ζ(Zeta) / 呉爾羅(Godzilla) 作:AllZ:M
■高次存在ζ・
◆経緯
『G世界』にて、戦後の原水爆実験により住処を追われた水棲爬虫類と陸上獣類の中間移行体が、放射線の曝露によって異常進化を果たした生命体。
当該世界の帝都を蹂躙したのち、青年科学者が産み出した禁断の兵器・
その数時間後、直近場所で発生した不可逆的な時空の曲率によって、海底に沈没した第二頸椎・及び未溶解の肉片が、世界の外輪である
頸の骨に取り付いた肉の塊は、驚異的な超再生能力を有する体内組織「
だが、時間的概念・空間的概念が存在しない状態で再生プロセスを試みた結果、その肉体は無造作に再生を繰り返し、やがて宇宙の外輪の全てを内包して存在する『巨大なケロイド状の肉の塊』へと変貌した。
再び現世へと肉体を確在させる為、
◆スペック
全長不明。
第零次元より「あらわれ」によって現世へ顕現した存在であり、それ以前より複数の複製体を各並行世界へ送り込んでいる。
眼窩に視覚器は存在しない。
代わりに底の見えない陥没孔があり、その奥底から強烈な青白い光が漏出する。
光の波長域はチェレンコフ光と同一とされる。
口腔の深奥には歯ではなく結晶体に近い組織が並び、大気中の電子を励起させる。
口腔から漏れる青白い光条は
背部の背鰭は無数の剣山を想起させる鋭利な突起群であり、圧縮されたエネルギーの漏出によって青白く輝く。
アン・ギラスとの接触時、第四列目・第十五番目のドォサルフィンを欠損している。
◆目的
行動原理は「
最終的に
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■
全長二十数メートルの、アンキロサウルスに酷似した形態を持つ高次元怪獣。
鉄錆色、銀灰色、茶褐色の混淆する棘の鎧を持つ。
分厚い外殻と、肉食恐竜的な細い四肢を併せ持つ。
◆名前の由来
「完全平面球体型」の名称は、肉体が完全な球体へ折りたたまれる能力に由来する。
曼荼羅上では中央の球体として描写され、顕現時には四脚の獣形態を取る。
◆固有能力
背部の棘を高速で震わせ、周囲の空間密度を強制的に変容させる。
スキュラとの戦闘では、触手を非接触で切断する形でこの能力が確認されている。
◆観測の役割
当初は高次存在の意志を現世に繋ぎ止める監視装置として機能していたが、那による召喚以降、独立した意志を発揮し那・伊藤の守護に転じている。
那の血を媒介として不完全召喚された為、那とは位相的に連結しており、被ダメージは那へフィードバックされる。
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■
老衰した巨大亀の姿を持つ、マタマタガメに酷似した高次元怪獣。
背部に十字架状の構造を有する。
◆観測の役割
自壊寸前の肉体情報と引き換えに、広域的な通信波送信能力を保持する。
寿命収斂により不要となった肉体位相を圧縮し、観測通信へ転用する事で広域座標認識を可能とする。
主な役割は羅針盤。
位相迷失した概念存在への進行方向付与、及び「あらわれ」発生時の座標崩壊抑制を担う。
終盤、上色見神宮付近の崩落石段にてアンと共に座し、周囲の空間座標を現世の物理定数へ強制的に緊縛する役割を果たす。
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■
軟体動物の粘膜を湛えた巨大な頭蓋を持つ巨猪。
全身を覆うのは剛毛ではなく、無数の鰭が重なり合った様な鱗状の皮膚である。
頭部からは触手状の鼻が蠢き、先端より生体発光の淡い光を発する。
◆観測の役割
事項の歪みを攪拌する役割を持つが、攻撃性・位相侵食性が高く、単独運用は不可能とされる。通常はシーザによる繋ぎ止め処理を要する。
◆怪獣王への従属
シーザ消滅後、呉爾羅による直接介入を受け不完全顕現を強行。アン・ギラスとの相互相殺により、双方共に第零次元へ引き戻される形で消滅した。
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■
逆立った体毛と六の瞳を持つ、オリエントの獅子に酷似した神聖なる守り役とされる概念生物。
◆観測の役割
主な役割は、スキュラの「あらわれ」を阻止する繋ぎ止めの楔。
◆失脚
派出所前の血の曼荼羅が鐡の蛾の来訪に呼応した時点で、シーザを形作る血の線は端より乾燥・剥落を開始し消滅した。
以降、鐡の蛾がその座を占める。
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■
鉄色の体色を持つ蛾。
紅色の瞳、頭頂に黄金色の角を有する。
角よりチェレンコフ光相当のエネルギー放射が発せられる。
◆破壊本能
派出所前の血の曼荼羅の番人として、数十から数百の個体でコロニーを形成する。
侵入者感知時、一斉に翅を羽ばたかせ、チェレンコフ光の放射により対象を損傷させる。
乱堂を死亡させた個体群はこれに該当する。
◆弱点
光学的ノイズによる受容体遅延が、対処法として有効である事が確認されている。
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■船虫・ショッキラス
十数センチメートルの硬質な甲殻を持つ。
足元に絡みつき進行を妨げながら、皮膚を咀嚼し血を吸う。
心経の詠唱強化に伴い、甲殻を自壊させながら地表へ崩落する性質を持つ。
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■蟷螂・カマキラス
三対の翅を持つ蟷螂型の概念生物。
爾来遡行の軍勢の一体として、時空の不連続な断層より出現する。
当初は呉爾羅に従うが、後の徒党形成時には呉爾羅への反攻側へ転じる。
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■蜘蛛・クモンガ
地殻を垂直に割り、数理的な死の網を紡ぐ硬質な肢を持つ。
爾来遡行の軍勢の一体。
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■翼竜・ラドン
双頭の翼竜。超音速の飛行能力を持つ。
当初は呉爾羅の爾来遡行に従うが、後の徒党形成時にはカマキラス、クモンガと共に呉爾羅への反攻側へ転じる。
双頭という特徴は、後の菩薩ヶ魏怒羅の複数頭部との形態的類似とも合致する。
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■薔薇・ビオランテ
地殻の裂け目より狂暴に這い出す、巨大な触腕を持つ薔薇型の概念生物。
爾来派の軍勢の一体として、上色見神宮から松中派出所に至る空間の断層裂開時に出現する。
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■眷属・セルヴァム
藍の鋼色の肉体を呈する、呉爾羅の細胞を色濃く受け継いだ群体。
天空より飛来し、現世の記述を貪り尽くす性質を持つ。爾来派の軍勢の一体である。
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■因果律・
芹沢が製造した「
◆顕現プロセス
三本の黒い鎖の発動時、非ユークリッド的軌跡を描く光の鎖が形成され、呉爾羅の全身を雁字搦めに縛り上げる。
頭部は呉爾羅の輪郭に酷似しつつ、より高次の意匠を持つ三頭として形成される。
各頭部は独立した知性を以て駆動する。
◆最終段階
発動後、背部の光の翼は半透明の硬質な結晶体へ相転移し、呉爾羅の巨躯を閉塞・凍結させる。
以降、呉爾羅の口腔のチェレンコフ光は微弱な熱量として明滅するのみとなり、世界への干渉を停止する。
凍結後の呉爾羅は、原因不明の熱量を放出する巨大な結晶質構造物として公的に認識される。
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