エルドラージのヒーローアカデミア   作:かじぇ

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変身した時の大きさがわかりにくいですが、エ〇ァみたいにころころ変わると思ってください。


第5話 襲撃(1)

 

 

「オールマイトにお話を!」

「オールマイトをだせー!!」

 

朝、正門前に着くと報道陣でごった返していた。

ニュースでオールマイトが教師になるって報道されたからだろう。

しかし人が多くて通れない。他の学生も同じようだ。

自分にもマイクを向けられたが、「まだ授業受けてないのでわかんないっす。」って言ったらあっさり通れた。

教室に着くと、焦凍に話しかけられた。

 

「来、マスコミには話しかけられたか?」

「あぁ、おかげで通るとき大変だったよ。」

「なんて話したんだ?」

「授業受けてないってウソついて通ってきた。」

「いいのかそれは?」

「いいんだよ。あ、そうそう新しいそば屋があってさ。」

「どこだ!」

「国道沿いのスーパーあるだろ?東側の角曲がって……」

 

なんて他愛のない話をしていたらHRの時間になった。

学級委員決めるんですか?このメンツで!?

で、投票?自分に入れていいの?みんな自分に入れるだろこれ。

俺はやりたくないから誰に入れようかな……

八百万さんでいいか。頭いいし、訓練の時もちゃんと分析できてたし。

結果は緑谷くんと八百万さんが当選した。

……腹減ったな。

 

 

▼

 

 

やっとお昼である。

食堂へ行くと緑谷くん達がいたので一緒に食べることになった。

今日は……牛丼と天ぷらうどんにしよ。

飯田くんはプロヒーローの『インゲニウム』の弟なんだ。すげー。

ていうか緑谷くんめちゃめちゃ詳しいな。ヒーローオタクって奴か。

 

「兄がプロヒーローってプレッシャー大きくない?」(モグモグ

「確かにそうだが、兄の名を汚さないように精進するだけさ!!」

「すごいね飯田くん。」(モグモグ

「それほどでもない……が、江流戸くん。君はいつもそんなに食べるのか?」

「個性のせいかな?なんか腹減っちゃうんだよね。」(モグモグ

「そうだ、江流戸くんの個性の事を聞きたかったんだ。僕昨日の訓練全部見れてないんだよね。」

「いいよ。っても、あまり説明することないけどね。あの姿も小さいころに読んだ本にあってさ……」

 

俺はこれまで通り、ウラモグのことはごまかして説明した。

 

「成程、幼少期に見た本からに個性が影響されたのかな。

身体能力もすごいけど、能力は劣るとはいえ飛行能力とかを備えた分身体を生成できるのは凄い個性だ。

生成できる上限や性能も理解できればヴィラン相手でも災害でも活躍できる。どんな生物なんだろう?

その本を見つければ……いや、昔のことだしタイトルもわからないか。」(ブツブツ

 

あのー緑谷くん?

なんかすごいブツブツしてるけど大丈夫なのかな?

 

「あぁっ!ごめん、クセでこうなっちゃって。」

「いや、随分真剣に考えてくれるんだなって思った。」

 

 

ジリリリリリリ!!!

 

 

突然警報が鳴り響いた。

セキリュティ3?部外者が侵入?

 

「何だ?」

「うわあああ」

 

緑谷くん達が人ごみに流された。

どうする?

個性使って無理やり押さえつけるか?ダメだ、ケガさせそうで怖いな。困った。

 

 

「大丈~~~夫!!!」

 

 

「飯田くん?」「飯田?」

 

壁に張り付いて皆を鎮静化させていた。

それにしても、マスコミの仕業か……あのシステムを強引に突破してきたのか?

まぁいいやおかわりしに行こ……え、臨時休業!?

許さねぇぞ……よくぞ俺の食事を邪魔してくれたな。殺してやる……

 

「殺してやるぞマスコミ共。」

「来、落ち着いてくれ。購買にプリンあるぞ!」

「マジ!?早く買いに行こうぜ!」

「(危ねぇ……)」

 

プリンがあれば何でも許せるわ。

午後、思うところがあったのか緑谷くんは飯田くんに委員長を譲った。

以外にも皆は賛同してたし、相澤先生は早くしろと急かしていた。

あだ名は非常口飯田になった。

 

 

▼

 

 

「災害水難なんでもござれ人命救助訓練レスキューくんれん人だ!」

 

翌日のヒーロー基礎学は相澤先生とオールマイト、あともう一人で行うようだ。

移動はバスを使うようで、飯田くんが早速仕切っていた。緑谷くんの言うようにフルスロットルだ。

まぁ、バスのタイプを読み違えてめっちゃ落ち込んでたけど。芦戸さん「イミなかったなー」って追撃しないで上げて。

俺は後方で焦凍と一緒に座ってよう。

 

「緑谷ちゃん。私、思ったことは何でも口に出しちゃうの。」

「あ、ハイ。蛙吹さん。」

「あなたの個性、オールマイトに似てる。」

「そそそそんなことないよ……」

 

緑谷くん、それは自白しているようなものじゃないか?

でも何かとオールマイトも気にかけてるっぽいし、弟子か何かなのかな?

そこから皆の個性の話になった。

切島くんは自分の個性が地味なのが気になっているらしい。シンプルでいい個性だと思うけどね。

 

「派手っつたら、やっぱ轟と爆豪と江流戸だよな。」

「爆豪ちゃんはキレてばっかだから人気でなさそ。」

「んだとコラ出すわ!!」

「そういうとこじゃないか?」

「んだとアホ触手!!!」

 

「もう着くぞ、いい加減にしとけよ……」

 

「「「ハイ!」」」

 

 

▼

 

 

中には既にスペースヒーロー13号がいた。

USJ見たい……え、マジでUSJって名前なんすか?自分たちで自称だからOK?いいのかそれで……

相変わらず緑谷くんの解説が止まらない。便利だな、緑谷wiki。

麗日さんもなんだかテンションが高い気がする。どうやらファンらしい。

 

「えー始める前に、お小言を一つ二つ三つ……四つ。」

 

お小言が増えていく……が、13号先生の話は大変為になった。

俺達の個性は人を傷つける為じゃなくて、人を助けるためにある。

こんな個性でも……か。

13号先生かっこいいな。尊敬しちゃう。

ペコリとお辞儀をする先生に皆で拍手を送る。

早速相澤先生が話を始めようとした時、中央の噴水に黒いモヤが出現した。

 

「(あのモヤ……なんかヤバイ)焦凍!!噴水囲め!!」

「!?わかった!!」

「勝手に何を!?」

 

13号先生が何か言っているが、たぶん非常事態。

有事だった時の方がやばいので、お叱りは後で受けよう。

凍焦が噴水の周囲を氷で覆う。これで出てこれない……

 

「んだよ、学生でも強い奴いるじゃん。」

 

が、粉々になって消えた。

力で破った感じじゃないな、どういう個性だ?

最初に出てきたのは顔面に手を張り付けた男。

そのあとも続々とモヤから人が出てきた。

 

「何だアリャ?入試ん時みたいなもう始まってんぞパターン?」

「ひとかたまりになって動くな!!あれはヴィランだ!!!」

 

のんきに話していた切島くんを相澤先生が叱る。

顔面ハンドの奴からは途轍もない悪意を感じた。確実に俺らを殺す気だ。

侵入者用のセンサーはあるらしいが反応がない……ってことは確実に妨害されてる。計画性のある奇襲と焦凍は考えたようだ。

 

 

▼

 

 

先生が一人で戦い始めた。

俺も加勢に行くか迷ったが、

 

「早く避難を!!」

 

飯田くんの言っていることは正しく、ここで不用意に加勢すれば人質になるかもしれないと考え直す。

 

「させませんよ。」

 

人型の黒モヤが現れた。

突然現れたのもコイツのせいか?

 

「初めまして。我々はヴィラン連合。オールマイトに息絶えて頂きたいと思ってのことでして。」

 

は?オールマイトを殺す?

そんな言葉に動揺していると、爆豪くんと切島くんが前に出で黒モヤを攻撃した。

だが効いてはなく、13号先生の邪魔になる。

二人を引っ張ろうとしたが間に合わなかった。

 

「危ない危ない。生徒といえど優秀な金の卵。時間をかけてはいけませんね。散らして、嬲り、殺す!」

 

その隙に黒いモヤに包まれてしまった。

 

 

▼

 

 

黒いモヤを抜けた先は……

 

「高っ!!」

 

明らかに10M以上はある空中だった。

 

「きゃぁああああ!!」

 

一緒にだれか飛ばされた!?

俺はともかく他の人がやばい。

 

「(ウラモグ)捕まって!!!」

 

できるだけ掴みやすいように、体を広げる。

捕まれた感触がある所を上に上げ、衝撃を殺して着地する。

 

「大丈夫!?」

「ありがとう!」

「うん!」

「芦戸さんと葉隠さんか、無事で何より……って状況は全然無事じゃないね。」

 

すぐさま周囲を見渡すとヴィラン達に囲まれていた。

黒モヤが言っていたことが気になるが、そんな場合じゃないっぽい。

 

「んだこのバケモノ!」

「こんなのいるなんて聞いてねぇぞ?」

「所詮はガキだ。殺るぞ!」

 

誰がバケモノだ……いや否定はしないけどね。

どうやら俺達を殺す気らしい。

とにかく周囲の安全を確保しないと。

 

「俺の背中から降りないで。」

「そんな、一人で戦う気!?」

「大丈夫だよ。それより、結構揺れるからしっかり捕まっててよ。」

 

包囲の一方向に向かって突き進む。

向かった先は身の丈ほどある金づちを持ったヴィラン。

パット見一番強そうだけど……

 

「死ねぇ!」

 

増強系の個性なのか、かなりの勢いで振り下ろした金づちが脳天に当たった。

 

「ひっ……」

 

芦戸さんが小さく悲鳴を上げる。

普通の人ならこれだけで即死レベルだろう。

が、あいにく破壊不能ダメージじゃ死なないなんでね。

腕を振るい殴り飛ばす。

 

 

ゴッ!!!

 

 

明らかに人体からなってはいけない音がしたけど、たぶん死んでいないから大丈夫。

そのまま包囲網を走り抜けて反転、集団を正面に構える。

 

「アレで死んでないのか!?」

「ピンピンしてるぞ!」

 

全員このくらいなら問題ない。

が、他のエリアに飛ばされた皆や広場の相澤先生が心配だ。

血族を出しておくか。

 

『荒廃の双子』『ウラモグの道滅ぼし』『七つの死の種父』

 

「な、なんだコイツ!?」

「増えやがった?」

 

双子には他のクラスメイトとの合流を、道滅ぼしには相澤先生の手助けを命令した。

七つの死の種父には……

 

「暴れろ。」

 

そうシンプルに命令すると、すぐさま七本の腕を振り回しヴィラン達を蹂躙する。

 

「よそ見してんじゃ「邪魔だ!」ゴハァ!」

「囲め!!」

「無理だ、もう片方のやつも強すぎる!!」

「お前ら、俺らを殺そうとしたんだ……」

 

「殺されても文句言うなよ……」

 

俺も加勢すると、ものの数分で制圧することができた。

ヴィラン共は足の骨を折りまくったから再び襲ってくることはないだろう。

 

「ハァ……ハァ……終わった。二人ともケガない?」

「大丈夫。」

「私も……でも江流戸君頭殴られてたけど平気なの?」

「問題ないよ葉隠さん。この程度じゃぁ死ねないよ。」

「(死ねない?)ならよかった。」

 

背中にだれかを乗せて戦うなんて初めてだけど、うまくいってよかった。

しかし、数分戦うだけでかなり消耗してしまった。今後の課題かな。

 

「さて、どうする……ん?」

「どうしたの?」

「一体倒された。」

「えっ?」

 

一息ついたときに気が付いた。

相澤先生の所に向わせた道滅ぼしの反応が消えてる。

アレ(9/9)を倒せるような奴がいるのか。まずいな。

 

「相澤先生の所に送った奴の反応が消えてる。」

「それって、やばいんじゃ?」

「あぁ、ピンチだ。」

「どうしよう……」

 

待機して救援を待つか他のみんなと合流するのが正解なのだろう。

だがアレが倒された今、相澤先生の方が心配だ。

それに、オールマイトを殺すって言ってたのも気になる。

 

「助けに行こう。」

「「えっ!?」」

「敵がこれだけとは限らないし、召喚した奴に皆を集めさせてる。力を合わせれば、このピンチも切り抜けられるかもしれない。」

「……わかった。」「私、やるよ!」(フンス

「よし、出発しよう。捕まってて。」

「「うん!」」

 

広場へ向かう途中、八百万さん達とも合流できた。

聞けば双子がいなければ上鳴くんが危なかったという。助けられてよかった。

自分が先行すると伝え、『七つの死の種父』に皆の護衛を命令しておく。

そうして広場の方へ行くと……

 

「先生っ……!」

 

脳みそむき出しのバケモノに押さえつけられていた。

 

 




没案
マスコミ陣をウラモグになってビビらせて突破する。
理由:相澤先生からメチャクチャ怒られそうなのと、絶対ニュースになって目立って連合に先バレしそうだから。

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