ネタバレ注意
本作は映画版「超かぐや姫」、及びノベライズの内容を含みます。読む前に必ず視聴することをおすすめします。

男オリ主を生やしてる作品が多かったので対抗して彩かぐを推して行きたかったが、どうしてこうなった。

投稿初心者なので駄文です。



以下視聴済の方向けのあらすじ

過去の世界に飛ばされたかぐや、彩葉といた時代まであと1000年程というところで「なよ竹のかぐや姫」と出会う。

かぐや姫の目的は何か、そしてかぐやはどうしていくのか...





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かぐやとかぐや姫

 

 

 

今は昔……ではなくて

 

 その逆

 

 昔は今

 

 かつていた時間から遥かに遠い未来か過去か

 

 一人の月人ありけり

 

 

 

 いや、あると言っていいものか、

 その姿形や声の届くものは一匹のウミウシを除いて全くいないというのに。

 

 そんな月人こと私、かぐやは人気のない社でただ佇んでいた。

 

 まだ暖かい風に乗って虫の音が響き渡る。こういうのを京の人達は風情というのかもしれない。

 

 

 

「私にはまだ分からないかな」

 

 

 

 そう独り言ちる。

 

 彩葉ならどういうふうに感じるのかな。

 

 

 夜も更けり丸い月が上がってきた頃、ようやく待ち人はやってきた。

 

 

「久しぶり。元気してた?」

 

「元気も何も、お互いに死ねないよ?」

 

 

 確かにそうだった。だと言っても何も変化がないという訳ではないだろう。

 

 3000年くらい前だったか、犬DOGEが勝手に喋りだした時は本当にびっくりした。

 

 

「それで、最近どーなの、犬DOGE?」

 

「何やらまた京が騒がしくなってきてるんだ」

 

「また!? 10年くらい前に平安京に移ってきたばっかじゃん」

 

 

 

 そう言ってはみたものの人間にとって10年というのはあまりにも長い。

 争いや飢饉、流行病によって人は次々に死んでいく、まるで映画みたいに。

 

 そんな人の世に疲れてしまった私は世の中が落ち着いたのをいいことに犬DOGEと離れて過ごしていた。

 今は満月の夜にだけ会って話すことにしている。

 

 

 

「今度は何? また病が流行ったから遷都する場所を予言してくれってやつ?」

 

「そういうのじゃなくて……」

 

「じゃあ蝦夷で何かあったの? それとも反乱? あー、ヤダヤダ、聞きたくな〜い」

 

「今回は違うんだ」

 

 

 

 犬DOGEが珍しく言葉に詰まっている。

 

 何を迷っているんだろう。どうせまたいつものように困ったから占ってくれとでも言ってきたんだろう。

 

 私なんかの占いなんてあってもなくてもろくに結果なんて変わらないのに。

 

 ……歴史を学んでたらもっと救えたのかな

 

 

 

 

「えーっと、すごく美しい姫君が現れたらしいんだ」

 

「……それだけ?」

 

 

 

 完全に気が抜けた。

 

 都中で話題になるくらいの美貌となると確かに気にはなるが、誰がなんと言おうが1番は彩葉だ。異論は認めない。

 

 強くて凛としてかっこよくて、でもどこか悲しくて儚い、そんな顔。そこからだんだん明るくなってきて軽口を叩いてくれるようになって、照れくさそうに花火にも誘ってくれて.

 

 忘れようとすら思いつかないほど心に焼き付けられた思い出。

 

 何億回目かわからないメロディがリフレインする。

 

 

 

「えー、あー、うーんと……」

 

 

 

 そんなことを考えていると犬DOGEが覚悟を決めた様子で切り出してきた。

 

 

 

「その姫君の名前が

 

 

()()()()()()()()

 

 

 っていうらしいんだ」

 

 

 

 ふ〜ん……

 

 ん? 

 

 

 

「えっっっ!? かぐや姫っっっっっ!?」

 

 




気が向いたら続きを書きます

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