銃声と剣撃の近く、ぼんやりとした意識の中でベルはオッタルに勝つ算段を立てていた。
(【ブレイズ・オブ・カオス】は壊れた、残っているのは神様のナイフと【魔法】だけ。考えろ、【無限の剣製】じゃ駄目だ、宝具の3連続投影も傷を付ける事は出来たけど深手じゃない、もっと、もっと強い武器だ、或いは力だ)
ベルは思考を巡らせる。肉体が回復した時の為に頭を回す。
(そう言えば、あの人は何が違ったんだろう)
巡る思考の中でベルの頭に浮かんだのは【戦争遊戯】前の調整の日。
「【
瞬間、ベルは禁忌に触れた。
「オェェエエエエエエエエエエ!?」
あってはならない事実、この世に起こって無い事実、ベルのキャパシティを超える悲痛な話にベルは嘔吐した。
「ベル!?」
「ちょっ!?リューさん戻って!!今離脱されたら」
「ゲホッ!!ゴホッ!!ウェェエエエエエエエエ!!」
「ベル!!ベル!!しっかりしなさい!!」
リューが前線を離脱した事でリュウイチとミユも仕方無くその後を追いベルの元に来る。
「どうした!?何が起きてる!?」
「分かりません!!突然苦しみ始めて」
「え、エミヤさんが、過去に…………悲惨で…………ウェェエエエエエエエエ!!」
「ッ!!まさかベルあの記憶を投影したの!?アレは駄目だって!!今すぐ魔法を切って!!じゃないと」
「何です!?魔法を切らないとどうなるんですか!?」
「じゃないと、呑まれる」
ベルの魔法【
「………………………………………………」
先程まで藻掻き苦しんでいたベルは不意に動きを止める。
「ベル?大丈夫ですか?」
「ああ、大丈夫だとも」
「呑まれた」
ベルの様子に戸惑うリューとリュウイチを他所にミユはそう呟く。
「おい、説明しろ、何が起きた?」
「もう今はベルじゃない、ベルはベルが投影した物に呑まれた、共感しすぎたんだ」
「諸君、下がっていると良い、すぐに終わらせよう【投影、開始】」
そう言ってベルが投影したのは干将・莫邪、しかしそれは観客の知る物ではなかった。引鉄と銃口が付き銃身に刃のある所謂銃剣、それを手にベルはオッタルに向き直る。
「……………………来い」
「【
【
【
【
【
【
【
【
同時にベルの持つ銃剣から1発の弾丸が発射された。
純粋なベル君だからこそ耐えられなかったパターンですね
後無限の剣製の詠唱は想像です。