問題児達と錬金術師×2が来るそうですよ?   作:射水 終夜

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どうも、皆さん!
つい先日から艦隊コレクションを始めて新人提督になった終夜です
今回は自分もいつ言われたか覚えていませんが、蒼鋼さんが希望していたアームストロング少佐VS十六夜さんの対戦です♪
大変長らくお待たせしました
それでは、本編スタートです!




クロナ=クロニクル争奪戦 中編

『ぶっちゃけると、このCブロックが一番楽しみだったんだ』

『うむ。Cブロックは熱き漢の闘いが見れそうじゃのぅ』

『まさか真反対の北側から来るなんて僕も予想外だったよ。ははは』

『じゃがサラがこちらにおるから噂ぐらい聞きつけてもおかしくはあるまい』

『それもそうだね。でも、あの人を送り込んで来るってマンドラさん分かってるぅ!』

『そして、このブロックには“ノーネーム”最大の問題児がおる。そやつとあやつ·····どちらかが強いのか気になっておった者も多くいただろう。ここにその夢の組み合わせが実現したッ!いざ、始めよ!予選バトルロワイヤルCブロックぅッ!』

「「「うおおおおおおおおおおおおおお!!!」」」

そんな風に白夜叉たちのアナウンスで大盛上がりになっているのを見て十六夜は笑っていた。

「オイオイ、随分と煽ってんじゃねぇよ白夜叉。これは一応バトルロワイヤルって名目だぜ?」

「しかし、十六夜殿。時にして観客の期待に応えるのも一興とは思いませぬか?」

「アンタがそう言うとは思わなかったぜ少佐殿。それに俺に敬語はいらないぜ」

「いえ、マンドラ殿から“ノーネーム”の方々には失礼のないよう言われているのでそれは出来ませぬ」

「はっ、そうかい」

と十六夜は答えながら内心、失礼のないようとか言って仲間を奪いに行かせていることに苦笑する。

「おそらく、この場にいる者は皆様々なギフトゲームに挑んできた良き武人たちであろう。しかし、その中で十六夜殿。貴方は強い。我輩も一人の武人として貴方との闘いを望んでいるのです」

「そこまで言われたら·····俺も断るわけにはいかないな。まぁ、実は俺もアンタとは一度闘ってみたかったんだ。まさかこんな舞台でやることになるとはなぁ···」

十六夜はニヤリと不敵に笑う。

さっきから笑ってばかりだ。それだけ楽しみということだ。

両者はそれぞれ拳を握り構える。

「その前にしなければならないことがあるようだけどな!」

「そうですな!」

二人同時に反転、後ろから奇襲を仕掛けた者どもを殴り飛ばす。

 

『いやー、流石は少佐と十六夜君だ!わかってるぅ!』

『無双にしてはちと数が少ないがどれだけ消耗せずに倒せるかが最後の勝敗を別けるじゃろうな。というか、もっとぶっ飛ばせやヤッホゥゥオオオオオ!』

「ハッ、テメェの望み通り全員で相手してやるぞガキィッ!」

「ブッ殺すッ!」

「人間風情がッ!!調子乗ってんじゃねぇぞ!!」

「爆せろッ!」

『気持ちいいぐらいの怒声を上げて数十人が襲いかかるが、』

「ハッ、しゃらくせえ!!!」

『出たあああああああ!!!十六夜君の第三宇宙速度で放たれる蹴り!それの風圧だけで、ゴミのように参加者が吹っ飛んでいくぞッ!』

「見よッ!これぞアームストロング家に代々伝わりし芸術的錬金法ッ!」

『おおっと!反対側では、少佐の錬金術で地面から石像が飛び出してキター!』

『うむ。よく見ると一体一体の石像の作りは精巧で筋肉が美しく表現されておるのう····。芸術的錬金法、言うだけのことはあるということじゃな』

『あれ?白夜叉ちゃん見るの初めてだっけ?』

『火龍誕生祭の時は閉じ込められておったからの』

『そっか、そういえばそうだった。というか、白夜叉ちゃんって筋肉美も理解出来る人だったんだ。てっきり、女の子の裸にしか興味がないと思ってたよ』

『おんし何気に酷いなッ!確かに黒ウサギのように豊満な胸や、飛鳥のように発展途上のなんとも言えない良さのあ『何公衆の面前でセクハラ放送しているんですかこの駄神様アアアアアア!!!』』

スパーンと見事なハリセン裁きをみせる黒ウサギ。

審判の仕事にそういう仕事はないが、彼女が止めなくて誰が止める?

そんな現実に黒ウサギは心の中でしくしく泣きながら審判に戻っていった。

『オッホン。ともかく、私は芸術の理解者じゃからな。男の像でもしっかりと良さは分かる』

『ふーん、なるほどね』

「「「うおおおおおおおおお!!!!」」」

『そんなこんな話している内に二人を除いた最後の一人が地面に埋まった!』

『ついに始まるぞ!』

『 残り二人ぃ!』

 

シュッ、シュッシュッ!

その身体の大きさからは想像の出来ない軽いフットワークの攻撃。

十六夜はそれを避けながらこちらもボクシングの真似て拳を数発打ち込むが全て避けられる。

蹴りに拳のコンビネーションで十六夜は攻めていくが、的確に防がれる。

そんな攻防を両者はすでに10分近くしていた。

(少佐の攻撃パターンは大体読めたぜ。基本の体術はナックルダスターを着けた両拳のみ。身体が大きい分、比例して腕のリーチも長いが距離さえとれば――)

大きく飛んで少佐の距離をとる。

それに反応して、少佐が拳を地面に打ち込む。

そこを起点に連鎖的に杭がせり出してくる。

(錬金術で応戦してくる。ハッ、マジで良いコンビネーションだぜ)

自分に出てきた杭を片っ端から全力で蹴り砕く。

十六夜の全力、つまり蹴り砕かれた礫は第三宇宙速度で打ち出されたも同意義というわけだ。

「何のこれしきッ!」

少佐のこの行動には十六夜も驚いた。

銃弾の雨霰なんて言葉では緩い速さで飛んで来る石礫を()()()()()()()()()

「マジかよッ!?」

そう口にした時には打ち返された上に錬成された大小様々なな杭が迫っていた。

その全てを捌ききることは十六夜でも出来なかった。

致命傷になるもの、急所へのものは全て砕き落としたが、細々とした小さな杭が腕や足に突き刺さっていた。

「ハッ·····せっかく新調したばかりの服なのにもうボロボロじゃねぇか」

「それは···不運でしたな。それにしても、今のを耐えるとは流石は十六夜殿でありますな」

「抜かせ。····俺が言うのもアレだが、アンタ本当に人間かよ?つーか、本当は何かギフト隠しているんじゃないか?」

「もちろん、純度100%筋肉で出来た人間でありますぞ。ギフトと呼べるものではありませんが、あえて言うならちょっと無理が出来るぐらいでしょうか」

「その時点で、アンタは十分超人だよ少佐」

ハァ···ハァ···。ゼェ···ゼェ···。

お互いに倒れるまではないが、ボロボロ。

でも、どうしようもなく楽しかった。

「アンタとの闘い、最高に面白かったぜアームストロング少佐」

「我輩こそ貴殿と闘えて良かった」

言葉にするまでもなく分かっていた。

次の一撃で全てが終わると。

十六夜は腰を低くして足を半歩引いた。

少佐は拳を握り直し、構えた。

観客も静まりかえり、会場から音が消える。

皆が固唾を呑んで見守る中、両者は同時に動いた。

地面を全力で蹴り、真っ正面から接近。

「はああああああッ!!!!!」

「うおおおおおおッ!!!!!」

そして、全力の漢と漢の拳が衝突した。

ボゴォン!!!と凄まじい威力に地面は砕け、フィールドを土埃が舞う。

大多数の観客には、拳がぶつかり合った瞬間爆発したように見えただろう。

『必殺の一撃同士のぶつかり合い!』

『次に立っていた者こそ勝者じゃ!』

そう白夜叉が言った次の瞬間―――二人は吹き飛んだ!

「うお!」

「ぬう!」

受け身ととり、瞬時に起き上がろうとしたが

『試合終了ー!』

「なっ!?おい、黒ウサ――」

黒ウサギの抗議の声を上げようとして、気づいた。

十六夜がいるのはフィールドの外だった。

見ると少佐も同じくフィールドの外。

つまり、

『予選バトルロワイヤルCブロック、勝者無し!』

引き分けってことだ。

「あーあ、終わっちまったか····。どうせなら白黒はっきりつけたかったぜ」

割れんばかりの歓声の中そう自分で呟いて、笑う。終わってしまったものは仕方ない。

楽しめたのだから文句を言ってはバチが当たる。

十六夜は立ち上がり、最高の対戦相手だった少佐の元へ歩いて行ったのだった。

 




いかがでしたか?
もし、白黒はっきりさせなかったことにご不満な方にはごめんなさい
でもこれの二人の闘いに決着はつけなくていいと私は思いました
いや、すみません。本当は私が決着をつけれなかっただけです···
もし、次に彼らの闘いを書くときにはしっかり決着をつけれるように頑張ります
最後に、活動報告の“もしもの錬金術師”随時募集中です
何でもいいですので、皆さんの意見を聞かせてください
お願いします!

次回の後編ですが、カズマさんが求婚されます
以上次回予告でした!
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