つまりいつも通りです。
後眠り姫のモデルは、今やっているホムンクルスの娘を育てるゲームの娘がモデルになっています。
単純な私の趣味です。
今、魔王にしようと、魅力をバンバン上げてる状態です。
――なんと言う事でしょう――
あれほどまでに住み心地の良かったリビング。
その壁や天井果ては床にまで、刃物によって、斬新に切り刻まれ、同じく音楽室の様に壁や天井、床にその斬り込みに合わせるように銃弾によって無数の穴が出来上がりその隙間の中から白雪が、防犯の為に買って設置したのであろう数百を越えるカメラや盗聴機が360度キラキラと光の反射によって美しく輝いているでは有りませんか。
此でどんな事が有っても安全です。
常に視線を感じますが其れは其で一種のプレイとなるでしょう。
やりませんが。
菊代との過ちの時は確り消させて頂いたので。
そして、今月買ったばかりの新品の薄型テレビも斜めカットされ一種のオブジェとなりこの惨劇漂う部屋に違和感と言うものを一切与えません。
本来のテレビとしての機能は失ってしまいましたが。
因みに、PCとラックの方は、この俺、遠山金次が、巧みに物置に避難している菊代から渡された盾を使い必死に守らさせてもらいました。
中には色々な菊代と白雪のお宝写真が入っているんだ。
絶対に壊させてたまるか。
ついでに、色々なデータやら資料やら入っているし。
そして、今まで俺たちがこの寮を使ってからずっと使っていた思い出に溢れ、ついでにこないだの過ちにも使った色々な意味で思い出の詰まったソファは、最早中身が出ているとかそんな生やさしいものではなく最早切り刻まれ過ぎて、原型が無くなり、ただの布になってしまった。
まるで、組同士の抗争に使われたかの様です。
正に、悲劇的なビフォーアフター
本当になんと言う事をしてくれたのでしょう。
此じゃ住めません。
本当にありがとうございます。
―――さて、
「二人とも、大丈夫か?」
アクション映画の用な音が止んだので、ガタンと傷だらけになった鋼鉄製の盾を近くに置いて、キュポンと耳栓を外し戦闘中のどさくさに紛れて、キッチンで汲んできた水の入ったコップを激戦を終えた二人の匠に渡す。
髪はボサボサ、体は汗やホコリ、部屋だった物の破片にまみれ服は乱れに乱れ白雪にかんしちゃ黒ブラが見えてしまっている。
取り合えず、ヒスらない程度に目に焼き付けて置こう。
まぁ、良かった巻き込まれなくて。
と、言うのも実は先程、白雪とアリアから
『キンちゃん!この女後ろから刺して!そうすれば全部見なかった事にするよ!』
『ネクラ!あたしに援護しなさい!あんたあたしの主人でしょ!』
こう言った会話を読んだからだ。
読んだと言うのは、二人の唇の動き――
此で万が一白雪が本気で俺を『金次』とでも呼べば、俺は、いや、俺の体は、アリアを刺していただろう。
その瞬間に俺の体の主導権は白雪へと移るのだから。
原理は知らないが、其によって俺は、一度この学校に入った4月から5月の一ヶ月もの間部屋から出して貰えなかったのだから。
まぁ、其処に文句が有るかと言われたら無いと即答するが。
あん時は危なかった。学校に来ないのを変に思った菊代が、此方まで来てくれなければ、白雪への罪悪感と共に部屋から抜け出していただろう。
………2年になっても最初の始業式以来学校に顔を出してはいないがな。
一年の頃も殆どをイギリスで過ごしてたからそんなに行ってないしな。
……監禁されても大して問題なかったな。
成績的には大問題だが。
話を戻そう。
アリアを刺す。
流石に今そんな事をするのは後々困るので、音を遮断してくれる耳栓を入れて更に上から耳をふさぎラッキーな事に刃物同士のぶつかる音と銃撃の音で何とか回避出来たのだ。
まぁ、白雪も本気の本気で刺せと言ったわけでは無いだろう。
『キンちゃん』と呼んだのが何よりの証拠だ。
「はぁ……はぁ………キンちゃんを返せ!しぶと、いど、どろ、ぼう……ネコ…」
水を飲み多少は落ち着いた、白雪が床に刺した日本刀を杖にしてなんとか立ち上がり、はぁはぁ、と息をするたんびに、はだけた胸元の大きなお山がプルンと揺れる。
更に、汗がその胸の間に入り込み、なんとも言えない色気を醸し出している。
「あ、あんたこそ………とっとと、くたばり、なさいよ……はふぅ……」
んで、床に尻を付き表膝を立て、体が後ろに倒れるのを腕で支えて其でも戦意は消さない、どう言う訳か白雪に命を狙われている、アリアである。
「んで、落ち着いたか?」
あれから、ピッタリ三時間。
もう流石に二人とも動けないだろうと思い間に入る。
「キンちゃん様!」
俺が声を掛けた瞬間、首を此方にグリンと回しそのまま体もグリンと回し此方に向き直り刀をガシャンと脇に置きよろよろと此方に正座し直した。
そしてその黒曜石みたいに美しい瞳をうっすら浮かべた涙でうるるるっと潤ませ両手で顔をおおう。
後ろのバルコニーからの『あー泣かした』と言いたげな三人の視線はスルーする。
正直に言うと可愛いんだ。
もっと見ていたくなる。
――そう言う衝動を押さえて
「な、なにゃんだ!」
出来るだけ、いつも通りに振る舞おうとしたら、思いっきり噛んだ。
カッコ悪い。
物凄くカッコ悪い。
だが、後ろの三人には、大ウケの様で微かに笑いを堪えた声が聞こえて来る。
風魔……お前も笑うか。
明日から、お昼代100円引いてやる。
白雪はその噛んだ所は聞こえて無かったようで
「し、死んでお詫びします!き、キンちゃん様が、私を捨てるなら、アリアを殺して、わ、私も今ここで切腹して、お詫びします!」
持っていた日本刀を自分の腹に向かって振りかざし始めた。
「いやいや、待て待て落ち着け!」
「ちょ!ちょっとユキちゃん!其れはダメ!少し落ち着きなさいよ!」
「白雪殿!落ち着いて下され!」
「流石に此は傍観出来ないぞ!」
「ちょっと何なのよ!この人!」
「はーーーなーーーしーーてーー其処のドロボウネコ殺して私も死ぬのーーーー!」
流石に見ていられないと、避難組の三人も白雪の刀を取り上げようと、飛び掛かり体も押さえる。
さて、こう言う時の対処法は一つである。
「白雪」
あやすように、ギュと白雪のあちこち柔らかな体を抱きしめる。
「……キン……ちゃん」
大勢の前で恥ずかしいが、此が最も効果のある方法だ。
監禁された時に学んだ。
白雪の耳元で囁く。
「死ぬなんて、そんな悲しい事を言うな。お前が死ねば、俺もそうするだろう。だが、白雪………俺はどんな事が合ってもお前の側から離れやしない」
寧ろ、捨てられるなんて怯えているのは、俺の方だ。
どうしようも無い、遠山を抜けた俺を今だに〔遠山〕の名を持つ俺をずっと支えてくれていたのだ。
「でも……でも~」
えぐっえぐっ、ぐすんぐすんクンクンクンクンクンクンクンスーハースーハースーハーと、俺の胸にグリグリと顔を埋めて感情高まって泣いているらしいが………此本当に泣いてる?
「はいはい。そろそろ離れましょうね」
そう疑問に持ち始めた辺りで菊代が、後ろからガシッ!と、白雪の両脇の下から腕を入れて
そのままずるずると引き離す。
其でも、白雪は、此方に向かって
「でも、キンちゃん!ハムスターもカゴの中に雄と雌を入れておくと、自然と増えちゃうんだよぉー!」
「俺は鼠と同列か」
「あー確かに其れは」
「普段の師匠を見れば」
「否定出来ないわねぇ~」
周りで三人が納得と頷く。
何で?
だいたいそんなに俺はお盛んじゃ無い。
思い当たる節は無い。
俺は童貞だ……多分。
そう言う大人の階段は登ってない………筈だ。
イギリスにいるとき、どうも記憶の抜け落ちた所もある。
目が覚めたら裸で、ベットに鎖で繋がれてましたとか。
白雪に監禁されてた時とか、記憶が曖昧だがヒスって色々な言うことを聞いていた気がする。
「あ、あ、アリアはキンちゃんの事遊びのつもりだよ!絶対そうだよ!其以外に考えられないよ!」
襟首を掴みガックンガックンと、激しく揺らす。
く、首が、息が!頭が揺れる。脳みそがシェイクされる。脳みそジュースになる。
なんか凄いデジャブ。
「私が悪いの!私に、私に勇気が無かったからキンちゃんは家族以外を外にって言うか内に女を」
『其を言うと何で
『何を言っているんだ?ボクは何処からどう見ても男だろ?』
『あ~そうね。そう言う事にしておくわ』
菊代とエルが、白雪の後ろで小声で何やら話している。
白雪すらも騙すとは……エル取り合えずお前は、女優を目指せ。
「其以上勇敢になられても困るわよ」
何で其処でお前は火に油を注ぐような真似をする!
横から憎まれ口を叩いたアリアめがけて
「キンちゃんと恋仲になったからっていい気になるなこの毒婦!」
「なった覚えはない」
ジャラリと袖に仕込んだ鎌の下部から鎖が伸びてるタイプの鎖鎌をアリアの漆黒のガバメントと左手に巻き付ける。
「こ、ここここここ、こいこ、こ、恋仲!?」
その鎌で斬られまいと、綱引き状態になっていたが、
「バ、バグ、バカ言うんじゃ無いわよ!」
そうだ!そうだ!こんな奴と恋人なんてジョ~~~ダンじゃなーーーいわよーーーう!!
少しだけ、変な方向に現実逃避をしたが、思い当たるデマの出所は知らないが、取り合えず
そうしよう其が良い。
「恋愛なんか、あ、あんなの時間の無駄、したことも無いしするつもりも無い!あ、憧れた事だって無いんだから!憧れた事も無い!憧れもしない!」
ほんとかな~?大事な事なので2回所か3回言いましたと、そう思うぐらい念を押して来る。
そんなアリアに白雪は鎌を持ったまま詰めより。
「じゃあ、キンちゃんはアリアの何なの!恋人じゃないなら説明して!」
「だから、そう言う関係じゃないィーー!」
「じゃあなんなの!」
ギリギリと、白雪が詰めよりアリアが後ろへ下がる。
鎖を引きちぎらん秤に続くこの綱引きの中――――どう、アリアの事を説明しようか?
白雪
事の次第によっては、アリアは最悪の場合殺されるだろう。
其くらい、白雪へのアリアの説明は難しいのだ。
上手く言ったとしても、星伽からアリアは監視される。
其れは不味い。
さて、どちらの
「あ、あのな白雪そいつは――」
此方に白雪の注意を向けさせて、その間に説明するための時間を稼ごうとしたところ
「あ、あたしはネクラの奴隷!契約した奴隷に過ぎないわ!」
アリアは、とんでも無いことを言い出した。
何故そんなストレートに言った?
しかもたちの悪い事にアリアは、力いっぱい腕組をして仁王立ちし、「どうよ!?」と言わんばかりの顔をしている。
俗に言うドヤ顔である。
何をお前は誇っているんだ?
「どっ、どっ、ドレイ……!?」
其を聞いた白雪は、顔面蒼白になってあんぐりと口を開けた。
『理解出来ない』と。
まぁ、其が普通の反応だよな。
俺だって何も知らずにそんな事を言われたらそうなるわ。
「白雪……その奴隷ってのは、決してそう言ったプレイではなくてだな」
そんなせめてものフォローは、白雪の耳には一部しか入らなかったらしく
「プ……プレプレプレ…プレイ!?……はふぅ」
不幸にも、最も誤解される単語だけを拾って口を震わせてから
バタァン!と真後ろに倒れて仕舞いそうになり
「おっと!」
エルに抱き抱えられた。
「この子シラユキって言うんだよね?向こうで散々聞かされた。………安心してくれ気を失っているだけだ」
エルのその診断に胸を撫で降ろして良いのか悪いのか。
「んで、遠山……どうすんのよ?この状況?」
菊代が、気を失った白雪と何処か勝ち誇った顔をしたアリアを交互に見て最後にこの部屋の惨劇の有り様を見ながら聞いて来る。
「あー」
えーと、んーと、本当にどうしよう?
取り合えず、白雪が起きたら、ある程度省いて事実を説明するしか無さそうだ。
先ずは、俺とアリアに対する誤解を解かないとだがな。
今回は、何時もよりはほのぼのしてたんじゃないでしょうか?
私は、どちらかと言うとのんびりほのぼのとした方が好きなタイプです。
本当ですよ?なんとなくやったサイコパス診断アプリで83%なんて数字醸し出してなんかいないよ?
因みに、友人AとBは、24%と62%でした。
ね?前にも言ったと思いますが、私は正常です。
アプリがバグっただけなんですよ。