独裁国家から逃げた宇宙人と骨無しチキンは冷めてもなんとかなる。 作:遺書の切れ端
「でも実際はどうしようだよね」
同志だけに。
「くだらないぴょん」
喜びを分かち合っていた握手が
「地球人のセンスが遅れているだと……!?」
そんな、有り得ない。日本のお笑いは世界一だと日本のお笑い芸人が言っていたはずだ。
「地球じゃなくてお前のセンスぴょん」
伸びしろしかねえな。
「しょうがない、これからは同志に磨かれてやるか」
反省と改善はセット。
「鍛えてやるぴょん、明日からって! 違うぴょん! 月には帰りたくないけど家族や友達が居るぴょんよ!!」
児童相談所が『家族は今の環境だけだと思わないで、いつでも相談に来てね』と言っていた、友達については知らない。
「それは本当に相手も友達だと思ってる友達?」
独りよがりで友達扱いされても向こうは迷惑だと思う、でもそこから始まる友情もあるかもしれない。
「やめろぴょん!!!! 辛いぴょん!!!!! どんどん帰りたくなくなってきてるぴょん!!!!!」
沈没させた船の助け船を出してやるか。
「残っちゃえよー(表声)ダメ!(裏声)ソイツの言葉に耳を傾けないで!(裏声)」
「暇ぴょん?」
ウサギは冷めた目で現実を
「うん」
売れ残り団子を嘲笑いに行くだけのつもりが空き地で立ち往生だ。もう明日にでも嘲笑いの予定を変更……出来ないな、月は一期一会。
「心の中の天使と悪魔の
伝わらないネタを解説したって伝わらない気もする。やるだけやろう。
「きな粉と醤油の葛藤みたいなものぴょん?」
「きな粉の美味しさは分かんねえ」
餅で親戚が亡くなってから食料供給で餅が出なくなった。食卓に彩りを添えるのはいつだって思い出なんだろう、結論。
「もう餅は美味しくて食べる物ではないぴょん、それしか無いから食べる物ぴょん……!」
なんか餅の美味しいか、
「俺、今日の満月見て泣くと思う」
「あの頃に戻りたいようで戻りたくないのが青春ぴょんね……」
可哀想だから遠い目をしているコスプレ結婚適齢期女性を食事にでも誘って元気づけよう。
「今日、うちにイチゴ大福あるけど来る?」
「なんで今の流れで餅を勧めるぴょん? アスペぴょん?」
「誰が輝夜姫だよ」
あんな魔法少女カグちゃんと俺が一緒な訳ないだろ、あっちの方がバズってる。俺はバズってない、その差。
「辞めるぴょん!!! 姫様の悪口は脳のチップが作動して爆発するぴょん!!!!」
デスゲーム来た、もうそんな季節か。
「どうして
でも結婚がイコール幸せではないので俺は姫様の味方だよ、だから脳チップは勘弁。
「ううっ、私もそう思ってたとか思ってないぴょん! 脳に直接謎のカウントダウンが響いているぴょん!!!!」
名前も聞いていない女性が頭を抱えて
【兎65536】
ブラック労働と化している月から脱獄、通称『脱月』したウサギ。
一応はメス、勝手に増えられても困るのでウサギは全員去勢済み。
ウサギの脳味噌にチップが全員に埋め込まれていて不眠不休で働いても幸せに感じるように教育されている。
幸せに耐性が付き過ぎたウサギは脳内チップを爆発させると脅迫されて命を天秤にかけ脅されて教育と労働を施されている。