一人でなんとかできると思ってた僕と君 作:思いついたんだごめん
一応オリ主といろPがくっつく想定でお話を組んでます。
それはそれとしてまた劇場にいかねばならぬ
ブラックオニキス
宝石の名前じゃない。アキラ……朝日が作り上げたゲーマーチームだ。
初期のスポンサーとして色々手がけたりしたのは思い出に新しい。
手元に残した1つの株式会社でVR関連の新事業を立ち上げ、乃依くんとすり合わせアイドル事業もしたりしてその人気は爆発。
新進気鋭かつ精鋭のみの3人グループとして完成している。
今の出資先として友人が活動しているのもあり今後も続けることだろう。
乃依くんと雷くんの駒沢兄弟はまだまだ学業に本腰を入れるべきである年齢でありながらも流石としか言いようがない活躍に出資者としては嬉しい限り。彼らのますますの活躍が見たくて財布の紐も緩むわけである。
さて、そんな彼らのリーダーである酒寄朝日。
上京前からの付き合いであり、上京するタイミングが同じだったこともあり話す機会がダントツで多い友人。
そして、基本的に他者との関わりが薄い僕と未成年に囲まれている朝日とで
酒を飲む時は集まることが多くなった間柄でもある。
「「かんぱーい!」」
がちゃんっ!とまでは行かないにせよ。
そこそこお高めの食べ放題焼肉を平日夜から堪能するダメな22歳児が二人。
大学四回生であるべき僕らは互いに最終学歴だけいえば大卒ではない。
朝日は気の狂ったような長時間配信をすることもあるし、僕は僕で雲隠れして大家業をしている。
総じて変わり者二人なわけだ。
「いやー肉。やっぱり肉だよな。米と肉、男の子はこうでないと」
「成人してもう2年なのに男の『子』は厚かましくない?」
二人しかいないのに六人前ぐらいを頼みそれを焼き食べながら近況を報告……するわけではなくただ駄べる。
ゲームとアイドル活動が本業の朝日に、大家業で暇を持て余す僕。
それこそVR空間で話す機会も多いが故にわざわざ顔を合わせて言うことは少ないのだ。
「若々しくいないとほか二人……特に乃依Pに何言われるかわからないしな」
「……まあ、中学生からしたら20超えはおじさんか」
くぴりとコーラを飲み、肉を焼き始める。
熱された鉄板と肉が触れ脂と共に焼かれる音は食欲を中々にそそられる。
当たり障りのない会話……という程でもない。近況報告は別にしなくてもこちらは把握してる。
「俺の方は別にいいけどよ。そっちの方はどうなんだ?管理人業務初めて1年経ったろ?」
「……あー」
ただ逆はそうではない。どこで個人情報保護を破ってしまうかわからないというのもある。それにそれらを趣味で管理費を設定せずにしているというのも朝日は把握している。
「まあ、今更他人に興味持てってはいえないけどよ。親友としてはお前が孤独に過ごしてないか不安にもなるぞ?」
「結構なお世話だな……いやまあ、そう言われるのも納得できるけどさ」
ただ、言えることと言えないことの線引きは大事にしなくてはいけない。
特に……酒寄さんは朝日の親類の可能性が高い。
特徴的すぎる苗字に繋がりを感じないのは無理がある。
調べた限り全国に2000人超はいるらしく、もしかしたら……というのもある。が……
(雰囲気……今思えば似てる……よな……)
「なんだ人の顔ジロっと見て。俺じゃなくてアキラの方にそういうの頼むわ」
「ないない。そもそも黒鬼にいくら出資してると思ってるんだか」
「それについては感謝してるぜスポンサー様?」
「なら肉を献上したまえ」
「へーい」
そんなやり取りをしながら箸を進めていく。
他愛のないなんてことは無い会話や肉の焼き色を伺うことはしても互いの顔色は伺わないいい意味で気を置いてない関係。
心地よいのはもちろんそうなのだが……
朝日、方向音痴過ぎて同伴しないとちゃんと帰れるか不安だからなぁ……
今日は酒入れてないのは行き帰りに僕が車を出すからだ。
「ところでさ……朝日って妹さんいたっけ」
「いるな。どしたん?」
「そっか、いるかぁ……」
「なんだなんだ?俺のこととはいえ他人に興味を持つなんて珍しいじゃないの」
「一言多い。酔い回ってない?」
「さすがに友達に運転任せて一人だけ酔うとかできねぇよ」
まあ、それもそうかと一旦箸を置き。口を開く。
「いやそのだね。入居者の一人に朝日と同じ苗字の子がいてさ……」
「ほー。まあ、上京する人で苗字被ってても問題ないだろ」
「そうかもだけど……」
ぼさついた髪に大きめレンズのメガネ。
今でこそザ・オタクな感じだが。数年前の朝日はこうではなかった。
その時の朝日を知る僕から言わすと……
「雰囲気、似てたんだよね」
「そこらに俺と同じような奴がいてたまるかっての」
「今の朝日量産型オタクにしか見えないけど」
「お、なんだ喧嘩か。言い値で買うぞ?」
「当店では取り扱っておりませんね。それ、焦げてない?」
「やっべ」
アルコールの力なのか、口元が緩くなる朝日。
このあと配信するとかの賜っていたけど、大丈夫なのかな。
『おいおいヤマビコ。エイム終わってんじゃねぇの?』
『運転疲れだって言ってんでしょ!!!』
『運転つっても1時間もないだろ』
『うるさいうるさーい!迫撃砲撃ち込んでやる!!』
『ばっかおま、これFF倍率等倍だぞ!?』
『不遜な友人は滅!!!』
今、画面では兄……帝アキラが月三くらいで呼ぶ友人のヤマビコさんととあるPvEゲームを実況している。
難易度は当たり前のように最高難易度。本来なら戦略を立て、連携をしながらでないとクリアどころか生存も難しい……はずだ。
はずなのだ。
遠慮なく兄を狙う友人と、それを紙一重で躱すも焦る兄。
ヤマビコと遊ぶ帝アキラは等身大の男の子らしいといういつもとは違う一面が出るため大変好評のシリーズとなっている。
「……声、似てるなぁ」
昨日始めたばかりの一人暮らし。
その家具を買う時に割引券をくれた管理人の人と声が似ている。
ピンと来たわけじゃない。それにライバーをやるにあたって声質を演じてくる人もいる。だから確定ってわけじゃないし、リテラシーは守らないといけない。
……恩を借り続けると言うのは性に合わない。
どこかで返さなきゃと思わずにはいられない……が、相手は社会人。しかも、株主優待を持っているような人。
しかも家具屋のなんて……普通ない。
『くっそ、ちゃんと敵は倒してるから太刀悪ぃな!!』
『まあ、散々
『そんな意地の悪いプレイを教えたつもりはないぞ!』
『知らぬ存ぜぬ君は⬛︎ぬ!!』
『配慮ありがとうよ!!』
にしたってお兄ちゃんもだけど、本当に成人してるのか?というぐらいの騒ぎっぷり。
新天地に来て数個の段ボールと新品の家具の中で布団を敷いて寝ている私に比べてすごく充実してるように受け取れる。
もし、あの管理人さんが兄の友達だというのなら何か変わる……っていうのはない。
世間は広いように見えて狭いなというだけ。
ただ……
「ずっる」
と思うのは許されるはずだ。
……が、数年後の私がそんな彼をVRチェアに座らせ
完全防備のビニール服を着た状態でシュールストレミングをあーんしてるなんて誰が思うのだろう。
そして、もがき苦しむ彼の様を見てなにかをぞくぞくさせていることになるなんて……想像もしないだろう。
これも全てかぐやの完全復活のためのサンプル採取。
味覚エンジン実装のための尊い生贄に合掌。
それはそれとして助かってるし……本当に好きなのだから、まあ許して欲しい。
オリ主結末一応アンケ
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酒寄性に(いろPと結ばれエンド
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ハーレム?エンド(ヤチヨにも愛されエンド
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ビター、恋は叶わなかった友人エンド