軽口ばかりの魔術師が、私を救う白銀の守護獣だったなんて〜婚約破棄された聖女は、死に戻りの果て、人外の彼に溺愛される〜   作:鈍色シロップ

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――屋敷の裏庭にある大木の上。

 

太い枝の付け根に腰を下ろしていた私は、隣に座る白銀の髪の男の肩口に、そっと額を寄せていた。

 

枝葉のあいだから落ちた光が、後ろで緩くまとめられた彼の長い髪を淡く照らしている。

頬に触れていた指先が離れ、代わりに髪を撫でられた。

 

子どもを褒めるような手つきではない。

それだけで、頬がどうしようもなく熱くなる。

 

何度も同じ朝へ戻され、何度も同じ死の結末を迎えた私が。

人間ではない彼と、こんなふうに寄り添うなんて。

あの日の私は、まだ知らなかった。

 

始まりは、ひとつの夢だった――

 

 

 ◇ ◇ ◇

 

 

視界いっぱいに、赤が広がっていた。

石畳の上に、血が流れている。

 

膝をついた長い髪の女性が、狼にも獅子にも見える大きな獣へ手を伸ばしていた。

獣もまた、傷だらけの身体を引きずるようにして、その手に鼻先を寄せようとしている。

 

その人の横顔だけが、なぜかはっきりと見えて――

 

(――私の、顔?)

 

途端に、景色が反転した。

 

冷たい石畳の感触。

喉の奥に絡みつく血の味。

獣の低い唸り声。

 

次の瞬間、背中になにかが深く突き立った。

見下ろした先、自分の脇腹から、黒く鋭いものの先端が突き出ている。

 

「……っ」

 

息が、吸えない。

一拍遅れて、焼けるような痛みが押し寄せた。

寒い。気持ち悪い。指先から力が抜けていく。

 

獣が吠える。なにかに飛びかかっていく。

その姿もだんだんと遠のいて、私の意識はそこで途切れた。

 

『……約束するよ。どんなに時が経とうと、君の残したものはすべて、僕が――』

 

最期に、そんな声が聞こえた気がした。

 

 

 ◇ ◇ ◇

 

 

朝。

私は寝台の上で目を覚ました。

 

(夢……?)

 

白い天井が、ぼんやりと目に入る。

ゆっくりと上体を起こし、頭を軽く振る。

いつもの朝の光が、窓から差し込んでいた。

 

「どうして、こんな夢を……」

 

さっきの生々しい感覚が、まだ身体に残っていた。

背中を貫かれた痛みも、息ができなかった苦しさも、思い出すだけで気分が悪くなる。

それなのに――

 

(あの獣は、なんだったのかしら)

 

夢のなかとはいえ、自分が殺されたことよりも、そっちのほうが妙に気にかかった。

 

「……いえ、ただの夢よね。早く忘れましょう」

 

自分に言い聞かせるように呟くと、寝台から立ち上がる。

 

今日は大神殿で、定例の儀がある。

第二王子セオドリク殿下の婚約者として、私はあの人の隣に立たなければならない。

 

朝の支度を済ませようと鏡台に向かう。

赤みがかった栗色の髪を整え、眠気の残る淡い赤紫の瞳をひとつ瞬かせた。

 

――まさか、今日という日が終わらなくなるなんて、この時の私には知る由もなかった。

 

 

 ◇ ◇ ◇

 

 

自室を出ると、廊下に誰かが立っていた。

 

白にも見える銀色の長髪を後ろで緩くまとめ、その髪と同じような色合いのローブを、無造作にまとった長身の男。

襟元や肩にあしらわれた、毛皮めいた装飾が目を引く。

この家に仕える魔術師、フェルだ。

 

壁に背を預けて腕を組んでいた彼は、私の姿に気づくと、口元だけで笑った。

 

「おはよう、エステア。今日もお早いお目覚めで」

 

「……おはよう、フェル。珍しいわね、こんな朝早くから起きているなんて」

 

「そりゃあ……定例の儀がある日だもの。なにかおかしいかい?」

 

「おかしいわよ……あなた、そんな日に顔を出すこと自体、一度もなかったじゃない」

 

呆れたように返すと、彼は小さく首を傾げた。

そんな何気ない仕草まで妙に様になっていて、なんとなく調子が狂う。

 

私が物心ついた時から、フェルは魔術師として家にいた。

だからかなりの年上のはずなのに、いまではなぜか、私とあまり年の差がないように見える。

家の誰も、そのことを不思議がらない。

 

(若作りの魔法でもあるのかしら)

 

……なんて、さすがに直接聞く勇気はない。

ただ、誰もが口を揃えて「彼はすごい魔術師だ」と言う。

 

(なにがすごいのか、私にはさっぱりわからないけれど。だってあの人、いつも木の上で昼寝ばかりしているんだもの)

 

なのに、今日はこんな朝早くから起きている。

まさか空から槍でも降ってくるのかしら。勘弁してほしい。

そんなことを考えていたら、ふいに名前を呼ばれる。

 

「エステア」

 

フェルがじっと、私の顔を見る。

 

「な……なに?」

 

金の瞳をまっすぐ向けられ、どうにも居心地が悪い。

 

「顔色よくないね。ちゃんと眠れた?」

 

「……えっ?」

 

「ひどい顔してる」

 

「……ひどい顔なんて――」

 

そう言い返しかけて、ふと思い出す。

 

(もしかして……自分が殺される夢なんて見たから?)

 

鏡で顔を見た時は、たいして気にも留めなかったけれど。

 

「そんな顔で定例の儀なんて行ったら、君の婚約者にも余計な心配をかけちゃうんじゃない?」

 

フェルはごそごそと懐を探ると、白い組紐を取り出す。

銀糸が編み込まれているのか、さりげなく上品に煌めいている。

 

「ほら。気休めだけど、お守り」

 

「……は?」

 

「いいから。今日はつけときなよ」

 

そう言われても……と、すぐには手を伸ばせずにいる。

けれど彼は、差し出した手を引っ込めるつもりはなさそうだった。渋々頷く。

 

「わかったわよ……ありがとう、フェル」

 

組紐を受け取ろうとしたところで――「貸して」と短く言ったフェルに、手首を取られた。

 

「ちょ、ちょっと……!」

 

あまりに自然な手つきで、するりと組紐が手首に巻かれる。

ひやりとした指先が一瞬だけ肌に触れて、妙に意識してしまう。

 

「これでよし。じゃ、またね」

 

それだけ言って、フェルは廊下の奥へ立ち去ってしまった。

 

「……なんだったのかしら」

 

手首に巻かれた組紐を、まじまじと見つめる。

 

(まあ……あからさまに怪しげなものには見えないし、つけておいて損はないかしら)

 

ふう、と小さく息を吐く。

それから、朝のお祈りのために礼拝室へ向かった。

 

 

 ◇ ◇ ◇

 

 

私の家――ラグレイン家の屋敷は、王都大神殿の北棟に連なっている。

大神殿の奥にある、初代が施した封印を守るのが、代々この家に生まれた聖女の役目だからだ。

遠い昔、この地を苦しめた「大いなる災い」が封じられていると伝わっている。

 

もっとも……いまでは、この役目の重さを本気で信じている者は少ないのかもしれない。

神殿でさえ、ただの慣例のように受け止めている節があった。

 

なにが封じられているのか、もうはっきりしない。

それに、今日まで封印に異変が起きたこともない。

だからといって、私は手を抜く気にはなれなかった。

 

(きっと……意味があることなのだから)

 

そう思わなければ、自分がなんのために聖女として育てられてきたのか……わからなくなってしまいそうだった。

 

屋敷の礼拝室で朝の祈りを短く済ませ、大神殿の最奥にある封印の間へ向かう。

両開きの大きな扉の前には、年配の神官が待っていた。

脇には、ふたりの衛兵が無言で立っている。

形式どおりのやり取りを済ませ、神官と衛兵を扉の外に残し、私はひとりでなかへ足を踏み入れた。

 

封印の間の奥には、巨大な石扉があった。

私はその前に立ち、決められたやりかたで祈りを捧げる。

石扉に刻まれた紋様が、いつもどおり淡く光を返した。

その光は、封印を守るための聖女の祈りが、今日も正しく捧げられた(しるし)だと教わってきた。

 

(ひとまず、朝の務めは終わりね)

 

そうして日中の務めをこなしているうちに、やがて定例の儀の時刻が近づいてきた。

 

夢のことも、フェルのことも、もう忘れたつもりでいたのに、ふとした拍子に何度か頭をよぎって……そのたびに、考えすぎだと振り払った。

 

 

 ◇ ◇ ◇

 

 

午後。

定例の儀が、大神殿の広間で始まる。

 

この儀には、王家代表と神殿の上位神官たちが出席する。

扉の向こうでは、ラグレイン家の関係者たちもいつもどおり席につき、列席を許された貴族や下位神官たちの姿も見えた。

私は聖女として、最後に広間へ足を踏み入れる。

 

壇の近くには、第二王子セオドリク殿下が、王家の代表として立っていた。

表情はひどく張りつめ、青緑の瞳は私を見ようともしない。

すぐそばには、見慣れない女性まで佇んでいた。

 

年の頃は、私とそう変わらない。

乳白に近いやわらかな色合いの衣をまとい、褪せた金の髪をゆるく流している。

ほとんど色のない薄い水色の瞳だけが、静かにこちらを見ていた。

 

その女性と目が合った瞬間――背筋がぞくりと粟立った。

理由はわからない。ただ、本能みたいなものが「危険だ」と叫んでいた。

 

さりげなく目を逸らすと、壁際に立つ白いローブ姿の男性――フェルが目に入った。

 

(嘘……あのフェルが、広間にまで来るなんて)

 

「定例の儀があるから早起きした」とは言っていたけれど、どうせいつもの軽口だと思っていた。

しかも、その顔にいつもの笑みは張り付いていなくて……ただ黙ってこちらを見ている。

金の瞳にはなんの感情も浮かんでいなくて、それがひどく冷ややかに見えた。

いやな予感が、さらに強くなる。

 

セオドリクの待つ壇まで、なんとか進む。

すると――彼が一歩、前へ出た。

 

あまりにも不自然な動きだった。

私を見ないまま口を開く。

 

「エステア・ラグレイン。君との婚約を、破棄する」

 

「――えっ」

 

呟くと同時に、広間に小さなどよめきが走る。

一切の動揺を見せず、彼は淡々と続ける。

 

「この婚約は、王家と神殿が共にこの国を支える証だった。……だが、その前提は失われた。神殿にとって、君は――もう聖女ではない」

 

聖女ではない。

突然そう突きつけられても、意味がわからなかった。

 

(だって……封印を施したのは、ラグレイン家の初代聖女で……今日だって、石扉は私の祈りに応えたのに)

 

なんとか言い返そうとしたけれど、その前に、セオドリクがさらに告げた。

 

「ゆえに王家も、君との婚約を続ける理由はない。代わりに……新しい婚約者を連れてきた。――メルディア」

 

「ええ、殿下」

 

鈴を転がしたような澄んだ声で返事をしたのは、セオドリクの隣にいた見知らぬ女性。

乳白色の衣の裾をつまみ、上品に一礼する。

 

「ごきげんよう、皆様」

 

「メルディアは、西方から参った神託の巫女。彼女が見抜いたのだよ。ラグレイン家の……『嘘の封印』を」

 

「嘘の……封印……?」

 

広間のざわめきが、一段と大きくなる。

そこでようやく……気づいてしまった。

この場で明らかな動揺を見せているのは、末席の貴族や神官たち――そして、ラグレイン家だけだった。

 

壇に近い席にいる王家の重臣たちは、誰ひとり顔色を変えていない。

神殿の上位神官たちもまた、止めに入るどころか、ただ静かに成り行きを見ていた。

 

(この場は、最初から私を……ラグレイン家を切り捨てるために、用意されていたのね)

 

王家と神殿のなかに、ラグレイン家を疎んじる者たちがいることは、以前より噂されていた。

けれど、まさかここまであからさまな手を使ってくるなんて。

 

そんな私をあざ笑うように、メルディアはくすくすと笑うと、するりとセオドリクの懐に滑り込む。

彼はメルディアの肩を抱き寄せ、私を睨みつけた。

 

「彼女はこの国の恩人だ。それに比べ……お前はなんだ。嘘の封印で人を騙してきた、偽りの聖女じゃないか。いや、お前だけじゃない。先代も、その前も、皆同じだったのだろう。――虫唾が走る」

 

ガタン、と大きな音がした。

顔を向けると、ラグレイン家の席で父が立ち上がっていた。

 

顔色は蒼白で、目は大きく見開かれていた。

娘の私だけじゃない。先代聖女だった母まで侮辱されて、黙っていられなかったのだ。

けれど、ラグレイン家ごと切り捨てられたいま……当主である父でさえ、この流れはもう止められない。

 

(……私が、なんとかしなきゃ)

 

当代の聖女である私が、ラグレイン家を守らなきゃ。

息を整える。もう、怯んでいる場合じゃなかった。

 

「メルディア様、でしたか」

 

睨みつけることなく、セオドリクの腕に抱かれたメルディアをまっすぐ見据える。

 

「封印が嘘だとおっしゃるのなら……その神託こそ、真実である証拠はおありで? このエステア・ラグレインを、偽りの聖女と決めつけるのなら――あなただって、偽りの巫女かもしれませんわよね?」

 

私が詰め寄っても、メルディアは笑みを崩さない。

 

「哀れなかた……先祖がついた浅ましい嘘に、あなたまで騙されていたのですね」

 

彼女の目が、わずかに細められる。

 

「ですが、一度もおかしいと思わなかったのですか? 聖女の祈りで石扉が光る――それだけで、本当に封印が保たれていると?」

 

「なにを……っ!」

 

言い返そうとして、はたと気づく。

石扉は、私が祈れば間違いなく光る。

それが本当に、封印を保っている証なのか示す術は――持っていない。

 

「ほらね。ご自分でもわからないのでしょう?」

 

メルディアの口元が、かすかに吊り上がる。

 

「だからこそ、神託が必要なのですわ。人の目には見えない……偽りを暴くために」

 

彼女の白い指先が、そっとセオドリクの袖をつかむ。

 

「ねえ、殿下。もうおわかりでしょう? 偽りの聖女は、ラグレイン家もろとも――いますぐここで、処刑すべきですわ」

 

広間の空気が、凍りついたように静まる。

 

「そうだな」

 

セオドリクは迷いなく頷いた。

近くの兵に合図をし、剣を持って来させる。

 

(嘘……でしょ……)

 

予想もしなかった事態に、頭が真っ白になる。

剣を受け取ったセオドリクが、迷いのない足取りでこちらへ歩いてくる。

 

「偽りの聖女に、情けは不要だ」

 

「待っ――」

 

振り下ろされた刃が迫る。

反射的に、身体を横へ捻って避けようとする。

その時――片方の手首を強く掴まれたような感覚がして、身体が逆方向へぐいと引かれた。

 

「きゃっ!」

 

足がもつれ、肩から床へ叩きつけられるように横倒しに崩れる。

ガキン、とすぐそばで刃が石床を打った。

 

(なに……いまの……)

 

肩の痛みに耐えながら、床に手をつく。

手首の組紐が目に入る。

朝、フェルにほとんど強引に巻かれた「お守り」だ。

 

(この組紐に……引っ張られた?)

 

ただ、助けられたような感じではなかった。

避けようとした体勢を、無理やり崩されたような気がする。

編み込まれた銀糸が、かすかに光る。

それ以上のことは、なにもわからなかった。

 

(……いまはそんなことより、早く逃げないと。このままでは、本当に……殺される)

 

立ち上がろうと、もう片方の手もついて体を起こす。

 

「逃がさん」

 

セオドリクの低い言葉が聞こえた直後――

背中に、なにかが深く突き立った。

 

「……っ」

 

見下ろした先……自分の脇腹から、鋭い刃先が突き出ている。

息が、吸えない。

 

一拍遅れて、焼けるような痛みが押し寄せた。

寒い。気持ち悪い。指先から力が抜けていく。

 

朝見た夢――私が殺された時の光景が蘇る。

あの夢と同じだ。息苦しさも、寒さも、痛みも、なにもかも。

 

(父は……)

 

半ば無意識に、父の姿を探す。

けれど、父のいたあたりには兵たちらしい影がいくつも重なっていて、もう誰が誰だかわからなかった。

 

(このまま……父も、家の他の者たちも皆……殺されてしまうんだわ)

 

彼らの姿が、次々と頭に浮かんでは消える。

そのなかには、白いローブ姿も混じっていた。

 

(フェル……あの「お守り」は、結局なんだったの……?)

 

壁際に立っていた彼の姿を探そうにも、かすんだ視界では難しい。

そのことを考える余裕すら、徐々に失われていく。

虚しさだけが胸のなかを満たす。

 

(私は……ラグレイン家は……いったいなんのために、封印を守り続けてきたんだろう)

 

少なくとも、こんな人たちのためなんかじゃない。

そう思ったところで、もうどうすることもできない。

 

涙すら零す時間もなく、私の意識はそこで途切れた。

 

 

 ◇ ◇ ◇

 

 

――朝。

私は寝台の上で目を覚ました。

 

「……ぇ?」

 

掠れた声が漏れる。

白い天井が、ぼんやりと目に入る。

上体を起こす。見慣れた自室だ。

いつもの朝の光が、窓から差し込んでいる。

 

(また……私が殺される夢?)

 

けれど、今度はただの夢と呼ぶには……あまりにも生々しかった。

神託の巫女。嘘の封印。……偽りの聖女。

 

「……ぅ……」

 

思い出して吐きそうになるのを、なんとか堪える。

気づけば、手が脇腹をさすっていた。

傷なんてないはずなのに、そこにまだ痛みが残っている気がして。

 

けれど、見下ろした手首には、あの白い組紐だって巻かれていない。

それはそうだ。夢のなかの出来事だったのだから。

そう思って、少しだけ息をつく。

 

(……とりあえず、朝の支度をしなくちゃ)

 

夢のことをいつまでも気にしていても仕方がないと、なんとか寝台から立ち上がる。

 

今日は大神殿で、定例の儀がある。

第二王子セオドリク殿下の婚約者として、私はあの人の隣に立たなければならない。

 

(婚約者として……)

 

夢のなかで、彼に婚約を破棄されたことを思い出す。

 

(……まさか、ね)

 

朝の支度を済ませようと鏡台に向かう。

鏡のなかの私は、いつもとなにひとつ変わらない。

 

扉を開けて、自室を出る。

すると、廊下には――昨日の朝と同じように、フェルが壁に背を預けて立っていた。

 

「おはよう、エステア」

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