金次に転生しました。   作:クリティカル

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皆様お久し振りです。
やっと、就活終わった。
車の免許取れた。
イエーーイ!一人パーティだ!サビシクナンカネェ。


なんとか、前のように更新出来ます。
其では、どうぞ。


32 そして、幕が降り、新たな幕が上がる。

(潜入には成功したが、理子も夾竹桃も……失敗に終わったか)

 

武偵高――――女子寮屋上

氷の様に透き通る白い肌を偵高のセーラー服に包み、風に、その上質な糸の様に細く繊細な美しい銀色の髪を風に靡かせ閉じていた、瞼を開け研ぎ澄まされた刃の様な切れ長のサファイア色の目は、数分前に飛行機の墜落し、マスコミや救急隊被害者の乗客等で溢れかえるまるで、ライブ会場の様に赤、緑、青、ピンク、紫、黄とライトアップされた華やかな風車よりも遥かに大きなオブジェ(サッカーゴール)がマスコミの目を引く空き地島を静かに見つめていた。

 

GGG(トリプルジー)作戦事態は失敗に終わったが……私の目標(ターゲット)は変わらない)

 

ギュと、両手で持ち地に付けた大剣の柄を握り締めながら

 

目標(ターゲット)の星伽 白雪を拉致し二人の汚名を返上するとしよう」

 

名もまだ知れぬ少女の誓いは、誰にも聞かれることなく静かに夜空へと消えた。

 

 

――此れから起こるで有ろう悲劇の前兆だと言うことをまだ、誰も知らない。

 

 

★ ☆ ★

 

先程の理子との一騒動と、不知火の件が終わり、部屋に帰り菊代は不知火が渡して来たあの不可解な四枚の死体の写真を見て何かを呟きながらメモしたりしてる横で、エルは持参してきた医学書を隣で読みながら時々菊代に何かを伝え、風魔と俺はその二人から少し離れ窓際のPCラックでちょっとした仕上げ(風魔は、興味本意で除き混んでるだけだが)をしていると、

 

「ネクラ!此れは、いったいどういう事よ!」

 

バンッ!と勢いよく、バルコニーから、鍵の掛かっていたはずの窓を力任せにこじ開けて、PCを弄っていた俺の前まで来る。

壁を登って来たのか?すげぇな、人間止めてやがる。

てか、誰がネクラだ。

そして顔が近い、もっと離れろ100メートルくらい。

 

「玄関から入ると言うのは世界共通の常識だと、思ってたんだがなぁ」

 

ちょとした苛立ちと皮肉を込めて言うと

 

「惚けて無いで、テレビ着けてみなさいよ!」

 

PCラックを手の平でバンバンと叩く。

おいやめろ、コーヒーが溢れる。

 

「何をそんなに怒ってるんだよ?」

 

「師匠恐らく今日の出来事かと……」

 

「ああ……」

 

風魔の説明に納得と頷く。

確かに、いまだ、マスコミなんかの報道陣が集まってるもんな。

菊代が、リモコンを取りテレビの電源を入れる。

すると、丁度先程の飛行機の不時着についてのニュースが流れていた。

ニュースの内容は、『エンジントラブルによる人口島への不時着、幸い乗員乗客全員無事』という者で俺達の事は触れられて居なかった。

まるで、最初から居なかった様に。

 

俺は、アリアの方へと向き直り

 

「この、不運な事故がどうかしたのか?」

 

意地悪くそう言った。

 

アリアは、俺の態度がお気に召さなかったようで、更に詰めより茹でタコのように真っ赤にして

 

「あんた、こ、こんなことしておいて、よく平然としていられるわね!自分で何をやったのか分かってるの?ぼ、防衛省とロンドン武偵局を脅すなんて!」

 

「あぁ、其はアタシと」

 

「このボクだ!」

 

菊代が、あっさりと答え。

エルが立ち上がって、手を顎に添って乗せキメ顔でそう言った。

こう、背後にバァーン!とかの効果音背負ってそうな何か上手く言えないがそんな感じだ。

止めなさい、クレフトの影響かも知れないけど、痛い子に見えるから。

そう言うのは、理子で間に合ってるよ。

 

「知っての通り、ボクの所属する、リバリティー・メイソンは、あらゆる組織と親交があるが、その中でも更に、力のある組織の名を借りたのさ!」

 

えっへん!と、本人には悪いが、有りそうで無い胸を誇らしげに張るエルの事は褒めると、其は其で面倒な事になるので、あえてスルーし話を続ける。

 

「まぁ、そう言う事だ。其と乗客にも、多少強引ながら、納得して貰うように交渉してな」

 

乗客は、絶対に助かるということさえ理解させれば、簡単だった。

印象としては、流石金持ちプライドが高い。

全ての金持ちが、そうとは限らないが、常に守られて当然、助かって当たり前な世界にいた奴等だ、適当にあしらって、此れから、着陸体制に入ってどうたらこうたら、操縦士が現在着陸出来る場所を発見し云々等とアナウンスで言っておけば良い。適当に安全で助かる事を伝えれば、根拠も無しに信用する。

今乗客が誰一人として騒がないのはそう言う事である。

鳩共は、ちょいと餌を撒いてやればそちらへ行く。

餌への道しるべを少し変えてやればいい。

まぁ、怒りの矛先が、今のニュースの通り、航空会社に向いていると言うのもあるが………。

大体は、2008年の12月24日に起きた浦賀沖海難事故の時と、オチは対して変わらないのだが。

其と、エルの言う名前を借りたと言う組織は

 

「だからね今後、日本の政府や自衛隊とか、警察は、アタシ達の絡むことには、多少目を潰らざる得ないって訳よ、一応保険として、遠山のパフォーマンス映像は、多少加工して向こうに流して置いたけど」

 

俺と同じように、菊代が、エルの『さぁ、存分に褒めてくれたまえ!』というアピールをスルーして、説明をする。

後半は、確かに菊代とエルのお陰だ。

だが、前半の様な事が出来る組織は一つしかない。

 

イ・ウーだ。

各国の様々な組織を束ねる組織。

その影響力は、語り尽くせないほど凄まじい。

リバリティー・メイソンもその組織に属し、エルは何度もスパイとして潜入(スリップ)していたと言う。

だから、今回の様な事が出来たのだろう。

そのエルが何故、両方の組織を無視し独断で、宣戦会議(バンディーレ)を起こそうと持ち出したのか、此方の為という以外にも理由が有りそうだが、今は考えないで置こう。

時が来たら聞けばいい。

 

「まぁ、向こうは其でも、“切り札”を使って始末しようとするだろうが」

 

その切り札さえも消えてしまった。

内部崩壊という向こうにとっての最悪の形で。

 

不知火は、得たいの知れない奴であった。

何故、此方の為になるような行動を今回起こした?

0科を潰してまで、やる事が有ると?

其に、最後に言ったあの、どちらも変わりすぎたとはどういう意味なのか?

今目の前にいるアリアへの違和感に気を付けろ?

元からこいつは、ビジネスパートナーだ。

心までは許してない。

ちゃんと警戒しているさ。

何より、アリアは、間宮の戦姉(アミカ)あの、間宮の生き残りとまで、関係を持つとは。

風魔に調べさせていたが、間宮あかり

お前が、強襲科のEランク?

嘘付け、有力な仲間を持ち、H家のアリアに近づき夾竹桃を倒したお前が、Eランク?

流石間宮―――そうまで実力を隠すか。

他の間宮の生き残りは、身を隠しひっそりと生きていて全く見つからないが、間宮あかりお前だけだ、自らイ・ウーに仕掛けて要るのは。

明らかに、復讐を考えていやがる。

確実に戦力を整えているじゃないか。

此方と同じように、好機と見たか。

何れにしろ、間宮とH(ホームズ)の組み合わせは、どの組織も想定外だろう。

………今後、間宮の行動が、此方にとって吉と出るか凶と出るか。

其も踏まえて引き続き風魔に見張らせよう。

 

「ネ、ネクラ?」

 

数秒くらい考えて事をしていただろうか?

怪訝そうに此方を見るアリアがいた。

やっぱり、この癖は直した方が良いだろう。

考え事をすると、周りが直ぐ見えなくなる。

 

「ん?何だアリア?今回の件は寧ろお前も喜ぶべきだろう?向こうに帰国せず日本で母親救出に専念できるんだから」

 

誤魔化す様に、アリアに話を振る。

其と、同時に頭の中の考えも切り替える。

 

「ええ、そうね。その事については、感謝するわ……その、ありがとう」

 

そっぽを向き此方に言った言葉に、全員が耳を疑った。

 

「へー、お前もお礼とか言うんだ」

 

「どういう意味よ!」

 

「そのまんまだ」

 

なんと言うか、違和感とかは、無かったが多少不気味だったので、何となくそのまんま感じた感想を言ってみた。

数日しか関わってないが、此方の方がしっくり来るのは気のせいだろうか?

 

「はいはい、あんた達仲良いのは分かったから、遠山、そっちの返事が来たのかどうか教えて頂戴」

 

「おっと、そうだった」

 

俺の首に手を回して技を掛けようとするアリアの手を、風魔が、アリアの両脇に手を回して俺が、その両手を引っぺがす形で、終わりにして菊代に向き直る。

 

「さて、全員注目してもらおうかしら」

 

菊代が、パンパンと両手を叩き、パーティの主催者の様な振る舞いで全員の注目を集める。

 

 

「このたび嬉しいニュースが三つ有るわ。一つは、不本意かも知れないけれど、不知火の手によって、日本での活動がしやすくなったこと。今後は、いろんな事に巻き込まれるから全員油断しないように」

 

そこ言葉に、俺はゴクリと唾を飲む。

その通りだ、今後はいつ何処で今まで以上に狙われても可笑しくない。

あの映像を、周りがどの様に間違った受け止めかたをするかで、味方の数と敵の数が変わるのだ。

完璧な博打だ。

 

「二つ目は、そこのアリア!アタシ達のチームに改めて歓迎するわ!」

 

ビシッ!と、アリアの鼻先へ人指し指を真っ直ぐに指す。

 

「みきゃ!へ?私?」

 

突然すっとんきょうな事を言われたアリアは、水にぶちこまれた子ネコのような声を出して驚いている。

 

「おー、良かったな。アリア。菊代に気に入られて」

 

「コッチを見て言いなさいよ」

 

俺は、明後日の方向を向いてアリアに拍手をする。

御愁傷様アリア。

お前は、菊代に気に入られた、菊代は、欲しいものや気に入った()は飽きるまで、手放いからな。

ほら、菊代を見てみろアリア、握手をしてる菊代の目は、新しい玩具を手に入れた無邪気な子供その物だぞ。

せいぜい、俺達と行動を共にする間は、壊れないように気を付けろよ。

如何わしい意味で。

自覚無しというは治しようがないと、エルですら匙投げたレベルなんだからな。

 

「姐殿が、気に入られた様で何よりです」

 

おい、風魔地味に俺の最後に隠れながら言うんじゃない。

 

「此で、トウヤマもアリアを家族(ファミリー)同然で守らなきゃいけないわけだ」

 

「あ……」

 

勝手に入れた紅茶を飲みながら、エルが他人事として呟く。

俺は、その言葉で今のアリアの状況を理解した。

 

(やられた………)

 

正にその通りだ。

菊代は、俺にとって、姉であり、組の上司であり主人である。

菊代の決定は絶対なのだ。

 

今菊代は正式に、アリアを此方側に入れた。

詰まり、此れから先はアリアも、今までの様にとはいかず、ビジネスパートナーではなく、もう一人のパートナーという位置付けになる。

 

菊代は、此方を見てニヤリとする。

 

(計画の内ってか……一本取られたよ)

 

神崎かなえに間宮あかりの関係者で〔眠り姫〕や〔緋鳥〕との関係も深い緋々色金の所有者である時点で守らなければいけない人物だ。

だが、此れからは、もう少し扱いを丁寧にしろとね。

了解しましたよ……お嬢。

 

俺が、菊代に了解と頷くと菊代は上機嫌に両手を広げ

 

「さぁ、後は彼女からの返事を聞くだけよ!遠山返事の方は」

 

「俺とアリアが、バカやってる間に来たぞ」

 

PCに向き直りとあるFlashファイルを開く。

そこには、理子からの一通のメール

 

「リュパン!?」

 

画面を覗き込んでいたアリアが驚きの声を出す。

まぁ、そりゃあそうだろうな。

さっきまで一緒にいたんだもの。

 

「トウヤマ………」

 

「告白の返事は、はいか。いいえのどちらかだけよ」

 

「まさか、リュパン家とこのような形で再び関わるとは」

 

「……開くぞ」

 

全員がよりいっそう顔を近づけ画面に釘付けになる。

ファイルをダブルクリックし開いてスクロールしていく。

メールの内容はこのようになっていた。

 

『キーくん達は大変なものを盗もうとしています』

 

なるほど、まだ、盗んではいないと言うことか。

本文は無くそのまま理子自作アニメが理子の父親をモデルにした作品のOP(オープニング)と共に流れる。

 

アリアの額を華麗に撃ち抜く理子

其を見て画面を撃ち抜こうとする現実(リアル)のアリア―――を羽交い締めにするエルと菊代。

 

すたこらさっさと逃げる茶色のトレンチコートを着たエル、其を追う理子。

立場が逆だろうが。

怪盗が、刑事を追ってどうすんだよ。

エルを追う途中で、地面から出てきた、血だらけのアリアが前に習えのポーズでエルとは別の方向へと歩いて行く。

二手に別れた獲物をキョロキョロと左右を見てどちらに行こうか迷っている怪盗理子。

死んだアリアに何があったんだよ。

そして理子を模したキャラが俺と菊代のキャラに言う。

 

『二人はとんでもないものを盗もうとしています。………りこりんの心です!』

 

そして、そのままエンディングへと流れた。

 

 

「な、なんと言うか」

 

「滅茶苦茶ね」

 

エルと菊代が、思い思いの感想を言う。

まぁ、それが普通の感想だよな。

だが

 

「告白の返事は…………“はい”だとよ」

 

俺が呟いた言葉にエルと菊代が、驚いた顔で此方を見る。

俺は、そのまま説明を続ける。

 

「このメッセージには、『休戦』と『予告状』と言う意味が込められている」

 

一つは、『休戦』

 

此れは、エルとゾンビアリアを理子が追いかけていて二手に別れた所で理子が迷った事に意味がある。

今までの理子なら迷わずアリアを追うだろう。

だが、この映像で迷っていた。

更にその前には、エルを追いかける理子が映っていた。

此が重要なのだ。

理子は今までのアリアに拘り、吸血鬼に怯えた。

人は、何かを追いかける時も逃げる時も二つで精一杯である。

そして、追うとなれば、どちらか選ばなければならない。

今回、エルが参加したことにより、理子の恨むべき相手が一人増えてしまったのだ。

此でいい。

本当なら此処で積むだろう。

だから『休戦』だ。

理子は、賭けたのだ。

最も恨む相手ブラドが、まず消えることを。

アリアなら最も熟してからでいいと言う余裕がエルの登場により作れる。

 

『ストレスの軽減』である。

 

準備が、整うまでの休戦だ。

 

更に、『予告状』

名言を変え盗んだのでは無く、盗もうとしていると。

 

そんなに仲間にしたければ盗んでみろと。

ああ盗んでやるさお前の心を。

其で完璧なエンディングを見させて貰う。

 

俺が、エルの所を省き、理子の事を伝えると菊代は喜んでエルとハイタッチを交わし、風魔は、何かを考えるように静かに目を閉じて、アリアは納得がいかないと、画面を睨み付ける。

 

此で今のところは一軒落着ってね。

良かった良かった。

 

 

 

 

 

 

――――んで、此も視てるんだろう。

聴いてるんだろう。

壁に耳あり障子に目あり。

この部屋にいくつ『目』が有るか。

この部屋にいくつ『耳』が有るか。

分からないとでも思ってるのか?

 

君は、前に言ってたじゃないか。

 

『愛する人が家で何を喋っているのか知っておくべき―――其が親切というもの』だと。

 

何か合ったら直ぐに行けるように『見守って』いなければ不親切だと。

 

確かにそうだろうな。

だが、其では完璧な親切とは言えない。

集音カメラ、スパイカメラ、人感センサー

 

有りとあらゆる形で君は、俺を―――俺達を見守ってくれている。

其には感謝してもしきれない。

勿論俺は、其に一生あらゆる形で答えるさ。

 

だけど、家だけじゃない。

外でも見守っていなきゃ親切とは呼べない。

そう教えてくれたじゃないか。

 

もう直ぐ君は此処に来る。

ほら、3 

 

どどどどどどどどどど……!!

 

猛牛か何かが突進してくるような足音がマンションの廊下に響き渡る。

 

「此れって」

 

「不味いで御座るな」

 

「な、何が起きてるんだい?」

 

「良いから来な!じゃなきゃ死ぬよ!」

 

その音を聞き、みるみる血の気を引かせ、青ざめる菊代と、風魔。

そして、何が起きてるのか分からず、動けないでいるエルと直ぐに戦闘モードに入るアリア。

 

だが、慣れた手つきで、エルの襟首を掴み素早くバルコニーから、エル、菊代風魔の三人が、防弾性の物置へと避難する。

この感僅か一秒という普通なら有り得ない速度で有る。

 

はい、2

 

「アリアお前は、良いのか?」

 

「敵かも知れないでしょう?なら武偵なら逃げない」

 

俺は、逃げ遅れたアリアに問いかける。

逃げた方がいいと思うけどね。

特にアリアは。

 

――1

 

シャキン!

 

金属音と玄関のドアが切り開けられる音がリビングまで響く。

 

 

「まぁ、御愁傷様」

 

「何か言った?」

 

「いや、別に」

 

一応アリアにはこう言っておこう。

まぁ、逃げなかったお前が悪い。

後は、どうなるか知らん。

 

はい。0だ。

 

もう、目の前で仁王立ちをする巫女装束に額金、たすき掛けの戦装束姿でゼーゼーと息を切らしながら、ぱっつん前髪の下の眉毛をギギギンッ!と鬼の様に釣り上げる少女に俺は

 

「お帰り。白雪」

 

何事もないかの様に何時通りの言葉を言う。

そして、然り気無く、PC画面――その右下部分に小さく映っていた理子自作アニメとは別の真っ二つにされた玄関の映像を隠すようにPCの電源を切る。

 

無事でなにより。

もう一人のご主人。

 

「やっぱりいた!神崎・H・アリア!!」

 

「おい、アリア呼ばれてるぞ。いつの間に友達になったんだ?」

 

「敵意丸出しでしょうが!」

 

ガウッ!と子ライオンが此方へと威嚇をするのを、スルーし白雪の方を見る。

あら、黒雪になってる。

 

 

白雪は、携えた青光りする日本刀をギラリと大上段に構え

 

「この、泥棒ネコ!き、き、キンちゃんをたぶらかし汚した罪、死んで償え!」

 

「な、何なのよ。ネクラあんたの知り合い!」

 

そう言いながら、椅子に座っていた俺の後ろに隠れ銃を構える。

俺を盾にすんじゃねぇよ。

 

取り合えず、無駄と分かっているが、白雪に両手を上げ降伏のポーズをとり。

 

「白雪落ち着け、俺は何処も汚れてなんかいないと………思う」

 

アリアと、以外ならなんと言うか……否定は出来ないけど。

其は、黙って置こう。

 

白雪は、一歩一歩ジリジリと此方へと近づいて来て。

 

「キンちゃんどいて!どいてくれないと、そいつを!そいつを殺せない!」

 

俺の後ろで、アリアは、ドン引きし銃の引き金すら引くのを忘れている。

そんなアリアに、俺は一つ伝え忘れていた事を思いだし

 

「あぁ、紹介する。お前が、言っていた例の同居人の白雪だ」

 

「今其所じゃ無いでしょう!」

 

他の言葉が思い付かなかった。

まぁ、アリアよ。

 

「ネ、ネクラァ!なんとかしなさいよ!なんなのよこの展開は!」

 

「知らん」

 

俺の椅子を掴みグルグルと椅子を俺と一緒に開店させながら、白雪を近づけないようにし、俺を挟んで白雪とアリアが向き直る。

正直目が回る。

 

俺が言える事は、一つ。

 

「キンちゃんを―――変な呼び方するなああああああ!」

 

 

 

 

 

生きろ。

今後の為に。




ワーイメインヒロインノトウジョウダー(棒)

さて、第二部突入です。
最初の人はいったい何ダルクさんなのか、気になって来ますよね?ね?


感想とか有りましたら、お気軽にどうぞ。←私のやる気が上がります。

こんなの緋弾じゃねぇ!とかは、止めて下さい、正論だしどうしようもないから。
其と、AAいよいよですね。
今から、楽しみです!
ゆるゆりまで、始まり、来月から百合だらけというなんと言う俺得感!
ライカと麒麟の絡みが、なんとも―――自重します。
すいませんでした。
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