「読者のみんな、俺の姿が見えなくてもチャンネルはそのままで頼むぜ!俺は今、暗くて狭い石っころの中に閉じ込められてるからな!ちなみにタイトルは俺が不在でも公的に『八つの大罪』で固定されたみたいだ!やったぜ公式認定!さて、外のみんなはどうしてるかな!?」
王都リオネス、正門前。フラウドリンが飛び去った空を、メリオダスは代用の剣の柄を強く握りしめたまま、鋭い眼差しで睨み据えていた。
「どうして……どうして父上が、魔神族などに……」
グリアモールがその場に膝をつき、両手で顔を覆って絶望の声を漏らす。
「王国を守るべき聖騎士長である父上が、我らを裏切り、ブリタニアを制圧するなどと……!」
ギルサンダーとハウザーも、かつて尊敬していた上官の変貌ぶりに言葉を失い、ただ俯くことしかできない。
「……自分を責めるな、グリアモール。そしてギル坊、ハウザー」
メリオダスが振り返り、静かに、だが確かな事実を告げた。
「奴はお前の父、ドレファスじゃない。体を乗っ取られているんだ」
「「「えっ……!?」」」
三人の聖騎士が弾かれたように顔を上げる。
「ドレファスの中に巣食って、意識も体も操っているのは……十戒の一人、『フラウドリン』だ」
メリオダスの言葉に、全員が息を呑んだ。
「十戒の、フラウドリン……」
ディアンヌが不安そうに呟き、ゴウセルも無表情のままコクリと頷く。
「そういうことだ。だから、ドレファスを救うためにも、俺たちは奴らをぶっ飛ばさなきゃならねえ」
メリオダスは気合を入れるように両手で自分の頬をパンッと叩き、八つの大罪のメンバーと、三人の聖騎士たちを見渡した。
「それに、あの赤い変態が連れ去られたからな。あいつのあのデタラメな戦力を手放すのは、これからの戦いにおいてかなり困る」
メリオダスはニシシと笑って付け加えた。
「……あと、ついでに大事な仲間だからな。全員で救出に行くぞ!」
「おうっ!」「はいっ!」
ディアンヌやハウザーたちが力強く頷く。 これからの激戦を見据え、結束が固まったかに見えた、その時だった。
「……わりィな、団長。俺は遠慮させてもらうぜ」
重い空気を切るように、バンが三節棍を首の後ろに回しながら口を開いた。
「バン……?」
メリオダスが首を傾げる。
「俺は、妖精王の森に行く」
バンの赤い瞳の奥には、確固たる決意が宿っていた。
十戒が復活し、世界が危機に瀕していようとも、彼にとっての最優先事項はただ一つ――エレインを蘇らせること、あるいは彼女の故郷を守り抜くことだった。
「……そっか。分かった」
メリオダスは引き留めることなく、すんなりと承諾した。バンのエレインに対する想いの強さを、誰よりも理解しているからだ。
「おい、バン!待てよ!」
キングが慌ててバンに詰め寄る。
「妖精王の森に、君はもう用はないはずだろ!? 何を勝手なことを……!」
「知るかよ。俺の勝手だろォ?」
バンはキングを無視して、ひらひらと手を振りながら一人で歩き出してしまった。
「くっ……ちょっと、待てってば!」
キングは「団長、少し行ってくるよ!」と叫び、クッションに乗ってバンの後を追いかけて飛び去っていった。
「ありゃあ、放っておいても大丈夫そうだな」
メリオダスが苦笑いして見送る。八つの大罪は、一時的に分断することとなった。
「さてと。それじゃあ俺たちも出発するか」
メリオダスはくるりと向き直り、マーリンを見上げた。
「なあマーリン。お前が俺から『奪ったやつ』……そろそろ、返してもらうぜ」
「……ふむ」
マーリンは妖艶な笑みを浮かべ、コクリと頷いた。
「承知した、団長殿。十戒が動き出した今、もはや出し惜しみをしている余裕はないからな」
「よし!それじゃあみんな、ホークママに乗り込め!」
メリオダスの号令のもと、残されたメンバーたちは豚の帽子亭へと乗り込み、新たな戦いの地、十戒の気配と、魔神族のゴーレムが暴れ回っているという『キャメロット王国』の方角を目指して進み始めた。
一方その頃。『女神の琥珀』の中の亜空間。
見渡す限り何もない、荒涼とした薄暗い空間で、デッドプールの絶叫が響き渡っていた。
「なんでここにこいつらいるんだよォォォ!?」
デッドプールは涙目で、全力疾走で逃げ惑っていた。
彼の背後からは、巨大で禍々しい『灰色魔神』が、なんと10体もドスドスと足音を立てて追いかけてきているのだ。
「フラウドリンのおっさん!俺の門番担当に灰色魔神10体とか、用意周到すぎるだろ!! どんだけ俺のこと警戒してんだよ!」
デッドプールは走りながら振り返り、自分の顔に浮かんでいる『黒い紋章』を指差した。 「おい!ストップ、ストップ!よく見ろよお前ら!この立派なタトゥーが見えねえのか!?俺はお前らと同じ魔神族だぞ!同郷のよしみで見逃してくれ――」
グァァァァァッ!!
知性など微塵もない灰色魔神たちは、デッドプールの言葉など完全に無視し、巨大な黒い炎の塊(ダーク・スノウ)を一斉に口から吐き出した。
「話聞けやァァァァッ!!」
ズドガァァァァァァンッ!!!!
10体同時の攻撃を真正面から食らい、デッドプールの身体は縦に綺麗に真っ二つに裂けてしまった。
「あー……これ、右半身と左半身で別々に再生したら、俺が二人になっちゃうパターンのやつゥゥ……」
真っ二つになったデッドプールの顔が、それぞれ地面に転がりながらボヤいた。
【教えて、ホーク先生!】
「ブゴォォォォ!!『教えて、ホーク先生』の時間だぞ!!」(ホークが黒板をバンバン叩く)
ホーク「今日の題材は『下等魔神』についてだ!魔神族の中には、十戒みたいな言葉を喋るエリートの他に、赤い魔神や灰色の魔神みたいな『下等魔神』がいるんだ。こいつらは知能が低くて、ただ破壊と殺戮の本能だけで動く厄介なバケモノなんだぞ!」
デッドプール(右半身)「先生!質問!じゃあ俺のこの見事なトークスキルはあいつらには通じないってことですか!?」
ホーク「当たり前だ!豚の言葉が通じない人間と同じだろ!」
デッドプール(左半身)「例えが分かりにくい!ていうか早く誰か助けて!灰色魔神に囲まれてリスキルされ続けてるんだけど!!」
ホーク「自力でなんとかしろ!
次回、八つの大罪 第4話!『キャメロットの危機!?巨獣アルビオン襲来!!』
次回も俺様の活躍を見逃すなよ!」
かなり後になりますが、結構物語に関わるオリキャラを出してもいいですか?それとも既存キャラのみで話進めたほうがいいですか?因みに出したいと思ってるオリキャラは最高神や魔神王並みの存在として出すつもりです。
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オリキャラ出してもOK
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既存キャラだけにして