竹刀ちゃんと狩衣くん   作:星が好き

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ちょっとぬるいのが挟まります


20回目-11 発熱

はあはあ

咽るのも大分落ち着いて来た

 

結果としては誰かさんに一時的に体温を上げられたお陰で回復は早かったようだ

絶対に言ってやらないが

 

私の身体は先ほど中途半端に遊ばれたせいでなんとも不完全燃焼のままぐらついて

大寒の弐番さんを圧倒した自慢の脚をもってしてもさほど遠くへは行けなかった

 

だが、其れで十分

琉堂院の裏山、其の中腹からずっと其の場の気配が漂っていた

 

間違いなく此方は「聖域」

私しか入れない場所だ

 

んっ…

くっ…はっあ…あん…

 

今は昂らされた熱を放つのに必死だった

悔しいが大寒の弐番さんの指摘は当たっている

 

これまで何度も自分の身体を虐めてきた

だって仕方が無い

体質ゆえだ

 

私は目を閉じ先ほどあなたに触られた胸をそして触れられなかったのに熱くなっている局部を触る

 

うっ

あうっ

はあ、ん…

 

くっ

はあっ

あっはあ…ん

 

くっ

大寒の弐番さんの、

あっ

ばかあ…

 

あなたに…

された…

せい、でっ…

んっ…はっ

あ、、んっ、

ちゃんっ…と…

は、あ…

 

最後までイっけ…

んんっあっ

なかった…

せいで

あ、ああ

今、はあ

私、斯様な、斯様…な…

 

あ、大寒の弐番、さ、あぁ、ん

最後まで…

あっ

うっ

して…くれなきゃ…

私…

あうっ…ん…

だめっ…

 

やっぱり…

あんっくっ…

 

いや、だ…

あっ

此の…

ままじゃ…

 

あんっ

成るう

成っちゃう…

ああ、あっ

 

大寒のっ

弐番さんっのっ

あっ

 

ば…か…

 

俺がなんだって?

 

え…?

頭上からあり得ないはずの声が降ってきた

 

思わず服がはだけたまま手が止まる私

というか、

 

(はっ!?大寒の弐番さん…?)

 

あり得ない

あり得るはずがない!

いくら羅刹さんの実力者でも聖浄気を持たない限り聖域に入れるわけが!!

 

混乱と熱に浮かされた頭でようやく私は問いを絞り出した

 

あなた、一体何者…?

 

それはその恰好で聞く事かい?

 

(恰好…?)

見れば大きくはだけた身体に明らかに平常ではないことをしていたことを証明するように玉の汗が浮かんでいる

私はつい今しがた自らでしていたことを自覚させられ一瞬で脳が沸騰した

 

慌てて服を元に戻すが絶対に何もかも遅いだろう

 

(み、見られた…!?

いや、でも最中までは流石に…

でもでも私、浮ついた頭でさっき何を口走ったかなんて覚えてな…)

 

あなたは上半身だけ服を脱いで私に覆い被さる

私は押し倒された形になった

 

ちょっ!あのっ!

何を…

 

この期に及んでそれ聞くの?

思いっきり俺の名前呼んでついさっきまで一人で致してた淫乱娘ちゃんが?

まあ確かに悪かったよね

中途半端に触っちゃってちゃんと最後までイけなくて辛かったみたいだし

 

私は相手をぐいぐいと押し返すが熱のせいで全く身体に力が入らない

今なら雑魚羅刹さんにも簡単に圧倒されることだろう

 

でも竹刀ちゃんも悪いでしょ

羅刹じゃなくたって男の前であんなに何度も胸元弄ってちゃいくら童女だって

誘ってるようにしか映らないって

 

さ、誘って!?

勘違いしないでくださいませです!

全く左様な事じゃあ

 

ていうかっ!

大事な彼女さんはどうしたです!?

此れ以上すると浮気してるって言いつけますですよ!

 

俺は性欲強い羅刹だもの

あの子は今更そんな事気にしないよむしろ他に興味持った女の子がいたら

歓迎すらするかもね

あの子は俺から逃れたがってるはずだから

 

それに俺は一途だよ

あの子に恋してからはずっと他の女の子に手なんて出してなかったんだから

もう百五十年くらいだよ

 

だからさ

たまには良いでしょ

俺だってさ

たまには全てのしがらみを忘れて女の身体に溺れたい時だってあるんだ

直感だけど竹刀ちゃん、君なら受け止めてくれるでしょ?

 

 

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