チャラノ小路チャラ隆の野望 作:ぺこりーにょ
あれれ~おかしいぞ~
だって原作沿いなのに更新が遅いんだよ
……!!
ホワイトルーム最高傑作とまで
……などと思うこともなく、俺は無表情のまま、心の中で極めて平坦に呟いた。
まじかよー、今月0ポイントかー。
教室中が「嘘だろ!?」「どうやって一ヶ月生きていけばいいんだよ!」と喧騒の渦に飲み込まれる中、俺の心は春の海のように凪いでいた。
確かに、無条件で支給されると思っていた10万ポイントがゼロになったというのは、一般的に見れば死活問題だろう。パンピーたちにとっては、まさに明日からのパン代にも困るサバイバル生活の幕開けである。とはいえ、いたるところに配置された無料の品があるのでたいして困ることもないだろう。
しかし、俺はチャラノ小路チャラ隆。常に最悪の事態を想定し、複数のセーフティネットを構築しておくのが、カーストの頂点に立つワルの流儀である。
俺の脳裏には、ある一人の見目麗しき黒ニーソ怪盗の姿が浮かんでいた。
Aクラスに美人キャッツがいてくれてよかったー。
そう、俺のスイートルームに時折訪れる奇妙な共犯者、神室真澄である。
彼女が所属するAクラスは、この学園におけるエリートの集団だ。俺たちDクラスのように、初月から授業態度で自滅してポイントを全て消し飛ばすような愚かな真似をしていない。
ということは、ますみんはAクラスの恩恵を受けて、今月もポイントが潤沢に余っているだろう。ならば、その余りある資産を有効活用させてあげるのが、懐の深い男の優しさというものだ。
今日の放課後、いつものように俺の部屋で密会する際、堂々と「今月ピンチだから、ツマミや飯をたかるわー」と提案すればいい。
怪盗キャッツである彼女も、俺というルパン三世に飯を貢ぐことができるのであれば、きっと(盛大な舌打ちと罵倒を交えながら)喜んで財布の紐を緩めてくれるに違いない。
そこまで思考を巡らせた瞬間。
俺の脳内のチャラ男演算回路に、雷のようなインスピレーションが走った。
むっ! これ、最高にチャラっぽいなー!
自分で閃いておいて何だが、これこそが真のチャラ男の到達点ではないだろうか。
ただ単に腕っぷしが強いとか、テストの点数が高いとか、そんなものは所詮、自己完結したステータスに過ぎない。しかし、「己の魅力とバイブスだけで、他クラスの優秀な女に
茶柱が俺の席の横を通り過ぎようとした、まさにその時だった。
彼女の白い手が、教卓の資料を整えるような自然な動作の延長でスッと動き、俺の机の上に一枚の小さく折り畳まれた紙切れを、誰にも気づかれないような鮮やかな手つきで落としていったのだ。
俺は表情を一切変えることなく、その紙切れを手のひらに隠し持った。
茶柱はそのまま何事もなかったかのように教室の前方へと戻り、「ホームルームは以上だ」と告げて教室を出て行った。
俺は机の下で、そっとその紙切れを開く。そこには彼女の几帳面な字で『放課後、特別棟の空き教室へ来い。奥の給湯室で待機しろ』という簡潔な指示だけが記されていた。
……なるほど。
俺の脳内の恋愛指南データが、瞬時にこのシチュエーションを解析する。
放課後、人目を忍んで美人教師から手渡される秘密のお誘いの紙切れ。これは紛れもなく、禁断のスクール・ラブへと発展するフラグに他ならない。普段は厳格な教師が、俺の溢れ出るワルの魅力に抗えきれず、ついに理性を手放したというわけだ。年上の色香と、あの圧倒的な胸部装甲による個人授業。チャラ男としては絶対に逃せない特大イベントである。
俺は無表情のまま内心で「ウェーイ」と喝采を上げ、ほいほいほほいと夏の夜の誘蛾灯に導かれる羽虫のように、ウキウキとした足取りで指定された特別棟の空き教室へと足を運んだ。
教室の奥にあるドアを開けると、そこは狭い給湯室になっていた。紙切れの追記には「そこで待機しろ」とあったため、俺は大人しくその埃っぽい空間で待つことにした。
だが、ただ突っ立って待っているのも暇だ。俺は周囲を見渡し、シンクの横に置かれていた年季の入ったやかんを見つけた。蛇口を捻って水を入れ、ガスコンロの火をつける。給湯室の棚を漁ると、来客用と思われる急須と、安物の茶葉が入った缶を発見した。
お湯が沸騰するのを待ち、急須に茶葉を適当な分量だけ放り込み、熱湯を注ぐ。立ち昇る湯気とともに、茶葉の香りが狭い室内に広がった。俺はそれを、備え付けられていた簡素な紙コップへと静かに移した。
「……いや〜。緑茶が美味い」
ズズッ、と熱いお茶をすすりながら、俺は一人ごちた。
ホワイトルームでの徹底された栄養管理下では、このような嗜好品を自分のペースで楽しむ機会など皆無だった。カテキンとテアニンがもたらすリラックス効果が、俺のチャラい闘争心を優しく包み込んでいく。美人教師との逢瀬を前に、緑茶で心を落ち着かせる。これぞまさに、余裕のある大人の男の嗜みである。
と、俺が一人で湯気を眺めて一息ついていると、給湯室のすぐ外、空き教室の方から、カツカツという足音とともに二つの女声が近づいてくるのが聞こえてきた。
「……だから、私は納得がいかないと言っているんです」
「お前の納得など、この学校のシステムにおいては何の意味も持たない。それはもう理解したはずだろう」
デカパイ担任の茶柱と、俺の永遠のツンデレ隣人である堀北鈴音の声だ。
給湯室の薄暗い空間で紙コップを持ったまま、俺のチャラ男センサーが激しく反応した。
なんだと? 美人教師からの秘密の呼び出しだと思っていたら、そこにクラス随一の美少女まで同席しているだと? これはもしや、俺という一人の至高の男を巡って、大人の魅力とツンデレの魅力が激突する、血で血を洗うキャットファイトが展開されているということか!
俺の期待に胸が激しく踊る。どちらの想いに応えるべきか、あるいは両手に花というハーレムルートの第一歩として二人とも受け入れるべきか。俺が真剣に脳内会議を進めていると、壁越しに聞こえてくる会話の内容が、どうやら俺の予想とは少し違うベクトルに進んでいることに気がついた。
「私が、Dクラスなどという底辺に配属されたこと。これが何かの過ちでないかということを、私は問いただしているんです。私の成績や能力が、あの不良品ばかりのクラスに相応しいはずがありません」
堀北の冷たく、しかし切実な声が響く。彼女は自分に対する学校の評価が間違いであると主張しに来たのだ。
それに対し、茶柱は氷のように冷徹な声で答えた。
「お前の在籍クラスはDクラスだ。それは厳格なる審査の結果であり、決して間違いではない。お前は確かに学力は高いが、それ以外の部分で致命的な欠陥を抱えている。だからDクラスと判断された。それだけのことだ」
「……欠陥、ですか」
「そうだ。だが、もしお前がその評価を覆したいと本気で願うなら、方法は一つだけある。このDクラスを率いて、ポイントを稼ぎ、Aクラスにまで昇格してみせろ。この学校は実力至上主義だ。結果を出せば、お前が正しかったと証明される」
沈黙が落ちた。
堀北のプライドが高く、孤高を貫く性格からして、この現実は屈辱以外の何物でもないだろう。だが、彼女はバカではない。現状を冷静に分析し、自分がAクラスを目指すしか道がないことを、しぶしぶながらも認識したようだ。
「……わかりました。ですが、今の惨状のDクラスで、私一人でAクラスを目指すというのは、あまりにも非現実的です」
堀北が忌々しそうに吐き捨てる。
「そう言うだろうと思っていた。だからこそ、特別に手助けをしてやろう」
茶柱の声に、わずかな笑みが混じったのがわかった。
「喜べ、堀北。お前のために、助っ人を用意しておいたぞ」
給湯室の俺は、紙コップを静かにシンクに置いた。
なるほど。美人教師からの秘密の呼び出しの真相は、俺を堀北の『助っ人』として紹介するためだったのか。俺の圧倒的なポテンシャルと知性を、茶柱はすでに見抜いていたということだ。
ならば、俺の取るべき行動は一つ。最強の助っ人、そして最強のチャラ男として、圧倒的なやる気とモチベーションを見せつける最高にナウい入場を飾ることだ。
「入れ」
茶柱の合図の声が響いた。
俺は給湯室のドアのノブに手をかけ、一息にすっと横に引いて開け放った。
「……先生。私は助っ人を紹介されると聞いたのですが?」
ドアが開いた瞬間、待ち構えていた堀北は、俺の姿を見るなり眉間に深いシワを刻み、心底うんざりした顔で茶柱へと視線を向けた。
「変質者の間違いでは?」
彼女がそう吐き捨てるのも無理はない。なぜなら俺は、入室のドアを開けたその瞬間から、凄まじいスピードと異常なテンションでシャドーボクシングを行っていたからだ。
「シュッ! シュシュッ!!」
俺は「自分、このプロジェクトに向けて超頑張るっす!」という圧倒的なアピールをするためだけに、ホワイトルームで極限まで鍛え上げられた近接格闘術のフットワークを全開にしていた。
華麗なステップを踏み、スリップで仮想敵の攻撃を躱し、空調の風を切り裂くような鋭いジャブ、ジャブ、からの重いストレートを虚空に向かって連続で放つ。一切の無駄がない、プロボクサーも顔面蒼白で逃げ出すほどの殺意に満ちた完璧なフォーム。だが、俺の表情は完全に死んだ魚の目のままであり、口からは「シュッシュッ」という気が抜けた破裂音が等間隔で漏れ続けている。
「オッケー! おケマル水産! ほりぴーと二人三脚のAクラス昇格ミッション! これから昼も夜もパートナーとして、俺の拳とバイブスで一緒に頑張ろうな! ウェーイ!!」
俺が鋭いアッパーカットで虚空の敵を粉砕しながらそう宣言すると、教室の空気はシベリアの永久凍土のごとく完全に凍りついた。
「……これが、助っ人ですか?」
堀北は、激しくステップを踏みながら空気を殴り続けている俺の方へは一切顔を向けず、ただ冷ややかな目で茶柱の正気と判断能力を問いただした。
「う、うむ……」
いつもは余裕と威厳に満ち溢れているはずのデカパイ担任・茶柱佐枝の表情が、かつてないほどに引きつっていた。
「ま、間違いではない……はずだ」
先ほど、堀北のDクラス配属について「決して間違いではない」と氷のように冷徹に断言していた彼女の姿はそこにはない。茶柱のその声は、どこか歯切れが悪く、困惑しきっており、完全にしどろもどろになっていた。
「……お前の在籍クラスぐらい、間違いではない……。……なぜか、本人も……見ての通り、異常なまでにやる気満々のようだしな……」
茶柱は額に微かな冷や汗を浮かべながら、必死で自分を納得させるように言葉を紡いだ。
おそらく彼女の想定では、俺はもっと「やる気のない、底知れぬ実力者」として気怠げに登場するはずだったのだろう。だが、チャラ男のバイブスを甘く見てもらっては困る。俺は与えられたステージでは常に120%のパフォーマンスを披露する男なのだ。
「シュッシュッ! どうした二人とも、俺のアグレッシブなステップに魅了されちまったか? 遠慮せずに飛び込んできていいぜ!」
俺がワンツーパンチを決めながら呼びかけると、堀北は深い絶望の溜息をつき、茶柱は頭痛の痛みを堪えるように眉間を押さえた。
初夏の夕暮れ時。誰もいない空き教室で、俺の放つ風切り音と「シュッシュッ」という声だけが、虚しく、そして最高にチャラく響き渡り続けていた。
茶柱先生による秘密の三者面談が終了し、俺たちは特別棟の薄暗い空き教室を後にした。
夕闇が迫るキャンパス内。初夏の生温かい風が吹き抜ける中、学生寮に向けて連れ立って歩く。
隣を歩く堀北鈴音は、俺の放つ圧倒的なチャラ男バイブスから自身の精神を自衛するためか、きっちりとソーシャルディスタンス(約二メートル)を保ちながら、まるで処刑台へ向かう罪人のような重い足取りで深い沈黙を守っていた。
やがて、彼女が深く、本当に心の底からの絶望と諦観を吐き出すように口を開いた。
「それで……。全くもって不本意極まりないし、できれば私の脳の海馬から今すぐこの数十分の記憶を消去したいのだけれど……仕方がないとはいえ、あなたは私がAクラスを目指すため協力してくれるのよね?」
俺は歩みを止めることなく、首にかけたバカでかいヘッドホンを少しだけずらし、答える。
「もちのロンだぜ。この腹筋に誓うぜ」
俺は感情の一切こもっていないフラットな声でそう宣言すると、制服のシャツの裾をペラリと捲り上げ、夕暮れのオレンジ色の光の中に自慢のシックスパックを晒した。
これはただの筋肉ではない。完璧にセパレートされた
「……どうして茶柱先生は、よりによってこんな人間を……」
堀北は俺の芸術的な腹筋には一瞥もくれず、天を仰いで嘆きの声を漏らした。その瞳には、大自然の理不尽に対する深い悲しみが宿っている。
「しゃーないじゃん。ほりぴー、この一ヶ月間、オレ以外のクラスメイトとまともに話したことないし」
俺が極めて客観的な事実を指摘すると、堀北は痛いところを突かれたようにピクリと肩を揺らした。
「……それにしたところで、いくらなんでも、という話よ」
彼女は、俺という存在が放つ悪夢を物理的に振り払うかのように、ブンブンと首を振った。
俺は捲り上げていたシャツを元に戻し、彼女のその甘い考えを粉砕すべく、極めて論理的なプロファイリングを展開した。
「よく考えろよ、ほりぴー。お前がこのDクラスという底辺の掃き溜めでAクラスを目指すパートナーを探すとして、俺以外の選択肢が存在するか?」
俺は右手の指を折りながら、クラスの生態系を一つ一つ解説していく。
「まず女子だ。お前は黙っていればトップクラスの美人だから女子からは妬まれ気味じゃん? 女のコミュニティってのは、調和を乱す美人を本能的に排除しようとするじゃん。お前が今更すり寄ったところで、女子たちが協力するわけがないじゃん」
堀北は反論せず、ただ不機嫌そうに唇を噛んだ。事実だからだ。
「かといって、男子のパンピーに目を向けてみろ。池や山内をはじめとして、基本的にはおバカさんの集まりだ。あいつらにAクラス昇格の長期的なビジョンなんて理解できるわけがない。それとも、小テストでトップだった、オレ以上にどうかしてる
堀北の顔色がさらに一段階青ざめた。高円寺との共闘をリアルに想像し、激しい拒絶反応を起こしたらしい。
「となると、残る候補は一つ。クラスで唯一まともな協調性を持ち、カーストの上位にいるイケメン・平田洋介だ。だが、あいつはサッカー部だ。部活男子はたしかにモテるが、放課後は泥と汗にまみれていて、お前のために割く時間はなかなか取れないだろ?」
俺はそこで歩みを止め、堀北の正面へと回り込んだ。
「消去法でいくと、最後に行き着くのは……そう。小テストで87点という『実は頭がいい不良』のギャップ萌えを完璧に証明し、かつ、初日のプール授業でプレゼンしたように、学力とベットの上の運動が得意なオレになるわけよねん。Q.E.D. 証明終了だ。アーイ」
俺が両手でピースサインを作りながら、全く隙のない完璧な論理を提示すると、堀北は膝から崩れ落ちそうになるのを必死で耐えていた。
「あぁ……こんなことになるのなら……もっとみんなと積極的に話しておけばよかったわ……」
彼女は両手で顔を覆い、入学初日からの己の孤高な振る舞いを心の底から後悔しているようだった。友達を作らないという選択が、巡り巡って「頭のおかしいチャラ男と二人三脚を組まされる」という最悪の罰ゲームを引き寄せたのだから、その絶望はいかばかりだろうか。
だが、堀北鈴音という女は、ただ絶望に沈むだけの脆弱な生き物ではない。
彼女は数回の深呼吸を経て、苦虫を百匹ほど同時に噛み潰したような凄絶な表情で顔を上げ、この悪夢のような現実を無理やり受け入れた。
「……いいわ。あなたがどれほど論理的破綻をきたした変質者であろうと、茶柱先生が選んだ以上、あなたにはそれなりの能力があるのでしょう」
堀北は鋭い視線で俺を射抜いて、核心を突く問いを投げかけてきた。
「でも、一つだけ聞かせて。あなたのようなタイプの人間が、どうしてAクラスを目指すの?」
「どうしてって。この学校の生徒はみんな目指すところだろう?」
俺はピンク色のガムをクチャリと噛み、虚空を見つめながら平坦な声で答えた。
「誤魔化さないで」
堀北が冷たく斬り捨てる。
「平田くんのように『クラス全員で協力したい』という善意でもなく、私のように『どうしても証明したいことがある』わけでもない。あなたには、ちゃんとした動機があるはずよ。でなければ、わざわざこんな面倒なことに協力するはずがないわ」
さすがは俺の(暫定)ファースト彼女候補だ。俺の行動原理の根底にある合理性を正確に読み取っている。
俺は極めて真面目なトーンで説明を始めた。
「いいか、ほりぴー。Aを目指すということは、すなわちDクラスのクラスポイントをあげるということだ。そしてクラスポイントが上がれば、必然的に、毎月俺たちの手元に振り込まれるプライベートポイントも増えることになる」
「……ええ、学校のシステム上、そうなるわね。……つまり?」
堀北が警戒を強め、ゴクリと息を飲む。
俺は一切の表情筋を動かさず、死んだ魚のような瞳のまま、純度百パーセントのドス黒い欲望を声に乗せた。
「遊ぶ金欲しさに」
「それは犯行動機よ」
「ウェーイ。言い得て妙だな」
俺が肩をすくめると、堀北はもはや怒る気力すら失ったように、無言で寮の方へと歩き出した。
互いに全く噛み合わない目的(野望と遊ぶ金)を抱えながら、この狂った学園における頂点を目指すという、奇妙極まりない二人三脚の第一歩を踏み出したのだ。
そろそろ10卍行きそうなのマジ?そんな寄り道したか?
ほぼ原作通りだったはずなのに…なしてまだこんなにダラダラと一巻の内容を…?
他の女の子出したいんだが、これ以上1巻以上でやるよりも話を進めてえぇ…
でもほりぴーや櫛田以外の子を出したい。。。ハリネズミのジレンマね
とはいえ、1巻のメインイベントは終わった気がします。次いきなり2巻に飛んでもええんんちゃう?←!?
最後に、感想と高評価ありがとうございます。これらがなければこの筆不精の作者がキーを叩くまでどれだけ遠ざかるかというものでござんす。