烏間先生の授業中、面白いことが起きた。
烏間先生が渚を殴り飛ばした。
それも、咄嗟についやってしまった感じで。
「烏間先生、大丈夫すか?」
「俺は大丈夫だ…だが、彼はあそこまで特筆していたか…?」
「あ~、気配とか殺気とかのそっち方面なら始めからですよ?春の殺せんせー表札事件の時に火薬入手榴弾持ってても動じないで抱きついたりしてたし」
「…なるほど、見落としていたか…!」
「うれしそうっすね」
「…今のは忘れてくれ」
「りょうかいまる」
まあ、この話はナイフで斬りかかりながらしてたんだけどね。
…やってみるか。
大振りで振って、ナイフに視線を寄せさせる。
そのまま、振りの反動を体の回転として回し蹴りを放つ!
「こういう対処もあるぞ」
「えぇ…?」
普通に両足を掴まれて持ち上げられてるんだが…?
「ゴリラですか?」
「…渾名の一つではあったな」
「ゴリライズはしないでね?」
「なんだそれは…」
「開かないものを筋力任せで無理やり開けること」
「やらん。壊れるだろう」
不破さんはやったからなぁ…
多分アロンアルファしてもゴリライズで開けてくるぞ。
そう言えば…
「そろそろ新しい暗殺関係者来るんじゃないすか?」
「…よくわかったな」
「ビッチ、律、イトナが一月ずつで来てますし…」
「それに関しては偶々だ。」
「烏間先生にはこの言葉を教えますよ『1度目偶然、2度奇跡、3度目必然、4運命』」
「…なんだそれは。ナンパ男のセリフか?」
「概ねそうですね。女関係にだらしないけどガッツはある漢でしたよ」
じゃないと命掛けないだろうし、人間の規格を無視した装備も付けないだろうしね。
それはそれとして…
「そうか…ソイツをスカウトでもするか?」
「早く下ろしてくれません?」
「ああ。忘れていた。すまない。」
「…それで、その暗殺関係の人はどんな人で?」
「最近まで教官をしていた男だよ。ソイツの班は他の班よりも優秀だから選ばれたようだ。…まあ、俺の技量不足もあるだろうがな」
「既に身体がある程度出来てる自衛隊と違って身体作りから進めてるんでこんなもんじゃないっすか?」
「…そう言ってくれると助かる」
烏間先生が少し微笑んだ。
すると周りがピタッと止まり、その後ザワザワし始めた。
「珍しいですねぇ。烏間先生が微笑むとは」
「やめろ…はぁ…全く」
こんな反応するから笑えないのかなぁ…
でも、常に仏頂面なのもねぇ…
そういや気になることあったな。
「そーいや烏間先生に聞きたいことあるんですけど」
「なんだ?」
「球技大会の時に出た化物たち、国はどういう扱いに?」
「ソイツと同じようには扱わないが、見つけたら捕らえることになっている。正確には持ってると思われるスイッチを…そういえば、イリーナの持っていたスイッチは回収したのか?」
「烏間先生がやるべきだと思っていたので回収していませんが…?」
「はあ…回収してくる」
烏間先生がビッチ先生からスイッチを取り上げようとする声が校舎から聞こえ、それに対して泣きながら「やめなさいよ!泥棒!税金泥棒!これは私がもらったんだから私のものよ!」などと言った声が…
お前さぁ…
こいぬ座のカミスミノル・ゾディアーツの姿気持ち悪いって泣き叫んでたのに…
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国から派遣された体育教師、高岡…鷹だっけ?
まあ、いいや。
デブな方の父ちゃんが派遣されて、毎日体育だらけのクソ面倒な日程を見せられた。
その反応は皆、嫌そうな顔をしていた。
まあ、夜中まであるのは嫌に決まってるだろ…
それで抗議したら「父ちゃんの言うことは絶対らしい」
典型的なカスだな。
これからはデブな方の父ちゃんから父ちゃんを取って、デブと呼ぼう。若しくは寺坂もどき。
だが、一番面倒なのはコイツがホロスコープス覚醒できそうなのがとても嫌だ。
こんな奴に力与えたら暴れまわる未来しか見えん。
でも、ホロスコープススイッチは欲しい…
なら俺はコイツの流儀に習って、E組の爺ちゃんになる!
まずはコイツの父ちゃんになって力で支配しないとな。
力関係での支配を行うならレオ・ゾディアーツしかないだろう。
こいつの覚醒する先はアリエスだから、さらに訓練が大変になりそうだ…
なんで、こんなことに…
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その後、渚に恨みを募らせたデブにレオとして力で脅した後にゾディアーツスイッチを渡し、ホロスコープスに覚醒したことを確認する。
ここまでは予想通りだが、覚醒してすぐに攻撃してきた…
もちろん、デバフとバフが主な攻撃手段な奴に力負けするわけなくボコボコにしてやってから
「次はダークネビュラ送りだ…いいな?」
と脅した。
ダークネビュラが何かは知らないだろうが、何処かへ送られると言うニュアンスだけは伝わったのか、必死に頷いていた。
渚VS鷹岡は同じ