【私のヒーロー外伝】私の大事なスターチス   作:おいーも

12 / 12
結婚式は

 

 

 

 

 

 

 

 

side渡我被身子

 

 

「白ちゃ〜ん。元気?」

 

「流水ちゃん!来てくれたんだ!」

 

 

休日。今日はふたりで白体教の本家に遊びに来ました。

 

 

「ご無沙汰してます。珠世さん。」

 

「白ちゃんでいいのに。元気だった?被身子ちゃん。」

 

「はい。お陰様で。」

 

「……ちょっとココ大きくなった?」

 

「うん。例の一件でお金が入ったから、老朽化してたのを治すついでにね!」

 

「そっか!行ってくれたら出したのに。」

 

「もー……これ以上流水ちゃんにお世話になるわけにはいかないよ〜……既に足向けて寝れないのに。」

 

「んふふ〜♪白ちゃんにはいっぱい幸せになって欲しいからね!」

 

「流水ちゃん……ありがとう。」

 

 

例の一件。先の大戦で白灘珠世(しろなだたまよ)さんは、ヒーローに混じって凶悪敵、アンコシャスこと白灘睦月(しろなだむつき)。彼女の弟の鎮圧に貢献しました。

 

 

その奨励金と言いますか、壊れた支部の補填金と言いますかが入ってきたらしく少しだけ工事をしたとの事。

 

ちなみに彼女は一応ヒーロー免許は持っているようで……なのでやろうと思えばヒーロー活動できるみたいですけど、まぁ……光線過敏症なので無理でしょうね。

 

 

3人でお話してると……

 

「教祖様。ただいま戻りました。」

 

 

お……この声……

 

「入っていいよ〜♪」

 

「失礼しま……あら?傷原様。渡我様。いらっしゃってたんですね?」

 

「お久しゅうございます。」

 

「右腕ちゃん!左腕ちゃん!おひさ!」

 

「もう。流水さん?千棘さんと糸重さんですよ?」

 

「うふふ。よろしいのです。慣れてしまいましたゆえ。」

 

「むしろ急に傷原様に名前で呼ばれると、それはそれでびっくりしてしまいます。」

 

「慣れって怖いね!」

 

「……流水さんが言えないですよ?」

 

 

この方達は白灘珠世さんのというか白体教の教祖様の補佐、生重院千棘(きじゅういんちとげ)さんと、止久ノ院糸重(どくのいんいとえ)さん。

 

どちらも……というか白体教本家は、所属している人全員が、虫の個性が色濃く出てしまった女性のみ。特におふたりは酷く……聞いただけですけど、相当な迫害を受けてきたと……

 

 

おふたりともお綺麗なんですけど。素顔見せて貰ったことありますが、可愛かったですよ?

 

 

「どこ行ってたの?」

 

「少々別の支部に顔を出して参りました。数日開けてたでしょうか。」

 

「珠世さんは出れないですもんね。」

 

「ですので、こういうのは基本的に私たちのお仕事です。」

 

「ごめんね〜?」

 

 

珠世さんは最近運動を始めたみたいで、前よりも動けるようになってるみたいです。時々その辺の木が倒れてます。

 

木が倒れてます。

 

 

「でもなんか元気そうで安心したよ!」

 

「うふふ。鈍らせる訳にはいかないからね!」

 

「もったいないよ!ずっと元気でいて?」

 

「当然!……日光に当たらなければ。」

 

「あはは!それは注意してね?」

 

 

「そういえば……傷原様。渡我様。結婚式は何時になさいます?」

 

結婚式!?急に!?

 

「およ!?急だね!?」

 

「ビックリしました……」

 

 

「こういうのは早めに聞いておいた方が良いのです。私達でお召し物を用意させていただくことになっておりますゆえ。」

 

「確かに。……いつにしよっか?」

 

「……早めがいいですね。卒業してからすぐとかどうです?」

 

「それは早すぎるかも。1回大学卒業してもいいんじゃない?」

 

「そうですか?」

 

「大学はしっかり卒業すること。2個行くんでしょ?」

 

「はーい。じゃあ私が大学1個卒業したらお願いします。」

 

「はい。かしこまりました。お待ちしておりますね?」

 

 

気が早いような感じもするけど……あ!流水さんの目……もしかして……

 

「流水さん?」

 

「んふふ〜。なぁに?」

 

「抜け目がないですね?」

 

「なんの事かな〜?」

 

私から結婚するって周りに言わせたかったんですか?もう。

 

 

「傷原様。バレバレですね?」

 

「いいんだよ〜。言質とったし。」

 

「毎日好意は伝えてるはずですけどねぇ?」

 

「好意なんていくらあってもいいんだよ?お互いの気持ちを伝えるのは大事よ。」

 

「……そうですね。流水さん。」

 

「ん?」

 

「私と結婚しましょ?もう少し待たせちゃいますけど。」

 

「……んふふ。いいよ?私も結婚したい。」

 

「ふたりでお揃いのドレス着ましょうね?」

 

「うん!」

 

 

結婚式……あと6年後ですか。今から楽しみになってきました。

 

この6年も……きっと毎日楽しいです。

 

 

 

 

 

 

 

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。

評価する
※参考:評価数の上限
評価する前に 評価する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。


  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

読者層が似ている作品 総合 二次 オリ

私のヒーロー(作者:おいーも)(原作:僕のヒーローアカデミア)

渡我被身子ちゃんを幸せにしたい勢です。▼強火妄想自己満足強めです。▼文章は下手くそですがお目汚し失礼します。▼本編完結済です。▼↓↓↓▼次回作、きっと私のアカデミア(仮)執筆しました。よろしくお願いします。▼主人公が両性具有の関係で一応R18です。そういう描写はほぼない予定です。▼https://syosetu.org/novel/394526/▼なんか書き…


総合評価:1017/評価:7.72/連載:235話/更新日時:2026年05月28日(木) 19:30 小説情報

帰ろう、弔くん(作者:カカカカカカオ)(原作:僕のヒーローアカデミア)

ヒーローになりたい無個性の少年は努力を続けた▼だが彼はヴィランになった▼これは少年が夢を叶える物語


総合評価:224/評価:6.57/連載:12話/更新日時:2026年03月31日(火) 20:39 小説情報

私、ヴィランを目指します!(作者:Sano / セイノ)(原作:僕のヒーローアカデミア)

人生二週目の女の子。彼女の瞳に映るのは、ヒーローたちが華々しく活躍し、悪逆非道なヴィランたちが跋扈するヒロアカの世界。これは、彼女が最強で最凶で最恐のヴィランになるまでの物語。▼※pixivでも閲覧できます(https://www.pixiv.net/users/1542351)


総合評価:664/評価:7.28/連載:42話/更新日時:2026年05月28日(木) 22:59 小説情報

シューターのヒーローアカデミア(作者:なかりょた)(原作:僕のヒーローアカデミア)

ハイスぺの体と個性『射手』で転生した主人公がおくる物語。なお全方位にさわやかスマイルを振りまいて、脳破壊をしていく模様。


総合評価:610/評価:6.24/連載:24話/更新日時:2026年05月18日(月) 07:01 小説情報

善意の剥製(作者:タロットゼロ)(原作:僕のヒーローアカデミア)

「あの子が持ち上げたのは法律じゃない。鉄の塊だ」▼九歳で奇跡を起こし。▼数カ月後に社会に疑われ。▼十四歳で、彼女は「完璧な淑女」として、かつて自分を捨てた世界を否定し始める。▼【警告】この物語に、救世主(ヒーロー)は現れません


総合評価:1289/評価:7.65/連載:19話/更新日時:2026年05月20日(水) 02:00 小説情報


小説検索で他の候補を表示>>