第三次世界大戦の最中、ローマ正教の工作員ルクレツィア・サヴェッリは、御坂妹事件以前の自分へ戻るため禁術《遡時自己還帰》を起動する。だが術は失敗し、三年前の学園都市で四年間昏睡していた十歳の少女・朔夜紫苑の身体に宿ってしまった。

前世で彼女は、一方通行に惨殺される御坂妹たちを何度も見た。最後には上条当麻が実験を止めた。それでも、その時にはすでに一万三十一人が死んでいた。

だから今度は、上条が必要になる前に、自分の手で止める。

借り物の身体。隠したままの魔術。数少ない共犯者たち。原作開始一年前の十月、朔夜紫苑は絶対能力進化計画そのものへ手を伸ばす。

御坂妹を、一人も死なせないために。

御坂妹を全員救いたいというモチベーションで書き始めました。みさきちがヒロイン。一方さんも救います。
  第一話 目覚めたのは、私ではない()
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