「…そんな」
最後の一言、それすら叶わずにかぐやは月へ帰って行った
皆が失意に沈む中ただ一人が月人が居なくなった中で笑っていた
「にゃっははは!」
正直怒りが湧いてきた、何がそんなにおかしいのだろうと
しかし何か引っかかる、彼女はそんなに薄情ではなかった筈、
じゃあ何故?
「もう月の奴らいないし、そろそろいいかな?」
世界を覆う嘘が、その瞬間溶け落ちた
「万人が信じてるならそれは嘘なんかじゃなく真実になる、そう思わない?」
その言葉と同時に、ステージ上にかぐやの姿が現れた
「これが世界を欺く嘘!あたしが仕掛けた最高の嘘!月が気づくまで何年かかるかな?」
騙されていたのだ、彼女に、いつから?きっと最初からだ、最後の決戦に誘った時から、卒業ライブまで、全部嘘で塗り固められていた、
見えないようにしっかりと覆われていたのだ、いったいどうやって、
そんな事はどうだって良い、今はただ、、、
「っととその前に、ヤチヨ、率直に聞くよあんたはどっちなの?」
「え〜?なんのことかわからないな〜」
「良いから良いから、世界まで欺く私にあんたが嘘で敵うわけないじゃん」
「まいったなぁ、ヤチヨはね、偽物じゃないよ」
何を、話してるんだろう
「あちゃー、じゃああの詭術そんなに保たなかったんだ」
「少なくとも一年は保ったよ」
会話の意味が読み取れない、偽物?一年は保つ?
それじゃあまるでヤチヨが、、、
「ねぇ、もしかしてさ、ヤチヨは、かぐやなの?」
「あっはは、バレちゃったか、そうだよ、あの後偽物がドジっちゃったぽくってね〜すぐ月がまた気づいて連れ戻されちゃいました」
「そう言う事、とりあえずは思い出作りに一年間、存分に遊びなよ、その間はアタシがうまく騙し通してあげるからさ、これ貸し一つだからね〜?」
あの後、ヤチヨから全てを聞いた、8000年もの長い永い年月を旅した事も
その旅にずっとフェルが寄り添ってたことも
「いやぁフェルにゃんが居てくれたから寂しくなかったけど、一人だったら多分嫌になっちゃってたと思うなぁ」
「いやぁ今のアタシにその記憶は無いんだけどね?多分この後一緒に行く展開になるのは分かったよ」
「え?ちょっと待ってよ、じゃあかぐやと一緒にフェルもいなくなるって事?私やだよ!二人も失いたくない!」
「まぁ待ちなって、聞いてたでしょ?ヤチヨはかぐやでかぐやと一緒にアタシも付き添ってたって、つまり眠ってるだけで確実に今この場に8000年物のアタシがいる、まぁそのアタシを起こせば晴れて全部取り戻せるって事」
「違うよ、全然、だって!そのフェルと私には、絶対に埋められない時間の溝ができてるじゃん…」
俺に出来るのは此処までだ、後は頼んだ、俺の文章力じゃあ此処が限界点だ、なんでサフェルが詭術を使えるのとかの設定もこじつけられそうも無い、だからこの荷は皆に託すよ、アディショナルタイムルートあって良いと思うから