応急処置だけ殺せんせーに見てもらい、先に行かせた。
俺は少しだけ遅れると伝えて残って、完全に見えなくなったことを確認してからアクエリアス・ゾディアーツに変身した。
「「「え?えええぇ!?」」」
『そういうことだからよろしく。殺せんせーには秘密で』
「じゃあ、球技大会の怪物騒ぎはアンタのせいなの!?」
『部分的にそうだ。暴れたのはアイツラの意思で俺が命じたりしたわけじゃない。』
水をかけて体力と一時的に弱ってそうな細胞を回復させる。
「冷たっ」
『一応、熱出てなかった竹林とかも来い。』
「あ、ああ…」
『ほい』
竹林や奥田にも水をかけて回復させておく。
そして、変身を解いてヴァルゴのホロスコープススイッチを出す。
「一時的に家に送ってもいいが、どうする?」
「俺は先に行った奴らのバックアップとか要るだろうし残るよ」
「俺は少しだけ帰ってもいいか?妹たちが心配でな…」
「私は残るよ。敵討ちに行った奴を労わないといけないからね」
「あの…私は別用で戻りたいです…」
「じゃあ、磯貝と奥田だけでいいか?」
そう聞くと他の面々は頷く。
なのでヴァルゴ・ゾディアーツに変身した。
「「「!?」」」
『一々驚くな』
「あ、ああ」
「いやいや…驚くなって方が無理でしょ…」
『そうか?』
「だって、プールの日にいきなり現れて俺等のこと一回連れ去ったし…」
『ん~、それもそうか。んじゃ、行ってくるか。磯貝の家の近場で今の時間で人の居ない場所は何処だ?』
「えっと、○△公園とかかな?」
『じゃあ、そこまで送るから後は走って見てこい。そんで、家に残るなら十分以内に連絡しろ』
「ああ」
(((アフターケアまでバッチリか?)))
「あっ、あの…コンビニに寄ってくれませんか?」
『コンビニ?構わないが…何を買うんだ?』
「タオルとかの応急処置用に少しだけ欲しくて…」
『OK。じゃあ、公園まで送ったら近場のコンビニに行くぞ』
取り敢えずプランは決まったので公園まで先に送り、変身を解く。
「ありがとう!無事を確認したらここ集合でいいんだよな?」
「ああ」
「行ってくる!」
「じゃあ、俺等も行くか」
「は、はい!」
「コンビニは…コッチか」
歩いてコンビニに向かう途中で話しかけられる。
「あの…あの姿は一体…」
「星の力を宿した形態で、人間の進化の一つ…らしい」
「らしいって…きちんと把握してないんですか?」
「俺のは模倣品だしな。それに、お前が聞きたいのは球技大会の時の奴らだろ?」
「はい…聞いても良いですか?」
「良いぞ。何から聞きたい?」
「じゃあ…誰が変身してるんですか?」
「D組のよくちょっかいかけてくるやつ二人いるだろ?アイツらと前原の元カノとその今彼」
「…生徒なんですか!?」
「おう」
「なんで、危険な物を…」
「渡した理由か?それなら、月の修復の為にってだけだ」
「月の修復…!?」
「そうそう。月の修復と俺の拠点の修復」
「殺せんせーに破壊されたあの月ですか…?」
「その為に、このホロスコープススイッチが要るって訳だ。そんで、ホロスコープススイッチの作り方はこのゾディアーツスイッチが変化することで生まれる。そんで、俺は全て使えて変化させることが出来ないから、量産品の使用者によって力の変わるゾディアーツスイッチから変化することを祈ってばら撒いてるんだよ。ちなみに新しく一つホロスコープススイッチ出来てるよ」
奥田は頭を抑え始めた。
まあ、いきなり月の修復とか言われてもそうなる。
「…あといくつ必要なんですか…?」
「11個。取り敢えずだけどな」
「一つ出来ていて、残り11個ってことは黄道十二星座ですか?」
「そうそう。その1つ目がアリエスだ。一応、ビッチ先生も進化できそうな兆しがあったんだけど、その前に没収されたし」
「ちなみに何になるかとかわかるんですか?」
「ビッチ先生は蠍座だよ」
「ああ…少し納得です」
「まあ、進化後の姿も気持ち悪がりそうだけど」
「あはは…」
そんなふうに話しているとコンビニに着いたので買うものを買って公園に戻る。
「さっきの話って共有していいんですか?」
「良いけど、生徒だけに収めておいてくれ。特に烏間先生にバレたらマズイ」
「はい、わかりました。」
「すまん!待たせた!」
「全然良いぞ』
話の途中で変身し、普久間のホテルの近くへ移動する。
「そう言えば…あの怪物へ変身した人たちは放置なんですか?」
「一線越える前までには進化してほしいけど、越えそうになったらボコすことにしてる。俺の目的はスイッチであって、死人や怪我人を出すことでもないからな」
「なら、いいのか?」
「まあ、最近また何かしようとしてたから確認に行ってから内容によってはボコそうかと思ってるけど」
「そうなのか…」
「んじゃ、行ってくるわ」
浜辺に置いてあるパワーダイザーとマッシグラーの所へ向かい、発車準備を開始する。
「今日は使いすぎたな…使えないのはスクリューとチェンソー、マジックハンドにロケット、レーダー、後はメディカルもか…汎用が抜群にあるレーダーとロケットが使えないのは痛いな。ロケットはスーパー1で代用するか。あとはフラッシュも貸してるから無くて…コズミックとマグネットがそもそも使えないと…かなりキツめか、これ?」
『3.2.1.』
「変身。まあ、何とかなるだろ。メテオドライバーも渡してるし」
『READY 3…2…1…BLAST OFF!』
パリーンというガラスの割れる音とともにマッシグラーごと突入した。
「ぬ!?」
「おっ!如月じゃん」
「よう、今どんな状況だ?」
「今はコイツ倒して練り辛子とワサビぶち込むとこw」
「そうか。んじゃあ、終わったら着いて来いよ。先に行ってるから」
「うん、わかったよw」
なんだコレ…
裏設定
ちなみに政府の人たちは如月の治療を見届けたあとは烏間たちと一緒にホテルへ向かい、そこにいるヤツの妨害に徹しているため、今回の正体バラしの現場にいません。ヤツは見ていたので震えていますが、300億という金の魅力に抗えませんでした。最悪、スイッチを差し出せばと考えていますし、その前に正体をバラすと脅せばいいとも考えています。