かぐやが初星学園に入学する話 『なよ竹の一番星』   作:五宝合体竹取ロボ

4 / 6
せのび無しでS4+取るのに苦戦してました(言い訳)。


あなたと、わたしで

☆00

 

 

 私も一目惚れだったって言ったら、あなたは笑う?

 

 

☆01

 

 

 お母さんとの大喧嘩の末に、奨学金と全寮制の欄に付箋の付けた初星学園のパンフレットを投げつけて何とか入学を勝ち取り、入学までのモラトリアムを過ごすある日。

 チャンネルの選べる配信サイトを何気なしに見ていたら、ちょうど学園のライブが放送されていた。

 概要を見ればHIFとは違う、不定期開催のお祭りイベントらしい。名前はNIA。

 中継でスパンコールを輝かせながら歌い舞うアイドルの卵たちをぼんやりと見る。

 

―――どうせ目指すなら一番やないとあかん。はなから二番三番を狙うんやったら、何の努力もいらん平地を素通りで通ったほうがマシや。

 

 ピアノの発表会で首から下げた銀メダルを無価値のように扱われたあの日以来、私の人生に金メダルを取る(お母さんに褒めてもらう)なんて無かった。

 日高舞(教科書に載るアイドル)がエンタメと言う概念を変えてアイドル業界が社会そのものの大きな歯車となった今の日本において、お母さんも認めてくれるような金メダル(一等賞)は東京大学に行くか、トップアイドルになるかの二択。

 幸いお母さん譲りかルックスの良かった私は、頭の出来もあってどちらも選べる身分だった。

 進学校に進んで東大を目指すか、トップアイドルの代名詞となりつつある初星学園の一番星(首席)を取るかという分岐に中学3年生の私は立っていた。

 

―――楽な方に流れようと耳障りの良いこと並べてるようにしか聞こえへん、後悔するんは未来の自分や。初めから二の矢を持って当たろうやなんて、甘えた考えで何かに成れるなんて本気で思ってるん? もしもそうなら、そないな考え違いを言えるのが私の娘やなんて、ほんま驚きやわ。

 

 普通科に行ったとしても東大への進学実績がある初星学園は、大学受験まで3年間我慢するより、手っ取り早く一番になったんだって証明するには絶好に見えた。

 アイドルで大成するのもよし、ダメだったらそこから勉強して東大に行くのもよし。

 そう説明すると、余計にブリザードのような言葉が吹き荒れ、感情を抑えきれなくなった私との言い争いで大喧嘩になった。

 ま、結果として入学を認めてもらえたんだから良いのだが。

 

 お母さんを何とか説き伏せて得たアイドルへのチケットだけど、かといって具体的なアイドル像があるわけでは無かった。もしかしたら、それを見透かされて否定されていたのかもしれない。

 合格通知もすでに貰い、モラトリアムの中で予習代わりに歴代のSランクアイドル達や初星学園の大会映像を見ながらなんとか実像を掴もうとしているが、まだまだ難しい。

 

 そんなことを考えていると、ついに優勝者が決まったらしく、最後のエキシビションライブが始まるようだ。

 画面端のテロップで表示されているのは、私と同じ名字で「酒寄かぐや」という名前。

 我ながらなかなかいない苗字だし珍しいこともあるものだと、少し運命的なものを感じながら、画面を注視する。

 

 ステージが始まるまでの暗転が起きる直前まで、落ち着きがなさそうに縦横無尽にステージを駆けて観客に手を振ったりとファンサを欠かさない姿は、私とは違う陽キャ感を醸し出していて なんとも微妙な気持ちになる。

 中等部ということは私と同い年。こういうキャラで人気を稼ぐ彼女と来月から正面切って渡りあわねばならない。

 そう考えると途端に胃のあたりが重く感じて少し憂鬱になる。この大会でのトップアイドルのライブを見て憂鬱って言うのも変な話だけど。

 

 ステージが暗くなるのと同時にちょこちょこと中央に戻った彼女は ”動” とも言うべきさっきまでとは違って、"静" そのもののような落ち着きを持って佇む。

 次第に静まっていく会場の観客たちが、今か今かと息を飲む音すら画面越しに聞こえてきそうだった。

 

 雰囲気にのまれてか固唾を飲む私を置いてけぼりにして、ぱっとスポットライトを浴びた彼女が黄金の糸を束ねたような髪をきらきらとスパンコールのように輝かせながら風に遊ばせて歌いだす。

 静かだけど楽し気なイントロから、弾むようで、でも誰かを思いやるような優し気な歌声が耳から胸に流れ込んできて心がふわりと浮き上がる。

 サビに入るまでに、一本一本、体を戒めていた糸が解かれていくような感覚。

 一人でステージを舞いながら、でもここには居ない誰かに語り掛けるような、そんな姿に自然と涙が溢れ出した。

 

 まるで私に向かって直接慰めてくれるような、そんな不思議な錯覚。

 

 ただ、綺麗な衣装を着て上手い歌を歌うだけじゃない。画面越しにだって心を解きほぐせる仕事。

 

「ああ、そっか……」

 

 アイドルってこういうものなんだ。

 

 

☆01

 

 

「ぶわー! さぶいぃい~、彩葉ー!」

「うわ! 冷た! ちょっと離れてよ!」

「ふえー、温い~」

「いや私は寒いんですけど!」

 

 シャワーで汗を洗い流して、かぐやから押し付けられたプロデューサー科の教科書を予習していたら、すっかりことねとの長話のせいで汗が冷えたらしいかぐやに突然抱き着かれた。

 雪女に抱き着かれて凍死する哀れな旅人の寓話を思い出すぐらい、ぐんぐんと体温を奪われてこちらまで寒くなる。

 と言うかここまで冷めるってどんだけ長話してたんだコイツ。

 

 そもそもの経緯としては、真っ暗な早朝に一緒に走った朝練から帰る道で、同じ時間に体力トレーニングで走っていたRe;IRISの面々と出くわしたのだ。

 ちょうど向こうも帰るところだったからと同行すると、寮の玄関まで着いても話し込むことねとかぐや。

 少しの間は待っていたけど見るからに大盛り上がりしていて、そんな二人を寒いから帰りたいと割って入る勇気は私にはなかった。

 咲季と手毬はそもそも興味が無さそうだったので、そんな二人と目配せして、金髪二人を置いて皆で一足先に寮に帰っていたという訳だった。

 

「離れろ~!」

「ぐぐぐぐ……、いーやーだー!」

 

 雪女を引っぺがそうと力を籠めるがすごい力で引っ付かれる。

 ええい、とっとと離れろ妖怪め!

 

「さっさとシャワー浴びて来なさいよ! お湯被れば温まるでしょ!」

「あ、そっか」

 

 代案を出せば予想に反した素直さですんなり拘束が解かれた。

 今日はビジュアルのレッスンあるのに赤くなってないだろうな……。

 かぐやがシャワー浴びてる間に確認しないと。

 

「たく……」

「じゃ、行ってくるねー、あっ、ご飯キッチンの冷蔵庫にあるから先に食べてて、今日のおにぎりは自信作だよ~」

「はいはい、行ってらっしゃい、あっ、お風呂セット持った?」

「ばっちし、女は髪が命ですゆえ~~、じゃ! 待ってろお風呂ー♪」

「お風呂は夜しか沸いてないけどね……、って、聞いてないか」

  

 さっきまでが嘘のようにぱぱっと準備したかぐやがシャンプーやトリートメントの入ったミニ籠を持って部屋から出て行くのを見送る。

 春の頃は恥ずかしがって詰め替えのミニボトル使ってたけど、皆、段々めんどくさくなったのか、誰が始めたかも知れず、揃えたようにレギュラーボトルを3,4本詰めたカゴを持って歩いてる。

 一応、寮に備え付けのシャンプー類は置いてるけど、使ってる人は見たことはない。もちろん私も私物の奴を使ってる。

 あー、いや、ことねが一時期使っててそんな悪くはないとか言ってたっけ?

 ま、どうでもいいか。

 

「さて、ご飯の前に生姜湯でも作ってやるかー……」

 

 そう独り言を溢しながら立ち上がる。

 寒い寒いボヤいてたし、温まるものでも出してやるとしよう。

 冷やし飴をレンチンしてあめ湯で出せば楽だけど、生憎こっちじゃ見たことない。

 ま、ちょっと手間だけど生生姜でイチから作るんだから、きっと温まるだろう。

 最近冷えるからか、私もちょっと飲みたくなってきたし、ちょうどいい。

 

 台所に向かうため、かぐやの後を追うように開けっぱなしのドアから廊下に出ると、暖房では拭いきれない冬の香りを感じた。

 

「うーさぶ……、やっぱ上着取ってこよ……」

 

 

☆02

 

 

 おにぎりをつまみながら、小鍋に沸いた糖液に生姜を落としつつぼんやりと窓を見る。

 夏の陽気はすでに見る影もなく、青葉たちはすっかり木枯らしに灰に染められていた。

 

 夏のHIF本戦は、結局私たちは出場はできなかった。

 単純に選抜試験(セレクション)の本戦出場のボーダーをギリギリ越えられなかったのだ。

 

 あんなに啖呵を切ったのにと恥ずかしい限りだったけど、逆に経験値を貯めるチャンスだと割り切って、それからは冬のHIFに狙いを変更して、実力と実績を積み重ねていった。

 

 NIAで他校生と戦ったり、それでうっかり優勝しちゃって一番星(プリマステラ)の十王星南会長に目を付けられるし(めちゃ緊張した)、かぐやの配信に(半ば無理やり)出されたり、かぐやの動画の手伝いで川辺まで連れ出されてペットボトルロケット作らされたり、毎夜毎夜潜り込んでくるかぐやのせいで夏は寝苦しくて寝不足だったり、そんな中、さらにアイドル科とプロデューサー科で2倍勉強してるのにかぐやにねだられて曲書き下ろさせられたり……。

 

 あれ? この半年の諸々を思い浮かべると諸悪の根源のせいでロクな日々じゃなかったような気がしてきた。

 

 コーヒーフィルターで生姜の繊維を除いてポットに生姜湯を注ぎながら渋い顔になる。

 入学前に憧れたアイドルのせいでこんな騒がしい学校生活になるとは……。

 そりゃちょっとは? 友達になれるかもー? なんて考えていたことは否定しないけどさ……。

 

 まあでも、かぐやと組んだ半年は悪いことばかりではなかった。

 

 物怖じしないかぐやのおかげで交友関係は広がって友達と呼べる人たちも出来た。

 かぐやのご飯は毎食おなか一杯なのに体重はそのままに体脂肪率だけみるみる落ちてく、まるで魔法のようなご飯だし(しかもすごくおいしい)。

 そして何よりかぐやの明るい人柄が一緒に暮らしていて、自然と肩の力が抜けるようで。救われたって言ったら大げさだけど、でも、本気で笑ったり、怒ったり、呆れる……のはない方が良いか。でも、心から学校を、アイドルを楽しめてるのはきっとかぐやのおかげだ。

 

 そんなこと面と向かっては言えないんだけどね、照れくさいし。

 

「彩葉ー! シャワー上がったらよけいさぶい~~」

「うわ、汚! 鼻ぐらいかみなさいよ、ほら!」

「ぶべ!」

 

 アイドルどころか女としてあるまじき洟垂れにキッチンペーパーを投げつけた。

 よく見れば髪は水気を帯びていて、どうやらロクにドライヤーもかけずに出て来たらしい。それではいくら多少は暖房が効いてるとはいえ寒いだろう。

 

「たく……、ほら」

「ちーん! ……ん? なにこれ、お湯?」

「生姜湯、ちょっと辛いかもだけど温まるよ、ほら」

「すんすん、ず……、わぁ! おいしい!」

 

 まず確認するのが臭いって犬みたいだな……。

 まあ、気に入ってもらえたようで何よりだ。私の分は部屋に持って行ってそこで飲もう。

 もたもたしてたらせっかく温まるもの作ったのに意味がない。かぐやが飲んでる間にさっさと後片付けしてしまおう。

 

「それはよかった、風邪ひかないうちに髪乾かすから早く飲んじゃいなよ」

「あーい」

「まったく……、返事だけは無駄に良いんだから……」

「むふふ~、……ふぁ……へきち!」

「ちょっと大丈夫?」

「えへへ」

 

 能天気に笑ってごまかすのは良いけど、選抜試験に風邪引いて出れないとか勘弁してよホントに……。

 

 

☆03

 

 

「ほら、座って、作戦会議するよ」

 

 あれから部屋に戻って髪を乾かしてやったあと、とんとんと脇に置いた座布団に手を当てて促す。

 

「はーい、でも作戦ってやることなくない? ずがががってやってどーん! そして彩葉とかぐやちゃん大勝利! って」

 

 ドスンと座りながら大きく手を振って何やら謎の言語を話すかぐや。

 なにがどーん! だよコイツ本当に勝つ気あるのか?

 

「擬音多すぎてわからんて……、一応聞くけど、ルール改定とかわかってんの?」

「かいてい? 海の奴?」

「はぁ……、夏のHIFで十王会長が3連覇したのは覚えてるでしょ?」

 

 どんな思惑だったのか私にはわからないけど、あえてBegraziaではなくソロで出た十王会長は前評判どおりの圧倒的実力でほとんど全ての対戦相手を蹂躙した。

 抵抗出来てたのは、Begraziaに所属していて十王会長自らプロデュースしている佑芽と、その姉咲季率いる……じゃなかった、ことね率いるRe;IRISぐらい。

 おかげというかなんというか、3連覇を果たした十王星南の輝きが、初星学園のトップの証だった一番星を学生アイドルの中のトップとしての価値を付与した。

 

「あーそうなんだっけ? いやー、かぐや出れねーってなったら見るの辞めちゃってさー」

 

 そんな蹂躙劇を、どうやらロクに見てなかったらしいかぐやは、どうでもよさそうに髪を弄っている。

 大物と言うかなんというか、まあ、変に気負ってない分良いとしよう。

 

「おい……、まあいいや、それで格付けが変わって名実ともにトップアイドルの登竜門となっちゃって、今まで以上に厳しい戦いになる」

「ふーん」

 

 私のHIFの前提情報にどこまでも興味の無さそうな生返事で答えるかぐやの姿を見て、だんだんと不安になってくる。

 いいや、続けよう。

 

「……、で、一番変わったのがソロとユニット部門の分けがなくなって統合されたこと」

「そうなの?」

「そう、ソロだろうが、私たちのようなユニットだろうが混合で審査を受けて、勝ち残ったものだけが本戦に進めるサバイバル戦に変わったの、今までみたいにそれぞれの部門で優勝してからの決勝戦って形式じゃなくて、最終戦はおそらく勝ち上がるだろう十王会長ともう一人、そして私たちの三つ巴の戦いになる」

 

 そう最期の言葉を結ぶと、途端ににんまりしだしたかぐやに首を傾げる。

 なんだろう、何かどこか笑うところなんかあっただろうか。

 

「むふー」

「なんだよ不気味だな」

「彩葉、私たちって言ったー」

「言ったけど……」

 

 楽しそうに復唱するけど、だから何だって言うんだ。

 

「最終戦まで勝ち残れるってことでしょ!」

 

 なんだそんなことか。

 

「もちろん。最初から負けるなんて考えない、でしょ?」

 

 負けたら全部パーなんだから、もしもなんて考えるだけ無駄。

 絶対優勝するんだ、そこまでの道のりを逆算した一本道以外なんて考える必要ない。

 

「そのとーり! よっしゃ! ビシバシやるぞー!」

「はいはい、で、その本戦までにたどり着く前に選抜試験を抜けなきゃ」

「あっ、そうだった」

「それで、選抜試験第一戦の相手はこの人」

 

 そう言ってかぐやに一枚の写真を差し出す。

 この学校はアー写代わりに生徒一人ひとりの写真が公開されてるから入手は容易い。

 

「おっ、燐羽じゃん」

「そう、賀陽燐羽さん、非公式ながらこの大会を最後に引退するって噂も流れているけど……、直近のレッスン室の予約数とかを見る限り、中々に仕上げてきてるみたい、油断ならない相手だよ」

 

 外部レッスンに頼った場合の足取りはつかみにくいけど、内部でのレッスン室とかは貸出簿から追っていけば楽に情報を入手できる。

 あとは記録を付けて行けば自然と重点的にレッスンをしている項目を洗い出せば終わり。

 徹底的に敵の情報は洗うべし、プロデューサー科の教えだ。まだ半人前だけど。

 

 ま、そうは言いつつ途中からどうやら愛知の外部レッスン、というか花海姉妹の実家で修業してたみたいだから全部が全部把握してる訳じゃないんだけど。

 

「なんかこう……、ことね達のところのプロデューサーに似て来たね彩葉……、微妙にストーカー染みたところとか……」

 

 引きつった顔のかぐやの言葉に、大先輩のスーツの後ろ姿が脳裏によぎる。

 彼なら、私のようなこんな浅い分析だけにとどまらず、これらの情報をもとにプランAからCぐらいまで複数対策を練ってそうだから、かぐやには悪いが全然足元にも及ばないだろう。

 だからと言ってあきらめる理由にはならないから、私は私の強みを持ってかぐやをプロデュースするのだが。

 

 ていうか、褒めてるってことでいいんだよね? ドン引きって顔だけど。

 

「いちおう誉め言葉として受け取っとく。それで? かぐやは何か燐羽さん対策知ってんの?」

「んー……、ま、全力でやれば勝てるっしょー」

「かぐやに聞いた私がアホだった……。いい? 選抜試験は2位とかでも本戦には行けるけど、スター性が低いと判断されれば問答無用で最終評価が落ちる、元から自力も実績も少ない私たちはは一回でもコケたら即アウトのデスゲーム、負けたら挽回なんてほぼ無理だと思っていい」

 

 頼りにならないかぐやに半ば説教のように私たちの置かれてる状況を説明する。

 一応、HIFの課題曲は練習してるけどアレは本戦用。選抜試験ではかぐやの希望で私の曲での戦いだ。ウケれば一発逆転、所詮素人の作った曲だと蹴られればおしまい。崖っぷち一発逆転狙いの大博打。しかも結構分の悪い。

 

「んー、でもさ」

「なに?」

「結局は全力でやるってことには変わりないんでしょ?」

「まぁ、そうだけど」

「じゃあ簡単! いつもどおり全力で楽しも! ふたりで!」

 

 私の話を聞いているのかいないのか、相変わらず能天気なことをにたにたと笑いながらはしゃぐかぐやを見て、変に気負ってた自分がアホらしくなった。

 

「はぁ……、ま、かぐやの言うとおりかもね」

「?」

 

 どんな作戦を練ったって、どうせ全力で戦うしかない事には変わりない。

 確かにかぐやの言うとおりだ。

 

 すとんと丹田に落ちた納得に、気負いも焦りもため息に乗せて吐き出して同意すると、不思議そうな顔をしてこちらを見てくる。 

 

「今更、個別に対策なんか練ったって付け焼刃、それだったら全試合全力で叩き潰すしかない、でしょ?」

「そのとーり、よし! じゃあ彩葉! 今日は何する?」

 

 努めて挑戦的に笑うと、心の底から嬉しそうに前のめりになったかぐやが、私(プロデュサー)に予定を聞いてくる。

 

 よし、じゃあHIFに勝つための最初の一歩を指示しよう。

 

「そうね……、まずは……」

「まずは?」

「寝ろ! あとで湯たんぽ持ってくるから!」

「えー!」

「えーじゃない! 選抜試験までもう日がないのにこんなに体冷やして! 風邪でも引いたらどうすんの!」

 

 ドライヤーをかけてやってた時から気になってたけど、全然かぐやの体はまだ冷たい。

 実力不足で負けましたならまだ納得できるけど、熱出して出れませんなんて冗談にもならない。

 

「だって楽しかったんだもん」

 

 公園で泥まみれになった5歳児の言い訳みたいに、口をとがらせて言い返してくるかぐやに頭が痛くなる。少しはアイドルの自覚ってものを……。

 

「コイツ……、熱出したら承知しないからね」

「ぶー……」

「ほらさっさと寝なさい!」

 

 そう言いながらベッドを指さすと不満タラタラなのを全身でわざとらしくアピールするかぐやがのそのそと布団に潜り込んだ。

 

 その表現力があるなら、顔の見えない観客席の端っこだって表情を届けることができるだろう。

 仕上がりが上々なのはいいことだけど、こんなくだらないことに使わなくても……、まったく……。

 

 

☆04

 

 

 無事にかぐやも私も五体満足で迎えた選抜試験当日。控室から屋外ステージへ歩く道すがら、一際存在感のある人影が前を歩いてきた。

 星々を集めたようなきらめく髪、涼し気な菫色の虹彩はつり目がちな瞳と相まって一見キツつそうにも見えるけど、面倒見のいい人柄やちょっとズレたユーモアが滲み出る表情のおかげかむしろ良いアクセントとなり、今日もキラキラと輝いている。

 つまりは、全校生徒の憧れ十王星南会長だ。今日も美しすぎて同じ人類か疑うレベル。

 

「あら、奇遇ね、かぐや、彩葉」

「奇遇って言うかこの道、今日は選抜試験受験者以外は通行禁止じゃ……」

「お! 星南じゃん! おっつー」

「ええ、ごきげんよう」

 

 天下の一番星、十王星南さんを呼び捨てとかコイツ正気か?

 というか、敬語とか使いな?

 

 思わぬ相棒の蛮行に目を見開いて、気分を害してないかと急いで被害者を見るが、気にするどころかむしろ楽しそうにクスクスと笑っていて一安心。

 試験前だってのに、心臓がつぶれるかと思った……。

 

「あー……、それで何か?」

「激励、のつもりだったのだけれど、どうやら余計だったみたいね」

「激励? 私たちに?」

「ええ、実は彩葉、あなたには親近感を覚えていたの」 

 

 天下の一番星と1年のモブ生徒、そもそも認知があること自体が異常事態なのに親近感? どういうことだ?

 思い当たるフシは……。

 

「………? あっ、プロデューサー兼業の話ですか?」

「そのとおり、知っているとは思うけど、私もあなたと同様にアイドルをプロデュースしているわ」

「2組の佑芽や美鈴さんですよね」

「そう、私にも負けない才能の輝きを持つ源石たち、……本当はことねもプロデュースしたかったのだけれど……」

「ことね?」

 

 何で急にクラスメイトの名前が?

 

「いえ……、何でもないわ。さて、かぐやはおじ……学園長も認める、すさまじい潜在能力を秘めたアイドルよ、私も今までに見たことがないほどに」

「スカウトされた! 奈良で!」

 

 かぐやは奈良出身だったのか……。

 方言出ないし全然気づかなかった。というか、プロフ欄確か空欄だったよな? 何で隠してるんだろ。

 

「奈良で拾われたのか……、というか潜在能力?」

「アイドルパワーと言い換えてもいいわ、数多のアイドルを見てきた私がその能力を言い換えた数値指標よ」

 

 なんか少年漫画みたいなこと言い出した。しかもドヤ顔で。

 偶に本気なのかよくわからない冗談を言い出して微妙に反応に困るんだよなこの人……。

 

「えぇ……、ちなみにことねは?」

「100,000よ!」

 

 それは高いのだろうか低いのだろうか……。

 

「ことねにも匹敵する潜在能力……、そんな星の輝きを持つアイドルから逆指名を受けたあなたに、いちプロデューサーとして、……いえ、十王星南として、正直嫉妬をしていたわ、……私はことねのスカウトに失敗したもの」

「いや、これは押し付けられたというか、私も不本意というか……」

 

 入学1日目で電波系の変な宇宙人にアブダクションされただけの被害者に嫉妬なんかしないでほしい。

 かぐやと歩いたこの半年に後悔はないけど、不満が無いと言えば嘘になる。

 

「でも立派にこなしている、そして今は二人でこの舞台に立っているわ」

「まぁ……」

「むふふ~~」

 

 尊敬の色すら見える眼光に思わず言い返せずに口の中で言葉を転がす。

 隣の宇宙人が照れくさそうに笑うのが無性に腹立たしい。コイツさえいなければもっと平穏な学校生活だったのに……。

 

「ねえ、かぐや」

「ん? なに?」

「なぜ、彩葉を選んだの?」

「んー……、8000年前から決めてたから?」

 

 前世だの一目惚れだのコロコロ変わる私の選定理由。正直に答える気がないのは分かってるけど、一体本当の理由は何だったのだろうか。

 一番星に成れたら教えてくれるのか? でもかぐやのことだし、よほどくだらない理由で隠してるなんて事もありうるから、逆に聞きたくないかも。

 棒を倒したら、先がたまたま私だったとか言い出されたら流石に立ち直れないかもしれない。

 

「そう……、じゃあ……、勝てないわね、当然だわ」

「いやこれはかぐやがよく言う冗談みたいなもので……」

「それが設定であっても、本気で言ってるかどうかぐらいわかるものよ?」

「………」

 

 どこか諦めたように笑う星南会長に思わず言葉を失う。

 というかどんだけことねをスカウトしたかったんだこの人。

 

「それに私は信じるわ、だってその方が楽しいじゃない?」

「ホントなんだけどなぁ……」

「さて、邪魔してしまったわね! 私は観客席でどの輝きが私に挑むのか……、それを見守っているわ、あなたたちであれ、賀陽さんであれ、ね」

「あ! 燐羽! 星南って燐羽のところ行ったの?」

 

 ねえ、敬語とかさ……。

 

「行ったけれど追い出されてしまったのよ、集中の邪魔だって、まるで本戦の時のような気迫だったわ。ふふっ、かぐや、楽しみね」

「うげぇ……、よし彩葉! かぐやたちも修行しよ!」

 

 あと5分かそこらで終わる修行ってなんだよ。

 

「本番まであと数分でしょうが、そんな暇あるわけないでしょ」

「じゃあ! 終わった後! 本戦までに滝行とか!」

「滝行? アイドルに何の関わりあるのよ……」

「ん-、気合? ね、星南!」

「ええ、アイドルにはどんなアクシデントにも耐えられる忍耐力が必要だわ、かくいう私も滝行の経験が―――」

 

 続くんだ滝行トーク。アイドルなのに。

 

「あっやば、もう時間じゃん! ま(・)た(・)ね(・)星南!」

「あ、おい、自分で聞いておいて……」

「ふふっ、いいのよ彩葉、……そうね、かぐや、ま(・)た(・)」

 

 どこか挑戦的に笑う星南会長に送り出してもらって、屋外ステージへと私たちは歩みを進めた。

 

 

 ☆05

 

 

 ステージに立つと、審査員の他に、敵情視察かそれとも単に応援か、疎らに生徒たちが座る観客席が見える。その中でも(審査員よりも)存在感を放つのは、初星学園が誇る一等星、十王星南だ。

 

 ほんとに来たんだ……、プレッシャーで歌詞飛びそう……。

 

 さっきかぐやに流し込まれた特製ハツボシエキス(前に咲季から飲まされたSSDよりはギリマシな味)が緊張で喉にせりあがる匂いを口内に感じながら、なんとかバミの位置まで移動する。

 

 審査員に向かって二人で軽く会釈をすると、曲が始まるまでに何とか立て直そうと深呼吸。

  

 この曲は私が作った曲なだけあって、曲が始まるタイミングなんて体が覚えてる。

 指でなぞって、手持ちの鍵盤の感触で、緊張で失いかけた指先の感覚を取り戻す。

 

 隠しきれないワクワクが全身から滲み出るかぐやに目配せをして、私の、いや、私たちの初戦を始めた。

 

 あらかじめ提出していた音と、私の手が奏でる音が混ざり合って、スピーカーから響く伴奏に合わせてかぐやが歌いだす。

 

 ギター風の鍵盤につけたファンシーチャームを揺らしながら私も曲に合わせて踊り出す。

 かぐやの邪魔をしないようにだけじゃない、かぐやを引き立たせながら私も輝くように。

 

 体を駆け巡る特製ハツボシエキスの熱のおかげか、激しいダンスを踊ったって詰まることの無く流れる演奏は、ライトを一身に受けて輝くキミ(かぐや)へとアシストを重ねていく。

 

 そんな中、私がスターと言わんばかりにキラキラの笑顔で歌うかぐやが、この試験でセンセーションを起こせるようにという願いを込めて、あとおまけで私のかぐやがもっと注目されますようになんてちょっとしたオトメゴコロを込めて最前へと送り出す。

 

 サビに入る瞬間の一瞬の隙に夢色のリップをキラメキさせながら熱に浮かされたような表情からびしっとキメ顔に移ったかぐやが「みんな大好き!」と叫ぶ。

 

 ちょっとマジか、このサビ入りのタイミングでアドリブやる? 普通。

 ちらりと目だけ動かしてかぐやを見れば、ペロリと舌を出してごめんのポーズ。

 振付に合わせて違和感なくできるのは良いけどさ、そもそもそんな無駄なことやるぐらいなら最初からするなっての!

 

 そんな予想外のアドリブに目を見開きながらもなんとか合わせてサビをしっかりと演じる。

 

 特製ハツボシエキスに浮かされでもしたのだろうか、私の熱といいアルコールとか入ってないよなアレ……。いやいや、そんなこと考えてる時間はない。

 

 最後の正念場(サビ)では、ここまで全て計画どおりに上手く行った感触か、それともかぐやの熱が移ったのか、ゆめみごこちのまま成長痛すら置き去りにしてアピールを重ねる。

 

 曲の終わりと共に消えたライトを号砲にさっきまで疎らだったとは思えない観客席の大歓声に包まれながら幕を下ろせた。

 

 会心の手ごたえににやける顔を何とか抑えつつ、かぐやとともに一礼した。

 これで私たちの選抜試験は終わりだ。

 審査員への好印象が積み重なっていくのが肌で感じるほどの出来だけど、結果が出るまではどう転ぶかはわからない。

 

 メイクが崩れないように汗を拭いながら隣を見ると、同じく汗だくになって肩で息をしているかぐやが興奮を隠しきれないとばかりに笑う。

 

「彩葉っ! さーいこう!」

「はいはい、次も押してるしさっさと降りるよ」

「はーい」

「あ、あと、部屋に戻ったら反省会だから」

「えー! これ以上に無いってぐらいばっちしだったのに!」

「あーどーりーぶー、先に言ってくれたらどうとでもできたのに勝手なことして……」

 

 確かに会心のライブだったことは同意だけど、プロデューサーとしてはすごくヒヤヒヤしたのだ。本戦でこんなことやられたらどうなるか分かったもんじゃない。

 かぐやには悪いけど私にアドリブ力なんか期待しないでほしい。

 

「えへへ……、なんか思いついちゃってさー」

「たく……」

 

 かぐやにお説教しながら来た道を戻ると、ちょうど燐羽さんとすれ違う。

 

「おっ、燐羽じゃん、がんばれー」

「ふん、なに、嫌味?」

「ん?」

「見なくてもわかるわよ、良いライブだったみたいじゃない」

 

 そう言いながらまぶしそうに私たちの背後のステージを見る燐羽さん。

 

「んー? 応援するのって嫌味なの?」

「えっ、私に聞いてくんなよ……、うーん……、自分が満点取ったと思って言うなら、同点かそれ以下しかないから、せいぜい頑張れって意味に……なるかも?」

「ふーん? つまり燐羽はかぐやたちのライブが満点だったってぇ~~?」

「チッ、はぁ……、まあそうね、満点はあげられないでも、良かったんじゃない? ……心配して損したっての……」

 

 にたにたと笑うかぐやに舌打ちで返してから、意外な高評価を出してくれる。

 ところで後半は小声で聞き取れなかったのだけど、なんて言ったのだろうか。

 

「えっ、なに?」

 

 かぐやも同じだったのか思わず聞き返すけど、

「何でもないわよ、まったく……」

 と特に言い直す気も無いようだ。

 

「あー、彩葉の口癖真似っ子~~」

「えっ、私そんな言ってる?」

「んー、わりと?」

「はぁ~……、ったく、あんたのせいだからね」

「あーまた言ったー」

「あっ」

 

 絶対に毎度毎度ヘンテコなことをするかぐやのツッコミ役をやらされてるせいだ。

 中等部からの付き合いというし、燐羽さんも散々苦労したのだろう。南無。

 でもダサすぎるし、私はさっさと直さないと……。

 

「ふふっ、じゃあね、本戦頑張んなさい、二人とも」

 

 私たちの言い争いを見て、透き通るような笑みを浮かべた燐羽さんがそのまま脇を通ろうと、止まってた歩みを進める。

 まるで別れを告げるように。

 

「えー? まだわかんないじゃん? ね、彩葉」

 

 そんな背中に思わず見惚れていると、空気の読めないかぐやがなんだか納得いってなさそうに口をへの字にして覗き込むようにして私に聞く。

 その言葉に燐羽さんの足音も止まった。

 

 わかんないって、私たちが本戦に出れないって事?

 そりゃまあ会心の出来ではあったけど100点って訳でもなかったし、審査員の点数次第では純粋に力が足りなくて選抜試験を合格できないってことも十分あり得るけど……。

 

「えっ? いやまあ私も細かい立ち位置ミスったし、かぐやが急にアドリブするし、確実に合格してるとは……」

「そうじゃなくて、燐羽がさ、かぐやも思いつかないぐらいすっごーいライブして、どっかんどっかん会場沸かすかもしんないじゃん?」

「あっそっか」

 

 別に私たちが合格ラインに達していたとしても、私たち以上のパフォーマンスを他の組が魅せていたならば落ちることもあるか。

 そりゃそうだ。本戦出場枠は椅子取りゲーム。

 ベストパフォーマンスをこなすことだけが頭にあったけど、そういえば相対評価だ。

 

「はぁ……、そんなの無理よ、私が一番良く知ってるわ」

 

 こちらに振り向いて、呆れたように腰に手を置きながら言う。

 

「そなの?」 

「……今の私は残り火みたいなもの、そんな程度の障害物を飛び越えれないなら、この先に……一番星に挑む資格なんかない。だから、痛い思いする前に最初から出直して鍛え直しなさい……って言おうと思ったんだけど」

 

 片目をつぶりつつ空いた手をひらひらとさせながら続けてた言葉を一旦切って。

 

「んー……、要らないおせっかいだったみたいね、ね、お姉ちゃん♡」

「むむ……」

 

 伸びをしながら語尾にハートでも着けそうな甘い声で私に向かって話す燐羽さんに、かぐやが私との間に体を割り込ませて隠そうとする。

 

「警戒しなくても取りゃしないわよ、……夏のHIFには間に合わなかったけど、でも、私への啖呵どおりにここまで仕上げた、あの十王星南と比較できるまでに」

「うん」

 

 ちょっと時間はかかっちゃったけどね。

 ま、でもあの時にはすでに本戦に出れないっていう結果は出てた訳だし、嘘でもないからセーフだろう、きっと。

 

「……私ね、―――いやいいわ、辞めた」

「どしたの?」

 

 何かを言いかけて、寂しそうに笑って口を閉ざした燐羽さんにかぐやが首を傾げる。

 

「去る者がこれから向かう者に重荷を背負わせるべきじゃないって、……そう思っただけよ」

「燐羽さん?」

「さて、いい加減行くわ、じゃあね、二人とも、……あそうそう」

「ん?」

「ジャンプってね、身軽な奴ほど一番高く飛べるものなのよ、それこそ太陽に届くぐらいね」

「うん? 身軽なって、当たり前じゃない?」

「………」

 

 様子のおかしい燐羽さんの言葉に思い出す。そういえば、一時期、学校(アイドル)を辞めるなんて噂が上がってた。

 ―――もしかして、これは遺言……、なのだろうか。

 

「あはは、そうね、当たり前よね!」

 

 かぐやのすっとぼけた答えを聞いて憑き物が落ちたように、どこにでもいる普通の少女の顔で笑う。

 

「はは……、あーおっかしい、メイク崩れるじゃないの、まったく……、これで点数落ちたらかぐやのせいだからね、……化けて出るから」

「ば、化け?」

 

 まさか本当に死ぬわけじゃ……。

 

「ふふっ、ほんと世間知らずなんだから……、ね、彩葉お姉ちゃん」

「お、おね、……いや、なに?」

「この子、よろしくね」

「―――、うん、わかった」

 

 さっきまでの透き通るような顔でも、いつもの作ったような露悪的な顔でもない、一人の友達を案じる女の子の顔に、しっかりと頷いて返す。

 かぐやはたった一人の私のアイドルなんだ、今年がダメだって来年、来年がダメでも再来年、何年かかったって絶対にトップアイドルにしてみせる。

 

 その覚悟を持ってどこか縋るような瞳を見返すと、今にも泣きだしそうな目元とは裏腹に安心したようにふわっと笑った。

 

「あー、やっと肩の荷が半分だけ降りたわー、……もう片方は下せなかったけど、ま、美鈴が何とかするでしょ、きっと」

「燐羽?」

「そう、私は賀陽燐羽、そのラストステージ、目に焼き付けなさい」

 

 そう言ってキメ顔で去って行った燐羽さんに寂寥とも感慨ともつかないしみじみとした心でその背中を追っていると、光の中に消えていってその背中が見えなくなった時にぼそりとかぐやがつぶやく。

 

「でも2位でも本戦出るんだから、別にラストじゃなくね? へぶ!」

「―――だまってなさい……」

 

 今ちょっとセンチメンタルな気分なんだから!




[Reply] 酒寄彩葉
プラン:ロジック(好印象)
Pアイテム:付箋まみれの未来+
好印象増加量増加になったとき
スキルカード使用回数+1
好印象増加量増加+50%(3ターン)
(レッスン内1回)
スキルカード:「ただ叶えてみたいから」
好印象増加量増加+50%(5ターン)
好印象強化+50%
次のターン、スキルカードを3枚引く、スキルカード使用数追加+1
(レッスン内1回)


ゲームリスペクトで選抜試験と本戦で2本立てです。

……嘘です、選抜試験書いてる途中で1万字超えて諦めただけです。

息抜きのこっちどころかメインで更新してる方も超おろそかにして学マスやってました。
HIF、37コミュ見るだけなら割とすぐできたのですがS4+が難しい……。
ガラロ手毬に座布団の暴力で何とかしましたが。

続きはプロットだけで影も形もないのでだいぶ後です。
次はメインの方更新したいので、2週間かそれ以上か……、1か月はかからないと信じたいですが……。

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