暗殺教室 地球外生命体と超生物を殺す   作:ぐちロイド

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最近ぶるらじ「2D型対戦格闘ゲームブレイブルーとアークシステムワークスの作品を応援していく番組」を兄の影響で聞くようになったんですが面白すぎませんか?実際に格ゲーをやりたいスト6やギルティギアやブレイブルー。 読んでくれてる人の中でやっていてこのキャラ使ってるやこのキャラ好きみたいなのをこの小説とは関係ないですが感想等に聞かせてください!。


第13話 修学旅行のプロローグ:最凶のパーティ編成

 

 

初夏の陽気が、旧校舎のグラウンドをじりじりと焼き始めていた。

 

体育の授業、烏丸による「暗殺訓練」が幕を閉じた。生徒たちは汗を拭い、地面に座り込んで呼吸を整えている。そんな中、連は相変わらず呼吸一つ乱さず、タオルで首筋を拭いながら、脳内のエボルトと「効率的な肉体の動かし方」について議論していた。

 

烏丸「……さて、訓練の締めくくりに一つ連絡がある」

 

烏丸が、その鋭い視線を生徒たちに向けた。

 

烏丸「来週、君たちは二泊三日の京都修学旅行に行く。だが、これはただの観光ではない。防衛省は京都の各地にプロの暗殺者を配備した。君たちの役割は、班ごとの自由行動ルートを綿密に練り、奴を絶好の『狙撃ポイント』へと誘導することだ。土地勘、人混み、遮蔽物……すべてを考慮して、最高のルートを提示しろ」

 

連「修学旅行で暗殺……。やっぱりこの学校、ゲームの難易度設定がおかしいだろ」

 

連が小さく零すと、隣にいた業がクスクスと笑った。

 

業「いいじゃない。京都の風情ある街並みが、ターゲットの返り血で染まるなんて……想像しただけでワクワクするよ」

 

連「……お前、相変わらず悪趣味だな」

 

---

 

 

着替えを終え、エアコンの効きが悪い教室に戻ると、教室内は「誰と同じ班になるか」という、ある種テストよりも残酷なスクールカーストの交渉の場と化していた。

 

連は窓際の自分の席に座り、修学旅行のしおりを適当にパラパラとめくった。

 

連(京都、か……)

 

連にとって、京都は「観光地」ではない。母親である玲奈が経営する「暁不動産」は全国に展開しており、当然、京都の超一等地の開発や視察にも連は何度も同行させられてきた。

「連、将来この土地をどう攻略するか見ておきなさい」と玲奈に連れ回された記憶が、連の頭の中には詳細なマップデータとして保存されている。

 

そこへ、一人の少年が近づいてきた。

 

渚「……あの、業君、連君」

 

潮田渚だ。その後ろには、茅野カエデ、杉野友人、そして神崎有希子と奥田愛美が控えている。

 

渚「僕たちの班でよかったら、一緒にどうかな?」

 

業は椅子をガタリと鳴らして立ち上がった。

 

業「いいよ。渚君と一緒なら、面白いことが起きそうだしね」

 

渚「連君も、どうかな?」

 

渚が期待と不安の混じった視線を向ける。連は手元のしおりを閉じ、紫の瞳を上げた。

 

連「……まあ、いいぜ。俺も余り物で組むよりは、知ってる奴らと組んだほうが効率がいい」

 

その瞬間、杉野が少し不安そうに渚の肩を叩いた。

 

杉野「おい渚、マジかよ? 業と連を同じ班にするなんて、ダイナマイトに火をつけて持ち歩くようなもんだぞ。旅行先で喧嘩でも始めたら、京都の街が消し飛ぶんじゃないか?」

 

---

 

 

 

杉野の懸念は、E組の生徒なら誰もが抱く正論だ。椚ヶ丘の二大問題児が揃えば、引率の烏丸ですら胃を痛めるに違いない。

 

だが、業は不敵な笑みを浮かべ、ポケットから数枚の写真を取り出した。

 

業「大丈夫だよ杉野。……『事前の手入れ』は済ませてあるから」

 

そこに写っていたのは、他校の不良たちが、無惨に、しかし芸術的なまでに「成敗」され、屈辱的なポーズで縛り上げられている姿だった。

 

業「地元の顔役たちには、挨拶(物理)を済ませてある。旅行中に俺たちの邪魔をする奴は、京都の鴨川に沈む覚悟ができてる連中だけだよ」

 

茅野「……うわ、真っ黒だ。業君、お前それ完全にアウトだよ」

 

茅野が引きつった笑顔でツッコむ。

 

連「……ハッ。業、お前は相変わらず手が早いな」

 

連が鼻で笑いながら、椅子の背もたれに寄りかかった。

 

連「だけどよ、暴力なんてのは最終手段だろ。もっとスマートに、”詰み”の状態を作ってやればいいんだよ」

 

連の言葉に、奥田や神崎が「スマート……?」と首を傾げる。

連は窓の外、遠くの景色を見据えながら、平然とした口調で付け加えた。

 

連「俺の家は不動産会社だ。京都の主要な通りやビルのオーナー、開発利権……その半分近くに『暁』の名前が絡んでる。もし京都で俺たちに喧嘩を売る奴がいたら、そいつの親の職場も、住んでる家も、明日には更地になるようにババアに頼んどくよ」

 

渚「…………え?」

 

渚の動きが止まる。

 

連「最悪の場合、家を失くすとか脅せばいいもんな。ホームレスになりたくなきゃ、大人しく観光案内でもしてろって言えば、大抵の奴は黙るだろ」

 

連の言葉には、怒りも、冗談の気配もなかった。

それは、圧倒的な経済力を背景にした「事実」の提示だった。暁不動産の御曹司だからこそ言える、物理的な破壊よりも残酷な切り札。

 

神崎「……れ、連君」

 

杉野が震える声で言った。

 

杉野「お前……業よりタチが悪くないか?」

 

奥田「え、あ、あの……連君、それは流石に、やりすぎというか……」

 

奥田愛美が、化学実験で爆発が起きた時のような怯えた顔をしている。

 

神崎有希子も、いつもの清楚な微笑みを凍りつかせ、茅野カエデにいたっては「御曹司パワー怖い……格差社会エグい……」とブツブツ呟きながら後退りしていた。

 

業「……あはは、連。それ最高だね。俺が殴って、連が社会的に抹殺する。最強のコンビネーションじゃん」

 

業だけが、嬉しそうに連の肩を叩いた。

 

連「……まあ、あくまで脅しだ。実際にやるのは面倒だしな」

 

連は肩をすくめ、再びしおりを開いた。

 

「京都の土地勘ならある。視察で嫌というほど歩かされたからな。殺し屋の配置、観光客の動線、全部計算に入れてやるよ。……渚、神崎。お前らは行きたい場所をリストアップしとけ。俺が最短・最効率の『殺害ルート』を組んでやる」

 

---

 

 

ドン引きしていたメンバーたちも、連の「圧倒的な土地勘」と、業の「暴力的な護衛能力」という実用性には抗えなかった。

 

渚「……分かったよ。じゃあ、このメンバーで行こう。……なんだか、修学旅行っていうより、敵地への強襲部隊みたいだね」

 

渚が苦笑しながら、名簿に名前を書き込んでいく。

 

【班員:潮田渚、茅野カエデ、杉野友人、神崎有希子、奥田愛美、赤羽業、暁連】

 

殺センセー「ヌルフフフ……! 賑やかな班になりましたねぇ!」

 

いつの間にか背後に現れた殺せんせーが、顔をピンクの縞模様にして覗き込んできた。

 

殺センセー「連君、京都の美味しい和菓子屋さんの情報も、ぜひルートに入れてくださいね! 先生、マッハで買いに行きますから!」

 

連「……ああ。ババアが行きつけの、一見さんお断りの老舗も予約しといてやるよ。……あ、お代は殺せんせーの給料から天引きな」

 

殺センセー「ヌヤッ!? 先生、破産してしまいます!!」

 

夕暮れの教室に、騒がしい声が響く。

連は、自身の内に宿るエボルトが『ククク……京都か。古い歴史の街を、俺たちがどう蹂躙するか見ものだな、相棒』と囁くのを聞き流した。

 

連(修学旅行、か……。まあ、たまにはリアルなフィールドでのオープンワールド・ゲームも悪くない)

 

暁連は、窓から差し込む夕陽を浴びながら、既に脳内マップを「京都モード」へと切り替えていた。

そこには、暗殺という名のミッションを完璧にクリアするための、無数のルートが浮かび上がっていた。

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