口内炎出来たばかりだと言うのに。
皆さんは熱いのを食べるときはしっかり冷まして食べて下さい。
『オラァァァァァァァァ!!!止まりやがれ!キンジィィィィィィィ!!』
「止まれと言われて止まる奴はいない」
羽田空港を離れて俺達は、一般道でちょっとしたレースを繰り広げているのだが妙だな車が一台も通っていない処か人一人見掛けない。
不知火一体何をしたんだ?
武藤のスピーカーを使った怒鳴り声に愚痴りつつも向こうの車は此方へと近づきつつある。
ここまで来れば出来そうだな。
「貴希さん。ちょっと頼みが有るんだけど」
「何ですか?運転に集中したいんで早めに言ってください」
厳しいね本当に。
菊代が隣にいるからまだ話を聞いて貰ってる分まだましかなぁ~
其より
「向こうの車との距離を出来るだけ近づけてくれ」
「具体的な距離は?」
具体的?具体的にかそうだなぁ
俺は少し考えてから。
「一度50メートル位近付けてくれ、その後また言う」
「え!?ちょっと良いの!?遠山一体何を考えてるのよ!」
「菊代一体何焦っているんだよ?」
「え?」
キョトンと首をかしげて本当に分からなそうな顔をするっていやいや
「あれを使うんだよ。そうすれば上手く巻いて逃げれるかもしれないだろ」
「あれを………あれ使うの!?大丈夫かしら」
「大丈夫だろ。あの二人だし貴希さんやってくれ!」
「しっかり捕まってて下さいよ!」
次の瞬間車はスピードを緩めることなくそのままバック走行を初め武藤達の車に近づいていく。
向こうもその行動は予想外だった様で避ける暇もなくそのまま俺達との距離を縮めて行く。
良しこのまま行けば。
ガッシャァァァァァァァァン!!!
瞬間不知火が自分達の乗っている車のフロントガラスをなんと『素手で割った』のだ。
「嘘でしょ……」
菊代が驚くのも無理は無いだろう。
武偵高の護送車はタイヤも窓も防弾製を素手で割るなんて普通は不可能なんだから。
普通ならの話なんだがな。
だけども
「やっぱりそう来たか。このまま運転しながらバックを続けてくれ」
何となく分かっていた。
アイツそうすると。
此方も伊達に何回も任務を邪魔されてないからな。
そして、不知火は割った窓から銃を出して此方に狙いを定めて来た。
「今だ!蛇行運転してくれ!」
「遠山あれを使うの!?」
「いや、まだだ。フロントガラス割ってくれたのは助かったな」
ギュキイィィィィィィィィィ!!
車は減速せずにそのまま暴走族がするように左右に行ったり来たりを繰返し車内がグラングランと揺れる。
だが不知火はそれもお構いなしに
ダタタタタタタタタタ!!!
銃を乱射してきた。
あの銃よく見たらあれはヘッケラー&コッホ社のヘッケラー&コッホUMP45堅牢性と軽量化を実現したサブマシンガン。
アメリカ軍や司法機関に採用されている銃を持って来やがった。
だが、不知火はまだ此方を狙うつもりは無い用で俺達が通った後を追い掛けるように撃っているだけだ。
「ちょっと!あの、バカ二人には常識って物が無いの!」
「有ったらここまで追って来ない」
だから俺も
「ほら、社長さんあんたの出番だぞ」
俺は近くに置いておいた社長の襟首を掴みまそのまま前に盾の用につきだす。
が、不知火はそんな物は無いとでも言うように構わず撃ち続けて来るが
『おい不知火何やってるんだ!止めろ!』
スピーカーのスイッチをonにしたままのようで武藤の怒鳴り声と銃を掴んで止めさせようとして格闘中の二人当然運転も狂う訳で此方がやっている蛇行運転よりも酷い運転になっている。
良かった今回は武藤がいて。
不知火一人だけじゃこの人質作戦は上手く行かなかった。
アイツには武偵憲章9条は絶対に通用しなかった。
だが、まだ作戦が終了した訳じゃない。
無傷で運べとは言われていないしな。
「菊代。あれを使うぞ」
俺がそう言うと、菊代は口の橋を吊り上げニヤリとし。
車の壁に立て掛けておいた
「その言葉を待ってたわ!」
ガチャリと音をたたて構えたその銃は
全長737㎜のグレネード・ランチャー、チャーリー・キラー事M 79だ。
この中にはたった一発だけの40㎜グレネードが入っている為絶対に当たる瞬間が必要だった。
其が今だ。
……気のせいかな。菊代の目が光輝いているように見えるのは。
「向こうが自分達でガラスを割ってくれて助かったわね」
「本当は向こうの屋根に乗って割る筈だったんだけどな」
俺もベレッタ92Fを構え何時でも撃てるようにする。
向こうが仲間割れしている内に
「菊代目を瞑っとけ!」
ダァン!と俺が撃った9㎜パラベラムは武藤と不知火の間を通って
カッ―――!!
車内が光出すその前に俺は持っていた社長の背に隠れる。
持って来て良かったな武偵弾の一つ閃光拳銃弾(フラッシュ・グレネード)
俺や菊代は予め目を守っていたが向こうにそんな暇は無かったのだろう。
『ウワッ!!眩しい!クソッリア充金次め!轢いてやる』
ギュキイィィィィィィ!と、此方に進みながらも酔っ払い運転の用にフラフラとした運転で先程よりもスピードが格段に落ちている。
「ねぇ、それ2千万になるんだからもう少し丁寧に扱いなさいよね」
「以後気を付ける」
怒られてしまった。
まぁ、商品は丁寧に扱うのは当たり前だものな。
でも、此が一番有効な手段だったんですはい。
「後は、其を使えば終わりそうだな」
俺が少し安堵していると。
「じゃ最後の仕上げが必要ね」
「え――」
そう言うとグイ!と急に俺のネクタイを引っ張り想わずバランスを崩すと
チュ――――――
目の前に目を瞑った菊代がいた。
そして唇に当たる暖かいこの感触。
俺は今菊代にキスされている?
………は?
そう分かった瞬間
――ドクン――
あぁ此はなるな。
――ドクン―――
良いぞ『あの感覚』だ。
体全体が熱くなっていく。
火傷しそうな程の血液が体の中心に集まっていく。
早く早くなってくれ。
――ドクン―――
『ヒステリアモード』に!
ドクン!
この作品に出て来た名も無き社長は、決して私のこうされたいと言った願望では有りません。
寧ろ私はドSの方ですよ………多分。
感想何かくれるとやる気上がります。