超かぐや姫! 祖が望むハッピーエンド 作:シャイニングピッグEX
酒寄彩葉と腕の中にいる赤子を自宅へ招いた祖は台所でお茶を用意していた
「どうぞ、酒寄さん。 粗茶ですが、どうぞ」
「あ、神羅さん...ありがとうございます」
「さて......それでは、本題を聞いてもよろしいですか?」
「うっ.....実は.....」
―――――――――
「なるほど......バイトから帰ってきたら7色に光るゲーミング電柱があり、その中から赤ん坊が出てきた...と...」
「..あの....とても破天荒な事言ってるのはわかりますけど....妙に落ち着いてお茶を啜りますね....」
「ん?....あぁ、いえ、とても理解できるような内容ではない無い事はわかってますよ? ただ....」
「ただ、何ですか?」
「...ただ、酒寄さんが嘘をつく様な人ではないと思ってますので、本当の事なのでしょう」
「神羅さん........」
「ただ、どうしましょうか。 警察に言おうにも恐らくイタズラ電話か薬を疑われてしまいますし、下手すれば誘拐を疑われますよ?」
「うぅ、おっしゃる通りです」
「となると、私達で育てる事になるのですが」
「おっしゃる通りで...ん?私達?」
「おかしな事言いましたか? 酒寄さんはバイトをしながら学生をしており、生活費と学費やその他も自身で稼いでいられたと思うのですが?」
「うぅ...でも、神羅さんに迷惑をかけるわけには...」
「酒寄さん、私は迷惑だなんて思ってませんよ」
「でも「でもも、へちまもありません。 酒寄さんが断ろうと私は勝手にお世話しますよ?」...」
「....神羅さん.....ごめ「謝罪ではなく、この場合はお礼が欲しいですね」....ありがとうございます」
「はい、お安い御用です。 それでは、その子は私の部屋で預かりますか?」
「いえいえ、そこまで大丈夫です!! 最初に拾ったのは私ですし。 私の部屋で面倒を見ます」
「わかりました。 それでは、明日の朝様子を見に伺いますね」
「はい...神羅さん、ありがとうございます」
彩葉は赤子を抱え隣の自宅へと戻っていった
.....それにしても、ヤチヨとあの子の魂が同一だったのは確かですね。.......そして、八千年前のヤチヨではありえない技術力のもと光たけのこ.........つまり、あの子は八千年前に来る前の
―――――――――――
彩葉は自宅に戻り何時もの日課を終わらせ赤子と一緒に布団につく
神羅さん、私が意味不明な事を言っても信じてくれた.....
ここに来てから神羅さんにお世話になりっぱなしだなぁ....
それに、この子を神羅さんと一緒に育てるって.....まるで....
ないないない! 私、何考えてるんだろう。 今日はもう早く寝よう
彩葉は頭を振り考えを散らせん赤子と共に眠りに就く
―――――――――――
翌日、祖は彩葉に自宅に訪問し昨日の赤子を見る
「...昨晩より大きくなってませんか?」
「やっぱり見間違いじゃないですよね?!」
「とりあえず、赤ちゃん用品を買いに行きますか。 それと、この子の名前も」
「そっか、いつまでもこの子じゃ不便ですもんね」
「はい、昨夜ゲーミング電柱の中から出てきたと言いましたよね?」
「え? はい、そうですけど」
「.....かぐや...なんてのはどうでしょうか?」
「それって、昔話のかぐや姫からとりました?」
「はい、元は違えどゲーミング電柱...光る柱から出てきたので」
「そうですね。 それではこの子は今日からかぐやです」
「それでは、行きますか」
こうして二人はお母さんの味方、西竹屋に赤ちゃん用品を買いに向かった
「無理無理無理無理っ! オムツ高ぁっ!! お母さんの味方じゃないの?!」
「品揃えに関しては確かに味方ですね」
彩葉は商品の値段に戦慄していた
「とりあえず、これとこれと、哺乳瓶はミルクは何がいいでしょうか? とりあえず、高いのでいいですかね?」
祖は手あたり次第にベビー用品をカートに入れていく
「お会計、合計で23150円になります」
「ふじゅ~でお願いします」
「はい、ご利用ありがとうございました~」
祖は素早く会計を済ませ用品を袋に入れ持ち彩葉は高い会計に魂が抜けそうになっていた
「23000.......」
「酒寄さん、帰りますよ? .....酒寄さん?」
「神羅さん.....やっぱり半分...」
彩葉がスマホでふじゅ~を出すが
「苦学生である酒寄さんにいただく気はありません。 それでも、気にするなら生活が安定した時にでも返してください。 それでは、帰りますよ」
祖は荷物を片手に持ち即席の抱っこ紐でかぐやを抱える彩葉と共に帰路についた