ウマ娘 コノハナレッド   作:takapon960

108 / 110
皆さん、Unlimited Impactの2番を聞いたことはありますか?


第107話

ーーー107ーーー

 

「強くなってく向かい風に 従順じゃいたくない本能♪」

 

「ふっとさらわれ飛んでいくよ ためらいも臆病さも♪」

 

ダートとは過酷だ。

 

誰も目標としない。誰も憧れにしない。

 

そんな場所に堕ちたとしても、しぶとく無様にでも、彼女たちは生き続けることを選んだ。

 

あるいは、あえて自分から飛び込んだ。

 

 

「逆境なくらいで絶望だとか マイナス先入観は似合わない♪」

 

「劣勢ならあとは攻めるだけ この夢は揺らがないでしょう♪」

 

この世界はアールライズという災厄によって述べ3ケタのウマ娘が地を這い、泥水をすすられ続けてきた。

 

彼女たちは絶望し、恐れ、希望を無くした。

 

しかし。もう嫌だ、走るの辞めると靴を投げた者が1人でもいただろうか?

 

彼女たちは、恐れながらも戦い続けた。劣勢どころか、勝てる見込みがなくても意地を貫き続けた。

 

そして戦い続けた中、ついにたった1つだけ勝利を決めた、たった1人のウマ娘がジープベニザクラだった。

 

 

「ココロの限り!♪」

 

 

「今を全霊で生きたいよ 未完成な私で♪」

 

「胸を張って行こう これが選びたい進化論♪」

 

彼女たちは未完成だ。

 

完成されていたのなら、こんな世界で這いずり回ったりなどしない。

 

それでも、ここまで歩いてきたことを、彼女たちは胸を張って誇りに思うだろう。

 

 

「何があったって スタートをしたんなら行くっきゃない♪」

 

「つらぬくよいつだって♪」

 

その道を、ここまで貫き通した。

 

 

「ずっと最大級を超えてく刺激をあげる♪」

 

「その胸の何か 火をつけてくようなドラマ♪」

 

負けたはずの相手にリベンジを果たした。

 

最大級を越えていく刺激だった。

 

そして、立場が逆転してリベンジを果たされた。

 

さらにその上を越えた刺激だった。

 

このドラマに胸に火が付いた者は多くいただろう。

 

石原トレーナーだってそうだ。

 

 

「傷が塞がってしまうのを待たずに挑むから♪」

 

勝利のためなら傷つくことを厭わなかった。

 

傷だらけになってでも、勝利に向かってきた。

 

 

「キミが目撃してよ?♪」

 

ライブは、ラスサビに入る。

 

 

「どうか全力で射抜いてよ 瞳で私を♪」

 

「焼き付けていこう "これは"約束の進化系♪」

 

彼女たちの名前が歴史に残ることはない。

 

だから、ここにいるみんなだけでも、思い出に残してほしい。瞳に焼き付けてほしい。

 

彼女たちは、そんな想いを歌詞に込めて歌い上げる。

 

 

「傷を痛がって投げ出す程度の想いじゃない♪」

 

「君は目撃者だよ♪」

 

私たちダートウマ娘は、傷を痛がって投げ出したりしない!

 

私たちの生き様を、あなたが見届けてください!

 

 

「Yes…Unlimited Impact!♪」

 

「見せてあげる Evolution♪」

 

最後に、アールライズの横でジープベニザクラは片手を突き上げ。

 

観客に向けてグッと握った。

 

「Go Ahead! 未来 DAYS!♪」

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定
▲ページの一番上に飛ぶ  X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。