遊☆戯☆王 Xeno-N   作:駄蛇

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変質する守護獣 Ol(オーバーライン)-セイクリッド

「私はカードを1枚セットしてターンエンドだよ」

 

【一矢】

0/3300

-△---  

--□■- 

【葵】

3/1100

--○--  

--■--

 

 葵がターンエンドを宣言したことで、ターンは再び一矢へと移る。

 葵が引き寄せた起死回生の一手により戦況はは一変、一矢のフィールドは要とも言えるモンスターはことごとく一掃され、セットしてあるカードも今では死に札と言ってもいい状況。

 ハンドレスで真価を発揮するということは逆に言えば、形勢を逆転された場合は手札がないため次の一手を繰り出すのが困難ということにも繋がるのだ。

「ボクのターン、ドロー」

 

【一矢】

手札:0→1

 

「……………………」

 引いた1枚のカードを眺めながらの長い沈黙。

 気のせいか、先ほど変わったばかりのデュエルの流れが、まるで嵐の前の静けさのようにピタリと止まる。

 まだ何も起きていないのにも関わらず、黄昏は固唾をのみ、葵は背中に冷たいものを感じて相手の次の行動をじっと待つ。

「ボクはデッキトップから10枚を裏側で除外することで、《強欲で貪欲な壺》を発動すル。そしてカードを2枚ドロー」

 特に声を張り上げることもなく、淡々とした効果処理。それが余計に不気味に思えて……

 

【一矢】

手札:0→2

 

「っ!?」

 思わず息を飲んだのは黄昏と葵、果たしてどちらだったのだろうか……?

 カードを2枚ドローしただけだというのに、その2枚が放つ危険なオーラを察知し、黄昏たちのデュエリストとしての勘が警笛を鳴らす。

「──ボクはフィールド魔法《クリストフォルス・マグヌス》を発動すル」

 夕焼けに染まり始めたばかりの空が、そのフィールド魔法によって漆黒へと一変。街を照らしていた光まで消え失せたその空間はまるで生命の存在そのものを拒絶するかのように深く濃い闇が支配していた。

 もちろんそんなカードを黄昏も葵も見たことがない。ゆえに効果も全く予想がつかなかった。

「《クリストフォルス・マグヌス》は発動時、フィールド上にセットされているカード1枚につきデッキトップからカードを1枚墓地へ送り、その後自分がマジック・トラップゾーンにセットしているカードをすべて手札へ戻ス。

 フィールドにセットされたカードは1枚ダ。よってデッキトップから1枚墓地へ送り、セットしてあるカードを戻ス」

 

【一矢】

手札:1→2

 

 運がよかったというべきか、墓地へ送られたカードにモンスターカードはなく、墓地利用ができそうなカードでもない。この効果から再びインフェルニティが息を吹き返すという可能性は少なそうだった。

 ただ、再セットできるとはいえ自身のカードをバウンスという、墓地肥やしのためにハンドレスとは真逆の効果を持つフィールド魔法をわざわざ天宮が使うだろうか?

「そして《クリストフォルス・マグヌス》のもう1つの効果ダ。

 このターンの蘇生、サルベージを制限する代わりに、デッキの儀式モンスター、もしくはエクストラデッキのレベルを持つモンスターを1体墓地へ送ることで、そのレベル分自分フィールドのモンスターのレベルを上げる、もしくは下げることができル。

 ボクはエクストラデッキのレベル7モンスター《ジャンク・アーチャー》を墓地へ送り、《インフェルニティ・リローダー》を対象にレベルを8にするル」

 

《ジャンク・アーチャー》

エクストラデッキ→墓地

《インフェルニティ・リローダー》

レベル:1→8

 

「レベル操作の効果か。それ単体なら汎用性のある効果だが、レベルを8まで上げたらシンクロ召喚出来るモンスターなんてほとんどいないはず……」

「かと言って、エクシーズ召喚だとしてもここからレベル8のモンスターを複数体揃えるのも難しいよね?」

 ほとんど独り言だったが、二人は各々意見を出し合って相手が何を狙っているのかを予測する。

 そしてほぼ同時に『その答え』へと至った。

「「まさか、リバイバル召喚!?」」

 それを肯定するように、一矢はもう1枚のカードをフィールド魔法の上に()()()で発動させる。

「プレート魔法《ウラノメトリア》を発動すル!」

 光の届かない暗黒空間のはるか上空に次第に広がる星々の輝き。それは幾何学的な模様を描きながらフィールドを照らす光源となる。

 だというのに、この死の空間で唯一の光源ともいえる星々の輝きはフィールドを淡く照らしながらもどこか不気味で、見る者に寒気さえ感じさせる。

 明らかに異様。そして圧倒的な威圧感を放つあの2枚のカードは間違いなく一矢の……いや『ボレアス』の切り札なのだと確信した。

「そして《ウラメノトリア》の効果ダ! デュエル中に一度だけ、墓地の魔法、罠カードを可能な限り選択してこのカードのIVにすル。

 これにより墓地の《強欲で貪欲な壺》、《ワン・フォー・ワン》、《手札抹殺》、《調律》、《インフェルニティガン》をインフェクト!」

 

《ウラノメトリア》

IV:0→5

 

「《バックドア》内蔵のプレート魔法だと!?」

 プレート魔法の欠点はIVをストックする手間が非常にかかり、序盤にリバイバル召喚をするのは難しい点だろう。

 だが、《クリストフォルス・マグヌス》による墓地肥やしとこのカードを合わせれば条件次第で手札をほぼ消費せずにIVを稼ぐことが可能になる。

「この効果を発動するターン、自分は手札、フィールドから通常のインフェクトをすることはできなイ。

 まあ別にする必要もないがナ」

 効果を説明する一矢はやる気がないというか、乗り気ではないといった風でため息をつく。

 そして徐にエクストラデッキから取り出した1枚のカードを、眉をひそめながらヒラヒラとなびかせる。

「このモンスターの効果はボクの趣味じゃないんだがナ。背に腹は代えられないカ」

「そのカード、まさか大神の……!」

 青年が弄ぶカードから発せられる気配にいち早く気づいた黄昏が眉をひそめながらも葵を庇うように半歩前に出る。

 その様子をケラケラと笑っているのは、自分を嵌めた男が動揺を見せたことに少しは気が晴れたからだろうか。

「見せてやるヨ。この争いの中で生まれる、新たなモンスターをナ!!

 ボクはレベル8となった《インフェルニティ・リローダー》に、《強欲で貪欲な壺》と《インフェルニティガン》をインフェクト。エクストラデッキのリバイバル・モンスターへミューテーション。

 その雄叫びはあらゆる事象を無へと還し焦土と化す無慈悲の咆哮。リバイバル召喚! 万物を支配する王者の権化、《Ol(オーバーライン)-セイクリッド・ネメアレオ》!」

 

《インフェルニティ・リローダー》

フィールド→墓地

《ウラノメトリア》

IV:5→3

《Ol-セイクリッド・ネメアレオ》

☆8・光属性・獣族

ATK:2800

 

 天空に広がる不気味な星空からしし座に該当する星の輝きを吸収して一体の巨大な獅子がフィールドへ降り立った。

 《リヴァイエリア》が見上げるほどの巨体がフィールドに着地した瞬間道路にヒビが入り、決して小さくない衝撃が足元を流れていく。

 ソリッドビジョンではありえない、質量を持っているとしか思えない現象だ。

「オーバーライン……」

「セイクリッド……?」

『っ、このモンスターは危険なのです!』

 唖然とする黄昏たちの前に現れたモンスターは間違いなく大神が持つ星の守護者(セイクリッド)を象徴するモンスター《ナチュル・エクストリオ》だった存在。

 だが森の守護者という見た目から一変し、《Ol-セイクリッド・ネメアレオ》はまるで一つの宇宙が獅子の姿を形作っているかのような漆黒の身体と、その形を維持する拘束具の役割を果たす黄金の鎧で構成されている。

 あまりにも変わり果てたその姿に黄昏は眉をひそめ、葵は思わず視線を逸らす。

「そしてここで《ウラメノトリア》のさらなる効果ダ!

 自分フィールドの《Ol-セイクリッド》の攻撃力は1000ポイントアップし、《Ol-セイクリッド》の戦闘で発生するボクへのダメージは0となル」

 

《Ol-セイクリッド・ネメアレオ》

ATK:2800→3800

 

「《リヴァイエリア》の攻撃力を超えられた!?」

「これがセイクリッドの加護ダ! 危機が訪れても必ず逆転の一手が手札に舞い込んでくるこの力がナ!!

 まあだが、お前とデュエルして勝てたデュエルアカデミアの生徒は『哀れ』の一言に尽きル」

 葵が大勝負に出てようやく掴んだ流れが、わずか1ターンで巻き返された。

 それに伴い勝ちを確信したのか、饒舌になる一矢は不意にそんなことを口走った。

「……どういうことかな?」

「考えてみればわかることダ。お前のデッキの周りが悪くなったおかげで勝てたのを、自分の実力で勝てたと錯覚してるんだからナ!」

「……………………………………は?」

 直後、生死をかけた戦いによって張り詰めていた空気が、鋭い殺気によってさらに凍り付いた。

 その殺気の発生源は黄昏の背後にいる少女。しかしそのあまりの豹変っぷりに、すぐ近くにいた黄昏でもすぐには気づけなかった。

「さっきから頭にくる言い回しをしてるけど、他人を侮辱するのも大概にしなさいよ。

 アカデミアのみんなが私に勝てたのは私のデッキの回りが悪かったから?

 ふざけないで! デュエルの勝敗はそんな理由で決まるものじゃないのよ!!」

 彼女の脳裏に浮かぶのはデュエルアカデミアの同級生たちの、勝利をつかんだ時の満面の笑顔。

 そして過去の敗因を分析してデッキを改良し、白熱するデュエルを繰り広げさせてくれたシャルロッテの必死な表情。

 もちろんこのデュエルに負ける気は毛頭ない。それは自分が負けたら黄昏や他の友人たちに危害が及ぶから、という理由でだ。

 しかしその侮辱によって七波の中にもう一つの理由が生まれた。

 たしかに運命的なドローにより一発逆転が起こる場面にはそれこそ星の数ほど出会ってきた。だから自身の引きにセイクリッドの加護が影響しているというオカルトはまだ受け入れられる。

 しかし自分の負けが……いや、相手の勝ちがこちらのデッキの回りが悪かったから、なんて理由で片付けられることに葵は我慢ならなかったのだ。

 負けることはもちろん悔しいが、その勝敗を相手が強かったのではなく自分が全力を出せなかったからだと、そんな言い訳がまかり通っていいわけがない……!

「私はあなたを絶対に許さない! 私がこのデュエルに勝って、そんなふざけた理論が通用しないことを証明してあげる!!」

 もはや自分や友人の安全のためだけではない。今まで自分がデュエルをしてきたデュエリスト全員の尊厳を守るために、目の前にいる男にだけは絶対に勝たなくてはならない!

「やれるものならやってみロ!!

 バトル! 《ネメアレオ》で《リヴァイエリア》を攻撃! [スプレッド・フィアー]」

 ゆったりとした動きで《ネメアレオ》は己の右前足を持ち上げ、振り下ろす。ただそれだけで《リヴァイエリア》を圧殺するほどの威力が生み出される。

 そのプレッシャーに少女が怯む様子はなく、むしろその獣へ吠えるようにセットカードの発動を宣言。

「黄昏君借りるよ! リバースカードオープン《ダメージ・ダイエット》!

 このターン自分の受けるダメージを半分にするよ!」

「無駄ダ。《ネメアレオ》は自分フィールドの他の表側表示のカードをリリースすることで魔法、罠、モンスターの効果、そしてモンスターの特殊召喚を無効にして破壊すル!

 ボクは《リビングデッドの呼び声》をリリースして《ダメージ・ダイエット》の発動を無効ダ! [ドミネーション・フォース]」

 

《リビングデッドの呼び声》

フィールド→墓地

 

 フィールドの《リビングデッドの呼び声》を吸収した《ネメアレオ》は、葵の発動した罠カードを雄叫びのみで粉砕。その効果を発動させることさえ許さない。

「くっ! やっぱり《ナチュル・エクストリオ》みたいにパーミッション効果を持ってるよね……」

 無防備になったところで攻撃が再開され、《ネメアレオ》の前足が眼前に迫る。そのプレッシャーはこれまでの攻撃とは比にならない。

「《エリア》! この攻撃で発生する闇のデュエルのダメージ、相殺できるか!?」

『……ごめんなさい、たぶん完全には無理なのです』

 切羽詰まった声で投げかけられた黄昏の問いに《リヴァイエリア》は力なく首を横に振る。いくらカードの精霊が闇のデュエルに有効といえど、ダメージの相殺には限界があるだろうことは察していた。だが、今から発生するダメージは『仕方ない』と無視するにはあまりに危険すぎた。

 そして、それを対策する時間も残されていない。

『ダメージは無理でも、せめて……せめてこのモンスターだけでも……! [サーフバック]!』

 間もなく《リヴァイエリア》は海竜部分が《ネメアレオ》の攻撃を受け止める。力およばず間も無く破壊される運命が待ち構えているが、その命が尽きる瞬間まで《リヴァイエリア》は足掻くのをやめない。

 最後の力を振り絞って虚空から生み出した水を己に纏うのではなく、直接《ネメアレオ》を押し戻すためにその杖の振るう。

 《リヴァイエリア》は戦闘を行ったダメージ計算後、戦闘したモンスターを持ち主の手札へ戻す効果がある。《Ol-セイクリッド・ネメアレオ》はフィールドの表側表示カードをコストにパーミッションを行う効果こそあれ、自身が耐性を持つわけではない。戦闘ダメージは免れないがせめてフィールドがリセットさえすれば勝機も見えてくるはず。

「──《ウラメノトリア》の最後の効果ダ。

 自分フィールドで《クリストフォルス・マグヌス》が発動されている場合、自分フィールドの《Ol-セイクリッド》モンスターが効果を発動するために必要なコストを、このカードのIVを1枚消費することで代用できル」

『そんな!?』

 

《ウラノメトリア》

IV:3→2

 

「《リヴァイエリア》のバウンス効果はチェーンブロックを作ル。つまり《ネメアレオ》の効果が付け入る隙があるわけダ」

 夜空にきらめく星の輝きを吸収することで再度雄叫びを上げた《ネメアレオ》の効果により、《リヴァイエリア》の操る水は《リヴァイエリア》ごと吹き飛ばされる。

『ごめんなさいマスター……! 黄昏さん、どうかマスターを──』

 破壊される直前、届かないとわかっていながらも主の方へ手を伸ばす《エリア》は不甲斐ない己を悔やみながらも黄昏へとその願いを託す。

「《エリア》!」

「まず自分の心配しろ!」

 

【葵】

ライフ:1100→300

《海流魔導師リヴァイエリア》

フィールド→墓地

 

 《リヴァイエリア》を破壊してもなお止まらない《ネメアレオ》の攻撃は黄昏たちのいた道路を粉砕。その衝撃をまともに受けた2人は数メートル後方へと吹き飛ばされる。

 飛ばされた先にあったのは高速道路の塀。そこを超えてしまえば待つのは十数メートル下の地面に叩きつけられるという未来。

「──がっ!?」

 せめてもの抵抗と葵を庇うように抱きかかえた直後、2人の身体は空中で急停止する。

 何もないと思ったそこにあったのは、よく目を凝らさないと見えないほど透明な壁であり、それはデュエル開始時に展開されていた結界だった。

 おかげで最悪の事態は免れたが、壁に叩きつけられた衝撃も殺傷能力は十分に秘めていた。普通の人間ではない黄昏だからこそ耐えられたが、もし葵なら当たりどころによっては致命傷もあり得たかもしれない。

「頭から血が……!」

「ぐ……、デュエルのダメージに比べれば見た目だけだこんなの。

 それより一人で立てられるな? なら今はさっさとデュエルに戻れ」

「えっ、ちょっと!?」

「さっきも言っただろ。説教ならあんたがデュエルに勝ったら受け付けてやる」

 だから行け、と葵1人だけを立たせてその背中押す。

 見た目だけなどと言っているが、壁に背中を預けて浅い息を繰り返すその姿を見ればダメージが見た目だけではないのは確かだ。

「ああもう、あとで絶対説教だから!!」

 倒れたままの黄昏に見送られ、葵は後ろ髪を引かれる思いをしながらも元居た場所へと戻る。

 《ネメアレオ》の攻撃で道路の一部は崩落しているが連鎖的な崩壊が起きる様子はなく、デュエル自体は続行できそうだった。さすがはライディングデュエルによる激しいチェイスも想定された道路というべきだろうか。

 そして、デュエルディスクのターンプレイヤーは葵の方を指していた。

 手札は今やセットする意味のない死に札となった《インフェルニティ・リフレクター》のみ。そして《クリストフォルス・マグヌス》の効果で蘇生もサルベージもできないため、《ネメアレオ》の攻撃後にそのままターンエンドをしたのだろう。

 

【一矢】

1/3300

--◯-- ◉

----- 

【葵】

1/300

-----  

-----

 

「結界のせいで死にぞこなったカ」

「おかげさまで、って言った方がいいのかな? まあでも、あなたにだけは絶対に負けられないからね。

 ちょっとフィールドを離れちゃってたから確認取りたいんだけど、今のあなたのフィールドはその《ネメアレオ》のみ。フィールドコストはないから効果を使用するためには《ウラメノトリア》の代用効果しかない、ってことでいいのかな?」

「今はナ。だが《ネメアレオ》はスタンバイフェイズ毎に直前のターンに効果を使用した回数分だけデッキトップをめくり、それがモンスターなら効果を無効にして特殊召喚できル。

 そうでなくても、この手札にある《インフェルニティ・リフレクター》を次のターンにインフェクトすれば少なくとも1回は使用回数を増やせるゾ」

「……ふぅん」

 状況を整理した葵は不敵な笑みを浮かべながらそう言葉を漏らす。

「つまり私の勝ちはそのデッキトップにかかってるってことだね。なら行くよ、私のターン!!」

 

【葵】

手札:1→2

 

「……よし来た!」

「何を狙っていたか知らないが、ドローフェイズが終わったのならスタンバイフェイズに《ネメアレオ》の効果を発動すル!

 前のターンにこのモンスターが効果を使用した回数分だけデッキトップをめくり、その中にモンスターがいた場合はフィールドに特殊召喚できル。そしてモンスターカード以外は墓地へ送ル。

 前のターンに効果を使用した回数は2回。よってデッキトップから2枚をめくル!」

 ここが運命の分かれ道。ここの結果が勝敗に大きく影響することは間違いない。一矢はデッキトップを2枚まとめて引き抜くと、デュエルディスクの機能によってその2枚のカードが葵にも確認できるように映し出される。

「……《無の煉獄》と《ZERO-MAX》。どちらもモンスターカードじゃないから墓地へ送られるね」

「ち、悪運だけはいいやつだナ」

「誉め言葉として受け取っておくよ。

 じゃあメインフェイズ、私は手札の《水精鱗ーディニクアビス》の効果を発動! 手札の他の水属性モンスターを墓地へ送ることで、このカードをフィールドへ特殊召喚するよ!

 私は手札の《海皇の重装兵》をコストに《ディニクアビス》を特殊召喚!」

「《ディニクアビス》は自身の効果で特殊召喚したとき、デッキからレベル4以下の《水精鱗》モンスターをサーチできる。

 今更《水精鱗》をどれだけサーチしようと……」

 無駄だ、と言いかけた一矢の言葉が止まる。そして無言で口元に手を置いてしばらくしてからハッとしたように目を見開き、その様子に七波はにやりと笑う。

 《ディニクアビス》のサーチ効果とそのコストで送られた《海皇の重装兵》の効果は同時に発生。そして、発動タイミングが同時の場合は自分側の強制効果、相手側の強制効果、自分側の任意効果、相手側の任意効果、という順番でチェーンが組まれていく。

 つまり、《重装兵》の破壊効果がチェーン1、《ディニクアビス》のサーチ効果がチェーン2と強制的に積まれるわけだが──

「《重装兵》の効果に対してチェーンを組めないから《ネメアレオ》の効果で無効にできない、ということカ……」

「そういうことだよ。さあ、どうする?」

「なら、サーチ効果を発動する前に止めればいいわけダ。《ウラメノトリア》のIVを1つ取り除き、《ネメアレオ》の効果を発動すル!

 無効にするのは、《ディニクアビス》の特殊召喚そのものダ!」

 

《ウラノメトリア》

IV:2→1

【葵】

手札:2→0

 

 再三《ネメアレオ》の咆哮により、《ディニクアビス》はフィールドに現れることすら許されず墓地へと送られる。

 だが発動は無効にされてもコストを払ったことまでは無効にはならない。

「ならコストで墓地へ送られた《海皇の重装兵》の効果を発動!

 相手フィールドの表側表示のカード1枚を破壊するよ!」

「チェーンさえ組めれば問題なイ。もう一度《ウラメノトリア》のIVを取り除き、その効果を無効にすル。[ドミネーション・フォース]」

 

《ウラノメトリア》

IV:1→0

 

 墓地から現れた《海皇の重装兵》の幻影も《ネメアレオ》の咆哮の前では無力。跡形もなく消し飛ばされる。

 葵が手札をすべて使い切った起死回生の一手は、未知のモンスター《Ol-セイクリッド・ネメアレオ》によってすべて無へと帰した。

「これで──」

「私はターンを終了するのみ、っていいたいのかな?」

 手札がなくなっても葵の表情から笑顔が消えることはなかった。むしろ今の状況こそ『計画通り』と言わんばかりにクスクスと笑っている。

「あなた、今更だけどパーミッションには慣れてないよね?」

「なんだト?」

「というより、最短で勝負を決めようと勝ち急いでる感じかな?

 あなたの失敗は、無効にする必要のなかった《ダメージ・ダイエット》の発動を無効にしちゃったことだよ!

 私は墓地の《置換融合》の効果! このカードを除外し、墓地の融合モンスター《リヴァイエリア》をエクストラデッキへ戻すことでカードを1枚ドローする!」

 

《置換融合》

墓地→除外

《リヴァイエリア》

墓地→エクストラデッキ

 

 《ネメアレオ》の効果はもう使えず、セットカードも墓地発動できるカードがないことも確認済み。

 つまりここからが正真正銘、七波葵の反撃開始となる。

「これが私の大本命。そして最後の大勝負!

 さあ、もう一度ビックウェーブを起こすよ! ドロー!」

 

【葵】

手札:0→1

 

 引いたカードが何なのか、葵はほとんど確認せずに墓地へと手を伸ばす。まるで、手札に来るカードが何なのかわかっていたかのように。

「私はまず、墓地にいる《フィッシュボーグ-ランチャー》の効果を発動!

 メインフェイズ時、自分の墓地に水属性しかいない場合にこのカードは墓地から特殊召喚することができる!」

 

《フィッシュボーグ-ランチャー》

☆1・水属性・魚族

DEF:100

墓地→フィールド

 

「この効果で特殊召喚したこのカードはフィールドを離れる場合は除外され、シンクロ素材にするときは水属性のシンクロ召喚しかできないけどね」

「水属性統一なら実質ノーコストで蘇生するチューナーということカ。なら、その手札でシンクロ召喚へ繋がるわけだナ?」

「いや、私がするのはシンクロ召喚じゃないよ!

 私は《水霊巫女エリア》を通常召喚!」

 

《水霊巫女エリア》

☆4・水属性・魔法使い族

ATK:500

 

 現れたのは《水霊使いエリア》と瓜二つでレベルを除けば同じステータスを持つ新たなモンスター。違う点と言えば装いが元の服をベースにしながらも巫女のような意匠が込められている点と、その手に持つ杖に鈴がつけられ、彼女の動きに合わせて澄んだ音を奏でている点か。

「《水霊巫女エリア》は手札・フィールド・墓地では《水霊使いエリア》として扱う。

 そして《水霊巫女エリア》の効果を発動するよ! コストとして手札・フィールド・墓地にいる水属性モンスター1体とこのカードの計2枚をデッキへ戻すことで、その2枚を融合素材とした扱いで《海流魔導師リヴァイエリア》をエクストラデッキから特殊召喚する!

 私はフィールドの《水霊巫女エリア》と墓地の《水精鱗-アビスグンデ》をデッキへ戻して疑似融合!

 もう一度出番だよ。出ておいで、《海流魔導師リヴァイエリア》!」

 《水霊巫女エリア》が杖を振るいながらその場で舞いはじめ、杖についた鈴が一定のリズムを刻む。その音と舞に誘われるようにフィールドに溢れてきた水は意思を持つかのように逆巻き、墓地の《アビスグンデ》及びフィールドで舞い続ける《水霊巫女エリア》を包み込んで集束。球体と化した水が弾けると共に再び七波のエースモンスター《リヴァイエリア》がフィールドへと降り立った。

 

《水霊巫女エリア》

フィールド→デッキ

《水精鱗ーアビスグンデ》

墓地→デッキ

《海流魔導師リヴァイエリア》

ATK:3000

 

 七波のエースモンスターが現れるその一部始終を目の当たりにした一矢は額ににじむ汗をぬぐい、ホッとした様子で息を吐いた。

「何かと思えば、またそのモンスターを召喚するのカ。だがそのモンスターでは《ネメアレオ》には勝てなイ!」

「確かにこの子じゃ攻撃力は及ばない。けど残念。《水霊巫女エリア》の効果で特殊召喚したこの子は、そもそもこのターン攻撃することはできないんだよね」

「なら、なおさらそのモンスターは《ネメアレオ》の餌食になるのみダ」

「《リヴァイエリア》の効果が攻撃力上昇のみだったら、ね?」

 《リヴァイエリア》はステータスもさることながら、その真価は融合素材によって能力が変化する、水のように変幻自在のモンスターであるということ。

 海流族を融合素材としている場合はダメージ計算時に攻撃力が800ポイント上昇する自己強化と、貫通効果。

 魚族を融合素材としている場合は相手の手札をピーピングしつつ1枚を墓地へ送るハンデス効果。

 そして、水族(アビスグンデ)を融合素材にした場合の効果は……

「《リヴァイエリア》の効果を発動!

 場の《フィッシュボーグ―ランチャー》リリースし、相手フィールドの最も攻撃力の低いモンスターのコントロールを得る!

 あなたのフィールドにいるのは《ネメアレオ》のみ。よって《ネメアレオ》のコントロールを渡してもらうよ!」

『さっきのターンの汚名返上なのです! [フェロー・ユニット]!』

「な……っ!?」

 

《フィッシュボーグ―ランチャー》

フィールド→除外

《Ol-セイクリッド・ネメアレオ》

フィールド(一矢)→フィールド(葵)

 

 《フィッシュボーグ―ランチャー》の力を得て《リヴァイエリア》が操る水は相手フィールドの《ネメアレオ》を拘束。そのまま葵のフィールドへ引きずり込んだ。

 その光景に一矢は絶句するも、何かに気づくと引きつった表情のまま笑い始めた。

「は、はははっ! コントール奪取の効果を持ってるのは驚いたが、お前のフィールドにプレート魔法はなイ!

 リバイバルモンスターはプレート魔法がなければ存在できないから、お前のフィールドに移った《ネメアレオ》はエクストラデッキへと戻るゾ!!」

 

《Ol-セイクリッド・ネメアレオ》

フィールド→エクストラデッキ

 

 指摘された通り、リバイバルモンスターはプレート魔法がなければその体を維持できず自己崩壊を起こす。異質な雰囲気を放つ《Ol-セイクリッド》であれどその例に漏れず、《ネメアレオ》はその黄金の鎧が砕け散り、獅子の身体を形作っていた宇宙は拡散して消滅した。

 《リヴァイエリア》はこのターン攻撃できず、他のアタッカーを召喚する余裕もなし。

 しかし葵の余裕の表情が崩れることはない。引き寄せた波が一度は離れたものの、今度はしっかりと掴んだと確信しているからこそ、このターンを終えることを迷わない。

「私はこれでターンエンド。さあ、そっちの番だよ?」

 

【一矢】

1/3300

----- ◉

----- 

【葵】

0/300

--◯--  

-----

 

 葵のライフは空前の灯火。対する一矢のライフはほとんど削れられていない。だが一矢の手札とフィールドにこの状況を逆転する手段がないのも事実。

「状況的に、そのドローで勝敗が決まりそうかな? 頼みの綱の引きの強さは発揮されそう?」

「黙ってロ。このデュエルに勝つのはお前じゃなイ!

 ボクのターン、ドロー!」

 

【一矢】

手札…1→2

 

「…………」

 ターン終了時には余裕を見せた葵だが、ドローの瞬間というのは自分と相手どちらがする場合にも緊張する。

 それにここまで数ターンの間、一矢はドローしたカードによって確実に葵を追い詰め、常に有利な状況を作り出してきた。

 セイクリッドの加護なのかどうかは別として、彼の引きの強さは侮れない。

 運命を分けるドロー。その手に引き寄せた1枚の正体は……

「はは、ははははハッ!! やはりこのデュエル、ボクの勝ちダ!

 ボクは手札の《インフェルニティ・リフレクター》を墓地へ送り、《死者転生》を発動!

 墓地のモンスター《アチャチャアーチャー》を手札へ加え、そして通常召喚!」

 1ターン目以来にフィールドに現れた弓兵を前にして葵の表情が強ばり、対する一矢は勝ちを確信して高笑いする。

「《アチャチャアーチャー》の召喚成功時、相手へ500ポイントのダメージを与えル!

 お前のライフはたったの300。これで終わりダ!!」

「──ちょっと冷や冷やしたけど、やっぱり私の予想通りだったね」

 《アチャチャアーチャー》の番えた矢に狙われているにもかかわらず、彼女はホッとした様子で笑みを浮かべる。

「何が可笑しイ?」

「さっきのターン、必要なこととはいえ立て続けに墓地のカードを使う必要があったから、思い出されるかどうか少しひやひやしてたんだよね。というか、勢い余って名前言っちゃったし」

 けど、と言葉を繋げてながら葵の手はゆっくりとデュエルディスクへ伸ばす。

「あなたなら見逃してくれると思ってたよ。

 一応、フィールドに注意が向くように気を付けてはいたけどね?」

「一体何を言いたイ!?」

「まだ1枚、墓地で発動できるカードが残っていたってこと! 黄昏君、今度こそ使わせてもらうよ!

 墓地の《ダメージ・ダイエット》を除外することで効果を発動! このターン、私の受ける効果ダメージを半分にする!」

 

《ダメージ・ダイエット》

墓地→除外

【葵】

ライフ…300→50

 

 放たれた矢は葵に届く直前で光の壁に阻まれ、その威力を減衰させる。しかしそれでもダメージがなくなるわけではない。

 減衰した際に軌道が反れたものの、放たれた矢は少女の脇腹をえぐる。

「づ……っ!?」

『マスター!!』

 このデュエル中で受けたダメージの中で一番少ないダメージではあるものの、残るライフは50。そして葵の強力無比なサイコパワーによるバーンダメージをまともに受けた結果、貫かれた箇所から出血。少女の足元に鮮血が垂れ始めた。

 意識を失うまではいかなかったが、凄まじい激痛にたまらず膝をついて浅い呼吸を繰り返している。

 サイコデュエルによるダメージも無視できないが、つい先日黄昏が闇のデュエルでどうなったのかを見たばかりなのだ。実際の痛みよりも精神的なダメージの方が深刻かもしれない。

「ははは……一発ぐらいならって思ったけど、これヤバいかも。

 心臓の音が耳の中で反響してるみたいでうるさいや……」

 もはや一刻の猶予もない。

 されどこのまま倒れるつもりも毛頭ない。なにより、道路の端で横たわっている少年はこの驚異から何度も身を挺して守ってくれたのだ。

 くわえてこのデュエル、絶体絶命の状況を耐え凌いでくれた《クリアクリボー》と《ダメージ・ダイエット》はどちらも最初は葵のデッキには入っておらず、黄昏のデュエルディスクを借りたことで彼女のデッキに混ざったカードだった。

 自分が今こうしてライフを残せているのは他ならぬ2人のお陰なのに、自分がこの程度でダウンするなどあってはならない……!

 そう自分を鼓舞した葵は、対峙する相手を睨みつけて叫ぶ。

「さあ、ターンエンドして。もうあなたに反撃の手段はないはずだよ!!」

「う……」

「早く!」

「ボ、ボクはこれでターンエンド。

 だがお前も今のフィールドのままではライフを削りきれなイ! 結局はドローしたカード次第ダ!」

 

【一矢】

0/3300

--◯-- ◉

----- 

【葵】

0/50

--◯--  

-----

 

「私のターン、ドロー……」

 

【葵】

手札…0→1

 

 力の入らない指でなんとかデッキトップからカードを引き抜く。

「《一騎加勢》……よし、これで……」

 勝利を呼び込めたことを確信したところで視界がぐらつく。

 とっさに地面に手をついて耐えるが、ぐらつく視界によって平衡感覚を失い、今の自分が倒れているのかギリギリ耐えているのかすらわからなかった。

「あと、少しなのに……」

『マスター!』

 耳鳴りがひどく周囲の音も遠のいている状態で、聞き慣れた心地いい声が不思議と鮮明に聴こえてくる。

「《エリア》……?」

『そうです、《エリア》なのです!

 バトルフェイズにさえしてもらえれば後はわたしが引き継ぎますです! だからマスター、あともう少しだけ頑張ってくださいなのです!』

「ふふ、それは、頼もしいね……」

 普段はあわあわしているが、いざという時には本当に頼りになる相棒に背中を押され、葵は残る力をすべて振り絞ってカードを切る。

「私は、《一瞬加勢》を発動……

 《リヴァイエリア》の攻撃力をこのターン終了時まで1500アップさせる……っ!」

「な、ん……っ!?」

 

《海流魔導師リヴァイエリア》

ATK:3000→4500

 

 デメリットなしかつ上がり幅が固定値の単体強化では最高値を誇る通常魔法により、七波のエースモンスターはその一撃で相手モンスターともども決着をつけることができる火力を得た。

 この瞬間、ほぼ100%葵の勝利が確定するが、それ以上の処理をする体力はもう彼女には残っていなかった。

「バトルフェイズに、移行するよ……

 それじゃあ、後はお願いね──?」

 その言葉を最後に葵は意識を失って倒れ込む。

 その姿を前にし、表情を引きつらせていた一矢は尻もちをついた。

 盤面は完全に一矢の敗北が確定している。しかしそれは葵が攻撃宣言をしなければその未来は訪れない。

 ──普通のデュエルであれば。

『お任せくださいなのです、わたしの最愛のマスター!』

 その意思を受け継いだものがフィールドに存在する限り、このデュエルは終わらない。

 主の命を受けずともその役目を果たすべく、海竜と混ざり合った女魔導師はその手に握る杖を振るってその身に水を纏い始める。

 その視線の先にいるのは、火矢を番いながらもその圧倒的力の差に戦意喪失している戦士と、その奥で尻もちをついたまま動けないデュエリスト。

「な、なぜデュエリストの指示もなしにモンスターが勝手に攻撃準備をしていル!?

 黄昏遊糸はまだ復活していなイ。誰もこの場にデュエルを進められる人間はいないのに……一体何が起こっているんダ!?」

『普通のデュエルならこんなことは不可能なのです。ですが、なぜか今なら出来るという確信があるのです!』

 一矢にはカードの精霊は認識できないらしく、《エリア》が説明してもその声は彼には届かない。

 状況が理解できず怯える相手を前にトドメを刺すという行為に、根が優しすぎる彼女は胸を痛める。

『でも、マスターが……()が必死に引き寄せたこの千載一遇のチャンス、絶対に逃すわけにはいかないのです!』

「や、やめろ……」

 自分が負けるという事実、高火力のモンスターに狙いを定められているという状況、はたまたデュエリストの指示もなくデュエルを進めるモンスターと対峙するという未知の光景。

 あらゆる要素が絡み合い、一矢はか細い声で命乞いをすることしかできない。

 残念ながら、その願いを聞き届けてくれる女神はこのデュエルに舞い降りることはなかったが……

『お覚悟を! 《リヴァイエリア(わたし)》で《アチャチャアーチャー》さんへ攻撃! [レヴィアタン・ボルテックス]』

「来るな、来るなぁぁァッ!!!」

 

【一矢】

ライフ:3300→0

 

 セイクリッド同士のデュエルではその攻撃は本物になる。その特性はもちろん一矢にも適応され、攻撃力4500の衝撃は激流という形で《アチャチャアーチャー》もろとも青年の身体を押し流し、はるか後方の瓦礫へと叩きつけた。

 デュエルの決着を告げるけたましいブザーが鳴り響くが、葵は未だ意識を失い倒れたまま。デュエルの結末を見届けられたのは、己の不甲斐なさを悔いている《エリア》のみ。

 勝利を噛みしめることも分かち合うこともなく、勝利のファンファーレはむなしく静寂の中へ解けていった。




今回の《アマゾネスの射手》のような例は稀ですが、投稿したタイミングの禁止制限に準じていくのでよろしくお願いします
あとデュエルが前編後編に分かれる場合は1週間、それ以外では3~4週間更新にしていこうと思います


そして今回から登場するオリカ《水霊巫女エリア》です
《海流魔導師リヴァイエリア》専用サポートカードになります。
効果を考えたのはかなり前なので、素材を選ぶのをコストにした理由がいまいち思い出せませんが、このままでいきます
(コストにすればこのカードと墓地のリヴァイエリアを選べば戻したのを呼べるからかな……効果使えないけど)

《水霊巫女エリア》
☆4・水属性・魔法使い族
ATK:500 DEF:1500

①このカードのカード名は、手札・フィールド・墓地に存在する限り《水霊使いエリア》として扱う。
②このカードと墓地の水属性モンスター1体を対象にデッキへ戻すことで発動できる。
選んだモンスターを素材とした扱いでEXデッキから《海流魔導師リヴァイエリア》1体を融合召喚する。この効果で融合召喚したモンスターはこのターン攻撃できない。
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