出てきたらだめでございますですよ!
私は慌てて制止したが遅かった
竹刀のお姉ちゃんは俺の恩人だもの!
お菓子もくれるし俺が守るんだ
本体のお兄ちゃんでも関係ないよ!
可愛い子は私の前に立ち冷気で障壁を作り出す
へへーんだ
お兄ちゃんの分身だから俺には氷の魏術は効かないもんね!
可愛い子はあっかんべえとしてみせたが
大寒の弐番と名乗った羅刹さんはにっこりと笑って
おや、これは参ったなあ
確かにそうされちゃうと俺も攻めきれないねえ
でしょう?
可愛い子は得意げだ
もうこうなっては止めようがない
でも所詮君は術で作った俺の分身なんだよねえ
だから…
羅刹さんは片手をゆっくりと可愛い子に向け…
(まずい!!)
術を解いちゃえばいいだけさ!!
脚は羅刹さんの動作よりも速く動いた
前に突っ込む勢いで可愛い子を回収
当然待ってましたとばかり羅刹さんの氷をはらんだ攻撃が目いっぱい浴びせられるが想定内だ
私の大切な子がなんとか溶かされずに済んだのを確認すると
少しだけ申し訳ない気持ちでそのまま胸元の空間へと仕舞った
しかし、
ガハッ
思いっきり血を吐いた
食らわせられた攻撃はただの氷の礫ではなかったのだとやっと気づいた
私はよろめきながら胸元から愛用の双刀を取り出す
いやあ初めて見たよ…
明らかに羅刹の気配なんてしない普通の人間なのに魏術に似た力があるだなんてね!!
あなたは不敵に笑う
でも俺の術もすごいでしょ?
肺に入って毒のように人体を侵すよ
ああ、でも君って、「人」かどうか怪しいから人体って言葉は間違いかもね?
あなたは走り回り無数の氷を放つ
私は否が応でも冷気を吸わされる
あはは全く防御しないものだから大分吸っちゃってるねー
きっついでしょ?
ええ、ま、あ、
ゴポオ
話すだけでどうやら喀血してしまうらしい
私は噎せながら氷を避けつつ走るしかない
あははもう致命傷だよ
可哀想にねえ
人間は実に弱い
君があの子を見捨ててこんなに馬鹿正直に攻撃食らわなければ
少しは手傷負わせることもできたかもしれないのにねえ
こんなに楽勝に勝てちゃうんだもの
大技放つ必要すらない
後は直に動きが完全に停止する君を美味しく頂くだけ…
君は今まで散々全国津々浦々回って…
ああ、そうか、ひょっとして羅刹を狩ってたの?
じゃあもうそんなことしなくて良いね
君は初めての俺のちゃんとしたお友達だ
それも可愛くてすごくお気に入り
ねえ、だから全部余すところなく食べて上げる
普通骨くらい残すんだけどさあ
君は特別だ
絶対に俺が美味しく食べてあげるからね!
ああ、それと
そうだ先に言っといてあげる
俺は食欲だけじゃなくて性欲も強い変わった羅刹だからもちろん君の初めても
俺が頂いてあげるね
さっきは防がれちゃったけどキスして舌を絡め取って
今度は君は何も抵抗できないまま俺にその身体の全てを捧げることになるんだよ
君が伴侶となる誓いを立てている神様じゃなくて俺に対してね
その超おっきなおっぱいも俺が揉みしだいて俺の事を忘れられないようにたくさん噛み跡つけて蹂躙してあげる
君は身も心も俺に捧げるしかないんだよ
俺の可愛い竹刀ちゃん
私は致命傷を喰らい反論できず
黙って聞いているしかなかった