金次に転生しました。   作:クリティカル

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ちょっと前まで

友人「何がリア充だ!バかじゃね?」

私「だよな~」

昨日

友人「俺、彼女出来た!」

私「……」

もう、誰も信用出来ない


5 だから彼は【サイコパス】

「私は、絶体に認めません。あなたみたいな人が鏡高先輩のパートナーなんて私は認めませんから」

 

「まだ言うか」

 

俺達は、つい先程やって来た社長を保護しその後、ペットボトルのお茶を上げたら余程疲れていたのだろう一口飲んで寝てしまった為仕方なく掃除用具なんかを入れて移動するタイヤつきの箱の中に会った時に着ていたスーツと一緒に社長を仕舞い上から蓋をして俺もトイレで菊代から借りた作業着に着替えて現在運んでいる。

経験上意外とこれバレないんだよな。

お陰で白昼堂々2千万のお宝を運ぶ事が出来る訳だ。

ちょっと箱の中が『ヴ~ヴ~』とうるさいのが欠点だな。

 

「でも、1年が来るなら、風魔連れて来ればよかったな。良い勉強(雑用係)になったろうに」

 

あいついつも人の所で飯食って行くんだからこう言ったところで少しは役にたってほしい。

昼飯代まで俺の財布からなのだから。

そう、思わず呟いた独り言に隣の貴希さんは帽子を深く被っていて目元は見えないが呆れたような口調で

 

「本当なら私と菊代先輩だけの任務のはずだったのに「まだ、言うか」戦妹になって始めての任務だったんですよ……」

 

「なぁ、少し気になっていたんだが、戦妹契約を二人はどうやって結んだんだ?」

 

そう言うと、得意気に口許を吊り上げて任務中だからだろう本当なら大きな声で言いたいのを我慢しているのが見え見えだ。

んで、そのまま小声で

 

「諜報科のウー先生から合姉妹(ランデ・ビュー)の手紙が届いたんですよ」

 

「なるほどね……」

 

合姉妹とは、教務科(マスターズ)が選んだ先輩・後輩を一週間仮の戦妹にさせる制度で教務科のカップリングは制度が高く約90%がそのまま戦姉妹になると武藤から聞いたことがあるが、何故よりによって菊代なのだろうか?

教務科の考える事は分からないし分かりたくもないな。

そう言えば俺がいる諜報科のウー先生は、徒友制度の副監督なんだよな。

え?急襲科?探偵科?行ったことねぇよ。

まぁ、たまに探偵科に行くことはあるが1年のころからずっと諜報科だ。

……俺は、誰に言ってるんだ?

 

と、そんなこと考えてるうちに車の前に着いたな。

俺は、車の後ろの扉を持ち上げるように上げると、椅子を倒して上に上げたらしくちゃんと社長さんが仕舞えるようになっていた。

 

「あら、おかえりなさい思ったより速かったね」

 

「まぁな。思ったより間抜けで助かった。欠点は、100キロオーバーで少し重たい事だな」

 

現にさっきからカートが少しギシギシ言ってたんだものできればもう少し痩せてて欲しかった。

まったく運ぶ人の気持ちも考えてほしいものだ。

 

「まぁ、これが札束の塊にだと思えば軽い物なんだけどな」

 

「はいはい。ちゃんと報酬は3人分有るって言ってたから其を信じましょ」

 

俺達二人は引っ越し業者宜しく箱から社長さんを出してそのまま車の中に入れる。

手足を縛って口をガムテープで塞いだ姿は何か釣った直後のマグロの様だ。

でも、これで何とかバレずに買い直せるな。

 

「何ニヤついているんです?」

 

おっと、どうやら顔に出ていたらしい。

少し反省

 

「あーー、気にしないで遠山今半分浮かれてるから」

 

「然り気無く酷いな」

 

浮かれてるのは、事実だけどさぁもう少し言い方ってものがあると思うんだよな。

俺は、車に乗ろうと手をドアにかけたその時

 

「悪いんだけど、其を僕に譲ってくれないなら?」

 

ゾクリッ!と背中に悪寒が走り抜ける。

この底冷えするような声と微量ながらの殺気は

 

「また、お前か、不知火」

 

俺は、声のする方を向きながらそう答えると、

 

「遠山君困るよ。その男は僕が捕まえるように依頼されているんだから」

 

やっぱり依頼が被ったのか。

本来依頼が被った場合先に捕まえた者に優先権がある。

捕まえた証拠が有ればだがな。

 

「不知火悪いがこれは先に俺が手に入れたんだ。ここは悪いがそのまま回れ右して帰って貰えないか?」

 

「あはは。何を言ってるのかな遠山君だって知っているだろう?依頼の横取りはタブーだよ。此方は正式な依頼なんだから」

 

「……毎回依頼が被って来るのは気のせいか?それとも依頼を受ける武偵は俺達しかいないのか?」

 

「偶然だよ。偶然……それにここには僕達しかいないでしょ?」

 

「あぁ、そうか……よ!」

 

ボウン!!

 

俺は、いざと言う時の為の催涙玉を不知火の足下に投げつけ煙が広がっている間に車に乗り込む。

 

「貴希ちゃん車出して!」

 

「了解です!」

 

ブァアアアアアアアアン!!

 

豪快なエンジン音と共に車が走り出して逃げ切れたと思ったのもつかの間

 

『止まれぇえええええ!!金次ィィイイイイイ!!』

 

煙の向こうから聞こえてきたばかでかい声にその煙の方を向くと

 

「「武藤!?」」

 

「え、バカ兄!」

 

俺達全員が驚くのも無理は無いだろう。

煙の中から出てきた先程まではそこに無かった車には運転席に武藤が乗って来たのだ。

 

「何であいつも来てるの!」

 

「知らん」

 

 

一つ助かった事と言えば向こうも同じ護送車のミニバンだと言う事位か。

ん?ちょっと待てよ。

 

「なぁ、菊代」

 

「何?」

 

「依頼人はなんて頼んで来たんだ?」

 

菊代は横たわっている社長を指差し

 

「『手段は問わないから何が何でも捕まえてほしい』それと『できれば生きてる状態』まぁ、9条が有るから生きてる状態で運ぼうと思ってるんだけど」

 

無かったらどうする気だったんだ。

まぁ、聞か無くてもいいか。

それより

 

「できれば生きてる状態だな良し思い付いた」

 

 

 

これならあいつらをコロ……あ、いや追い返せる!

 

「良し。面白おかしいレースと行こうか不知火」




因みに社長=作者です。





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