためにも。マネージャー業務で大変だろうし、ここは任せなさい……!
みんなの面倒は、アタシが見るわ!
*
私は目の前のものに衝撃を覚えた。
早朝4時、夏の空は明るくなってきたころ、それはVNIVEARTHのスタジオで起こっていた。
3人の女性が雑魚寝する、その少し手狭な部屋。
いつも南條さんが仕事をしていたり、社長がなにかを言いたそうに南條さんを見つめているその空間で。
仰向けに眠る、黒宮院みやみの──
──その双丘。
でっか……。
漫画やアニメで見るようなものではないけど、明らかに学生なんかとは一線を画したものがそこにはあった。同じ社会人の萬屋ぺすとのものよりも大きい、間違いなくVNIVEARTH内で一番のものだ。
──そうして。
──神海まりもに、1つのミッションが課せられた!
この合宿中に1度は揉んでみて、どんなものかを確かめなくては──。
まりもミッション ٩('ω')و
【誰のビジュアルを先に見たい? VNIVEARTH人気投票!!】四期生のデビューにともなって、二次投票の受付を開始します!! 現在公式Tvvltterにて公開されている画像は、制作途中のラフ段階のものです。そこで、本アンケートの結果に基づいて完成させる順番を考慮いたします。皆様の推しにぜひご投票ください!(※なお一期生については、本編では未改修のためネタバレが含まれます)
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萬屋ぺすと
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佐土原恭子
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神海まりも
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詩星せるり
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遠藤
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黒宮院みやみ
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拳藤正義
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波羅劾ざくろ
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伊能凛