金次に転生しました。   作:クリティカル

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少し前に体がだるい重い疲れかな?
と思ったら普通に風邪でした。
バカは風邪を引かないじゃなく風邪に気がつかない。
そんな言葉を思い出しました。
誰の台詞かは忘れましたが。

それと、短かったので少し書き足しました。


2 普通って何だっけ?

あのピンクの悪魔が来る少し前

 

俺は、階段を上りながら未だに思い付かない言い訳を考えていた。

だが、そう簡単に言い訳が思い付くはずもなく気がついたらもう先程確認した自分のクラス2年A組の扉の前まで来てそのまま扉を開けると。

 

「いよう!キンジ遅かったじゃねぇかよ!今年は同じクラ――グファ!!」

 

男が目の前で吹っ飛んだ。

そして、そのままゴスッ!!と鈍い音をだし、ロッカーに背中をぶつけ、まるで糸の切れた人形みたいに動かなくなった。

こんな吹っ飛ばしかたが出来る奴は一人しかいないそいつは

 

「ちょっと!遠山あんた何があったの!」

 

「いや……何って何が?」

 

少しハスキーな声を上げながら俺の目の前に立ったのは、先程そこのロッカーに寄りかかって寝ている男、武藤剛気(むとうごうき)を吹っ飛ばした張本人で先程お釈迦になってしまったバイクをプレゼントしてくれた人たちの一人

同じクラスだったんだなぁ~

 

「何が?じゃないの!始業式には来ないし、連絡もつかない、携帯のGPSは目茶苦茶なルートを辿ってるし!それで何もないなんて事は無いでしょ!」

 

「おい待て。何だよGPSって然り気無く怖い発言だなおい」

 

まったく。こいつは3年間似たような会話をもうお約束のようにしているが、

 

「その事はどうでもいいでしょう。ほら其より何が有ったのか話して」

 

どうでも良くはないはずだが……まぁ良いか。

こんな強情な所も相変わらずだな

 

「寝坊して遅刻しそうだったで「あの子がいたのに?」………武偵殺しに襲われていました撃退しました!此でいいか?菊代」

 

「はい。良く出来ました」

 

何でも間でもお見通しな俺の『パートナー』鏡高菊代さんだことで。

 

「だけど、武藤相手に秋水(しゅうすい)使うなよ」

 

「アレぐらいなら数分で起きるでしょう」

 

「違うそうじゃない」

 

「だってあんたが来るまでずっと私に「キンジは一緒じゃねぇのってしつこく聞いて来るんだもの」

 

「じゃ、しょうがない」

 

でもまぁ、息はしてるみたいだし直ぐに起きるだろう心配することはないな心配する気もないし。

 

「はーい。皆席について下さいHR初めますよ~」

 

と、どうやらバカ話をしている間にそんな時間になってしまったようだ。

 

 

菊代が指で自分の隣りの席を指しているのでそこに座る。

武偵校の席順は基本的に自由なので花見席のように取ったもん勝ちなのだ。

有りがたい事に菊代はどうやら俺の席を取って置いてくれたらしい。

俺は菊代の隣りの席一番後ろで真ん中だ。

 

「何で俺は殴られなきゃいけなかったんだよ」

 

「自分の胸に聞いてみろ」

 

担任が来たことで復活したらしい武藤が俺の右隣りに座る。

復活早いなおい。

殴られてまだ3分位しか立ってないぞ。

 

「皆さんに今日はうれしいお知らせが有ります」

 

担任が声を弾ませて周りの生徒達に語りかける。

担任がその反応に満足そうにしながら。

 

「何と今日は転入生を紹介しますよ」

 

ワアアアアアアーーー!!

パチパチパチパチ

 

そう言った瞬間に教室がまるでアイドルでも来るような賑わいに包まれた。

へー転入生か。

まぁ、どんな奴でも俺には関係ないな。

ん?転入生?

 

何か背筋に寒気がし寝ようとした顔をゆっくり上げると。

そこには、ピンク色の髪を左右に束ねツインテールにした。

ピンクの悪魔通称

 

神崎・H・アリアの姿が。

 

そして、その悪魔は自己紹介もせずに、ズンズンと音がしそうな勢いで教室の後ろの方に向かって歩いて来て。

 

ピタリと止まった。

 

俺の机の前で。

 

「やっぱり間違いないわね」

 

「は?」

 

謎の言葉を呟いた悪魔は、俺の疑問の声も無視してまた、教卓の方に戻り

 

「先生、あたしはアイツの隣に座りたい」

 

 

聞きたくなかった言葉を言いやがった。

その言葉に生徒達は一瞬シーンと静まり返り

数秒立ってから。

ワアーーと、歓声を上げる者

えーーーと、落胆する者。

未だに絶句し状況を整理できない者(俺を含む)

実に様々な反応を見せていた。

 

 

俺は、何かフラグになるような事をしたっけ?

イヤイヤ、そもそも会うのも初対面のはずだ。

これは、きっとアレだそうによく言う人違いってやつだ。

だってほらもしかしたら隣の武藤かも知れないだろ?

て、待て武藤何故俺を見る?

後、そこの悪魔何故俺の方を見てる?

俺じゃない隣だろ、隣を見なさい隣を。

すると隣の武藤が勢いよく立ち上がり俺の手を握り潰しながらっっていてぇよ!

 

「良かったなキンジ!!何か知らんが、またお前にだけ春が来たみたいだぞ!先生!オレ、転入生さんと席代わりますよ!」

 

「お前は、それでも友人かーーーー!!」

 

そんな満面の引きつった笑顔で俺の手握り潰しながらをこれでもかと振って来るんじゃないそろそろちょっと痛くなって来たぞ。

旗から見ればいい友人だろう……旗から見ればな。

俺がそんな武藤の手を捻ってほどいてる時に

 

「はいはーい!理子分かった!分かっちゃった!これフラグばっきばきに立ってるよ!」

 

 

俺の左前に座っていた峰理子(みねりこ)――朝っぱら俺を襲って来た張本人だが今はそれどころじゃないのでいいだろう。

 

ガタン!峰理子が席を立ち

 

「キー君には、既にキクッチがいる。なのに、そこのツインテールさんがやって来た遠い所からキー君に会いに!つまりこれは、国境を超えた壮絶な二股何だよ!」

 

何てヘンテコな推理だ。

後、何だよそのあだ名は、いつの間に俺と菊代にそのあだ名は付けた。

そもそも、こうなった原因はお前とクソ兄貴の正だろうが!

何で俺が悪魔に目をつけられたのか知らないけど。

よくまぁ調子よくペラペラ言えるものだ。

 

だが、そんな俺の密かな怒りとは裏腹に

 

「キ、キンジがこんなカワイイ子といつの間に!?」

 

「フケツ」

 

「まじ引くわー!」

 

「ネクラの癖に」

 

こう言う時に直ぐ様一致団結出来る生徒達からのブーイングの嵐だこと。

てか、然り気無く武藤お前もネクラとか言うんじゃねぇよ。

 

「お、お前らなぁ」

 

ドギュン!ドギュン!

 

鳴り響いた二発の銃声がクラスを一気に凍りつかせた。

1発は理子の足下もう1発は武藤の机に穴を開けて空いた穴からの少し煙が出ている。

武偵校流の黙らせかただ。

武偵の生徒は声じゃ黙らない。

一般学生のようにはいかず。

裁判官が突然ハンマー叩く位の事はしないと黙らない。

特にこう言った時には。

だが、其を初日でやる何て

 

「あんたら、そろそろ黙らないかい?」

 

俺の隣に座っていた菊代がドスの聞いた低い声で、周りに聞かせる。

 

「遠山が迷惑してるのが見えないほどあんたらの目は腐ってるのかい?」

 

菊代は、周りをゆっくりと見渡してから構えていた銃ベレッタM92FSをホルスターに仕舞うと

 

「やっちゃた…………」

 

魂が抜けたように、イスに寄りかかり動かなくなってしまった。

 

俺がこんな状況で出来る行動なんて限られている。

 

「あーー、なんと言うか、有難う。そしてすまん」

 

今、言える言葉は此しか無い。




どうしてこうなった。
ただ、菊代を出したかっただけなのに。(困惑)
後、近接武器の本と銃の本を買いました。
女性店員さんに二回ほど「此方でいいですか」と聞かれました。
何故なんでしょう。
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