パーフェクトゲームを目指すには!   作:メタ(ル)

50 / 51
兵戈槍攘:武器が乱れ動く様子から、激しい戦いが行われている状況

感想を頂ければ幸いです。
モチベが上がりますので。

と言っても感想が来ない‥‥‥





ⅩⅨ 兵戈槍攘ランサー/橋割れて

火花が夜空へと激しく飛び散る。

朱槍と白銀の槍がぶつかり合うたび、甲高い金属音が埠頭へ響き渡り、その衝撃だけで周囲の空気が震えていた。

一撃ごとに踏み込む足元は砕け、石畳へ蜘蛛の巣状の亀裂が広がっていく。

互いの間合いは目まぐるしく入れ替わり、常人なら視認することすら叶わない速度で攻防が繰り返されていた。

 

 

「あははははは! 本気で戦うというのは久しいですね!」

 

「面白れぇ! 真正面からルーラーと打ち合えるとはな!」

 

 

両者の表情に浮かぶのは怒りでも殺意でもない。

純粋な歓喜。

互いを強敵と認めた者同士だからこそ浮かべられる、武人としての笑みだった。

相対するは、生粋のウォーモンガー。

 

片や、日本での知名度こそ低いものの、アイルランド神話を代表する大英雄クー・フーリン。

片や、日本という土地で絶大な知名度補正を受ける越後の軍神、上杉謙信。

その一撃一撃は人を殺すためだけに磨き抜かれた武技そのものであり、僅かな油断すら即座に死へ繋がる。

攻守の瞬間も互いに一切の隙を見せないまま、槍撃だけが絶え間なく交差し続けていた。

 

 

「ちょっと戦い方を変えますか」

 

 

先に動きを変えたのは謙信だった。

握っていた白銀の槍とは別に、新たな魔力を手元へ収束させる。

霊子が形を成し、もう片方の手には細身の薙刀にも似た長柄武器が生成される。

次の瞬間には左右から異なる軌道の斬撃が放たれ、これまでとは比較にならないほど攻撃回数が増加した。

一本ならば読み切れる槍筋も、二本同時となれば話は別。

絶え間なく繰り出される連撃によって、戦況は徐々に謙信へと傾き始める。

しかし、それでもなおクー・フーリンは崩れなかった。

長年積み重ねた戦場の経験だけで全てを見切り、二種類の武器から放たれる斬撃を紙一重で捌き続ける。

 

 

「対応しますか!」

 

「それごときでオレを倒せると思ったら甘いぜ、嬢ちゃん」

 

「面白い」

 

 

二人の距離はさらに縮まり、激突の密度は増していく。

互いの身体には既に浅い切り傷が無数に刻まれていた。

皮膚を裂き、血を流しながらも、どちらも一歩たりとも退こうとはしない。

それどころか、戦えば戦うほど動きは鋭さを増し、槍の速度も踏み込みもさらに加速していく。

まるで傷付くほど身体が戦いを思い出しているかのようだった。

 

だからこそ、今しかない。

クー・フーリンは勝機を掴むため、一瞬だけでも流れを変える必要があった。

真正面からの技量勝負では決着は付かない。

相手は日本という土地で知名度補正を受ける軍神でしかも裁定者たるルーラーとして現界しているため長引けば長引くほど、不利になるのはこちらだ。

 

 

(特に武器を切り替えてくるのがきついな‥‥‥)

 

 

何度も打ち合えば、普通は相手の得物に対する間合いや癖を身体が覚えていく。

だからこそ武人は戦えば戦うほど強くなる。

だが、目の前の軍神にはその常識が通用しなかった。

槍、薙刀、太刀、短剣と戦況に応じて質量も長さも異なる武器へ次々と持ち替えてくるため、せっかく掴んだ間合いの感覚が何度も狂わされる。

何ともやりづらい相手である。

 

 

「そこだッ! ansuz(アンサズ)!!」

 

「なッ!」

 

 

その瞬間、クー・フーリンはルーン魔術を発動する。

純粋な槍技だけでは押し切れない。

ならば、使える手段は全て使う。

発動したアンサズのルーンによって、一瞬だけ謙信の意識へ揺らぎが生まれる。

その僅かな隙を逃さず、クー・フーリンは槍を弾き上げ、続けざまに短剣までも叩き落とした。

武器が夜空へ舞う。

 

 

「こちとら手札が槍だけだと思ったら大間違いだ!」

 

「‥‥‥避けるしかない」

 

 

しかし、謙信の反応もまた尋常ではない。

即座にバックステップで退きながら、新たな武器を取り出そうと手を動かす。

その刹那。

まさに武装が途切れた、その一瞬だけが勝負だった。

 

 

「その心臓、貰い受ける!」

 

 

瞬間、加速するクー・フーリン。

朱色の魔槍を構え、一息で間合いを消し去る。

この距離であればたとえ幸運ランクが高くても心臓を外すことも絶対にない。

更に両手から武器を弾いた瞬間だから武器で相殺することは事実上不可能。

ほぼ勝利を確信したクー・フーリンは、そのまま真名を解放した。

 

 

刺し穿つ死棘の槍(ゲイ・ボルク)!!

 

 

因果を逆転させる呪いの魔槍。

放たれた瞬間には、既に心臓を貫いたという結果だけが確定する。

神速の一撃は━━

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「がふッ‥‥‥!」

 

 

 

 

迷うことなく謙信の胸を穿ち抜いた。

 

鮮血が宙へ舞う。

槍は確かに心臓を貫き、霊核へ致命傷を与えた感触がクー・フーリンの腕へと伝わってくる。

吐き出された血の量から見ても、生存はあり得ない。

 

勝った。

間違いなく、この勝負は決まった。

そう確信した、その瞬間だった。

 

 

 

 

 

 

 

 

「━━本当ならあなたの勝ちでいいのでしょう」

 

 

 

聞こえるはずのない声が耳元へ届く。

クー・フーリンの表情が凍り付く。

確かに心臓を貫いた。

ならば、なぜ別の方向から声が聞こえるのか。

読者諸君は疑問だっただろう、確定で心臓を貫く宝具を持つサーヴァント相手になぜ謙信は己の武器だけで挑んだのか。

 

 

「ですが‥‥‥」

 

「な‥‥‥がッ!」

 

「此度の勝負、勝たせていただきます」

 

 

次の瞬間、クー・フーリンの背後から、炎を纏った薙刀が一直線に突き込まれる。

鋭い刃は迷いなく霊核を貫き、そのまま身体の前面まで突き抜けた。

致命的な一撃。

その衝撃に耐え切れず、クー・フーリンは仰向けのまま地面へ倒れ込む。

倒れながら見上げた先。

そこには血の一滴すら付いていない謙信が静かに立っていた。

 

 

「私の宝具の一つ、毘天八相車懸りの陣。つまり、分身を応用した戦法を使わせてもらいました」

 

 

元より謙信は、ゲイ・ボルクへの対策を立てていた。

毘天八相車懸りの陣という宝具によって生み出される謙信の分身は単なる幻影ではない。

分裂したそれぞれが独立した霊基を持ち、それぞれが本物と変わらぬ心臓まで有している。

つまり、どれを貫こうとも、それは分身一体分の霊基を失うだけ。

本体へはそこそこ痛みが来る程度で致命傷は届かない。

そして、心臓を貫かれた瞬間を合図として本体が反撃に移れば、ゲイ・ボルクを放った直後で隙が生まれるクー・フーリンへ確実な一撃を叩き込める。

今回は魔力消費を抑えるため、分身は三体だけ。

止めも、小松明薙刀による最小限の刺突のみ。

それだけで十分だった。

 

 

「元より対策済みだった、ってワケか‥‥‥ああ゛、ついてねぇ‥‥‥」

 

 

全てを悟ったクー・フーリンは、大きくため息を吐く。

悔しさはある。

だが、それ以上に納得してしまう自分もいた。

策で負けた。

それだけの話だ。

 

 

「さてと。では、クー・フーリン殿。死ぬ前に一つ取引を」

 

「取引?」

 

「ええ、といっても簡単ですよ。あなたの最初のマスターの命を保証する代わりに、ある物を頂きたいのですが」

 

「何だ、言ってみろ。言っとくが、オレは大したもんは持ってねぇぞ」

 

「━━━━。持ってますよね?」

 

 

その品を聞いたクー・フーリンは目を丸くする。

 

 

「は? いや、確かに持ってるが、オレかバゼットの嬢ちゃんぐらいしか使い道がねぇぞ、そんなもん」

 

 

確かにそれは、現界の際に持ち込んだ品の一つだった。

もっとも、自分には持て余す代物であり、ほとんど使った記憶もない。

疑問は残るが取引の内容としては別に悪くない。

クー・フーリンは仰向けのまま、その品を取り出して謙信へと手渡す。

 

 

「はい。ちゃんと頂きましたので、彼女の命は保証しますね」

 

「そうしてくれ‥‥‥。おっと、そろそろ時間切れか。一戦ガチンコの勝負ができて楽しかったよ、裁定者の嬢ちゃん。次どっかで会う時は、本場並みの強さのオレと勝負してくれよ」

 

「良いでしょう。まぁ、私の宿敵(ライバル)を撃破してからになるとは思いますがね!」

 

 

その言葉を最後に、クー・フーリンの身体は静かに霊子へと還り始める。

最後まで口元には満足そうな笑みが浮かんでいた。

戦い抜き、敗れ、それでも悔いはない。

そんな武人らしい表情を残したまま、アイルランドの大英雄は夜風へ溶けるように消滅していった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 


 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「はぁッ!」

 

「そこッ!!」

 

 

冬木大橋には、幾度となく刃と刃が激突する轟音が響き渡っていた。

金属同士が噛み合う甲高い衝突音。

衝撃によって散る火花。

橋のコンクリートへ伝わる振動。

その一撃一撃は人間同士の剣戟などでは到底あり得ない威力を秘めており、周囲の空気そのものを震わせていた。

刃を交えているのは二騎。

一方は、不可視の風王結界を纏った聖剣を振るう、かつて騎士王と謳われたアルトリア。

もう一方は、白銀の甲冑を身に纏い、月光を受けて鈍く輝く日本刀を自在に操る白鎧のセイバー。

その両者が、一歩も譲ることなく真正面から刃を打ち合わせていた。

 

 

「随分と完成した太刀筋だ、これほどの剣士はそうは居ない!」

 

 

鍔迫り合いの最中、白鎧のセイバーが僅かに笑みを浮かべる。

その声音には嘲りも慢心もなく、純粋な賞賛だけが込められていた。

 

 

「そちらこそ! 貴殿ほどの剣士は、生前見たことも無い!」

 

 

アルトリアもまた応じる。

互いに軽口を交わしているようにも見える。

だが、その実態は全く違う。

一歩、たった一歩でも踏み込みを誤れば、その瞬間に首が飛ぶ。

鍔迫り合い一つ取っても、力の入れ方、重心の置き方、剣先の角度、その全てが勝敗を左右する極限の攻防だった。

その様子を見守る士郎や凛、アーチャーですら理解していた。

あの戦場には介入したら、どちらの攻撃に巻き込まれて死ぬ、と。

それほどまでに、二騎が繰り広げる剣戟は常識の埒外にあった。

剣技だけを比較するならば、両者の実力はほぼ互角。

現にここまで何十合と打ち合いながら、有効打らしい有効打は互いに与えられていない。

一撃を放てば受け流され、踏み込めば迎撃され、斬り結べば即座に反撃が飛んでくる。

まさしく達人同士だからこそ成立する均衡だった。

 

剣技だけで言えば両者の実力はほぼ互角に近しいだろう。

現にこうしてアルトリアと白鎧のセイバーが打ち合っている。

しかし、他の技能も含めるならば白鎧のセイバーに軍配が上がる。

 

 

「光よ!」

 

「ッ!」

 

 

白鎧のセイバーが刀を持っていない左手をアルトリアへ向ける。

その掌へ瞬く間に莫大な魔力が収束し、次の瞬間には炎を帯びた眩い閃光が一直線に放たれた。

それは単なる魔力弾ではない。

高密度の魔力と灼熱の炎が融合した、まるで光線のような一撃だった。

轟音を立てながら橋の空間を焼き払い、通過した空気さえ熱で歪ませていく。

 

 

「くっ!」

 

 

アルトリアは咄嗟に後方へ跳ぶ。

射程圏外まで距離を取り、辛うじてその一撃を回避する。

光線はそのまま橋の路面を削り取り、コンクリートへ長い焼け跡を刻んでいった。

 

 

(高ランクの魔力放出か!)

 

 

アルトリアは瞬時に相手の能力を分析する。

しかも一瞬だけ放つ通常の魔力放出ではない。

放射時間が異様に長い。

あれほど継続して魔力を放出できるということは、それだけ潤沢な魔力供給を受けている証拠だった。

相当な手慣れがマスターか。

 

 

(魔力さえあれば‥‥‥!)

 

 

悔しさが胸を過る。

そう、魔力さえあれば今のは下がらずに済んだ。

アルトリアにも少し違うが自分の周囲にダメージを与える魔力放出というのがある。

そのランクはA、つまり相手のランクが高くても本来であれば先程の光線など、自らの魔力放出で真正面から相殺し、そのまま踏み込むことすら可能だった。

しかし、今のマスターであるシロウからの魔力はほとんど送られていない。

つまり使えない。というより使ったら一発で魔力切れだ。

 

その一歩の後退という僅かな隙。

それを白鎧のセイバーは見逃さない。

 

 

「逃がさん」

 

 

刀身へ炎と光を纏わせ、そのまま横薙ぎの斬撃を放つ。

灼熱の斬撃が大気を裂きながら一直線に迫る。

 

 

「見えてます!」

 

 

アルトリアもこれは予測の範疇だったようで、真上へ跳躍し、紙一重で回避する。

 

 

(次は二撃目‥‥‥!)

 

 

当然、空中へ逃げた以上、更なる追撃が飛んでくる。

そう判断し、防御態勢へ移ろうとしたその瞬間。

白鎧のセイバーの姿が消えた。

 

 

「なっ‥‥‥!」

 

 

違う、消えたのではない。

突っ込んできている。

 

 

「我が火炎はただ攻撃だけの代物ではないぞ、セイバー!」

 

 

速い!

想像以上に速い。

魔力放出をもう一つの典型的な使い方であるジェット噴射の利用で突っ込んできている。

 

回避は不可能。

受けるしかない。

アルトリアは聖剣を正面へ構え、全身へ力を込める。

 

 

「成敗ッ!」

 

「はぁぁぁぁッ!」

 

 

激突。

 

 

ガンッ!!

 

 

これまでで最も重い衝撃音が冬木大橋へ轟いた。

凄まじい火花が夜空へ舞い散り、衝撃波だけで周囲の埃が吹き飛ぶ。

一見すれば防いだ。

アルトリアは確かに斬撃を受け止めている。

一見すると受け止め切れているように見えるが‥‥‥

 

 

「‥‥‥打ち負けてる」

 

 

士郎が思わず呟く。

アルトリアの両足が立っているコンクリートは、踏み締めた部分だけ深く陥没している。

地面が耐え切れず砕け、蜘蛛の巣状の亀裂が周囲へ広がっていた。

押されているが受け止めてはいる。

だが、防ぐだけで精一杯だ。

反撃へ転じる余裕がまるでない。

 

そして、額から一筋の赤い雫が流れ落ちた。

剣先、ほんの一コンマという隙で完全には受け切れなかった。

その僅かな差が浅い裂傷となってアルトリアの額を切り裂いていた。

 

 

「あの技術と力からして相当な知名度補正が掛かってると見て良いわ」

 

 

凛が冷静に分析する。

単純な実力だけでは説明がつかない。

あれほどの剣技と膂力、そして異常な魔力出力だ、恐らくこの日本という土地で極めて高い知名度補正を受けている。

だからこそアルトリアすら押し込める。

 

 

(鎧の見た目からして平安後期から室町か戦国の初め頃。剣術に優れた武士となると源氏か平氏、あるいは足利家とその家臣。赤い鬼のような面頬‥‥‥誰?)

 

 

脳内で相手のセイバーの候補を絞る凛。

しかし、いかんせん候補が多い。

あくまで中学・高校歴史の知識で判断しているが、恐らくは源平の誰かであろう。

戦国の英霊ならばより特徴的な紋章を出しているはずだ。

 

そうして凛が思考を巡らせている間も、二騎の剣戟は止まらない。

鍔迫り合いが弾ける。

互いが同時に距離を取る。

そして、次の瞬間には再び真正面から踏み込み、剣と剣が暴風のような速度で幾重にも交錯し始めた。

それはもはや斬り合いではない。

夜の冬木大橋を舞台に繰り広げられる、英雄同士による一瞬たりとも乱れることのない剣舞だった。

 

 

"アーチャー、あのセイバーの真名に心当たりは?"

 

 

激突する剣戟の轟音を遠くに聞きながら、凜は自らのサーヴァントへと念話を送る。

視界の先では二騎のセイバーが常人には到底追えない速度で刃を交わし続け、その度に火花が夜闇を裂き、冬木大橋全体が微かに震えていた。

目視だけでは分からない。

だからこそ、こういう時は弓兵の手も借りたい。

 

 

"ふむ、そうだな‥‥‥真名看破とまでは言わないが、私が思いつく限り候補は一人だ"

 

"それって?"

 

"恐らくは旭━━"

 

 

アーチャーが答えを口にしかけた、その瞬間だった。

 

 

「━━よう、久しぶりだな。無銘の旦那(弓兵)

 

 

その声は、戦場の喧騒とはまるで別方向から響いた。

凜とアーチャーは反射的に振り返る。

そこは二騎のセイバーが死闘を繰り広げる橋の中央ではない。

自分たちが観戦していた冬木大橋の端。

街灯が照らすその場所に、いつの間にか二つの人影が立っていた。

気配を感じさせないまま現れたその事実だけで、二人が並の英霊ではないことが分かる。

 

 

「私のことを知っているようだが、生憎私は生前も、覚えている範囲で参加した聖杯戦争も含め、貴様とは会ったことがないのだが」

 

 

アーチャーは双眸を細める。

相手を観察しながらも、いつでも武器を投影できるよう魔力を巡らせる。

 

 

「あぁ? あー‥‥‥人違いか、こりゃ。よく見れば髪型も若干違うし‥‥‥すまんね、どうにも最近になって思い出したもんで」

 

 

肩を竦めながら笑う男。

その隣には無言のまま立つ女がいる。

二人とも明らかにサーヴァントだ。

 

男は深い緑の鎧を身に纏い、その上から深緑のマントを羽織っていた。

長年森を渡り歩いてきた狩人のような風格があり、立っているだけで森の匂いすら漂わせるようだった。

 

対して女は獣の耳と長い尻尾を持つ獣人の姿。

引き締まった身体は野生動物のしなやかさを備え、静止していても猛獣のような威圧感を放っている。

 

そして二人に共通していたのは、その手に握られた武器。

どちらも剣でも槍でもない。

弦を引き、矢を放つための武器━━弓。

 

 

「真のアーチャー、ね」

 

「そうだぜ嬢ちゃん。俺たちは真のアーチャーコンビ。俺はそうだな‥‥‥シャーウッドのアーチャーとでも。そんでこっちが」

 

「アルカディアのアーチャーだ」

 

 

二騎は驚くほどあっさりと名乗った。

その潔さに、凜は一拍置いてから思わず眉をひそめる。

 

 

「あなた達‥‥‥正気? シャーウッドとアルカディアって‥‥‥真名を隠す気がないの?」

 

 

そう、こいつらの固有名詞が思いっきり真名に辿り着く単語なのだ。

一瞬、真名を偽装しているものだと思ったが、考えうる真名と目の前のアーチャーたちの容姿が一致しすぎている。

そしてサラっといった言動も嘘をついてる様子はなかった。

 

 

「吾々は真名を言ったところで明確な弱点が‥‥‥あるにしてもその対策は取れないだろう?」

 

「‥‥‥確かにね

 

 

歯を噛むように凜は呟く。

真名が割れたのは良いが、効果的な対策を講じることができない。

黄金のリンゴなど、この場に存在するはずもない。

仮に弱点を知っていたとしても、用意も対策も不可能。

宝具もある程度は推測止まりだ。

どうにも確証には至らない。

というか何気に片方のアーチャーは知名度で言えばアーチャーの中でもトップクラスではないか?

 

 

「念のため補足しておくが俺らはあのセイバーとこのアーチャーとは別口。つまりアーチャークラスは4騎召喚されてるぞ」

 

 

付け加えるように言った男の方のアーチャー。

これが本当ならば無差別に矢が飛び交う戦場が出来てしまう。

 

 

"恐らくは本当だな。真のセイバーが下がらせたアーチャーがここに現れたら何かとおかしい"

 

 

アーチャーも静かに肯定する。

嘘を吐く理由も見当たらない。

ならば信じるしかない。

 

そして━━こんな場所で互いに顔を合わせておいて、言葉だけで終わるはずもなく‥‥‥

 

 

「一対二か‥‥‥いいだろう、相手をしよう。構わないなマスター(リン)?」

 

「ええ、良いわ。やって、アーチャー!」

 

 

戦闘になるのは必然だった。

返事と同時に、白と黒の双剣がアーチャーの手の中へ投影される。

どうやら近接戦闘をするつもりのようだ。

相手が弓兵である以上、本来なら接近戦へ持ち込むのが最善。

その判断は間違っていない。

 

 

 

 

まぁ最も‥‥‥

 

 

「この災厄を捧がん━━」

 

「毒血、深緑より湧き出る。弔いの木よ、牙を研げ!」

 

「いきなり、宝具だと!?」

 

 

一瞬で宝具を相手が使用してきたら、戦い方を変えなければならなくなるが。

 

開戦と同時、何の探り合いも前哨戦も存在しない。

二騎は一切の躊躇なく真名を解放した。

膨大な魔力が橋全体を震わせる。

夜気が震え、大気そのものが軋み始める。

初手から宝具など常識外れにも程がある。

 

 

「━━っ!」

 

 

内心で舌打ちをしたアーチャーはそのまま一歩下がり、即座に戦術を切り替える。

双剣を霧散させると、投影されるのは巨大な弓。

そして弦へ番えられる一本の矢。

それは剣をそのまま矢へ改造した異形。

螺旋構造を持つ魔剣。

 

 

「我が骨子は捻れ狂う━━」

 

 

だったら付き合ってやる。

近接戦など捨てる。

遠距離戦で真正面から撃ち勝つ。

 

そして、三騎のアーチャーが、ほぼ同時に弦を解き放った。

 

 

「「「訴状の矢文(ポイボス・カタストロフェ)!!/祈りの弓(イー・バウ)!!/偽・螺旋剣(カラドボルグⅡ)!!」」」

 

 

轟音。

次の瞬間、夜空そのものが矢で埋め尽くされた。

無数の矢が流星群のように降り注ぐ。

 

 

ある矢は豪雨となって天より地上を穿ち。

ある矢は着弾と同時に炸裂し、爆炎を撒き散らす。

ある矢は一本で城壁すら粉砕する破壊力を秘め、大気を裂きながら一直線に飛翔する。

 

三種類の宝具が真正面から衝突した。

衝撃波だけで冬木大橋のアスファルトが砕け、欄干が悲鳴を上げる。

爆炎が視界を呑み込み、猛烈な爆風が凜の長い髪を荒々しく吹き上げた。

耳を塞いでも意味がないほどの爆音。

 

閃光。

爆発。

巻き上がる粉塵。

橋全体が戦場ではなく、一つの巨大な爆心地へと変貌していた。

 

 

「じゃあな、偽のアーチャー。行くぞ、姉御」

 

「ああ。後、その呼び方はやめろ、(アキレウスと)キャラが被る」

 

 

軽口だけを残し、その気配は爆煙の向こうへ消える。

追撃しようにも、既に遅い。

煙がゆっくり晴れていく。

そこに残っていたのは、人影ではない。

無数に突き刺さった矢。

砕け散った橋。

爆裂によって抉れた路面。

そして戦闘の凄惨さだけを物語る、無数の傷跡だった。

 

 

また(・・)、撤退‥‥‥」

 

 

どうも気がかりだ。

先の慎二と言い、なぜこちらを本気で潰しにかからないのかが。

遊ばれているわけではないのは感覚で分かる。

しかし、二連続、いや()連続で撤退されると違和感が残る。

 

 

 

 

 

 

 

 


 

 

 

 

 

 

 

 

少し時間を戻す。

冬木大橋の中央。そこではなおも、二騎のセイバーによる死闘が続いていた。

鋼が激突する度に夜気は震え、火花が幾筋もの流星となって闇を駆け抜ける。

互いの踏み込みだけで橋桁は軋み、衝突の余波だけで周囲のアスファルトには蜘蛛の巣状の亀裂が広がっていく。

既にこの戦いは剣戟ではない。

一撃一撃が砲撃にも等しい質量を伴い、英雄同士だからこそ成立する領域へと踏み込んでいた。

 

真のセイバーは盾を起点にして相手の剣筋を受け流し、横薙ぎ、袈裟斬り、逆袈裟と淀みなく大太刀を振るう。

その一撃一撃は豪胆でありながら恐ろしく緻密。

力任せではなく、最小限の動きで最大限の威力を叩き込む理想的な剣術だった。

対するアルトリアも決して引かない。

不可視の聖剣を自在に操り、騎士王として積み重ねた技量だけで真のセイバーの猛攻を受け止め、弾き、鋭く切り返していく。

二人の姿は最早目で追える速度ではない。

 

踏み込む。交差する。火花が散る。

次の瞬間には互いの背後へ回り込み、再び剣をぶつけ合う。

その一連の動作が一秒にも満たない時間で幾度となく繰り返されていた。

やがて幾十合にも及ぶ斬り結びの末、二騎は申し合わせたかのように同時に飛び退き、橋の中央で静かに間合いを開く。

吹き抜ける夜風が二人の間を通り抜ける。

数瞬の静寂。

だが、その静寂さえ次の激突までの僅かな猶予に過ぎなかった。

 

 

「凄まじい。この一言に限ろう、真のセイバー」

 

 

アルトリアは荒い息を押し殺しながら、それでも真っ直ぐ相手を見据える。

純粋な賛辞だった。

目の前の英雄は、これまで剣を交えた誰とも違う。

力だけでも技だけでもない。

武という概念そのものを体現しているかのような剣士だった。

 

 

「そうだな、汝の技量も含め素晴らしい」

 

 

真のセイバーもまた、静かに頷く。

その声音には嘲笑も慢心も存在しない。

ただ同じ武人として、互いの力量を認め合う誠実さだけがあった。

これほど心置きなく剣を交えられる相手。

それがどれほど稀有な存在かを、両者とも理解していた。

横槍もない。

不意討ちもない。

純粋な剣士同士の勝負。

聖杯戦争という殺し合いの舞台において、それはあまりにも贅沢な時間だった。

 

 

(しかし、なぜだろうか。この剣士()はまるで、永遠にも等しい時間を悩み、後悔し、諦観を抱え続けているように見える)

 

 

真のセイバーは静かにアルトリアを見つめる。

真のセイバーは人の感情を理解できる。

少なくとも目の前の「王は人の心が(以下略)」と言われた者よりも感情を読み取りやすい。

だからこそ何度も打ち合ったことで内情を把握できていた。

 

剣圧は重い。

それなのに刃へ込められる"想い"だけが微かに揺らいでいる。

決して技量不足ではない、むしろ技は完璧だ。

だが、その剣には説明のつかない陰りがあった。

まるで自らを責め続ける者の剣。

己を赦すことができない者だけが振るえる刃。

踏み込みの一瞬、切り返す僅かな間、そこに拭い切れない迷いが滲んでいる。

最もアルトリアという少女の過去を知らない真のセイバーはそれを抱いている理由が分からないので、判断に困っているが。

 

そうこうしていると、目の前の少女が静かに不可視の剣を斜め下へ構える。

その動作はあまりにも自然だった。

 

しかし、その瞬間、大気が震えた。

否、震えたなどという生易しいものではない。

周囲一帯の空気が意思を持ったかのように唸りを上げ、暴風となって少女の剣へ吸い寄せられていく。

轟々と吹き荒れる烈風。

橋の上を転がる瓦礫は巻き上げられ、欄干は軋みを上げ、冬木大橋そのものが巨大な獣の咆哮を受けているかのように震動する。

風は止まらない。

否、止まるどころかさらに激しさを増し、不可視の剣へと圧縮され続けていた。

 

目には見えない。

だが、そこに莫大な魔力が収束していることだけは誰の目にも明らかだった。

 

 

「宝具‥‥‥!」

 

「そうだ。見事な剣を見せてもらった。その礼として、私も全力で応えよう」

 

「礼、か。つまり、この一撃で私を討つということだな」

 

「無論。生半可な一太刀では、貴殿への敬意にならぬ」

 

 

目の前の自分を倒すと宣言したようなものだった。

ある意味武人に対する最大限の餞別だろう。

さすのこの発言は真のセイバーも珍しく感情を露わにした。

 

 

「━━良いだろう。ならばこちらも、全霊をもって応えよう!」

 

 

珍しく戦いを面白がった。

いや、楽しんでいるというのが適切だろう。

今この瞬間だけは聖杯戦争も、勝敗も、全てを忘れ、一人の武人として剣を振るえる。

だからこそ、真のセイバーは心の底から、この戦いを楽しんでいた。

 

短く指笛を鳴らす。

すると虚無から、一頭の名馬が力強い蹄の音を響かせながら召喚された。

主の前で高く嘶いたその軍馬へ、真のセイバーは流れるような動作で飛び乗る。

同時に握る大太刀へ、黄金の輝きが宿った。

いや、それは単なる光ではない。

朝日にも似た神々しい旭光。

さらにその光を包むように赤金色の炎が燃え上がり、刀身全体を神秘的な輝きで覆い尽くしていく。

夜空の下で、その姿だけがまるで太陽を背負っているかのようだった。

 

 

「我が旭光(きょっこう)が相手となろう、騎士のセイバーよ!」

 

 

堂々たる宣言。

それに応えるようにアルトリアの周囲では暴風がさらに激しさを増す。

目には見えないはずの聖剣が、凝縮された風によって僅かに輪郭を浮かび上がらせる。

風が唸り、空間が軋む。

そして、魔力が悲鳴を上げる。

 

互いが手にするのは対人宝具。

しかし、その威容は到底「対人」の一言で片付けられるものではなかった。

一撃ごとに地形を変えかねない、英雄だけが許された神秘。

 

 

「我が聖剣に纏いし風よ、解け。そして、爆ぜよ━━」

 

「聖観世音菩薩、我に力を与え給え!━━」

 

 

詠唱が重なる。

瞬間、橋の上の空気が一段と重くなった。

魔力が飽和し、空間そのものが軋み始める。

 

真のセイバーは軍馬へ踵を入れる。

嘶きと共に名馬が地面を蹴り、一筋の光となってアルトリアへ突撃した。

大太刀は旭日の如き光を放ち、その軌跡には炎が尾を引く。

 

対するアルトリアは微動だにしない。

ただ静かに上段へ剣を掲げ、迫り来る敵を真っ直ぐ見据える。

風は極限まで圧縮され、不可視の聖剣へ宿る。

真のセイバーがセイバーに向かって突撃する。

 

互いの間合いが重なる。

二騎の視線が交差した、その瞬間━━

 

 

風王鉄槌(ストライク・エア)!!

 

旭将軍(オン・アロリキヤ・ソワカ)!!

 

 

二つの宝具が真正面から激突した。

暴風と旭光。

聖剣の解放と、神仏の加護を宿した斬撃。

二つの神秘は一瞬たりとも譲ることなくぶつかり合い、衝突点から圧倒的な魔力が四方八方へ解き放たれる。

 

轟音、爆風、そして閃光。

衝撃波だけで橋全体が大きく揺れ、アスファルトは抉れ、欄干は悲鳴を上げながら砕け散る。

 

夜闇は一瞬にして昼へと塗り替えられた。

白金色の閃光が冬木の夜空を覆い尽くし、遠く離れた街並みまでも照らし出す。

まるで地平線から新たな太陽が昇ったかのように。

その一撃は、光と風と炎の全てを呑み込み━━何もかもが、爆ぜた。

 

 

 

 

 

 

 

~~~~

 

 

 

 

 

 

 

 

程なくして、大気を覆っていた濃密な煙がゆっくりと晴れていく。

爆発によって舞い上がった粉塵が夜風に流され、眩い閃光の残滓だけが空気中に揺らめいていた。

 

その先に立っていたのは━━

 

やはり、どちらもだった。

 

 

「‥‥‥。」

 

「‥‥‥。」

 

 

互いに言葉はない。

ただ静かに視線を交わし、先ほどまで全力で宝具をぶつけ合っていた相手を見据える。

 

鎧には幾筋もの裂傷。

衣服は焼け焦げ、全身には細かな切り傷が無数に刻まれている。

だが、その瞳から闘志は失われていなかった。

 

決着はつかなかった。

双方の宝具は真正面から激突し、互いの威力を削ぎ落とした末に相殺。

致命傷を与えるには至らなかったのである。

 

しかし、その代償は決して小さくない。

冬木大橋は二騎の激突を受け止めきれず、橋面には巨大な裂け目が走り、欄干は各所で吹き飛び、アスファルトは爆発によって何層にも抉り返されていた。

あと数度、この規模の宝具がぶつかれば橋そのものが崩落しても不思議ではない。

やがて静寂を破るように、アルトリアが静かに口を開いた。

 

 

「成程、通りで貴殿は強いわけだ、木曽義仲殿」

 

 

僅かに目を伏せ、何かを確信したように頷く。

叫んだ宝具から大聖杯に検索を掛けたアルトリア。

該当者は複数(・・)見受けられたが、あれほどの剣技と実力と能力を持つ者など一人に絞られた。

 

木曽義仲、あるいはは源義仲。

源氏の名門に連なり、平家との戦いで赫々たる武名を轟かせた武将。

『平家物語』にもその名を刻み、日本において今なお語り継がれる英雄であった。

 

 

「見事な推察だ、騎士王」

 

 

真のセイバー━━木曽義仲は静かに頷く。

その表情には隠し立てする様子もない。

 

 

「そして、見事な剣でもあった。汝ほどの相手と刃を交えられたこと、武人として誇りに思う」

 

「その言葉、そのまま返そう」

 

 

アルトリアもまた僅かに微笑む。

 

 

「貴殿ほど純粋に武を極めた英雄と戦えたこと、私にとっても望外の誉れだった」

 

 

一瞬だけ、二人の間に柔らかな空気が流れる。

敵同士ではあるがそれでも同じ剣の道を歩む者として通じ合う何かが、確かにそこにはあった。

 

しかし、その時間は長くは続かない。

木曽義仲の視線が僅かに宙を泳ぐ。

何者かの声へ耳を傾けるように。

数秒の沈黙。

どうやらマスターから念話が届いたらしい。

やがて義仲は小さく息を吐き、名残惜しそうに肩を竦めた。

 

 

「━━すまない。マスターより撤退命令だ」

 

 

その一言だけで、アルトリアも事情を察する。

 

 

「本来であれば、この勝負はどちらかが倒れるまで続けるべきなのだろう。武人としては実に心残りだ。汝との決着は、この手で最後までつけたかった」

 

 

頬面を被りながらも苦笑しているのが分かる。

互いに全力を尽くしたからこそ分かる。

この戦いは、まだ終わっていない。

どちらも切り札を残している。

このまま続ければ、必ずどちらかが倒れるまで剣を交え続けるだろう。

だが━━

 

 

「此度は聖杯戦争。サーヴァントである以上、マスターの命には従わねばならない。」

 

 

アルトリアは剣を下ろした。

 

 

「良いだろう、木曽義仲殿。追撃はしない」

 

 

その声音には一切の敵意がなかった。

武人として交わした約束。

それだけで十分だった。

 

 

「感謝する」

 

 

義仲は静かに一礼する。

本来であれば決着を付けたかったのは木曽義仲も同じである。

だが、此度は聖杯戦争。

以前とは違ってマスターの居る状態なので指示には従わなければならない。

最もマスターが悪人やら外道であれば即刻切り捨てていたが、一般的な感性を持った善寄りの人であったため特に嫌々したがっている訳でもないのである。

 

 

義仲は最後に一度だけアルトリアを見据えると、その身体は淡い光の粒子へと変わり始める。

霊体化だ。

 

その姿は夜風へ溶けるように消え去り、戦場には静寂だけが残された。

 

 

 

 

 

 




真のセイバー 真名:木曽義仲
Fate/Samurai Remnantから参戦です。
実力は互いに知名度補正が掛かってるサムレムの時代の日本でヤマトタケルwith宮本伊織(逸般人)と打ち合えるレベル。
セイバーですが、単独行動(EX)と騎乗(A)とある能力を宝具として持ってる強いセイバーです。

まさかの命中するゲイ・ボルク。あのよく当たらないゲイ・ボルクがです。
しかし宝具で分身してたことで分身一体の心臓しか命中しませんでしたのでその隙を突かれて敗北しました。
何だかんだクー・フーリンは知名度補正&ルーラー謙信ちゃん相手に苦言を言いながらも長時間互角にやり合えていました。
そして、最後にもらった物は‥‥‥。

アーチャー同士の対決は‥‥‥書き切れませんでした!
なのでやや中途半端な形になってしまいました。

これで残りの真名不明組はアーチャー、ランサー、キャスター、ライダーとなりました。
前回前書きで出てきたキャスターについて先に言っておくと本作ではかなり弱体化させましたが、本来はソロモン並にチート能力を持った既存の(作者オリジナルではない)サーヴァントです。


今回の冬木の被害:

間桐邸→庭全焼・窃盗被害
埠頭→半壊
高速道路→被害なしだが、車両複数台のボディ破損
冬木大橋→ほぼ全壊

なお、これを全て災害が起こったと言う筋書きで押し通す言峰ェ‥‥‥

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。