偽典・蓮ノ空女学院スクールアイドルクラブ106期小話 作:マーケン
テスト前ということで部活はお休み期間になる。
とはいえそれで出来た時間を素直にテスト勉強に当てるほどアタシは優等生ではない。そもそもゲームという一芸入試で入学したアタシは最低限の学力と同時にゲーム分野においても実力を伸ばさなければならない。
とはいえ夏からはネット回線がほぼ終わるためオフラインゲームやゲームセンターでのアーケードゲームに戦場を移さなければならない。
というわけでちょいちょいオフラインゲーム。その中でもレトロゲームをさわっている。
稀にゲームセンターにいってイニブ、"機動戦士ガンダムエクストリームバーサス2 インフィニットブースト"を触ったりもしているけど相方が見つからずGGGPという大会の予選には参加しなかった。
基本はオフラインゲームだ。最近ちゃんと動く最初のプレイステーションを手に入れたので、一部でカルト的な評判のゲームを買ったのだけどロードが長い長い。一人ゲーだけど、一人でやるより人と雑談しながらの方がいいかなと思って今日は吟子ちゃんを部屋に呼んだ。
「私、ゲームとか上手くないけど・・・それにテスト勉強は?」
「大丈夫。これ時代を先取りし過ぎたノベルゲーっぽい何かだって話だから。テスト勉強も後で集まってやるじゃん」
「何そのふわっとした評判は?まぁ息抜きくらいには付き合いますけど」
さっそくディスクを入れて起動する。
やるゲームは"serial experiments lain"ストアとかでアーカイブ化されてないゲームだ。
「なにこの画面・・・文字入力?あ、名前か」
「ギ、ン、コ、と」
「なんでなん!?」
それにしても物凄く分かりにくい文字入力だなぁ。
名前を入れ終わると一人の女の子が画面に現れる。ゲームナビ的な?
「これどうするの?あ、触らないと勝手に女の子が動くんだね。かわいいね」
「とりあえず、何か押してしてみようか」
適当に押していくとなんか音声が流れ出した。
人の会話みたいだけど、どういうこと?
「説明書に書いてるよ。なんかこの子がカウンセリング受ける、みたいな」
「アタシ説明書に目通さないからなぁ」
どうにも断片的な情報を集めて物語の全貌が見える、的な気配。
そうやってどんどんと情報を拾っていく。んだけど、なんだが段々と様子がおかしくなってくる。
「ねぇ姫芽。ちょっとこれもしかしてホラー?」
「怖がってるの、吟子ちゃん?」
「別にそうは言ってない」
段々となんだか私達の会話も少なくなってきた気がする。
結局、最後までやらなければスッキリしない、となり、みんなで集まって勉強したあと、私達は再びゲームを再開し、夜中に全ての情報を揃えた。とんでもなく後悔したのは言うまでもない。
今日からいよいよブルパ公演です。
現地で参加しますが、現地行かれる方は熱中症には気をつけましょう