止まる世界止まるチェンソー   作:とっとこDIO

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アニメ一期分まで終わりました。まだまだ投稿していきますが、暫く忙しくなるので、暫くお休みします。落ち着いてきたらまた投稿していきたいと思います。


第十話 決着 義兄弟新たな出会い

建物外へと飛び出したデンジとサムライソードは、お互い苛烈を極め、刀とチェーンの振り回しで周りの物がスパスパと切れていく。

 

「グェ!」

「どうした!そんな動きしか出来ねぇのか!まだこの間の二人の方が強かったぞ!」

「うっせえ!テメェはあの二人に実質負けたみたいなもんだ。だから俺が2回目の敗北を与えてやるヨォ!」

 

デンジは武器人間としての高い身体能力で高速で動き、チェーンを振り回す。だが、それは相手も同じあり動きが完全に枝を振り回す子供と変わらないデンジと違い、ブラフォード達との戦闘を経験し、腕の刀の扱い方を覚えデンジ相手に優位をとっていた。そして、蹴りなどを使い、致命傷にならないが、着実にダメージを稼いでいた。

 

「ッ!クソ!まともに攻撃が当てられねぇ!

「死ねぇ!デンジ!」

 

戦場は建物の屋上から、電車の屋根へと移る。狭い足場では二人は飛んだら跳ねたり出来ず、地に足を着けコンパクトに攻撃を繰り出し続けた。不利であるが、デンジもただやられている訳では無く。

 

「テメェ!その意地汚い戦い方、やっぱりあのジジイそっくりだぜぇ!最終的に俺に殺された。あのジジイに!」

「デンジ!!うおぉぉ!

 

デンジは岸辺からも褒められた。人としての考えや価値観を持っていないので、相手の神経を逆撫でし、相手をキレさせる。動きが単調になった!サムライソードの動きに、余裕を持って躱し、遂に…

 

「オラァ!」ブブブブン!

「グア!」

 

カウンターでサムライソードの胴体をデッカく切り裂いてやった。切られたことによってサムライソードは焦りを感じながらも、落ち着きを取り戻した。自分の有利な状況に持っていくことが得策だと。よって、デンジの足場ごと電車の屋根を切り飛ばした。

電車内に降りた二人に、乗っていた乗客はパニックになり別の車両へと逃げていく。そんなことは構わずサムライソードは攻撃を仕掛けて来る。

 

「ッ!クソ!テメェ!早くどっか行きやがれ!」

「他人の心配している場合じゃないだろ!デンジぃ!」

 

逃げ遅れた、民間人を庇うデンジは反撃することが出来ず、傷が増えていく。デンジは苦し紛れでチェーンソーのチェーンをサムライソード向けて発射する。だが、当然躱され重い蹴りをもらう。飛ばしたチェーンは遠くの車両に飛んでいき、何かに絡まったのか戻ってこなくなってしまった。だから、今自らで自らの体を縛っているような感じだ。

 

「なぁ…もう諦めろよデンジ…お前がじいちゃんにした事を謝罪して、死んでくれ…」

「嫌だね…まだ武器あるんだ、このまま、はい負けましたで終われねぇよ!」

「そうかよ。」

 

この逃げ場のない空間で、居合の構えをとる。タルカス、ブラフォードの二人の話やマキマさんや先生から教わった、技だが、見るのは初めて。俺なりの対処の方法が思いついていない。考えている内に、サムライソードの姿が消え、右足が斬り飛ばられる。

 

「テメェの足を切った、これで少なくとも、テメェがここから逃げる事が出来なくなったな。」

「なぁ、その技強すぎねぇ…禁止にしようぜ…」

「俺の刀は高い切れ味があるんだが、大抵の奴らは斬られると狂い悶えるんだがな。斬られた苦しみでな…だが、テメェは苦痛の言葉は一つも溢さない。それじゃあ意味がねぇんだよ!」

 

俺の反応に静かにキレ始めたサムライソード、そして、もう一度居合の構えをとる。俺には目で捉えなれないほどハイスピードだ。だから、カウンターで攻撃するのは不可能だ。…だから、自ら俺の攻撃に突っ込んできてもらう。姿が消えてしまうその一瞬速く、チェーンが座席を突き破りサムライソードを完全に捉える。

 

「!!ッ…これは…さっき飛ばしたチェーンか!」

「あぁ、そうだぜ。テメェを仕留めるのにわざわざこんなもの仕掛けたんだからな、それと何だっけか?狂い悶えるとか、言ったなぁ!?」

「ガァああ!」

「俺だって狂い悶えるぜぇ!喜びでなぁ!ギャハハハハハ!」

 

チェーンによって、四肢を貫かれ動きを完全に止められてしまったサムライソード、容赦なくチェーンを引っ張り、引きちぎった。

 

「あっ、アキ来たな!」

「お前、何やっているんだ。」

「勝ったからこいつ拘束してんの、…そして、今から大会を開く。」

「おい!」

「…今からこいつの金玉を交互に蹴って行って大きい悲鳴をこいつから引き出した方の勝ち!」

「はぁ〜。」

「やるの?やらないの?」

「………やる。」

「おい、お前ら何考えてるんだ…辞めろ!辞めろぉぉぉぉ!」

 

 

---------------------------

任務を終え、家に帰ろうとすると、マキマに呼び止められる。内容は…

 

「DIOくんが、今回の任務で居場所が解らなくなりました。」

「えっ!兄貴どっか行っちまったの?」

「今回の任務の悪魔は、対処出来たのですが、任務先の火山の火山活動に巻き込まれてしまいまして、岩盤ごと、空高く打ち上がり、消息不明となってしまいました。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

アキとデンジが家に帰ろうとした時、アキは気まずい空気を感じていた。勿論自分だって、DIOは少し底が知れず恐ろしく感じたこともあったが、デンジが特に懐き、ずっと一緒にいたのだ。デンジが一番落ち込んでいた。

 

「デンジ…DIOの事だ。あいつがそう簡単に死ぬなんてことはない。だから…だから、大丈夫だから。」

「あぁ、わかっているよ。兄貴は死ぬなんてことはねぇ!」

 

 

 

---------------------------

アメリカのフロリダ州そこに、天国を目指す一人の神父がいた。彼は天国への行き方の持論があった、だがその持論は自分以外の者は誰一人として理解してくれなかった。ここ最近までは…

神父の名前を“エンリコ・プッチ”、少し前に彼の家に新しい友人が居候している。友人の名前は…

 

「DIO、君は天国へはどうやって行くと思う?」

「…悪魔の私からすればこの世と地獄しかないものだと思っていたのだが…それ以外の場所があるのか?プッチ。」

「あると言えるし無いとも言える。」

「?どう言うことかな…」

「天国とは、場所でななく人が幸福になれる状況だと思うんだ。日本にある仏教、この教えでは天国に類似する所は極楽浄土だと言われている。苦しみがない理想的な世界だと…だが、幸せとは人それぞれだと思うのだよ。幸福の感じ方は人それぞれ、本を読むことに幸福を感じるものがいれば、寝ることに幸福を感じるものがいる。一括りに極楽浄土と言われるその場所で全ての人の幸福を与えることは可能なのかと言う話さ。私は今生きるこの人生で幸福を噛み締めて天寿を全うすることだと思うんだ!自らが自分の人生で天国を掴み取らなくてはならないと。その為に死んでしまう事に覚悟を持たなくてはならない!それこそが人が天国を見つけるための行動なのだ。」

 

プッチの話は今まで、まともに話を聞かなかったり、興味を持たなかったり、反対されたりと、共感されたことは無かった。だがDIOは違った。

 

「プッチ…君のその考え、素晴らしいぞ。そうだな、死んでしまってから有るのかも解らない天国を望むのではなく、自分で天国を見つける…実にいいじゃあないか。私は君の考えを肯定するぞプッチ。」

「DIO…君は私を信じてくれるのかい?」

「あぁ、信じるさ。私の友人の言葉なのだから。それで、どうやったら天国に行けるんだ?プッチ。」

「それはだな、まず………」

 

 

 

 

---------------------------

DIOがいなくなった早川家、騒がしい事は変わらないが、どこか部屋が広く感じていた。アキからしたら、デンジはまだしも、パワーを躾けられる人物が一人減り、苦労が増えた事に頭を悩ませていた。だが、新たな、厄介者が家にやってきた。

 

「やっほ〜、みんな!元気してる?」

「姫野先輩、急にどうしたんですか?」

「あっ、出たなゲロ女!」

「あ、やっほ〜デンジくん。私が来たのはねぇ、今日から私もここに住もうと思って。」

 

姫野からの突然な宣言に3人は呆然としていた。特に何も考えていないパワーが早めに復帰し、姫野を威圧する。

 

「おうおう!おぬし!ここはわしの家じゃ!急にぬけぬけと住むなどふざけた事を言うで無いぞ。」

「そうだ!家狭くなるじゃねぇか!」

「うーん、全く歓迎されて無いねぇ。アキくんとしてはどう?だめ?」

「ダメと言いたいですが、急に何でこんな事言い出したんですか?」

 

姫野の質問にアキは特に答えず、こっちの疑問を聞いた。姫野は少し、考えるような動きを見せ、覚悟を決めたかのように、口を開く。

 

「私、もう我慢したく無いから。アキくんの大事な存在になれるように、頑張りたいの!もうなりふり構っていられないからさ!」

 

真っ直ぐな告白、アキは別に鈍いわけでは無い当然、姫野の言葉の意味を理解して、悩んだ。姫野の隻眼からは、悪魔の力を使ったかのように、目を逸らせなかった。アキは姫野の勢いについに折れ、姫野の居候が、決まった。二人の関係がどんなものかデンジはある程度知っているし、姫野からはアキとくっ付けるように手伝って欲しいとも言われている。

それと今家にはもう一つ問題がある。

 

「ギャハハ!デンジ!早くわしの飯をよこせ!」

 

パワーだ。DIOがいなくなったこともあるが、どうやら血を飲み過ぎで力が増し、傲慢になっているようだ。だが、そんなパワー無双は長くは続かなかった。

 

「パワーちゃんの血抜きをするから、パワーちゃん預からせて欲しいの。それまでデンジくんのバディが居なくなっちゃうけど、良いかな?」

「!!」ブンブン

「…そりゃ勿論良いですよ。」

「なっ!」ガーン

「代わりにデンジくんと組みたいって子がいるんだけど。」

「チェンソー様!チェンソー様!」

「よるな!」

「ギャ!」

 

新しいデンジのバディがサメの魔人になった。

そしてしばらくサメの魔人と任務をこなす事になり、雨が急に降ってきた日。電話ボックスに雨宿りをするデンジの元に一人の女性がやってくる。密室に二人になり気まずさを解消する為に、デンジが手品を見せる。

和んだ空間で女性が顔を上げる。

 

「!!」

「ありがとう。」




レゼ登場で区切らせてもらいました。レゼ編は4.5話で終わる予定なので。気長に続きを待って欲しいです。

レゼどうする?

  • 生かす、直ぐには出来ないが後々デンレゼ
  • 原作通りマキマのお人形
  • マキマのお人形にならずDIOに殺される。
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