……この姉、よりにもよって淫乱エンドを踏み抜きやがった。ここリアルだぞ? この先の生活もあるんだぞ??
「……ねぇ、レイホ姉ちゃん。インラ姉ちゃん…外に行ってから帰ってこないね」
「そうですねぇ、帰ってきませんね」
「もう1ヶ月経っているのに。何かあったのかな?」
「大丈夫ですよ。インラは強いです。今回もいつも通り迷子になって帰るのが遅くなっているんでしょう」
センゼンと呼ばれる村に建てられた教会、そこに併設された孤児院の食堂で食事をしていた幼い少年がレイホと呼ばれたシスター服を着た少女へ一つだけ空席となっている場所を見つめながら話しかけ、レイホは心配いらないと微笑みを浮かべながら答えた。
整った顔での微笑みは幼い少年には刺激が強かったのか、少年は顔を赤くするとそれを誤魔化すように食事へ戻る。
「はぁ、ま〜た迎えに行かないと駄目か……」
子ども達の食事は騒がしい。そのおかげなのかレイホと呼ばれた少女の呟きは誰にも届くことがなく、騒々しい空間へ溶け込むように消えたのだった。
◆
前世で死亡し、神様とやらにゴネてチートを貰ってから転生したら知っている同人エロゲーの世界でした。ジャンルはアクションで、数種類ある2Dステージをスタイルの良いシスター女主人公が剣や魔法を使って攻略していくというD◯siteで探せば結構簡単に見つかりそうなゲームだ。
当然エロゲーなので出てくる敵はエロまで派生する拘束技を使ってくるし、体力がなくなってゲームオーバーになれば即座にエッチシーンへ移行する。ゴブリンや触手、虫に山賊など種類も多く、前世では大変お世話になったゲームだ。
しかしリアルになった今だと外に出たらモンスターとか平気で人を襲う奴らがゴロゴロいるわけで、前世みたいに気軽に外へ出歩くことはまず無理。なら安全な村や街から出なかったら良いじゃんというわけでもなく、エロ同人世界だからなのか相手が女性なら周りの男どもは隙あらばセクハラしてくるし、場合によっては路地裏に引き摺り込まれておいしく頂かれてしまう。それで満足して解放してくれるならまだマシなパターンで、運が悪ければそのまま奴隷として売られるか監禁されてペットにされるルートがある。
そんな世界に俺は主人公であるインラの妹として転生してしまったのだ。色々とお終いである。なんとか姉の未来を変えれないかと頑張ってみたが、原作の修正力に負けて姉は原作通りの道を辿って戦闘も出来るシスターになってしまった。
そしてチート能力があるのに将来いろんな相手にズッコンバッコンされるかもしれない姉を家族として放っておくことも出来ず、俺も原作通りに物語の舞台であるセンゼンの村へ派遣されるだろう姉に着いて行くつもりで何故シスターがモンスターを狩る役割を担っているんだよと雑な世界の設定にツッコミを入れながら修練を積み、モンスターを狩るシスターとなったわけだ。
この世界のシスターは2つに分けられており、一つは外へ出てモンスターを狩るシスターの浄化者。もう一つはそのシスターが外へ出ている間に教会で祈り、聖なる結界で周囲を覆って魔に侵されたモンスターから拠点を守護する祈手。俺は後者だ。
原作で姉の祈手になるはずだった人には申し訳ないが、俺がいるなら死亡以外のゲームオーバーならなんとか出来る。そんなゲーム的にはイージーモードで俺達はストーリーを駆け抜け、最後のボスである淫堕神を倒してストーリークリア。姉は淫乱エンドを踏み抜いた。
……えー、はい。主人公こと俺の姉は戦闘がめっちゃくちゃ下手です。そのせいで各ステージで最低一回は捕まって苗床になりました。そうなればエロ同人ゲームではお馴染みのエッチを重ねる度に上昇する淫乱度は当然高くなり、淫乱度を下げる薬なんて都合の良いものはこの世界には存在しないのでこの結果は必然と言える。
ゲーム的にはこんな結果になりましたよ〜って感じで終わるのだが、悲しいことにここはリアルなので淫乱シスターになった先の人生も当然のようにあるのだ。
◆
モンスターの討滅に姉が向かってから1ヶ月が過ぎた明朝。拠点である教会のベッドで目覚めた俺は女神像に形だけの祈りを捧げたあと、孤児院にいる子ども達を起こしにいってから朝食を食べる。
村を守る結界の要である魔石には十分な量の魔力を込めているので、いつもなら教会の前を掃除してから昼飯までのんびりしているところだが、今日は掃除が終わると戦闘服へと着替えて村の外へ出るための門へ向かう。
「おや、レイホちゃん。今日は外へ出るのかい?」
「えぇ、迷子になっている姉を探してきます」
「あー、うん。見つかるといいね。インラちゃんは西門から外へ出たはずだよ」
「はい、ありがとうございます」
その途中で話しかけてきた村の住民のおじさんと会話し、俺の胸や股に伸びてくるおじさんの腕を何度も払いながら情報をゲット。最後に脚が滑ったとわざとらしく叫びながら俺の胸に飛び込んできたおじさんを軽く躱して地面と熱いキスをさせてから俺は西門へ。
門兵に挨拶しつつ草原を道なりを進んで暫く。目的地である洞窟に着くと、洞窟の入り口には体色が緑の子どもサイズである亜人…ゴブリンが全裸で寝そべっていた。
酷く疲れている様子のゴブリンだったが、こちらの草を踏む音に気付いて視線を向け、俺を見つけると救世主を見つけたかのように飛び起きる。
「ゴブ‼︎ ゴブゴブ‼︎⁉︎」
「わかってます。いるんですね」
ガクガクと腰を振るわせながらなんとか近寄ってきたゴブリンは俺の手を握り締めると、巣である洞窟を指差して何かを訴えかけてくる。そして俺を引っ張って巣の中に入れようとするので、俺も抵抗せずに巣の中へ。
「……相変わらずくっっっさいなぁ」
今俺を案内しているゴブリンと同じように疲労困憊で雑魚寝している巣の中のゴブリン達を見つつ、洞窟内に充満した雄の匂いに顔を顰めながら案内役に引っ張られるまま俺は巣の奥へ。そう時間も経たずに辿り着いた最奥では教会を出る前に予想していた通りの展開が繰り広げられており、俺は思わずため息を吐いてしまった。
『いい加減! 満足、しろォ‼︎』
「あん!まだ!まだです! もっと突いてくださいゴブリン様ぁ‼︎」
俺の視線の先には我が姉を抱き上げて必死に腰を振るボスゴブリンと、そんなボスゴブリンに腕と脚を絡めて満足するまで絶対に離さないと抱き付いている姉の姿が。部屋の各所にある白い水たまりがどれだけ長く2人がヤっているのかを物語っている。
そんな2人に俺が近付いていくと、ボスゴブリンが俺に気付く。彼は助かったと言いたげに安堵の表情を浮かべると、行為を続けながら我が姉の尻を俺に向けてこれから俺がする行動をサポートするように姉の後ろの穴を拡げた。
その姿を確認しながら俺も懐から今の姉を無力化するために特注で制作してもらった太い棒を取り出し、電源のスイッチをオンに入れると棒は強い振動と音を鳴らし始めた。
「迎えにきましたよ。お姉ちゃん」
「……えっ? もしかしてレイホですか? あ、待ってください、これには深い理由──」
覚悟の時間はいるだろうと一言だけ声をかけ、棒の振動音でやっとこの場に別の誰かがいることに気付いたのか口から涎を垂らした姉の視線が俺と俺が握り締める棒に向いたのを確認してから俺は即座に言い訳を始めた姉へ太い棒を深く突き刺す。
「お゛ぉぉぉほぉぉぉぉ‼︎‼︎」
体内に入ってきた異物に姉は舌を出して濁音混じりの汚い叫び声を上げながら全身が痙攣し、汁が飛び散る。棒を抜こうと反射で姉はボスゴブリンに絡めていた腕をお尻に回すが、それによって拘束力が無くなったためボスゴブリンは姉を離した。
「お゛っ⁉︎」
『「あっ」』
その結果、姉は尻から地面へ落下。地面との衝突の際に穴から辛うじて見えていた棒が完全に入ってしまい、アヘっていた目がぐるんと白目になって姉は気絶するのだった。
◆
ボスゴブリンへの挨拶もそこそこに、気絶した姉を回収してセンゼンの村へ俺は帰ってきた。俵担ぎで姉を運んできた俺だったが、村の門兵は苦笑いをしながらいつもの反応で村に入る俺達を見送った。
まぁ既に2桁以上同じ光景を見ているから門兵も慣れたのだろう。村の人も大体同じ反応で、男衆がほぼ全裸の姉を見て身体の一部を大きくしている程度の違いしかない。
淫乱エンドを踏んでから姉はモンスターの討滅へ赴き、その度に向こう側でお世話になっている。そのため1ヶ月ぐらい経てば俺が回収しに行っているのだ。
なぜ1ヶ月ぐらいなのかというと、早くに迎えに行ってしまうと欲求不満になって村の男を姉が襲いかねないからだ。しかも男なら誰でも良いらしく、1番近くの男に一直線で向かってしまう。拠点の教会から姉の欲求不満を解消するための獲物狩りがスタートすると併設された孤児院の少年達がターゲットになるわけだ。
まだ精通もしていない純粋な少年達の初体験が自分さえ満足すればそれでいいと考えている淫獣モードの姉になるのは流石に可哀想なので、姉の性欲発散には村の外のモンスター達に任せてある。姉が襲来する度にそのモンスターの何匹かは奮闘虚しく腹上死するが、苗床になった姉が死んだ分以上の数を産むので問題ない……はず。
モンスター相手は何があるのかわからないので本当なら村のおじさん達とヤってくれた方がコチラとしては安心なのだが、村のおじさん達は瞬間火力が高いだけでモンスターと比べると持久力がない。あとモンスターと違って腹上死されると困る。
しかしモンスターが相手をすることは悪いことばかりではなく、良い例をあげるなら村近隣のゴブリンは大人しくなった。姉を迎えに行った俺を襲わないし、村の外へ出た女性の村人を見ても攫ったりしない。それどころか村にやってきては巣で作った様々なものを材料に村の人間と物々交換をしている。ちなみにゴブリンが求めるのは決まって食べれば精のつく食材だ。
ゴブリンは性欲が強いモンスターである。それは村近隣のゴブリン達も変わらない。なのに女性を襲わないのは、定期的に俺の姉に搾り取られるからだろう。そこらの女性を相手に性欲を解消していれば待っているのは姉によって腹上死する未来である。
なら姉が来ても相手をしなかったらいいだろうとなるが、姉は必ず巣にいる全員の相手をするし、逃げたら姉から襲いかかってくる。よわよわだった昔とは違ってステータスが強化された姉にはゴブリンだと敵わず、追いつかれると押し倒しされて即座に合体。そのまま姉が満足するまで搾り取られるわけだ。
まぁ現状はこれでどうにかなっているのでヨシと帰り際にボスゴブリンからお前の姉をどうにかしてくれという懇願されたことを頭の片隅へ追いやって教会へ帰還。部屋の台に姉を寝かせると、彼女の頭に手をかざす。
「えーと、討伐数は10匹。出産数は……20って増えてるじゃねぇか」
やっているのは記憶の抽出。祈手は浄化者の討伐記録をまとめて教会の本部へ送る必要があり、あまりにも討伐数が少なかったりすると本部から人がやってきて戦い方の指導が始まる。ゲームの時は日々のノルマが達成出来なかった場合のお仕置きエッチ枠で、男の教導官に指導と言われながらあんなことやこんなことをされるわけだ。
ゲームでは回数が嵩むと連帯責任で祈手も巻き込まれて犯されていたので、回避するために本部へ送る記録は毎回改竄したものを送っている。そもそも送るデータは戦闘の映像も一緒なので、改竄しないととても他人に見せれるものじゃない。本部の人もモンスターとバトルファックして討伐している映像が送られてきたら困って映像データ片手に布団の中に篭るだろ。
それ以前にそんな映像を送れば浄化者の資格無しと本部に移送されて本部の地下で浄化者から男性の便所に転職することになるのだが。当然祈手も巻き込まれる。ゲームでは10回戦闘に敗北した際に教導官から選択肢を出され、はいを選択してしまうと見れるバッドエンドの一つだ。
今の姉ならそれも歓迎だろうが、俺は嫌なのでいつものようにチョチョイと改竄してから送信用の魔法陣へ書類と映像データが入った魔石を置いて作業終了。
「さて、次はこっちか」
キチンと向こう側へ送られたことを確認してから今度は姉の元へ向かい、台の上でうつ伏せのまま未だにビクンビクンしている姉の腰を上げさせてお尻を天井に突き出す体勢へ変更させる。そして俺は右手に肘まで覆うことができるゴム手袋を装着すると、未だに姉の中で稼働している特注棒に狙いを定めて抜き取るために右手を姉に挿入した。
「お゛──」
結論から言うと棒は無事に抜き取れたが姉の女性としての尊厳は減少した。まぁ既に底辺に落ちているものなので問題はないな。
一瞬だけ目覚めて再び気絶した他人に見せられる顔じゃない姉を担いで風呂場へ向かう。そしていろんな液体が付着して臭い姉の身体を入念に洗ってから湯船に投入。少し待つとお湯で気絶から回復した姉が浮上してきた。
「あの、ご迷惑をおかけしました」
「そう思うならちゃんと帰って来い。俺は慣れたけど孤児院の子どもは心配する」
「うぅ、善処します」
「……よろしい、じゃあ俺は夕飯の準備をしてくるから、よく温まってから出てこいよ」
恥ずかしそうにモジモジする姉といつものやり取りを行いつつ、2人だけの時に使う前世の口調で姉に指示を出してから俺は夕飯の準備のためにキッチンへ向かうのだった。
◆
TSものの定番といえば、他の自分や他の女性の身体を見てドキドキするとかがあるだろう。俺もその定番に漏れず、成長する自分の身体や姉の裸体には毎回ドキドキさせられたものだった。
今? 今は慣れたよ。迎えに行く度にでっけぇ声で喘ぎながらでっけぇ胸を揺らしてモンスターとズッコンバッコンしてる裸の姉を見てるとそんなドキドキした感情なんて普通にどこか行くって。今は勝手に出てくるまで放置だけど昔は回収する度に姉の中に産み付けられた種子とか卵、なんらかの幼虫を摘出してたんだぞ? 嫌でも慣れるわ。
触手系モンスターの体液を注入されたことでデカイを通り越して怖い域まで膨張した姉の胸を元に戻す作業なんて最早虚無だった。当時は専用の装置や薬がなかった上に、手で搾ろうにも握力が足りなくて全然絞れないから吸うしかなかったのだ。何が悲しくて姉相手に搾乳プレイをしなきゃならねぇんだよ。しかも初めは恥ずかしがっていた姉も途中で何かが芽生えたのか必死に吸う俺を赤ちゃん扱いする始末。思えばここから姉への対応が雑になっていった気がする。
まぁそんな俺的黒歴史は置いておいて話を戻すが、性転換ものの定番では女性になった元男が男と付き合うのは嫌と言うパターンがよくある。そこから有言実行で女性と付き合うか、気持ちが変わったりキッカケがあって男と恋愛する2つのパターンに分岐するのはよくある話。
俺の場合は男と付き合いたいとは思わないが、あまりにも姉が雄とズッコンバッコンして気持ち良くなっている姿を見ているので性行為に興味はあるといった感じだ。ぶっちゃけるがエロ同人ゲームに転生したなら生物として経験はしときたい。エロ同人の世界だから前世と比べてハードルは低いだろうし、ぶっちゃけそこらのおじさんにヤリたい旨を伝えれば即座に自宅へお持ち帰りか路地裏に案内されて経験することは出来るだろう。
でもエロ同人ゲームをやった人には共感してもらえるかもしれないが、俺は初めてを特定のキャラに捧げるタイプの人間だ。そしてエロステータスに刻まれた初めての相手欄にそのキャラの種族や名前が入っているのを見て気持ち悪い笑みを浮かべていた。
まぁつまり、リアルになったこの世界でもそのキャラで初経験を済ませたいってことだ。そんな拘りのせいで路地裏や治安の悪い場所は人の目があるにもかかわらず性行為をする男女であふれている世界観なのに俺は処女のままである。
俺が拘る相手とはでっぷりとお腹を出した豚頭のモンスターであるオークなのだが、このオーク、どこを探しても全っ然見つからない。我が姉が主人公のこのゲームは正確には続編であり、一作目の舞台には高耐久のノックバック無効キャラとしてオークはしっかりと存在していた。そのためこの世界に存在していることは確かだ。
なので過去に一度だけアルバイトをして稼いだお金で旅をして一作目の舞台に訪れ、そのオーク達がいた地域に行ったことがあるのだが、そこにいたのはオークではなくオークの上位互換であるオーガだった。一作目から二作目は10年の月日が経っているので、恐らくその間にオークはオーガとの生存競争に敗北してしまったのだろう。
過分に期待していたからか落胆も大きく、ここに来るまでのドキドキと覚悟を返せと襲いかかってきたオーガを八つ当たりで殲滅してから一作目の主人公(こちらはハッピーエンド)に挨拶してから俺はすごすごと退散してきたのだ。
今でも伝手を使って探しているがオークは全く見つからず、欲求は高まるばかりである。そのせいでオークにヤられることを決意した当初はその場で済ませてからその個体を殺して帰ればいいと考えていたのに、今では巣に持ち帰られてペットとして飼われるのも良いとさえ考えてしまっている。ぶっちゃけ肉便器にされてもいい。村を守る結界の魔石には常に魔力を満タンにしているので、突発的にオークに出会ってお持ち帰りされても最低1年は便器かペットになれる。
あー、オークにヤられたいなぁ。あの巨体に押し倒されて抵抗できずに種付けプレスされてぇなぁ。届くならベロチューされながらがいい。それで朝から晩までヤられて十分にわからされてから巣に持ち帰られて続きを始めたいなぁ。
オークがいないなら太って常に汗が滲み出てる貴族のおっさんとか、下町にいる風呂に何日も入ってなさそうな太った浮浪者に種付けプレスされて初めてを失うでも妥協出来るけど、貴族はガッチガチに権力で縛ってくるから逃げれなくなるし、浮浪者は環境と生活スタイルのせいでそもそも太った奴がいない。
……あー、考えてたらムラムラしてきた。1人で解消するのも大変なんだぞ。初めてを済ませたら姉に付き合って一緒に男どもの公衆便所とかになれるのに。変に拘る俺が悪いとはいえ、いろんなところで欲望のままに行動している姉を見てると少し恨めしくもなる。
「よし、出来た」
そんなことを考えているうちに夕飯が完成したので外で遊んでいる子ども達を呼んで配膳。今回は姉もいるので姉の席にも夕飯を置いたのだが、子ども達がご飯を食べ始めてしばらく経っても姉が姿を見せる様子がない。
「あ、あの、レイホ姉ちゃん」
「リフ、どうしました?」
もしかしてまだ風呂に入っているのかと俺が考えたと同時に、教会が面倒を見ている子ども達の1人であるリフが席を立って話しかけてきたため、俺も微笑みながら外向けの口調で返しながら椅子から離れて彼と目線を合わせるために軽く前屈みになる。
「イ、インラ姉ちゃんに心配かけたお詫びって言われて一緒にお出かけしてたんだけど……」
あ、なんかこの先の展開が読めたわ。
「リーおじさんがインラ姉ちゃんに話しかけて、インラ姉ちゃんが少しお手伝いすることが出来たから僕に先に帰っててってだけ言ってリーおじさんの家に入って……」
「……それはいつ頃ですか? それとお手伝いの内容は聞きましたか?」
「えっと、1時間くらい前だと思う。内容は……ごめんなさい、声が小さかったから聞こえなかった。でもインラ姉ちゃんの服を引っ張ってたから急いでたんだと思う」
ふーん、へー、ほーう? どう考えてもお持ち帰りされてるじゃねぇか。あの馬鹿姉、無垢な子どもの前で何してんだ。
「わかりました。姉の手助けが必要なお手伝いなら私の手も必要になるかもしれませんし、少し様子を見てきます。リフ、よく伝えてくれましたね」
帰って早々やってる姉に外向け用の微笑んだ口角がヒクつくのを自覚しつつ、視線が俺の顔とその少し下を行ったり来たりしているリフの頭を撫でてお礼を伝えてから立ち上がり、俺は食堂を出てリーおじさんの家に直行する。
そして彼の家につくと扉に耳をつける必要もない音量で姉の喘ぎ声とエロゲーあるあるである相手の身体レビューをするリーおじさんの声が聞こえてきた。既にアウトだが、念のため扉に耳をつければ俺でも聞き慣れてしまったリズム良く鳴る肉を肉に打ちつける音が微かに聞こえてくる。どう考えてもヤっているが、過去に音声が欲しいという依頼で性行為をせずにこんなことをしていた時もあったので、まだ……本当にただお手伝いをしているだけかもしれない。そのもしもを潰すために俺は神様から貰ったチートを一つ起動させた。
『天眼の魔眼』。効果は範囲内ならどこへでも視点を飛ばせることと透視。今回は透視を使用して家の中を覗き見る。そしてベッドの上で重なって乱れる2人を見るなり即座に魔眼を切った。
……ふふふ、俺がムラムラして仕方ない時によりにもよってその体位でヤるというのか。仕方のない奴らめ。覚悟しろよ。
帰ってきた当日と翌日は子ども達の面倒を見るために性行為をしないという約束が俺と姉の間には交わされている。それを破ったのである程度の罰は与えるつもりだったが、ある程度で済ませるつもりが吹き飛んでしまった。リーおじさんには特に何かするつもりは無かったが、俺と姉の約束は孤児院の子ども達以外の者達には知れ渡っているので今回は同罪とさせてもらう。
自然と浮かぶ俺の外向け用の微笑みに恐ろしいことが始まると気付いたギャラリーの男達が離れていく。そのおかげで彼らをどける必要がなくなった俺は天眼とは違う魔眼を起動させた。
『圧壊の魔眼』によってリーおじさんの家の木製の扉が押し潰れ、小さな球体になって地面に落ちるとともに外の空気が入り込む。扉が潰れて中へ踏み込める状態になった時点で俺は走り出しており、懐からゴブリンの時に刺したものより一回り大きい極太棒を2本取り出しながら部屋の片隅に置かれたベッドの上で重なる2人の元へ。
リーおじさんが異音に気付いて振り返るがもう遅く、姉は覆い被さるリーおじさんが邪魔で動けない。棒に電源を入れ、部屋に響く振動音で誰が何を持って近付いてきているのか悟った姉がリーおじさんの腰から伸びる裸足をジタバタと動かすが住民に魔力を使った暴行は浄化者となる際に刻まれた聖痕*1で縛られているため今の姉は年相応の膂力しか出せず、体格の良いリーおじさんを突き飛ばすには力が足りない。
そんなわけで俺が突き出した2本の棒は目標であるリーおじさんと姉の穴へ深く突き刺さり、夜の帳が下りるセンゼンの村に2つの汚い声が響き渡るのだった。
主人公……神様特典の魔眼持ち。使用時には瞳が虹色に輝くので『虹の魔眼』と呼ばれている。
姉の色々を見てきたので対応が冷めきっており、乙女みたいに顔を赤くしないし男みたいに興奮もしない。いきなり姉が服をパージしておっ◯いぶるんぶるん‼︎してきても顔色を変えずに返答として無言で横乳をビンタするレベルだし、姉が男を連れ込んできてもちゃんと朝にはご飯を食べにきてくださいなんて言いながら姉の寝室に防音の魔法をかけてあとは放置する。
姉を助けに行く過程で媚薬成分が充満した環境に何度も突入しているため、処女なのに結構淫乱。太った汚いおじさんが女性に覆い被さって腰を振ってるエッチものが好き。
エロ同人ゲーム主人公の妹なのでスタイルは良い。
姉より孤児院の子ども達と接しており、少年の初恋相手No.1になっている。なお本人はそのことを知らない。