問題児達と錬金術師×2が来るそうですよ?   作:射水 終夜

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最近、UAを毎日見てるんですけど安定してるんですよね~
少し、嬉しいです!

「でも、それってただアクセスされてるだけでしょう」

「大したことない。お気に入りが増えるよう頑張れ」

そうですね。お気に入りが増えるよう少しずつでも頑張ろうと思います
それでは、本編をどうぞ!


第8話 魔王だそうですよ?

暖簾が下げられた店前に移動した、コーキ達は一礼した。

「今日はありがとう。また遊んでくれると嬉しい」

「あら、駄目よ春日部さん。次に挑戦するときは対等の条件で挑むのだもの」

「そのために強くなるから覚悟してよね、白夜叉ちゃん」

「次は渾身の大舞台で挑むぜ」

「ふふ、よかろう。楽しみにしておけ。·····ただし、黒ウサギをチップに賭けて貰うがの」

「嫌です!」

「了解した。楽しみにしている」

「ダメです!勝手に了解しないでください、カズマさん!!」

「つれない事を言うなよぅ。私のコミュニティに所属すれば生涯を遊んで暮らせると保証するぞ?」

「さらに三食首輪付きの個室も用意してくれて、棺桶から十字架まで準備してくれるってよ、黒ウサギちゃん」

「三食首輪付きってソレもう明らかにペット扱いですし、死ぬこと前提になってますから!」

怒る黒ウサギ。笑う白夜叉とコーキ。店を出た6人と一匹は“サウザンドアイズ”の支店を後にしようとした

「おい、カズマ少し待て」

が一番後ろにいたカズマは白夜叉に呼び止められた。

「何?」

「おんしは、もう一つのギフトについて何も言わなかったがどのような力か分かっておるんじゃろうな?」

「名前のまんまの単純な能力(ギフト)だ。それがなにか?」

「いや、別に。分かってると言うんならなんでもない。呼び止めて悪かったのう」

「別に。それじゃ」

「今度、お茶でも飲みにくるがいい」

「了解」

と言うとカズマは、黒ウサギ達を走って追いかけていった。

 

 

半刻ほど歩くと“ノーネーム”の居住区の門の前に着いた

「この中が我々のコミュニティでございます。しかし本拠の館は入口からさらに歩かねばならないのでご容赦ください。この近辺はまだ戦いの名残がありますので·····」

「戦いの名残?噂の魔王様との戦いか?」

「は、はい」

「ちょうどいいわ。箱庭最悪の天災が残した傷痕、見せてもらおうかしら」

黒ウサギは躊躇いつつ門を開けた。

「っ、これは·······!?」

「予想の斜め上だね」

十六夜は木造の廃墟の残骸を手に取る。

少し握ると、乾いた音を立てて崩れた。

「おい、黒ウサギ。魔王のギフトゲームがあったのは、今から何百年前のことだ?」

「僅か三年前のことでございます」

「ハッ、そりゃ面白いな。いやマジで面白いぞ。この風化しきった街並みが三年前だと?」

「常識なら、あり得ないね。普通なら、膨大な時間をかけて自然崩壊したって言うけど····」

白地の街路は砂に埋もれ、木造の建物は腐り落ち、鉄筋や針金は錆びて折れ曲がり、街路樹は石碑のように枯れていた。

とても三年前まで人が住み賑わっていたとは思えなかった。

十六夜は、唐突にカズマ達に話しかけた。

「なあ、お前ら。お前らの錬金術でこの廃墟を直すことって出来ないのか?」

「ん?まあ、出来ないこともないけど·····」

「本当ですか!?直してください!!!お願いします!!??」

さっきの暗い空気から一転して黒ウサギは目をキラキラさせてカズマ達に頼み込む。

「断る」

しかし、返ってきた答えは否だった。

「何でですか!!?何でダメ何ですか、カズマさん!!?」

「そうよ。ダメならダメで理由を説明しなさいっ!!」

「なら、逆に質問する。“ノーネーム”は今、住む場所もないのか?」

「いえ、ありますけど。それがどうしたと言うんですか!?」

「なら、必要ない。断る」

そう言うとスタスタとカズマは本拠に向かって歩き出した。

「ちょっと!!カズマ君っ!!?待ちなさい!!!」

飛鳥の静止の声も聞かずカズマは歩いていった。

「まあまあ。飛鳥ちゃんも黒ウサギちゃんも怒んないでよ。カズマだってちゃんと考えて言ってるんだからさ」

「でも、理由を説明してくれませんと納得出来ません!!」

「そうよ。説明してくれないとわかるわけないじゃない!」

「少しは、落ち着け二人とも。俺は、カズマが断るのが当たり前だと思うぜ。なぜなら、『住む場所もないのか?』って質問に駄ウサギは『NO』と答えたからだ」

「もっと詳しく言うと、今“ノーネーム”の財政はかなり厳しい。なのに使わない建物を復活させても維持費と労働力だけがかかるだけじゃん。正直言って無駄。だから、カズマが断るのは当たり前だよ」

「確かに冷静に考えるとコーキさんの言う通りですし、カズマさんの質問の意味をわかりました」

どうやら黒ウサギは正気に戻ったようだ。

「でも、やっぱりちゃんと言ってくれないとわからないわ」

飛鳥は不満げに言った。

「まあ、それがカズマですから。ってね!

まあ、確かに慣れてない人には自分勝手とか冷酷とかに見られがちなカズマだけど、本当は優しくていい奴だから、カズマと仲良くしてやって下さい。お願いします」

コーキにしては珍しく真面目に言い、頭を下げた。

「おいおい、コーキ。頭を上げろよ、俺は初めからそのつもりだぜ」

「そうですよ、コーキさん。コミュニティの仲間同士仲良くするのは当たり前です!」

「ふん。頭を下げられたら断るわけにいかないわね」

「うん、私ここに友達を作りに来たから。カズマと友達になりたい。あと、何だかコーキってカズマの親みたい」

「ハハハ、それの逆はよく言われるんだけどね~」

さて、と黒ウサギが手をパンと叩いた。

「それでは、一段落しましたし、本拠に向かいましょう!」

そして、五人と一匹は本拠へと歩き出した。

 

 

 

 

“ノーネーム”・居住区画、水門前

そこには、ジンとコミュニティの子供達に囲まれているカズマがいた。

「あ、皆さん!水路と貯水池の準備は調っています!」

「ご苦労様ですジン坊っちゃん♪皆も掃除を手伝っていましたか?」

ワイワイとカズマを囲んでいた半数子供達が黒ウサギの元に群がる。

「黒ウサのねーちゃんお帰り!」

「眠たいけどお掃除手伝ったよ!」

「ねえねえ、新しい人達って誰!?」

「あのお姉ちゃん名前なんていうの?」

「強いの!?カッコいい!?」

「YES!とても強くて可愛い人達ですよ!皆に紹介するから一列に並んでくださいね」

パチンと黒ウサギが指を鳴らすと子供達が横一列に並ぶ。

数は20人前後、中には猫耳や狐耳の少年少女もいる。

(マジでガキばっかだな。半分は人間以外のガキか?)

(じ、実際に目の当たりにすると想像以上に多いわ。これで6分の1ですって?)

(······。私、子供嫌いなのに大丈夫かなあ)

(猫耳、犬耳、狐耳。何ここ夢のケモミミ天国?)

(変態発言だ、コーキ)

(ちょっと、心の中まで突っ込まないでよ)

(そう言う問題かしら)

何故か心で会話が出来ているカズマとコーキと飛鳥。

そんなことはさて置き、自己紹介が順に始まりカズマの番が来た。

「次は、カズマさん。フルネームはカズマ・N・エノモトと言い、ギフト錬金術(アルキーミア)を使う錬金術師さんです♪」

ちなみに黒ウサギはカズマのギフトカードを見たわけではないのでもう一つあることを知らない。

「ねえねえ、黒ウサのねーちゃん。この人って女の人だよね」

「違うわよ。この人は男の人よ」

「ええー、違うってば。お姉ちゃんだよ」

「お兄ちゃん」

「お姉ちゃん」

「「むー」」

どうやら、男子からは女に女子から男に見えているようだ。

「ぷぷっ!?いや~カズマも大変だねwwww」

「さっきも囲まれている時、男子対女子の口論になってた」

「何で男だって言わないんだ?」

「言ったら、『絶対嘘だー。嘘付かないでよ、お姉ちゃん』って言われた」

「なるほど。本人の意見など、どうでもいいってやつか」

そんなこんなと話しているうちに黒ウサギが事態を収集させた。

「ゴホン、さて最後はカズマさんと同じ錬金術師のコーキ・C・マユズミさんです」

「ヤッホー、皆。僕の名前は、コーキ・C・マユズミ。コーキって呼んでね★

皆とは、早く仲良くなりたいから気軽に声をかけてね♪ああ、それと名前が日本人なのに姓と名が逆なのは作者のせいだから。そこのとこ、よろしくね~」

「「「よろしくお願いします」」」

と子供達は元気な大声で叫ぶと自己紹介は、終了した。

そのあと水樹を台座に乗せたり、十六夜が濡れかけたり、カズマが水路に突き落とされたりした。

 

 

屋敷に着いた頃には既に夜中になっていた。

五人は箱庭やコミュニティの質問よりも『風呂に入りたい』という強い要望により、黒ウサギは湯殿の準備をする。

五人はそれぞれに宛がわれた部屋を一通り物色し、貴賓室に集まっていた。

しばらくすると

「ゆ、湯殿の準備が出来ました!女性様方からどうぞ!」

「ありがと。先に入らせてもらうわよ」

「お好きにどうぞ」

「俺は二番風呂が好きな男だから問題ねえよ」

女性三人は真っ直ぐに大浴場に向かう。

見えなくなると

「さてと、ここはベタに行こーっと」

大浴場に向かって行こうとするコーキ。

しかし、カズマにフードを捕まれた。

「じゃ、冗談だよ。別に覗こうなんて思ってないから離して」

「拒否、却下、断る」

「ヤハハハ、バレバレだぜコーキ。さて、俺は今のうちに外の奴らと話してくるぜ。お前らは、どうする?」

「パス」

「十六夜君に任せた!」

「オーケい、任されたぜ」

 

 

「はー、今日は本当に疲れたよカズマ」

今この貴賓室には、カズマとコーキしかいない。

「同じく」

カズマは、肘掛けに足を置いてソファーで横になっている。

「ハハ、やっぱそうだよね~。いきなり異世界に呼ばれたし」

と言いながらコーキは窓から外をみる。

「でも、つまらなくなさそうだ」

「何ソレ、十六夜君の受け売り?」

「半分は本心だ」

「アハハ。でも、結局国家資格取れなかったな~」

「別に国家資格にこだわる必要ない」

「おっ、カッコいいこと言うね。まあ、確かにそうだけど」

「諦めろ」

「あのねー、皆が皆カズマみたいに感情のコントロールが出来るわけじゃないんだよ」

「どうでもいい。風呂が空くまで寝てる。空いたら起こせ」

「も~、カズマったら。でもしょうがないよね。こんなに人と関わったの久しぶりだしね~」

「そうだな」

「それじゃ、お休みカズマ」

「ああ、お休み」

と言うとカズマはすぐに寝てしまった。

 




錬金術師たちの雑談部屋

今回は、ゲストなしでいつもより短くする予定で~す。よろしく

「今回は、少し(?)オリジナルを入れたね作者」

そうなんです。オリジナルのところ書きたかったので書いたのはいいんですけど·····

「ちゃんと、出来ているかわからないと?」

はい、なんか少し強引な気もするんですよ

「まあ、確かにな」

「今回の僕ってなんかカズマの保護者っぽく書かれてるしね」

そこですか?あまり、そこはおかしくないと思うのですが

「いやいや、だっていつもなら僕がボケてカズマがツッコミみたいな感じだし」

「コーキの意外な一面を見れたみたいにすればいい」

そうですね。でも、まだ始まって8話目ですよ。

「まだまだ始まったばかりだね~。そういえば、読者からみたら僕たちのイメージってどんなんだろう?」

「さあ?作者のイメージ通り伝わってるといいな」

ソウデスネー。それでは、今回はもうおわりましょう

「はやっ!」

「本編も短ければ、後書きも短い」

感想とかとかお待ちしております
では、
「「次回も見てください!」」



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