仮面ライダービルド The ZZZ World   作:にっぴい

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第‎‎eiπ+2話 新たな始まり

「戦兎何やってんだよ。」

 

部屋の中大量に散らかった計算式や設計図が書かれた紙の間を歩きながら、戦兎に近づいた。

 

「遂っっっに!完成した!!」

 

そう勢いよく立ち上がり、戦兎の髪の一部がピンと跳ねる。

 

「っうぉびっくりした。まぁたなんか作ってんのかよ。」

 

「万丈、これはものすごい発明だぞ。」

 

戦兎がうっきうき完成したばかり大きなフラフープのようなリング状の装置を床に置き起動する。

すると、紫と黒が混ざったような、空間の歪みのようなものが装置の真上に出現する。

 

「なんだこれ!?すげぇ!」

 

「これが何かわかるかね万丈くん。」

 

上機嫌な戦兎が万丈に質問する。そして万丈悩む暇もなく答える。

 

「でっけぇドーナツか?」

 

それを聞いた戦兎はお笑いのコントレベルなズッコケを披露し、呆れながら言う

 

「万丈、もっと見るべきところがあるぞ。視力もバカになってしまったか?」

 

「はぁ!?バカになってねぇし!今もお前の顔がよく見えるぞ。ほら」

 

万丈が指で目をガン開きにする。

 

「はいはい、お猿さんのような目があることはわかったよ。ほら、バナナ食うか?」

 

「うおっしゃぁ!バナナぁ!…って俺は猿じゃねぇよ。っておい無視すんなよ。」

 

戦兎はいつものボケツッコミをする万丈をスルーし、装置の説明を続ける。

 

「改めて聞こう。万丈くん、これが何かわかるかね?」

 

先程とは打って変わって、少し悩んだ後に答える。

 

「んー、わかんねぇ、なんなんだよこれ。」

 

「よろしいっ!教えてあげよう。これはワープ装置だ。」

 

「何ーっ!?ワープ装置だとぉ!? …ワープってなんだ?」

 

こちらも先程とは打って変わって、更に盛大なズッコケを披露し、さっきよりもっと呆れながら言う。

 

「そっからかよ、どこまで筋肉バカなんだよ。まったく…。

…はぁ、ワープってのは、ある場所とある場所を一瞬で移動できる所謂瞬間移動のことだよ。」

 

「おぉなるほど。瞬間移動か。へぇ、 …何ーっ!?ある地点とある地点を一瞬で移動できる装置だとぉ!? …んだよその目は。」

 

戦兎が人間でいちばんバカな人間を見るような目で万丈を見つめる。

 

「ツッコミ所が多すぎてもうツッコミきれねぇよ。

と・に・か・く、ワープ装置を完成させたんだ。どうだすごいだろう。」

 

「おぉ、とりあえず凄いってことは分かったぜ。それで、この装置を使って何すんだよ。」

 

そう言われた戦兎は自慢げに言った。

 

「よくぞ聞いてくれた。万丈くん。俺はこの装置を使って、この世界をもっとより良くしていくんだ。瞬間移動が出来たら、外国へ行くのも一瞬もはや散歩レベルで、外国へ行けるんだ。どうだ?素晴らしいだろう?」

 

「おぉ!なんかとりあえず凄いってことはわかったぜ!」

 

「理解できて無さそうな返事どうも〜。よし、とりあえず試運転と行こう。もうひとつのワープ装置を起動しt… ん?なんだ?」

 

既に起動しているワープ装置から煙が出ていて、ガタガタと音を鳴らして、今にも暴走するような予感が2人によぎった。

 

「おい!戦兎!これやべぇんじゃねぇか!?」

 

「おかしい、計算も設計も完璧のはず、なんでこうなったんだ、?あそこか、いや、もしかしてここか、?」

 

戦兎が頭の中で設計図や方程式が渦巻き、装置そっちのけで、原因特定をする。

 

「考えてる暇なんかねぇだろ!とにかく逃げッ、うわぁ、体がなんか浮いたぞ!?」

 

「最ッ悪だ、こうなってしまってはもう逃げれない、」

 

「はぁ!?ふざけんな!!なんでこんな所で失敗すんだよ!」

 

「知らねぇよ!!科学には失敗が付き物だ!!」

 

そう言い合ってるうちにだんだんと装置が暴走し、

 

 

「おい!なんか吸い込まれてるぞ!これこんなか入ったらどうなるんだよ!」

 

「恐らく、日本…いや世界のどっかに飛ばされて、最悪、高度が高いところに飛ばされるかもしれない、そうなったら俺たちは死ぬ…」

 

「はぁ!?俺はまだ香澄んとこ行く気はねぇぞ!!」

 

だんだんと吸い込まれて、2人の足がワープゾーンに触れる。

 

「はぁ、もうこれは死なないことを願うしかないな。」

 

「っざけんな!こんな所でくたばってたまるか! このッ…」

 

万丈が何とかして足掻くも、抵抗虚しくワープホールに吸い込まれていく。もうダメかと2人が思ったその時、部屋の隅で休んでいたクローズドラゴンが2人のところに飛んでくる。

それを見た2人はハッとして顔を見合せて言った。

 

 

「変身すればいいんだ!」

 

 

2人がビルドドライバーを装着する。

戦兎はラビットフルボトルとタンクフルボトルを取り出し、カシャカシャと振り始め、万丈はドラゴンフルボトルをクローズドラゴンに装着する。

 

 

Rabbit!

Tank!

 

Best Match!

 

 

Close Doragon!

 

 

Are you Ready?

 

 

「変身!・変ッ身!!」

 

 

 

 

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