もしも、都合よく、悠里が消えず、都合のいいスキルを持ったカースシーカーがいたならば。 作:phght
原作:ソシャゲの序盤で死ぬヒロインにTS転生したけど、とりあえず主人公くんをいじりたい
タグ:R-15 オリ主 残酷な描写 アンチ・ヘイト 原作改変 原作死亡キャラ生存
※この作品は以下の原作の
原作:https://syosetu.org/novel/403173/
検索等で直接来られた方へ:この作品はチラシの裏に投稿されています。どうか見なかったフリをしながらご覧下さいませ。
素敵な作品を書いてくださった原作者のあまぐりムリーパー様。どうかお許しください。作品を拝読した後、夜も眠れず、気づいたら書き上がっていました。
「さて、最終確認ですが、私のスキルは死者を生き返らせるものではありません。ただ、死体を再構築し、召喚するだけのスキルです。それでもよろしいでしょうか?」
保健室に併設されたカウンセリング室にて。今日の客は、第五深禍災害の後話題を呼んだ明上ユーリ……改め明上蒼空さんと、彼女が所属するチームのコネクターである篠崎渚くんだった。2人は目を見合わせた後、ハッキリと返事をした。
「「はい、よろしくお願いします」」
「では、篠崎くん、私と明上さんにコネクトリンクをお願いします」
篠崎くんは両手をそれぞれ私と明上さんに差し出す。明上さんが片方の手をしっかり握ったことを確認した私は、篠崎くんのもう片方の手を握りスキルを発動させた。
「《ネクロマンシー》――"生きる歓び"」
コネクトリンクを通じて、明上さんの記憶の中から、対象を再構築する。私のスキルは死霊術のようなもの。死体を呼び出し、その死体を操って攻撃したりする。ただ、保健委員長としての私は、そのスキルをカウンセリングに使っていた(もちろん許可を得て)。「もう一度あの人に会いたい」。そんな願いを叶えることができる私のスキルで、少しでも皆の心が晴れるなら――。
まず構築されたのは片腕だった。私のスキルは、対象が死んだ瞬間に
「はい、終わりましたよ。私は外に出ていますね」
だからきっとこれは、今の彼女に必要なことなんだろう。
「悠里……」
そう呟いて、明上さんは悠里と呼ばれた死体の手をとった。……実を言うと、死体の感覚はある程度私に共有されているので、そうにぎにぎされるとこちらとしても照れてしまうのだが……。
その握られた手から、
「……は」
……落ち着け、私。これはコネクトリンクだ。きっと篠崎くんがコネクトリンクを使ったんだ。
だがこの手から伝わってくる感覚。先程篠崎くんと繋がった時とは別の……
……コネクトリンクの繋がりが出来たとほぼ同時に、悠里くんの死体との繋がりが細くなっていくのを感じた。例えるなら、ホースの中の水の量は増えているのに、ホース自体が縮んでいくような。
「……はぁっ、はぁっ、はぁっ」
落ち着くんだ。私は正気だ。もう
「……」
抱きしめた大輝の死体は、こんなにも温かいのに、応えてくれない。当たり前だ。死者は生き返らない。死体は喋らない。他ならぬ大輝が教えてくれたことだ。
大輝の死体を再構築している間も、明上さんからの謎のコネクトリンクは強まり続け、悠里くんの死体との繋がりは細くなり続けていた。
「大丈夫……大丈夫……ね、大輝?」
《ネクロマンシー》――"ウィル・オ・ウィスプ"。死体から、自由に操作でき爆破させられる人魂を召喚するスキル。大輝の死体から召喚された人魂は、勝手に動かない。私に話しかけてこない。当たり前だ。もう乗り越えたのだから。私は正気に戻ったのだから。
悠里くんの死体との繋がりは、どんどん細くなっていった。
死者は、蘇らない。あなたと2人きりになってしまった時、あなたが教えてくれたから、私は立ち上がれたんだよ。そして、あなたが死んだ時も……
悠里くんの死体との接続が、切れた。
「ああ?……ここ、は……」
「ゆう、り……!」
大輝も。パパもママも、さつきちゃんも百合ちゃんも歩美ちゃんも真帆ちゃんも、決して目を覚ますことはなかった。
じゃあ、
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保健室では、ストーリー中の名場面を振り返ることができます。
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イザナミ優花:遠距離タイプのタンクです。
好きなもの:後輩の、親しい人の死を乗り越える姿
嫌いなもの:人の死
スキル:ネクロマンシー 死体を召喚し、戦わせる。
性能
・スキル1 生きる歓び 死体を召喚する。死体は、ランダムに動き、敵全体を挑発し、正面の敵に近距離攻撃で小ダメージを与える。
・スキル2 ウィル・オ・ウィスプ 死体が存在する場合、その近くに人魂を召喚する。人魂は、敵に向かって動き、敵に接触した場合に爆発して周囲の敵に中ダメージを与える。
・必殺技 生者の行進 正面三列の敵に遠距離攻撃、中ダメージを与え、ノックバックさせる。
重ね重ね、お詫びを申し上げます。申し訳ありませんでした。