各"黒"のサーヴァントのホムンクルス水槽の反応:
シャルル→これ使って勝ってもカッコ悪いからマスター(ゴルド)に直談判をする。が、彼から勝たねばならない理由と共に土下座(+大戦が終わったらホムンクルスを開放すると約束する)をされて渋々引き下がる。
景虎→特になし。そういうのもあるよねぐらい。
為朝→あまりよくは思っていないが、マスターらの事を考えて言及無し。
ペルセウス→"彼"の過去を思い出す所業に一時はキレかけたが、大戦が終わったらホムンクルスを開放すると言われたことに加え、自分が言えた義理ではないので言及無し。
エレナ…あまりいい顔はしていない。が魔術師なのでその辺は言及する気がない。
武蔵→ノーコメントとのこと。
三郎→ノーコメント(戦いならそういうのもあるよね)とのこと。
トゥリファスの街にある教会。
そこではサーヴァントとそのマスターの人影が複数見られた。
「これはマズいですね‥‥‥」
シロウ・コトミネこと天草四郎は今しがた非常に焦っていた。
間違いなく勝てる戦いだと見込んでいた。
そして
しかし、この後が許容できなかった。
東洋の英霊は女性剣士以外にも召喚されている可能性を考慮していたが、やはり召喚されていようとは。
ステータスやクラスは案の定文字化けして読み取ることが出来なかったが、戦い方から全員がトップレベルのサーヴァントであるのは間違いない。
ここで情報を持ち帰ろうとした
何と向こうは、戦ってすぐにこちらの二人の真名を看破したらしく、短刀の投擲、白い光のような光線?、急襲する"黒"のライダーに背後から不意打ちしようとする推定"黒"のランサーで四重ブラフを仕掛け、"黒"のアーチャーによる本命の一撃で
使い魔越しで見ても常軌を逸した射撃の精度に加え、威力が段違いすぎるその一射は軌道上にあった物を全て無に帰していた。
その結果動けなかった、
令呪をすぐに回収して、その令呪を使用してこちらに瞬間移動させようとしたのだが、遅かった。
その結果として今回の戦いで
見事なまでに惨敗を喫したのである。
しかしながらいくつか情報は得ることが出来た、例えば"黒"のライダーと"黒"のランサーの真名、そして"黒"のアーチャーの能力だろう。
「"黒"のアーチャーの真名は不明*1ですが、恐らくは神代の弓使いか相当な逸話を持っているのでしょう」
「あれはまるで対サーヴァント用のビーム兵器と一瞬勘違いしてしまった。あれほどの威力と精密性は『オリオン』と同等か下手するとそれ以上かもしれない」
「オリオンと肩を並べられる実力ですか‥‥‥。 ランサー、あなたはあの宝具についてどうでしょうか?」
「神代の者かそうでないかは分からないが、あれほどの矢を何度も撃てる逸材であれば我が宝具を以てしても防ぐのは厳しいだろう」
これには思わず天草四郎は内心で舌打ちをしかけた。
真名が読み取れなかったことであの宝具のデメリットやランク、クールタイムが知ることができなかった。
さすがに、あれを何本も連射できることはないだろうが、状況によっては最大でも3連射ほど出来てしまう可能性がある。
まさか真名が読み取れないことがこうも不便だったとは。ルーラーというクラスの特権はないに等しいではないか。
「それにしても‥‥‥ペルセウスが"黒"のライダーでしたか‥‥‥」
「ああ、この眼でしかと見た。あの宝具を扱えるのは彼しかいない」
アタランテから告げられた敵ライダーの真名はペルセウス。
かのヘラクレスの曽祖父に当たり、メデューサを退治せしめた大英雄。
その実力は不明だが、ヘラクレスと同等と言われている程である。
縁による召喚ではなく触媒を用いての召喚なのだろうが、よくペルセウスの触媒を発見したものだ。
ペルセウスや彼の子孫のヘラクレスなどの大英雄の触媒はすでに入手不可能な域にまで行っている。にも拘わらず召喚できているのを見るに、何らかのルートで入手したのだろう。*2
ペルセウスの持っている宝具は確認されただけで4つ。
ペガサスを召喚・使役する
いや、下手したら他にも逸話を元にした宝具を持ってきている可能性がある。
ペルセウスは神代の初期に生きた人物である。
英霊というのは神代の人物ほど高いステータスや能力が付く。
それは宝具であっても同じだ。
これほど厄介なライダークラスのサーヴァントはそういない。
「そして、あのライダーと思われていたランサーなのだが、消滅する直前のアキレウスからの念話で長尾景虎、と」
「毘沙門天の化身ですか。これはまた厄介な手札を‥‥‥」
消滅する直前のアキレウスから敵ランサーの真名についての情報がアタランテに送られてきていた。
恐らく彼はもう自分が死ぬことを悟ってその場にいた"黒"のセイバーか"黒"のランサー、遠巻きに居た"黒"のアーチャーの真名または誰かを道連れにしようとしたのだろう。
道連れの方は叶わなかったようだが、最期に"黒"のランサーが宝具を使ったことでその真名に辿り着けた後に、自身に情報を送って消滅した。
「長尾景虎、日本の安土・桃山時代に活躍した武将で戦国の覇者織田信長を真っ向から相手取れた逸材。毘沙門天の化身ということで神性スキルを所有し、多数の武器を操る戦い方をする‥‥‥
景虎を含めたサーヴァントが所持する神性スキルは
ペルセウスの
これならばペルセウスも相性が不利と思うかもしれないが、それ以外にも景虎という人物と
例えば戦い方、景虎は剣と槍の二刀を主武装として適宜武装を変えるというライダークラスのような戦い方をする一方で
そのため、
まぁそれは純粋な技量が高すぎる"黒"のセイバー相手にも同じであっただろうが。
「まさかランサーが
聖杯からの知識でウラドⅢ世にバーサーカーの側面があるのは知っている。
もしウラドⅢ世が扱いきれないレベルのバーサーカーとして召喚されていて、代わりとして召喚されたランサーが彼女ということなら一応説明がつく。
ずっと予想外が起こっている上に、相手のクラスが見れないせいで邪推をしたりと天草君は絶賛混乱中である。
◇
「"赤"のバーサーカーが消滅した‥‥‥!」
ルーラー、メタトロン・ジャンヌ(1臨)は感知した。
ルーラーというクラスの特性上消滅したサーヴァントが何なのかを探知するのは容易である。
今感じ取ったのは"赤"のバーサーカーが消滅したということ。
「戦況を確認しましょう」
しかしながら、今すぐ現場に急行しているが予想以上に城塞の、ユグドミレニアの森を包んでいる結界が強固だ。
だがしかしメタンヌは神霊のサーヴァントであるのでこれを無視できるほどの力があった。
これを見るに"黒"のキャスターが神殿レベルの魔術工房を作れる逸材なのだろう。
「これは‥‥‥」
高い木の上に登ったルーラーが見た光景は凄まじいの一言に尽きた。
ある場所で木が倒木していると思えばそこでは
さらに、もう別の場所では
(ペガサス‥‥‥)
大聖杯に検索をかける。
ペガサスを呼び出せる宝具を持つ英霊‥‥‥該当したのは2名。
見た目から推測すると1名に絞られる。
「真名、ペルセウス‥‥‥ライダークラスのトップサーヴァント」
魔力探知に引っ掛かっていた1騎、ギリシャ神話の大英雄がライダークラスとして今ここに居る。
先のカルナと打ち合えていた放浪者と自称するサーヴァントもそうだが、"黒"の陣営は何の因果か強力な者で構成されていた。
余談だが、原作アポを含め本来であれば日本を含む東洋の英霊はこの大聖杯では呼べないのだが、インド神話の
案の定"黒"のサーヴァントの情報が「隕九∴縺セ縺帙s」というように文字化けしていて読めないことも、もう気にしないでおこう。
そしてその場所からさらに離れた小高い場所にあるレンガでできた廃れた塔。
そこにもう1体サーヴァントの反応があった。
「アーチャー、源為朝‥‥彼が"黒"のアーチャーですか」
源為朝、日本の平安後期において数々の逸話を築いた武将。
神代の人物ではないが、ステータスを閲覧すると強力なアーチャーのサーヴァントだということが目に見える。
なぜか彼だけ真名が分かったかは不明だが、"黒"のキャスターが魔術で隠蔽しているのではなく、マスターの誰かの魔術礼装の可能性が‥‥‥あ、為朝が弓を引いて矢を発射した。
「‥‥‥何ですか、あの一撃は!?」
これにはメタンヌも驚くほかなかった。
朱い光の矢は
アレはもはや矢と言っていいのかすらわからないレーザー兵器のような何かと化しているではないか。
『
『蹴散らせ━━
"黒"のランサーと思わしき人物が歩具の真名解放を行った。
「車懸りの陣」‥‥‥該当者1名。
『一騎打ちでもない戦の最中に真名の大ヒントを喋る
「真名、長尾景虎。また、日本の英霊ですか。にしても凄いですね、"黒"の陣営は‥‥まさか今の戦いだけでアキレウスという真名に気が付き、追い詰めたとは‥‥‥」
アキレウスは宝具によって常時不死身の肉体を持っていた。
それもあって様々な聖杯戦争では無双の強さを発揮していた。
しかし、現状は踵を射抜かれたことで弱体化して地に膝をついたうえで前後からの挟み撃ち。
顔や腕に傷が出来ているのを見るに、あの2騎のサーヴァントは神性スキルを保有しているのだろう。
『ああ、確かに俺は阿呆か‥‥‥。でもな━━潔く負けて満足だわ』
アキレウスという英霊は根っからの戦士気質なのだろう。
アタランテは先ほどの一撃を躱すために退却しているようだが、彼は消滅していった。
「さて、どうやって互いの陣営の様子を伺いましょうか」
メタンヌはユグドミレニアの城塞の近くにいる。
今行ったら間違いなくこちらが"赤"の残党、"黒"の追手として誤解される可能性は高いだろう。
いや、その時は令呪を見せて黙らせればいいのだが。
「ッ! 誰ですか!」
突如として何らかの気配を感じたメタンヌは警戒心を高めた。
恐らくの気配遮断を使っている‥‥アサシンだ。
それもランクA以上。
「ほぅ、さすが裁定者というだけあって気配を察するか」
枝分かれしている木々の上、横に向いている枝に声をかけた者が居た。
見た目は2m以上ある巨体で手足が長く、白蛇を思わせる服装を着た、怪人のような灰衣の男だ。
「アサシン、甲賀三郎‥‥‥」
「左様」
またも日本の‥‥それも神性スキルを持った英霊だ。
聖杯から情報が送られると彼の実力が凄まじいことが読み取れてしまう。
能力もキャスターのように蛇の使い魔を使役する能力がある。
真名看破により宝具も閲覧できているが効果が凄い。
神性を無効化する変生宝具という滅多に見かけない種別の宝具だ。
「私に接触を図った目的は何でしょうか?」
「我が主から伝言だ」
「伝言、ですか?」
「「いくつか尋ねたいことと、用件がある。すぐに城塞裏手に来い」とのことだ。念のために補足しておくが、
アサシンが接触を図って来た目的は自身のマスターからの伝言を預かっていたからであった。
尋ねたいことは‥‥ルールの確認だろうか? 用件は‥‥一体何だろうか?
何か言い淀みのある補足ではあったが、ここで自信を倒すメリットは"黒"の陣営には一切ないので他のサーヴァントを連れてこちらを殺してくるようなことはないだろう。
「分かりました。"すぐに"向かいましょう」
「ありがたい‥‥‥」
故にルーラーは返答をした。
これに対し感謝を述べたアサシン。
意外と物静かだと思ったが、ここまで感情を込めて感謝をするぐらい人となりの感情は持ち合わせているのだろう。
どことなくいたたまれない感情のようにも思えたが気のせいだろう。
脳内では「だるい」と「有罪」という意味不明な言葉が浮かび続けていた。
今回のまとめ:
天草「ペルセウスに長尾景虎‥‥‥加えてアーチャー、セイバーの能力もトップクラス。まだカルナがいるから何とかなりますが、キツイですね‥‥‥」
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メタンヌ(1臨)「(為朝ロボの一撃にビックリ)」
サブちゃん「(どのタイミングで声を掛ければよいか迷いながら気配遮断A+を使用中)」
というワケでビッグネームな英霊と真名不明組の能力に混乱する天草君と観戦するメタンヌでした。
ちなみにこの時点で両陣営互いにガバ(推理ミス)を起こしています。
それについては次回語りましょう。