プロローグ
セントラル(冬)
今日は、小春日和商店街も買い物客でにぎわっている。
ここは、商店街のとあるカフェ。
そこの窓際の席に自分の身長位の刀を持った黒髪の少年とショットガンを持った少し茶色っぽい黒髪の少年が座っていた。
彼らは、武器を持っているが軍人ではない。
錬金術師である。
「ねぇ、カズマ あの女の子かわいいよね~」
と商店街を歩いている少女を指さして話しかけるショットガンの少年。
それに対し刀の少年は、
「Zzz」
寝ていた。
「この人寝ちゃってるよ!」
とコーキ・C・マユズミは、笑っていた。
「おーい、起きてー」
と言いながら顔を軽く叩いてみた
が、起きない。
「ならば、奥義カ~ズちゃん」
ドスッ!
コーキの頭にフォークが深々と刺さっていた。
どうやら、刀の少年が高速でコーキの頭に刺したようだ。
うっすら目を開けたカズマ・N・エノモトは、
「ファ~ァ」
と大きな欠伸をしたあとまだ眠そうに瞬きをいている。
「もぉ~、いくら暖かいからって寝ないでよ」
頭から血を出しながらにこやかに言う。
「あぁ、すまないでも眠い。
てか、何で頭からフォークが生えてるんだ?」
「カズマは、万年眠いでしょ
それとこれは、カズマが僕に刺したんでしょ」
と言いながら頭に刺さってるフォークを抜いた。
「そうだけど、で何のよう?」
「軽っ!
いや、さっきそこの道をかわいい女の子が歩いてたから見て欲しかったんだよ」
と窓の外を指差しながら言った。
「へぇ~、お前って本当に好きだな」
と興味無さげに答えた。
「いやいや、カズマが興味ないだけで普通の男の子なら当然の反応だよ!」
「いや、俺は興味がないわけではない」
「そんなの嘘だね♪」
「嘘じゃない」
「だって、この前・・・」
「お前、いい加減にしろよ」
とカズマが殺気を放ち始めた
「おぉ、怖い怖い」
と言いながら両手を上げて降参のポーズをした。
「はぁ」
とため息をついたカズマは、殺気を放つのをやめた。
「まぁ、そんなことよりそろそろ帰るぞ」
「わかった~」
と言うと2人とも立ってコーキは、ショットガンの入ってるバッグを片方の肩にだけ掛け
カズマは、自分の身長位の刀を腰にさした。
店の中の客は、軍人でないのに銃や刀を持って出歩いている2人に注目していた。
そんなことを気にすることもなく2人は、普通にレジで会計をして店を出た。
「いや~、本当に今日は暖かいね。
明日もこんな天気がいいな」
と空を眺めながら歩くコーキが言う。
同じく空を眺めながら歩くカズマは、
「ファ~ア、そうだな」
と欠伸をしながら答える。
その時だった。
「ねぇ、カズマ。
こっちに封書が2通飛んで来てるんだけど、
不自然なほどに」
「確かにこっちにてか、俺たちに向かって飛んでくるな
不自然なほどに」
飛んできた封書をとり、見てみるとそれぞれの名前が書いてあった。
「とりあえず、僕達宛だし中見てみようよ」
と言うコーキの提案で封書を開けた。
それがこの世界との別れとも知らずに。
「悩み多し異才を持つ少年少女に告げる。
その
己の家族を、友人を、財産を、世界の全てを捨て、
我らの箱庭に来られたし」
読み終わった時彼らは、上空4000mに投げ出されていた。
コーキは、「あぁ、僕の人生もこれまでか
せめて、彼女が欲しかった」
と落下しながら死を覚悟した。
「大きな天幕に覆われた都市があるぞ」
カズマは、呑気に地上を見ていた。
「そんなことは、どうでもいいよ。
死ぬ前に彼女が欲しかったな。
カズマ今までありがとう、君のことは忘れないよ」
「そんな死ぬ気満々のコーキには、悪いが
俺たちはどうやら死なないらしい」
とカズマの声がしたと同時に
「えっ、なんブグググボバ」
着水した。
こうして、彼らは異世界にやって来た。
どうも初めまして漆黒の終夜といいます。
タグにあるように初投稿です。
なので誤字、脱字等があると思いますが皆さんに楽しんでいただけるように頑張ります!
よろしくお願いします。
次回からオリキャラ解説コーナーみたいなのをやる予定です。