チャラノ小路チャラ隆の野望   作:ぺこりーにょ

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作者ァァァ!!
逃げるなァァ!!

執筆から逃げるなァァ!!






競争×狂騒

 

 

 マッスル教師(魂の親友)のホイッスルを合図に、俺は静かに水面へと足を踏み入れた。

 足先から伝わるプールの冷たい感触と、鼻腔を突く塩素の匂い。ふと、俺の脳裏に過去の記憶の断片がフラッシュバックする。そういえば、全身を水に沈めるのは去年の夏以来のプールだ。

 

 だが、あの白いだけの部屋で課せられていたのは、重装備を身に纏った状態での着衣水泳、あるいは荒れ狂う人工波と水温一桁の極限状態で行われる生存訓練ばかりであった。

 水を吸って鉛のように重くなった衣服の重量を計算し、体温低下による筋機能の低下を予測しながら泳ぎ切るあの地獄に比べれば、指定の身軽な水着一枚で、しかも波一つない平穏な温水プールを泳ぐなど、赤子の水遊びに等しい。    

 今回は着衣水泳ではないので、俺の精神状態は極めて気軽な気持ちだ。

 

 

「よし、まずは50メートル! 自分のペースでいいから泳いでみろ!」

 

 教師の号令とともに、俺は壁を蹴った。

 水中に潜り、流線型(ストリームライン)を形成する。水の抵抗を極限までゼロに近づける完璧な姿勢。推進力を生み出すための大臀筋と広背筋の連動。俺は一切の無駄な水飛沫を上げることなく、水と一体化するようにして、50メートルを息を切らすことなく泳ぐ。

 

 

 俺の体感としては「すーいっすい」という気怠いチャラ男のファンサービス程度のスイミングであったが、客観的に見ればそれは、音もなく標的へと迫る最新鋭の魚雷そのものであったに違いない。

 ターンの壁を蹴り、スタート地点へと戻る。

 

 俺は水面からゆっくりと身体を引き上げ、プールサイドに降り立った。

 

 その時──異変は起きた。

 全身を濡らす水滴が、太陽の光を反射して煌めく中。

 俺は、泳いでる女子たちを気怠げに見守っている最中、突如としてオレの身体の奥底から、尋常ではないレベルの『力』が漲っていることに気づく。

 

「……ッ!?」

 

 なんだ、この圧倒的な全能感は。

 丹田*1のあたりから沸き起こる、熱く、そして暴力的なまでのエネルギーの奔流。それはまるで、長きにわたり封印されていた古の魔王が、枷を外されて真の力を解放したかのような、凄まじい闘気(オーラ)の波動だった。俺の鍛え上げられた筋肉の一つ一つが、見えない電流を帯びたように微細な振動を始めている。

 

 心拍数は一定。呼吸の乱れもない。だが、俺の内なる宇宙(マクロコスモス)において、チャラノ小路チャラ隆としての概念が、限界を突破してインフレを起こし続けているのだ。

 俺は無表情のまま、右手で自らの顔を覆い、その力の正体を極めて冷徹な論理で解析した。

 

 ──なるほど。そういうことか。

 導き出された真理は、極めてシンプルかつ残酷なものであった。チャラ男と水は、切り離せないということだ。

 

 太古の昔より、真のチャラ男がその生息域(テリトリー)とし、無数の雌たちを狩ってきた主戦場はどこか。

 真夏のビーチ。高級ホテルのナイトプール。あるいは、シャンパンの泡が弾けるクルーザーの船上。そう、チャラ男という生物は、常に『水辺』という特殊な環境下においてのみ、その魅力を120パーセント発揮できるように進化を遂げてきたのだ。

 

 それはすなわち、このプールという水属性のフィールドに足を踏み入れた瞬間、オレには世界そのものから大いなる能力向上効果(バフ)がかかっているのだという事実を意味する。

 海、ナイトプール、それらはすなわちチャラ男の固有結界(フィールド)である。

 

 この領域内において、俺の放つ気怠い視線、そして水も滴るシックスパックから放たれるフェロモンは、通常の数倍、いや数十倍の破壊力を持って周囲の雌たちの精神を直接攻撃する。

 俺は己の内に渦巻く強大な『チャラ(チカラ)』を制御すべく、両脚を肩幅に開き、深く重心を落として静かに天を仰いだ。

 

「……クッ。静まれ、俺の右腕(ライトアーム)……。ここでこの力を解放すれば、このプールが……いや、この学園の生態系そのものが崩壊してしまう……ッ!」

 

 誰とも戦っていない。何一つ脅威など存在しない平和な学校のプールサイドで。

 ただ一人、俺だけが、見えない巨大な敵と人知れず死闘を繰り広げていた。全身から立ち上る塩素の匂いすら、俺の放つ闘気によって蒸発していくかのような錯覚。

 

 だが、俺の冷静な演算回路は、現在の状況が完全な『最大出力』ではないことも同時に告げていた。

 見上げれば、窓から差し込んでくる陽の光。初夏の太陽は元気いっぱいに姿を見せている。

 チャラ男の力が最も高まるのは、ネオンの光とEDMの重低音が響き渡る夜の闇(ナイトプール)だ。太陽の光という強力な浄化作用(健全さ)の前では、俺の持つアンダーグラウンドで危険なチャラ男の魔力効果は、どうしても効力が落ちる。

 

 しかし、だ。

 効果は落ちるが、それでも俺の全細胞は確かなバフを感じる⋯! 

 太陽の光すらも味方につけ、俺は今、最強のチャラ男としてこの空間を支配している。見よ、見学席の女子たちが、俺の放つ異常なオーラ(一人で突っ立って自分の手を睨みつけている不審な姿)に当てられ、恐怖と羞恥で頬を赤く染め、口元を手で覆っているではないか。あの櫛田桔梗でさえ、先ほどまでの計算高いアピールを忘れ、俺の背中から放たれる未知の闘気に戦慄して一歩後ずさっている。

 

「フッ……ウェーイ。オレの領域展開、奈威斗府宇留(ないとぷうる)に、すっかり当てられちまったみたいだな、子猫ちゃんたち」

 俺が誰にともなく、虚空に向かってニヒルな笑みを浮かべて勝利を確信した、その瞬間だった。

 

「……あなた、本当に一度、専門の医療機関で脳のCTスキャンを受けた方がいいわよ」

 背後から、闘気も魔法も一切通じない、絶対零度の物理的冷気が俺の背筋を貫いた。

 

 振り返らなくともわかる。俺の永遠のライバルにして、この世で唯一俺のバフを無効化する能力、アンチ・チャラ男フィールドを持つツンデレ隣人、堀北鈴音だ。

 

「どうした、ほりぴー。俺の全身から溢れ出る圧倒的なチャラ(チカラ)に、膝が震えて立っていられなくなったか? 俺の背中にしがみついてもいいぜ。このみなぎる力から、お前だけは守ってやるからな」

 

 俺が振り返り、最強の戦士としての余裕を見せつけながらウインクを放つと、堀北は足元にあったプラスチック製のビート板を、円月殺法のような滑らかな軌道で俺の顔面めがけてフルスイングしてきた。

 

「……大勢の前で、一人で自分の手のひらを見つめながらブツブツと呪文を唱え、急に天を仰いで『静まれ俺の右腕』などと呟く変質者を、誰がどう擁護できるというの!? 私は今、同じクラスの人間として、周囲から『あいつの隣の席の可哀想な女』という同情の目を向けられているのよ! この耐え難い屈辱、あなたに理解できる!?」

 

 俺は飛来するビート板を、バフによって強化された動体視力と反射神経でギリギリのところで躱した。ビート板は俺の髪の毛を掠め、プールサイドの壁に激突して乾いた音を立てた。

 

「ウェーイ、危ねえな。せっかくの領域が解除されるところだったぜ。でも、そういう暴力的なアプローチも、俺の領域内では高度なイチャつきに変換されるから無駄だぞ、ほりぴー」

 

「……もういいわ。ええ、私が間違っていたのよ。あなたという名の自然災害に、人間の論理で立ち向かおうとした私が愚かだった。そのまま一人で、脳内の幻想の中で溺死していなさい」

 

 堀北はついに完全に俺の視界から外れることを選び、肩を怒らせてプールの反対側へと歩き去っていった。

 俺は彼女の背中を見送りながら、再び己の内に満ちる力を確かめるように拳を握りしめた。

 太陽の下であっても、チャラノ小路チャラ隆の力は揺るがない。この圧倒的なバフを纏い、俺はこれからもこの高度育成高等学校という名の戦場を、気怠げに、そして最高にイカれた論理で無双し続けるのだと、プールの水面に誓う。

 

 水泳の授業も終盤に差し掛かった頃、魂の親友(ソウルブラザー)である熱血マッチョ教師が、プールサイドの中央で大きくホイッスルを鳴らした。

 

「よし! 全員の泳力はだいたい把握した! 最後に、男女別で本気の50メートル自由形競争を行う! 男女:各1位の者には、俺の個人的な裁量でプライベートポイント5000を特別支給してやる!!」

 

 その宣言を聞いた瞬間、それまで気怠そうにしていた生徒たちの目の色が如実に変わった。

 5000ポイント。それは現在の物価価値において、およそ5000円に相当する大金だ。俺の高度な演算によれば、それだけの資金があれば最高級のヘアワックスを複数個購入し、さらにダース単位の彼女たち(未定)に放課後タピオカドリンクを奢るという、チャラ男としてのパーフェクトな経済的マウンティングが可能になる。

 これは単なる体育の授業ではない。チャラ男としての威信と、リアルな資本を懸けた競争なのだ。

 

 まず行われたのは女子の部だった。しかし、先述の通り『マクリントック効果(という名の大規模なサボり)』によって見学者が続出していたため、プールに入っている女子の人数は圧倒的に少なく、予選も決勝もなく一発勝負でのレースとなった。

 結果から言えば、俺の永遠のツンデレ隣人である堀北鈴音が、見事2位でのフィニッシュを飾った。

 俺はプールサイドから無表情のまま、彼女の泳ぎを論理的に観察・評価していた。彼女の身体は無駄な脂肪が削ぎ落とされたスレンダーなフォルムであり、水の抵抗を最小限に抑える上で極めて理想的な流線型を形成していた。

 

 だが、特筆すべきは彼女の胸部装甲である。一見すると控えめに見えるが、水着越しに確認できるその起伏は、決して「無い」わけではなく、空気抵抗と水流を切り裂く空力学的な最適解を保ちながらも、メスとしての魅力を主張するに十分な中くらいの質量をしっかりと内包していたのだ。まさに、機能美とエロスの黄金比。俺の視線による精密なスキャンに対し、プールから上がった堀北はバスタオルで身体を隠し、俺に向かって中指を突き立てるという極上のファンサービスを見せてくれた。

 

 そして、待ち望んでいた、男子の決勝レースである。

 予選を勝ち抜き、スタート台の前に並んだのは俺を含めて5人の猛者たちだった。

 第1レーンには、誰もが認める王道の爽やかスポーツマン、平田洋介。

 第2レーンには、赤い髪を逆立て、闘争心を剥き出しにしているチンピラの須藤健。

 第3レーン、すなわちプールの絶対的センターには、もはや公然猥褻スレスレの極小もっこりブーメランパンツを燦然と輝かせる金髪の巨漢、高円寺六助。

 第4レーンには、バカでかいヘッドホン(防水機能なし・更衣室に置いてきた)を外してもなお、一切の感情を持たない死んだ魚の目のストリート系チャラ男、綾小路清隆。

 そして第5レーンには、予選で偶然にも好タイムを出してしまった、不幸なるモブ男子生徒。

 

 本来であれば、この五人での決勝レースが行われる予定であった。

 しかし、スタート台に立ったモブ男子生徒は、己の右側(第3、第4レーン)に広がる地獄のような光景を見て、全身の震えを止めることができなかったようだ。

 右を見れば、金髪をなびかせながら己の股間のゴールデン・ブーメランをこれ見よがしに突き出し、「フッフッフ、水すらも私の美しさに平伏すことだろうね」と謎のポーズを取る変態巨漢。

 さらにその隣には、一切瞬きをせず、無表情のままクチャリとガムを噛み、時折「ウェーイ」という感情ゼロの合成音声を漏らしながら首をコキコキと鳴らしているオレ。

 

 モブ男子は数秒間、その濃すぎる二人のオーラに挟まれたまま硬直していたが、やがて「ひっ……! む、無理だ……! あんな化け物たちと泳いだら、殺される……っ!」と半泣きで悲鳴を上げ、スタート台から逃亡してしまったのだ。

 彼は「断固辞退します! 5000ポイントなんていりません! 命の方が大事です!」とマッチョ教師に土下座して懇願し、結果として男子決勝は、カースト上位? の濃すぎる4人での頂上決戦へと変更された。

 

「位置について……」

 マッチョ教師の野太い声が響き、俺たちはスタートの構えを取る。

 俺の体内では、先ほど覚醒した『チャラ男と水の親和性(ウォーター・バフ)』が最高潮に達していた。細胞の一つ一つが歓喜の声を上げ、勝利を確信している。

 

「ピ──ーッ!!」

 ホイッスルの音と同時に、4つの肉体が水面へと飛び込んだ。

 

 序盤から、平田と須藤は己の全力を振り絞って猛烈な水飛沫を上げていた。

 須藤の泳ぎは荒削りだが、持ち前のチンピラ特有の爆発的な腕力とキック力でグイグイと水を押し退けていく。対する平田は、王道の爽やかイケメンらしく、非常にフォームの整った滑らかなクロールだ。

 だが、彼らパンピーの努力など、俺と高円寺の前では児戯に等しかった。

 

「フゥーッハッハッハ!!」

 隣のレーンから、高円寺の狂気に満ちた高笑いが水音に混じって響き渡る。

 彼の泳ぎは、教科書など完全に無視した、大自然の暴力そのものだった。まるで大海原を我が物顔で泳ぐシャチのように、荒々しくも絶対的なパワーで水を「叩き割って」進んでいく。一つ一つのストロークが異常に大きく、蹴り出された水流が隣のレーンにいる俺の身体にまで重い衝撃となって伝わってくるほどだ。

 

 しかし、俺も負けてはいない。

 高円寺が『剛』の泳ぎなら、俺は究極の『理』の泳ぎだ。

 ホワイトルームで骨の髄まで叩き込まれた、人体工学と流体力学の完全なる融合。教科書通り、いや、教科書を作った人間ですら到達不可能な、水との完全なる一体化。俺は一切の無駄な動作を排除し、水に逆らうのではなく、水を味方につける完璧なストリームラインを維持したまま、音もなく、しかし弾丸のような速度で前へ前へと推進していく。

 チャラ男のニヒルな笑みをキープしたまま、俺の肉体は精密機械のように稼働し続けた。

 

 25メートル地点を過ぎた頃には、須藤と平田の二人は俺たちの作り出した波に巻き込まれ、絶望的なまでに後方へと引き離されていた。

 プールの水面は、高円寺のもっこりブーメランと、俺の死んだ魚の目を持つ冷徹なオーラによって完全に支配されている。

 ラスト10メートル。

 俺と高円寺は、完全に横一線のままゴールへと突進した。荒ぶる野性と、冷徹なる機械。対極に位置する二つの最強が、プールの壁に向かって同時に手を伸ばす。

 

 バァーン!! 

 俺たちの手が、プールの壁を叩いた音は完全に重なっていた。

 水しぶきが収まり、俺と高円寺が同時に水面から顔を出す。

 

「そこまで!!」

 プールサイドにしゃがみ込み、水飛沫を全身に浴びながら俺たちのゴールを凝視していたマッチョ教師が、手元のストップウォッチを震える手で掲げ上げた。

「す、すごいぞ……! お前ら……! 俺の手押しのストップウォッチじゃ、コンマ何秒の差なんて計りきれん……!! 文句なしの、同時タッチ!! 両者引き分けの、同着1位だぁぁ──っ!!」

 

 教師の絶叫が響き渡る。

 数秒遅れて、猛烈な息切れと共に須藤が3位でタッチし、さらに少し遅れて平田が4位でゴールした。彼らの顔には「俺たちは一体、何と戦わされていたんだ」という深い絶望と疲労が刻み込まれていた。

 

 水面からゆっくりと立ち上がった高円寺が、トレードマークの金髪を豪快にかき上げ、顔についた水滴を払いながら俺へと視線を向けた。

 

「フッフッフ……。遊びとはいえ、勝負事でこのパーフェクトな私と引き分けるとは。ただの頭のおかしい人物ではないようだね……チャラ・ボーイ」

 

 高円寺はその極小のブーメランパンツを一切隠すことなく、堂々たる態度で俺を称賛した。

 

 俺もまた、気怠げに前髪から滴る水を拭い、一切の感情を排した声で彼に応じた。

 

「ウェーイ。お前もな。ただの露出狂の変態かと思っていたが、そのもっこりブーメランパンツは伊達じゃないってこと、証明したな。マジでリスペクトだぜ」

 

 水の中という、互いの極限の肉体と精神をぶつけ合った者同士にしか分からない、高次元の魂の共鳴(バイブス)

 俺と高円寺は、示し合わせたように同時に右腕を振り上げた。

 パァンッ!! 

 という、濡れた肉体同士が激しくぶつかり合う重厚な破裂音がプールサイドに鳴り響く。

 両者どちらともなく、互いの引き締まった太い前腕と前腕(バイセップス)をクロスさせるように強くぶつけ合い、(変質者と変態)としての健闘を称え合う、熱き肉体言語の交換だ。

 

「おおおおっ……! お前らぁぁっ……!!」

 その光景を間近で見ていた魂の親友であるマッチョ教師は、俺たちの放つ『圧倒的な青春と友情の輝き』に完全に心を打たれ、両手で顔を覆ってボロボロと滝のような熱い男泣きを始めていた。

「これが……これがスポーツだ! 最高の教え子たちに出会えたぜ……!!」と、一人で感動の絶頂に打ちひしがれている。

 

 だが、プールサイドの空気は、熱血教師の感動とは完全に、そして致命的に温度差が生じていた。

 俺が腕をぶつけ合った姿勢のまま、チラリと視線を観客席に向けてみると、そこには地獄のような静寂が広がっていた。

 彼らは感動するどころか、言葉を失い、完全に引いていた。

 

「……キモッ」

「なんなのあれ……変態同士の儀式?」

「っていうか綾小路の『もっこりブーメランパンツは伊達じゃない』ってセリフ、本当に気持ち悪いんだけど……」

 

 女子たちは汚物を見るような目で俺たちを睨み、男子たちは関わってはいけない宗教団体の儀式を見てしまったかのように目を逸らしている。

 遠く離れた壁際では、俺の永遠のツンデレ隣人である堀北鈴音が、完全に視界を遮るように両手で顔を覆い、「なぜ私はこんな学園に入学してしまったのかしら……日本の教育システムは完全に崩壊しているわ」と、一人でブツブツと絶望の呪詛を吐き捨てていた。

 

 周囲のパンピーたちの凄まじいドン引きオーラ。

 しかし、俺と高円寺にはそんなものは一切関係なかった。真の強者とは、大衆の理解など求めない。俺たちは互いの腕を合わせたまま、ニヒルな笑みと不敵な笑みを交わし、このプールという戦場における絶対的な支配者としての余韻を、ただ静かに噛み締めるのだった。

 

 

*1
東洋医学で,臍(へそ)の下のあたりをいう。全身の精気の集まる所とされる。







ようやく⋯ようや_く…水着回が終わってくれました。。。
なんでこんなに長引いたのか意味がわかりません。1話で終わる予定だったのに⋯
毎回深夜の酒入ったテンションで書くのはよろしくないのでは?

ていうか、短編ってもう無理じゃね。もう10話だぞ。
10話もやってアニメでいうところのこれ2話目!?

タグのラブコメって誰と誰がラブコメしてんのだ?
原作通りの展開なのに執筆に時間がかる…?妙だな…


GWということで連日更新!したかった
なんだよ、それ。更新したかったって。諦めたのかよ?
うん。

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