音楽の研究者   作:k0k4

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はじめてまして、k0k4です。
目に留めて頂き光栄です。
このような文を書くのは初で、当然初投稿です。
拙い文や原作の世界観やキャラの口調が合ってない場合があると思いますので、その際は温かく見て頂ければ幸いです。
また、キャラに対して独自の解釈をしてる場合も
あるので、そこもお願いします
ではよろしくお願いします


第一楽章

 

 

 

 「サッカー部どうですかー!」

 

 「芸術に興味ある人はぜひ演劇部にー!」

 

 4月の初め、冬の寒さもとうに過ぎてだんだんと暖かくなってきたこの時期、そのあたりに咲いてる桜が風物詩かのごとく飛び交うなか、各部の新入生を必死に取り込もうとする声も同じように飛び交っている。

 

 それはここ、京都府立北宇治高等学校、通称「北宇治」も例外ではない。ここ北宇治は偏差値的に見ると中の上,進学実績も普通、場所も京都にあるが普通、数少ない特徴を挙げるとするなら、市内唯一のセーラー服が女子ウケしてることだ。逆に男子の制服はあまり今では見かけない学ランだが、ハッキリいうとダサいと自分は思う。

 

 この日は北宇治高校の入学式、多くの人が真新しい制服に身を包み、高校生活または青春という名のものに期待に胸を膨らませ新たな門をくぐる日、それと同時に北宇治の各部活はこれからの部の一員となり支えとなる新入部員の勧誘という死活問題に取り組む春先にしか見れない貴重なイベント。

 

 その双方の生徒たちでごった返している正門・アプローチ・プラザをまるで自分は関係ありませんと、ものがたりながら歩いている1人の男子生徒がいた。

 

 「必死な勧誘活動、お疲れ様~」

 「君も!ってなんだお前か、てかなんでこの時間にきてるんだ?」

 「いや~先生が部活らしい活動しろってさ」」

 「まぁお前の部いろいろ怪しいもんな、ちゃんとしてるかのアピールてってとこか?」

 「そんな感じ、てか勧誘はもういいの?」

 「あ、そうだった!ほら、早くいけ」

 「はいはい、じゃあ頑張ってね~」

 

 勧誘を行っている友達にちょっかいをかけながら大階段に続くアプローチを歩くこの男の名前は 桜庭 朔(さくらば さく )と言った。

 彼は北宇治高校の2年生だ。

 

 なぜ彼が新入生でもないのにここにいるのかというと、それは彼が所属しているとある部に関係しており、彼が所属している部活は野球部や軽音楽部といった他の高校にもある普遍的な部とは違い少々変わった部になっており、その関係でここにきてるわけである。

 

 アプローチを歩き終えた先に見えてくる昇降口に続く大階段や階段を登った先にある広場には様々な楽器を準備している彼ら━━男女比の差から正確には彼女らである━━を発見すると、ふとその中で準備に関わっていない男子が目に入った。

 

 「あれ?後藤、今日は演奏しないのか?」

 

 後藤と呼ばれた男子は振り向くと、眉間にしわを寄せつつ手に持ってる看板を指差した。

 

 「桜庭か…今日はチューバは1人で良いから、俺は看板持ちだ」

 「その可愛らしい看板をか?」

 「あすか先輩に命令されたんだ、決しておれの意志ではない」

 

 なるほどと思い周りを見ると、確かにもう1人のチューバであり後藤の彼女━━長瀬梨子が楽器の準備をしてるのが目に入る

 

 「まぁ、なっしーよりもお前が持つほうがインパクトあるし良いんじゃね」

 「俺は良くない」

 

 そう雑談をしてると後藤も先程の男子生徒と同じ質問をしてくる。

 

 「というか、お前なんでこの時間帯にきてるんだ。そんなケース持って」

 「先生へのアピールだよ、後ちょうど妖怪先輩から勧誘手伝えって頼まれてたしな」

 「そうなのか…すまんな」

 「まぁ良いよ、環境が変わっても色々とそう変わるもんじゃないし、あとは俺の活動にもプラスだしな、じゃ、おまえの看板持ち楽しみにしてるよ」

 

 そういいながら俺は今回、このことを依頼、もとい命令してきた人のもとに向かう

 

 「おい、妖怪先輩きてあげたぞ」

 「お!来てくれたんだ~!この美少女で尊敬できるいち先輩のために無茶な頼みを聞いてくれるなんて出来た後輩~!」

 「誰が、あんたを尊敬するんですか~、そんな後輩がいたらそいつの心を疑うな」

 「なんだと~!いい加減先輩を敬え~!」

 「いででで!!」

 

 会話の一言目からこの鬱陶しさ、この三年生の象徴する緑のリボンを付け、眼鏡をかけ、絶賛俺にヘッドロックをかけてる人は三年の田中あすか先輩。北宇治高校吹奏楽部の副部長だ。学校では美人で秀才と、もてはやされているがその外見を覆すほどの内面を持っており、自分からするとただの無茶ぶりが多いハチャメチャで、ユーフォが引くほど好きな、尊敬する部分がひとつもないただの先輩いや、魔王?妖怪?である。こんな新入生が多く登校してくる時間より早く来る羽目になったのもこの人のせいである。

 

 「ちょっと、あすか!なにしてるの!」

 「何って教育的指導?」

 「いいから、やめなよ!せっかく来てくれたんだから」

 「は~い」

 

 その妖怪を止めてくれた、フミちゃんではなくこの先輩は、同じく三年の小笠原晴香先輩。北宇治高校吹奏楽部の部長だ。晴香先輩とは中学が同じで北宇治の先輩の中ではトップレベルで関係が深い。超がつくほどのお人好しで、パッと見、たよりなく見えるがやるときはやるという事を自分は知っている。北宇治で一番というほど信頼と尊敬をしており、あすか先輩からの無茶な頼みを聞いた理由の一つは晴香先輩と関係している。

 

 「来てくれてありがとう、桜庭くん」

 「あ、中世古先輩どうも」

 「本当に良かったの?断ってくれてもよかったんだよ」

 「大丈夫っすよ、自分の活動にもプラスなんで」

 

 そして、言葉の節々からいい人だと判断できるこの声の持ち主は、同じ三年の中世古香織先輩。先程の声からわかるように尊敬に値する優しさを持ち、誰が見ても美しいと思う美貌を持ってるので、北宇治高校のマドンナと呼ばれており、恋愛面ならず、他の面でも多くのものに尊敬されており、ある後輩には「香織先輩、マジエンジェル!」と崇拝ともとれる慕われ方をされている。

 

 そう、今回自分が入学式の早い時間帯からきたのは、この現吹奏楽部の幹部三名、━━主に田中先輩だが━━に新入部員をできるだけ多く確保するための手伝いをしてほしいと依頼されたからである。現状、北宇治高校吹奏楽部の実力はお世辞で言ってもうまいとは言えず、多くの新入生を引き入れれる自信があまりないということで、同じ音楽関係の部に所属しており、様々な部の手伝いをしている自分に依頼が来たのである。

 

 「ごめんね…朔君、こんな事頼んじゃって…私たちがもっと上手になってれば…いや、というか私がもっと上手くまとめれてればこんな事なかったのに、やっぱ私に部長なんて無理なんだよ…」

 「もう晴香、そんなままで演奏しても新入生も来てくれないよ!」

 「香織、そうだよね…ちゃんと練習してきたんだから頑張らないと、じゃあ朔君、よろしくね!」

 「はい、晴香先輩も頑張って下さい!」

 

 そう言うと、晴香先輩は香織先輩を連れて部員が準備している集まりに戻っていく、あまりこのようなこと事は晴香先輩に言えないが今の北宇治のクオリティで演奏を実力的に見ると楽しみしてるとは、いち音楽関係者として言えなかった。それほど北宇治の現状はひどく、変えるのは難しい。

 

 




アニメ一話の前の内容を自分なりに考えて見ました。
今回の話はお試し的なものなので、本来はもっと字数も増やそうと思います。
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