最猛勝のハチミツを売る奈落家
■キャプション
2026年2月~3月にかけての「pixiv執筆応援プロジェクト~絆~」への投稿作品でした。でもわりといつものノリで書いていますw
■まえがき
いつも読んでいただき、ありがとうございます。
※ 奈落家のいつもの設定確認
・設定は犬夜叉の戦国時代なのになぜか現代の要素が入る。
(今回は奈落さんがマイクロバスで家族皆を連れてピクニックへ)
・奈落家の服装は、原作通り。
・奈落さんと分身たち皆生存していて
人見蔭刀に仕えて
皆一緒に人見城に住んでいる設定です。
・季節は特に記載が無ければ、
投稿された日と同じです。
(あまり明記されていませんが、初春)
ストーリーのジャンル:
コミカルからの家族愛(絆)からの
やっぱりコミカルオチ
(pixivにも同時に投稿)
では、このまま下へスクロールして本編どうぞ。
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奈落は自らマイクロバスを運転して
人見一家をピクニックをする
大きな原っぱのある公園まで連れて行く。
神楽が「免許あるのかよ?」と尋ねると
「わしが法律だ」と奈落は言った。
道中、運転しながら
無双がバイトだと言って
来なかったことに一人ぶつぶつ文句を
言っている奈落。
マイクロバスのレンタル料のことは
頭に無いようだ。
大きな公園に着いて原っぱで陣取る人見一家。
敷くビニールシートは
奈落が若いころ使っていたと言う
平成初期くらいのデザインのレインボーな感じの
今ではちょっとダサいやつである。
少し汚れている。
だが美意識としては単色のめちゃでかい
微妙に鮮やかなやつを持って来るよりは
マシだと奈落は思っていた。
さらにピクニックと言えば
おにぎり、厚焼きたまご、からあげだと
奈落は思っている。
のりをつけた塩のおにぎりと
厚焼きたまごは奈落が白夜と
協力して作ったが、
からあげは冷凍食品である。
しかし"イマドキ"の冷食はウマい。
だが、全員ある程度の量があるように
用意したため、
だいぶ予算がかかった。
思いやりはあるものの、
経費に精神を押しつぶされている奈落。
しかし特に神楽の前ではおくびにも出さない。
おやつのお菓子は
行きの途中の店にあった
今にもつぶれそうな商品棚が閑散とした
駄菓子屋で買った
賞味期限の過ぎた破格のチョコレートである。
だが、味は普通においしい。
しかし、100円で安いと思ってたくさん買ったラムネが
ふつうの店で買うよりかなり高かったので
損をしていることに奈落は気づいていない。
内情は経済的に不穏になってきているが、
誰も気づいていない人見一家。
草原の良い香りのする鮮やかな芝生の原っぱで家族らは、
白童子と神無は一緒にボール投げをして遊んでいる。
魍魎丸は乳母車を押して赤子と辺りを散歩し始めた。
影郎丸と獣郎丸はいつものように元気に走り回っている。
そこに炎蹄も加わっている。
悟心鬼は青空と白雲を眺め、
普段、読心で疲れた心を休めている。
神楽、白夜、琥珀は蔭刀と皆を見守る奈落と一緒に
ビニールシートに座って日向ぼっこしている。
奈落は蔭刀に気遣い、水筒の温かいお茶を彼に給仕している。
その後、「どれ、最猛勝たちも自由にさせてやろう」と
巣から最猛勝を召喚するが、
それを見た周りの人たちが驚き、
公園の管理スタッフが駆けつけ、
奈落はめちゃくちゃ怒られた。
「すみませんすみませんすみません」と
何度も平謝りをする。
"わしが法律"ではなかったのか?
奈落は初期のクレヨンしんちゃんで
「しんのすけ」が何かをやらかした時に
謝りまくる「ひろし」と「みさえ」のようだった。
声は素の森川智之さんになっている。
だが、今はどんな声でも「ひろし」そのものだ。
神楽は内心「ざまぁ」とかなりウケていた。
悟心鬼は読心でそれがわかった。
蔭刀はすべてをわかった上で
全部をひっくるめて受け入れ許していた。
白夜と神無と琥珀は読心はできないが、
共鳴しているかのようにわかっていた。
魍魎丸や赤子、白童子、影郎丸もなんなく見抜いていた。
獣郎丸と炎蹄はわかっていなかった。
だが、転んでもただでは起きない奈落。
自分が怒られている隙に
放った最猛勝たちに花の蜜を集めさせていた。
ハチミツにして売る気である。
それならば、冷食のからあげのコストも回収できて
儲けも出る。
なるほどと神無と白夜は密かに思った。
人見城に帰還して。
確実に儲かったので機嫌がいい奈落。
さらに無双が少しだが皆にとバイト帰りの
手土産をちゃんと買って帰って来たので
さらに上機嫌だった。
奈落の機嫌が良いと分身たちも
安心していられる。
不思議な家族の形であったが、
それぞれがそれぞれに幸せを感じていた。
それは春に咲く色とりどりの花のようであった。
"みんなちがってみんないい"とよく言うが、
違うものの中でもさらに違う在り方の特殊な人見一家。
それでも皆、懸命に咲いているのだった。
そこには確かな光があった。
*
しかし。
「誤算だった…。
マイクロバスのレンタル料がここまで
踏み込んでくるとは…」
奈落はレンタル料をそこまで考慮していなかった。
このままでは無意識に皆の光をつぶしてしまう。
家族を本当に想っているのか定かではない奈落。
しかし実利は重要だ。
その点では無意識に皆を想っているのかもしれない。
最猛勝のハチミツの利益が
マイナスになるのを防ぐため、
奈落はマイクロバスのレンタル料を
踏み倒した。
おわり
最後まで読んでいただき、
ありがとうございました。