透き通るような砕竜   作:鬼ミズチ

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お久しぶりです。
沢山の登録と感想、誤字報告ありがとうございました。

単刀直入に言いますと前話は削除しました。
何故かって?
そりゃあ折角のキヴォトス入りなのに、考える回だぁ?
そんなの洒落くせェ!と思ったからっすね。

今回は短めです。


1章:キヴォトス乱入
8. ブルーアーカイブ!


 目が覚める。

 視界を満たすのは暗闇。

 だが、今自分は地中に居るのだと瞬時に理解できた。

 

 ……伊達に鉱脈内で、何度も休眠してないって事だな。

 

 身体はあの死闘が嘘だったかのように、問題なく動かせる。

 いや、いつになく力が漲っている。

 

 さっそく直感に任せて……。

 

 

 上へ。

 

 腕で地面を掻き、脚で押しのける。

 

 

 上へ。

 

 岩盤をぶち抜き突き進む。

 

 

 掘り進めるたびに、土の感触が変わる。

 固い岩盤から徐々に、徐々に……。

 柔らかい土質へ。

 

 それはつまり、地上が近くなっているということ。

 

 ……口角が自然と吊り上がる。

 

 新たな世界に胸が高鳴る。

 初めて遊園地に来た幼子のように……。

 

 

 だが、これは博打に近い行為だと……分かっている。

 幾ら期待を膨らませようとも。

 どんな世界かなんて見当もつかないのだから。

 もちろん、危険だってあるだろう。

 

 

 だが!

 

 

 あの少女……いや、祖龍が……。

 あんなにも超常的な存在が興味を持つほどの世界。

 

 見てみたい。

 この身で実感したい。

 

 そう思ってしまう。

 止まるどころか……自然と地面を掻くスピードが速くなる。

 

 

 俺の足を止めさせる程の心残りなんてものも……存在しない。

 モンスターとしてその一瞬を全力で生きてきたから言わずもがな……。

 縄張りもアイツ等がいる。

 

 

 ……ああ、後顧の憂いすらもない。

 

 

 そんな感情に、後押しされるように。

 ……更に勢いが増す。

 

 

 どんな世界だとしても……。

 思う存分楽しもう。

 

 どれほどの障害が立ち塞がろうとも……。

 この拳で撃滅しよう。

 

 

 

 

 

 ……クククッ!憧れは止められねェ!

 

 

 

 

 

 そんな決意を込めて放った拳が岩石を砕く。

 

 暗闇に支配されていた視界が、眩い光で満たされる。

 視界がいっきに開けた。

 

 

 

 目に映るのは火山地帯。

 そして遠目には氷土が隣接している。

 

 灼熱と極寒。

 その二面性を併せ持つ極限環境。

 

 見上げると広がるは雲1つない青空。

 

 そして違和感。

 本来の空にはあるはずのない……異様を放つ。

 巨大な……。

 

 

 

 

 『輪』(ヘイロー)

 

 

 

 

 ……ああ、そうか。

 そうなのか。

 

 

 思い出すのは前世。

 モンスター生の中で徐々に薄れていた記憶の数々。

 

 俺は知っている。

 この風景を……。

 見たことがある。

 この世界を……。

 

 前世、俺が人間だったころ嵌っていたゲーム。

 その数あるスチルの中の1枚に、この景色はどうしようもなく似ている。

 

 

 ……『捻じれて歪んだ箱庭』、か。

 まさに言い得て妙。

 

 

 透き通るような世界観。

 生徒たちの青春の物語を描く。

 そのゲームの名は……。

 

 

 

「グオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオン!」

 

 ……ブルーアーカイブゥ!




やっぱこうでなきゃ。


前回のアンケートの選択肢。
下2つの選択肢はよくよく考えてみれば意味が一緒でした。

気にする→分かる
気にしない→分かる
面白ければどっちでもいい→あれ?気にしないと意味一緒じゃね?

ご迷惑おかけしました。
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