問題児達と錬金術師×2が来るそうですよ?   作:射水 終夜

59 / 67
どうも、皆さん
いよいよクリスマスが近づいて来ましたね
皆さんは予定とかってあります?
ちなみに私は全然ありません。普通にご飯食べるぐらいです
それでは、本編スタートです!


観察対象 北山 白 episode2

殿下の一行は草薙レンカの案内で“煌焔の都”のインスタントハウスに向かっていた。

隠れ屋の仕事を簡単に説明するなら、公的機関に見つかりたくない人たちに拠点となる場所(家やら部屋やら)を確保、そして提供するというものだ。

まぁ、そんな仕事なわけで色々とダークサイドのコミュニティとも知り合いだったりする。

その中でも殿下たちは特別でレンカは、もはや仲間のようなものだった。

さて、さっきも言った通り彼らは今レンカの用意した滞在場所に向かっている。

その中で白は少し不機嫌そうな声で鏡磨を責める。

「僕がリンに揉みくちゃにされて困ってたのに、助けてくれないなんて鏡磨は随分と冷たいね。ま、人間なんてものは実際薄情なもので自分の都合のいいときしか助けてくれないなんて知ってたけどね」

「悪かった。俺が悪かったって!本当は俺も白を助けようとしたけど、殿下にリンのお陰でこうやって歩けるんだから少し好きにさせようって言われたんだ。仕方ないだろ。実際こうやってられるのってリンのギフトのお陰なんだし···」

「嘘つき。それだけじゃないよね。僕たちを変な目で見ていたの知ってるんだよ」

「·······いや、見てない!見てないから!そんな目で見てないからッ!」

と鏡磨は必死に否定はするが、本当は女の子と女の子が絡みあっている姿はとても目の保養になったことなんてことは言えない。

「へぇー、そうなんだ(棒)」

「ホントだからな」

「へぇー(棒)」

「ホントに」

「ふーん(棒)」

「ホントですからね」

「あ、そう」

全くもって鏡磨の言葉を信じる気ゼロな白の対応に焦る。

本当のことなんか言えないし、どうやったら白の機嫌を直るのか鏡磨にはわからなかった。

鳥居鏡磨は一体どうしたら北山白の機嫌を直せるのか?

考えれば考えるほど何も思いつかない。

そんな風に鏡磨が悩んでいると、

「フフッ」

笑い声がした。

見れば、さっきまで不機嫌な顔をしていた白が意地の悪い笑みを浮かべていた。

そこで鏡磨は全てを察した。

そう、白が不機嫌な顔をしていたのはわざとだ。

そしてそれに騙された鏡磨が機嫌を直そうと足掻いて悩む様を見て笑っていたのだ。

つまり、いつものようにからかわれたのだ。

「白、おまっ···」

「パニック寸前まで悩んでいる鏡磨も、なかなか面白かったよ。でも、どうせならオロオロしている可愛い鏡磨も見たかったなぁ」

そう言ってころころと笑う白に対して、鏡磨は安心感と共に脱力した。

「はぁ、良かった~」

「フフフッ。僕があんな些細なことで機嫌を悪くすると本気で思ったの?さすがにそこまで心が狭くないよ。まぁ、そんなことより」

「そんなことってお前ぇ·····」

本気だった鏡磨としては、一連のことを軽く流されてゲンナリしてしまう。

「どっちに興奮していたの?」

「はっ?」

「いや、だからどっちに興奮していたのかって聞いてるの?」

「さも当然のように何聞いてんの!!?」

「鏡磨は、僕がリンに絡まれているの見て興奮してたよね?『目の保養になるな~』みたいな顔してたよ」

「しかも、やっぱりバレてた!!」

白は妖しく笑いながら鏡磨の腕に体をわざと当てるように絡みついてくる。

まだ女性らしい体つきに成長中の身体でも、腕に柔らかい感触がしっかり伝わってきて意識してしまう。

「それで鏡磨はどっちに興奮していたの?もちろん、僕に決まっているよね?僕以外ありえないよね?リンなんかに興奮するはずないよね?仲間とか年齢とか関係なく女は女だ。他の女とか見たって何とも思わないよね?興味もないよね?だって鏡磨は僕のものだし、鏡磨を愛してるのは僕だけなんだよ。他の女なんか見ないで僕を、僕だけを見ていたらいいんだ。だから、鏡磨」

白は綺麗な、それはとても綺麗な碧い瞳で見つめながら質問をする。

「――僕に見て興奮してくれたんだよね?」

 

 

そんな()()()()二人のやりとりを見ていたレンカは、

「いや~、相変わらず鏡磨と白ちゃんは仲がいいなぁ。おいちゃんも、若い二人が青春してるの見てると嬉しくなるな」

と遠い目をしながら言った。

「ふむ。なるほど。ああいうのが『青春をしている』っていうのか」

「そうそう。白髪のあんちゃんも、いつかいい人見つけて青春するといいよ。おいちゃん応援してるから」

「いいな!私もあんな風に白ちゃんに愛を囁いてもらいたいよ!やっぱり鏡磨を()るしか···」

「あれがそんな和やかなものに見えないの私だけかしら?むしろ、殺伐とした雰囲気を感じてるのは私だけかしら?」

「フン。騒ぐほどのことじゃないだろ。時たま見る光景だ。それと、リン。刃を納めろ」

そんな風になんやかんやと談笑している内にとある一軒家の前へと辿り着いた。

「さて、長旅ご苦労さん。ようこそ、ここが新しい君たちの隠れ家だ」

そう言ってレンカは扉を開けた。




どうも、どうも
どうにか間に合わせた今回どうでしたか?
楽しんでくれていたらいいんですか
誤字脱字がある可能性大なので報告よろしくお願いします
きっと、私はFGOでソロモンと対峙していると思いますがね
最後に、草薙レンカさんのプロフィールをこの後追加しますので、そちらも見てみてくださいね
それでは!
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。