言峰綺礼が消えたのを見送ったベルはフラフラと頭を上下左右に振る。
「良く我慢した、もう寝て良いぞ、楽になれ」
「いえ、まだやらないといけないことが」
「え?」
ベルは走り出し向かったのはダンジョンの【大最悪】が空けた大穴、そこから何かが更に下層へ続く穴に落下するのをベルは防いだ。
何かとはアルフィアだった。
「私を受け止めた?なぜだ、なぜこんな事を…………」
「貴女に言ったから、【どっちも正しい】って」
「……………………」
「どちらも正しいならどちらも掴み取る理想を…………諦めないで欲しいから、この人達みたいに」
ベルはそう言うとポケットの中からスマホを取り出す。その中にはベルがこの世界で始めた【Fate Grand Order】が入っていた。同時にベルの体は消え始め追いかけて来ていたアーディが叫ぶ。
「シロ!!」
「アーディさん、また時間みたいです」
「…………ずっと、そうじゃないかって思ってた、またお別れする日が来るんだって、怖くて言えなかったけど、それでも、シロ!!私好きな人が出来た!!今度あった時は、それを、教えてあげるね」
「…………はい、約束です」
そうして、ベル達は元の時代へ戻り全ての人々が、その存在を忘れてしまった。
それから幾月が経ち、一人の少年が旅立とうとしていた。
「行ってきます。お祖父ちゃん、天から見守っててね。アルフィア叔母さんも、どうか」
すると少年の背後からグラスがとんできて少年の頭にクリーンヒットする。
「オブっ!?」
「砕くぞ?」
「もう砕かれてます!!頭が!!頭がぁ〜!!」
「何度言わせればわかる?私の事は何と呼べと言った?ん?」
「アルフィアお義母さん!!すいませんでした!!」
まぁなんとも締まらない門出になったが少年ベル・クラネルは英雄への道を確かに歩み始めた。
(夢を見た、遥か遠く、ここではない何処かの、静かで寂しい孤独の夢を、アレはきっとあり得たかも知れないもう1人の僕、もう1つ夢を見た、とある男の人の夢を継いで戦い続けた誰かの夢、時に愛する人と引き離されても悪を止め、時に未来から来た自分と戦い、時に道を踏み外した知り合いの為に傷付きながら戦っていた)
ベルは1度足を止めポケットの中の物を見る。
アルフィアから譲り受けたもう動かない
展開される宝具に時折祖父は変なリアクションをしていたがそれでもベルは気に入っていた、何時か彼らの様になりたいとスマホを握り締めポケットの中にスマホをしまうとオラリオに向けて歩き始めた。
因みに此方のベル君はアルフィアの死亡時期によってエンディングが代わります。
アポロンとの戦争遊戯前に死ぬとベル君は色々ゴタゴタして特訓が出来ず負けて【アポロン・ファミリア】に吸収されるバットエンド
それを乗り越えてもウィーネと遭遇する前に死ぬと色々ゴタゴタあり『彼らを守る事が悪だと言うなら、僕は悪で良い』とか言い始める【美優兄士郎メンタルベル君】とか言うバケモノが生まれオラリオVS【異端児】&ベル君の大戦争が勃発しオッタルに細切れにされますが【異端児】達がどれだけ有益な存在かを訴え彼らは願いを果たす事が出来ます。
ベル君が全部終わらせるまで生きてたら嫁さんに嫁の作法を叩き込むアルフィアが見れるよ、頑張ってクリアしようねベル君!!