問題児達と錬金術師×2が来るそうですよ?   作:射水 終夜

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どうしたらもっと面白いのが書けるんでしょうね?

「読者目線で見直すとかが良いと思う」

「それは、難しいよ。だって作者は、作者だから」

ですねー

それでは、本編をどうぞ!


第4話 ノーネームだそうですよ?

「僕らのコミュニティは“ノーネーム”です。“フォレス・ガロ”のガルド=ガスパー」

「黙れ、この名無しめ。聞けば新しい人材を呼び寄せたらしいじゃない。コミュニティの誇りである名と旗印を奪われてよくも未練がましくコミュニティを存続させるなど出来たものだ。そう思わないかい、お嬢様方」

ガルドと呼ばれたピチピチタキシードがテーブルの空席に腰を下ろした。カズマ達は失礼な態度のガルドに冷ややかな目で見ていた。

「同席をするなら名乗るべきじゃないか?」

「おっと失礼。私は箱庭上層に陣取るコミュニティ“六百六十六の獣”の傘下である」

「烏合の衆の」

「コミュニティのリーダーをしている、ってマテやゴラァ!!誰が烏合の衆だ小僧オォ!!」

怒鳴るガルドはジンに肉食獣のような牙と瞳を向ける。

カズマはそんなやり取りを見て、ノリツッコミもやってるし意外と仲良いのか?と場違いなことを考えていた。

「口を慎めや小僧ォ・・・紳士な俺にも聞き逃せねえ言葉もあるんだぜ・・・?」

「森の守護者だったころの貴方なら相応に礼儀で返していたでしょうが、今の貴方はこの二一〇五三八〇外門付近を荒らす獣にしか見えません」

「ハッ、そういう貴様は過去の栄華に縋る亡霊と変わらんだろうがッ。自分のコミュニティがどういう状況に置かれているのか理解できてんのかい?」

「ハイ、ちょっとストップ」

2人を遮るように止めたのは飛鳥だ。

「事情はよくわからないけど、貴方達の仲が悪いことは承知したわ。それを踏まえて質問するけど、ジン君がガルドさんに指摘されている状況・・・というものを説明していただける?」

「そ、それは」

ジンは言葉に詰まった。

そこにカズマが畳み掛ける。

「ジンは自分の事をコミュニティのリーダーって言った。ならお前も俺たちを呼んだって事だよな?だったら、俺たちに責任もってコミュニティのこと、箱庭のことを説明しないと行けないんじゃないか?」

カズマは淡々とジンを責める。

「貴女方の言う通りだ。コミュニティの長として新たな同士に箱庭の世界のルールを教えるのは当然のこと。しかし彼はそれをしたがらないでしょう。よろしければこの私がコミュニティの重要性とジン=ラッセル率いる“ノーネーム”のコミュニティの客観的に説明させていただきますが」

「そうね。お願いするわ」

「承りました。コミュニティは活動する上で箱庭に“名”と“旗印”を申告しなければなりません。特に旗印はコミュニティの縄張りを主張する大事な物。この店にも大きな旗が掲げられているでしょう?あれがそうです」

ガルドは“六本傷”が描かれた旗を指す。

「六本の傷が入ったあの旗印は、この店を経営するコミュニティの縄張りであることを示しています。もし自分のコミュニティを大きくしたいと望むのであれば、あの旗印のコミュニティに両者同意で『ギフトゲーム』を仕掛ければいいのです。私のコミュニティは実際にそうやって大きくしましたから」

自慢げに語るガルドはピチピチのタキシード(笑)に刻まれた旗印を指さす。

そこには、虎の紋様をモチーフにした刺繍が施されていた。

辺りを見回すと、広場周辺の商店や建造物には同じ紋が飾られていた。

「その紋様がお前の縄張りなら、近辺はほとんどお前の支配下ってことか?」

「ええ。この店のように本拠が他区か上層にあるコミュニティと奪うに値しない名も無きコミュニティ以外の二一〇五三八〇外門付近で活動可能な中流コミュニティは私の支配下です。」

ジンは顔を背けたままローブをぐっと握りしめている。

「さて、ここからがレディ達の問題。実は貴女達の所属するコミュニティは数年前まで、この東区画最大手のコミュニティでした」

「あら、意外ね」

「そうでもないと思う」

「何で?」

耀はカズマのまるで予想していた言葉について質問をする。

「簡単なことだ。さっき、ジンに『過去の栄華に縋る亡霊』って言ってたからだよ」

「なるほど」

そんなやり取りをしている間にガルドの説明は進んでいた。

「――――――――彼らは敵に回してはいけないモノに目を付けられた。そして彼らはギフトゲームに参加させられ、たった一夜で滅ぼされた。『ギフトゲーム』が支配するこの箱庭の世界、最悪の天災によって」

「「天災?」」

飛鳥と耀が同時に聞き返す。

「巨大な組織が天災位で滅びるとは思えないが」

「此れは比喩にあらず、ですよレディ達。彼らは箱庭で唯一最大にして最悪の天災。俗に“魔王”と呼ばれる者達です」

 

 

ガルドの魔王&ノーネームについて話すこと数分後·······

 

 

飛鳥と耀とカズマがそれぞれに出されたカップを片手に話を反復する。

「なるほど。大体理解したわ」

「“魔王”っていうのはこの世界で特権階級を振り回す神とかってこと」

「そして、ジンのコミュニティはその“魔王”に滅ぼされた」

「そうですレディ達。神仏というのは古来、生意気な人間が大好きですから。愛しすぎた挙げ句に使い物にならなくなることはよくあることなんですよ」

ガルドは皮肉そうに笑う。

「名も、旗印も、主力陣の全てを失い、残ったのは膨大な居住区んの土地。もしもこの時に新しいコミュニティを結成していたなら、前のコミュニティは有終の美を飾ってこんな名誉も誇りも失墜した名も無きコミュニティにならなかったでしょう」

「··········」

「そもそも考えても見てくださいよ。名前のないコミュニティに一体どんな活動ができます?名も無き組織など当然信用などされませんから、商売も主催者(ホスト)出来ません。なら、ギフトゲームの参加者は?ええ、それならば可能です。では優秀なギフトを持った人材が、ノーネームなどに集まるでしょうか?」

「そうね····誰も加入したいとは思わないでしょう」

「そう。彼はコミュニティのリーダーとは名ばかりでほとんど黒ウサギに支えてもらうだけの寄生虫」

「······っ」

ジンは顔を真っ赤にして両手を握りしめていた。

「私は本当に黒ウサギの彼女が不憫でなりません。ウサギと言えば“箱庭の貴族”と呼ばれるほど強力なギフトの数々を持ち、何処のコミュニティでも破格の待遇で愛でられるはずなんですよ」

「·····そう。事情は分かったわ。それでガルドさんは、どうして私達にそんな話を丁寧に話してくれるのかしら?」

「それをわざわざ聞くのか」

カズマは、はぁとため息をつく。

「ご察しのように、もしよろしければ黒ウサギ共々私のコミュニティに来ませんか?」

「な、何を言い出すんですガルド=ガスパー!?」

ジンは怒りのあまりテーブルを叩いた。

「黙れ、ジン=ラッセル。そもそもテメェが名と旗印を新しくしていれば最低限の人材は残っていたはずだろうが。何も知らない相手なら騙しとおせるとでも思ったか?その結果、黒ウサギと同じ苦労を背負わせるってんなら·····こっちも箱庭の住人として通さなきゃなんねえ仁義があるぜ」

ジンは僅かに怯むがそれよりもカズマ達に対する後ろめたさと申し訳なさを感じているのをカズマは感じとった。

「·····で、どうですかレディ達。返事はすぐにとは言いません。コミュニティに属さずとも箱庭で30日間の自由が約束されています。一度、自分達を呼び出したコミュニティと私達“フォレス・ガロ”のコミュニティを視察し、十分に検討してから・・・」

「結構よ。だってジン君のコミュニティで私は間に合っているもの」

は?とジンとガルドが飛鳥を見る。

カズマは面白い展開になってきてついニヤリと笑いそうになった。

「春日部さんは今の話をどう思う?」

「別に、どっちでも。私はこの世界に友達を作りに来ただけだもの」

「あら意外。じゃあ私が友達一号に立候補していいかしら?それとカズマ君を友達二号に推薦するわ」

カズマはいきなり自分の名前が出て飲んでいたカフェオレを吹きそうになった。

「ちょ、ちょっと待て、勝手に推薦するな!?」

「あら、春日部さんとお友達になるのはいや?」

「い、いや別にそういうわけでは・・・」

「なら問題ないわね」

耀はそのやり取りが終わると小さく笑って頷いた。

「·····うん。飛鳥は私の知る女の子とちょっと違うから大丈夫。カズマは意外と面白そうからいいと思う」

『良かったなお嬢·····お嬢に友達が出来てワシも涙が出るほど嬉しいわ』

三毛猫がホロリと泣く。

「俺は面白くない」

そんなカズマの反論は無視された。

「失礼ですが、理由を教えてもらっても?」

「だから、間に合ってるのよ。春日部さんは聞いての通り友達を作りに、カズマ君は・・・面白ければどこでもいいからジン君でもガルドさんでもどちらでも構わない。そうよね?」

「うん」

「よく覚えていたな」

「当然よ。そして私は、おおよそ人が望みうる人生全てを支払って、箱庭に来たわ。それを小さな小さな一地域を支配しているだけのコミュニティに入ると思ったのかしら、このエセ虎紳士」

ガルドは怒りで体を震わせた。

「お·······お言葉ですがレデ

『黙りなさい』

ガチン!とガルドは不自然に口を閉じると黙り込んだ。

「·······!?········!??」

どうやらガルドは口を開けれなくなったらしい。

「私の話はまだ終わってないわ。貴方からいっぱい聞き出さないといけないことがあるのだもの。『貴方は座って、私の質問に答え続けなさい』」

飛鳥の言葉でガルドが椅子にヒビが入るほどの勢いで座る。

「お、お客さん当店でもめ事は控えてくださ――――」

この状況に驚いた猫店員が飛鳥達に駆け寄る。

「ちょうどいいわ。猫の店員さんにも聞いて欲しいの。多分面白い事が聞けるはずよ」

首を傾げる猫店員を制して飛鳥はジンに聞く。

「ねえ、ジン君。コミュニティそのものをチップにゲームをすることはそうそうあることなの?」

「ま、稀になら。でもコミュニティの存続を賭けたかなりのレアケースです」

猫店員も頷く。

「そうよね。訪れたばかりの私達でさえそれくらいわかるもの」

「そのコミュニティ同士の戦いに強制力を持つから“主催者権限”を持つ者は魔王として恐れている」

「その特権を持たないあんたがどうして強制的にコミュニティを賭けてギフトゲームが出来る?」

飛鳥に続くように耀とカズマは続ける。

『教えてくださる?』

ガルドは悲鳴を上げそうな顔で答える。

その様子はまるで探偵に追い詰められた容疑者のようだった。

 

 

 

 




オリキャラ解説所

皆さーんこんばんは!今回も頑張ってこのコーナーをやっていくのでよろしくお願いします
さてさて、今回のゲストは·····予想している方もいるかも知れませんがこの人、春日部耀さんです!!!

「よろしく。そして、何だか作者ハイテンションだね」

はい、今回は割りとハイテンションでいこうと思います!あっ、それと今回は解説より雑談がメインになります。

「いつも、雑談がメインだろ」

「そうそう、だからこのコーナーの名前変えた方がいいって」

だが、しかーし、変えません

「本当にテンション高いね、作者」

「そう言えば」

「ん?いきなりどうしたの?耀ちゃん」

「さっき、ここに来るとき黒ウサギが泣いてた」

黒ウサギさんがですか?

「理由わかるか?」

「わかんない。でも、『次こそがこの黒ウサギが·····』って呟いてた」

「?、どういう意味なんだ?」

「わかんない」

とりあえず、黒ウサギさんはほっとくことにして、耀さん何かカズマ君達に質問を考えてくれましたか?

「うん、考えて来た」

「質問って何んなの?作者」

「今回の解説は質問形式にしようかなと思いまして、耀さんに考えてきてもらったんです」

「へー、そうなんだ」

「そんなこと言って、本当は解説する所が決まってなかっただけじゃないのか?」

えーと、そのー、そんなことありませんよ!!

「怪しい」

「そろそろ質問していい?」

はい、どうぞどうぞやってください!

「最初の質問は、カズマ達って錬金術師なの?」

「そりゃまあ、当たり前だ」

「もし、違ったら」

タイトル変わりますもんねー

「じゃあ、次の質問。カズマとコーキって何歳?」

「俺は15歳だ」

「僕も15歳だよ」

と言うことは、呼び出された5人の中で一番年下が耀さんってことになりますね~

「うん、そうだね」

「えっ、そうなの?耀ちゃんって年下だったの?」

「うん、私14歳。次は飛鳥からの質問、身長何cm?」

「ねえ、耀ちゃん。耀ちゃんまさか狙ってやってる~?」

「なんのこと」

「くっそー、小首傾げてる耀ちゃんがすごくカワイイー」

「コーキうるさい。少し落ち着け」

まあ、コーキさんが変なテンションなのは仕方ありませんよ

「?、作者どういうこと?」

ええーと、まずこれを読んでくれている皆さんに説明します
マンガなどでないので実際キャラのがどんな感じか分かりませんよね
ですから、各キャラとの身長差も分かりません

「作者、まどろっこしい結果から言え」

はい、結果からいいますとコーキ君の身長は155cmです

「俺は167cmだ」

要するにコーキさんは呼び出された5人の中で一番背が低いんです(多分)

「それがどうしたの?」

「あのな、春日部。男子が身長が低いのって一種のトラウマなんだ」

そうなんです。あのエドワード・エ○リックさんより低いんです

「ヒックッ、作者ヒドイ。ただでさえ設定手抜きな上に身長まで······身長まで。うわーん、もうグレてやるーーー!!」

あ、ちょ、待ってください、コーキさーん!
ああ、出てちゃった

「何か私コーキに酷いことしちゃったみたい?」

「いや、春日部は悪くない。悪いのは作者だ」

「でも、泣いて走っていったよ」

まあ、大丈夫だと思いますよ。彼、中々タフですし
でも、心配ならココアでも持って行って上げてください

「うん、あとで持って行く」

そろそろ終わりましょうか

「そうだな」


それでは
「「次回も見てください」」



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