神崎 キョウジ
イメージCV細谷佳正
三白眼のつり目気味、瞳の色は緑
長く伸ばした後ろ髪を一つに括っている
好物 蕎麦
使用ベイ
ロックレオーネ6-60GN
ドライガースラッシュ4-80P
ストームスプリガン2-70M
コンビニから帰宅し買ってきたおにぎりを頬張る
「味は向こうと変わんねぇよな…しかし未だに信じらんねぇ」
普通ありえない寝て起きたらアニメの世界にいるなんて誰が思うよ
「コイツもなんか変わってるし」
懐からロックレオーネを取り出すと俺の知っているパーツから一部変更されている、恐らくX使用になっているのだろう
「…スマホ使えんのか?」
自分のスマホを開くと電波が来ている、どうやら使えるらしい
「連絡先は……全部消えてら」
あったところで電話なんかできねぇか
パーツの情報を調べるとすぐに出てきたラチェットが6-80ビットがGNらしい
「ディフェンスタイプからは変わってないか…それが分かって少し安心した」
やる事なんて決まっちゃいないし多分だけと……もう向こうに帰れる気はしない
向こうに未練なんてないし…家族も親父もお袋も出来の良い姉貴に期待してたしな
「姉貴か…」
姉貴だけは俺の事気にかけてくれてたな…そういやベイブレード始めた時も姉貴が一つくれたっけ
「まぁ古いベイで使えなくて姉貴としか遊んでなかったな」
まさかのくれたのがドライガースラッシュ、爆転シュートベイブレードのベイだからメタルファイトの時代で使えなくて姉貴のドランザーとバトルする以外は使えなかったんだよな
「……こんな事になるならドライガーやスプリガンも持って来とくべきだったな」
思い出しノスタルジックな感情にふけていると〝カタンッ〟っと物がぶつかるような音がする
場所的にパソコンが置いてあるデスクトップの方だろうか?
「えっ……ドライガー スプリガン?」
目を向けた先にあったのは先程懐かしんだ2つのベイが転がっていた
「なんで?…お前らは実家にあるはずなのに」
訳もわからず手に取る…パーツはXの使用になっている 言葉にはできないでも確かにこの2つは俺の使っていたドライガーとスプリガンだ、それだけは何故かわかる
机にレオーネ ドライガー スプリガンを並べ考える…いや考えなくてもいいもう答えは決まったんだ
「まずはランチャー買いに行かないとな…そしてもう一度目指してみるか」
手にベイ達を抱える
「付き合ってくれるか?」
返事はないがベイ達が光を反射し答えてくれた気がした
近くの家電量販店に行きランチャーとランチャーグリップを買い後は近くのスーパーにでも寄って帰るか
「この辺の地形もなるべく把握しとかないとな…あ?」
考え事しながら歩いていると路地の方に引っ張られていく人影が見えた…あれって
「たくっ 白昼堂々と!」
路地裏を除くと1人の男が女性の手を無理やり引いているのが見える
「おい…何してんだ?」
声をかけると男の方が焦った顔つきで怒鳴る
「テメェ!?関係ないだろどっか行きやがれ!!」
「いや確かに俺は関係ないだろうけどよ……明らかにその子嫌がってんだろ?」
手を未だに握られた女性の顔色が余計悪くなるのが見える
「男が嫌がる女を無理やり手を引くもんじゃねぇ 離してやりな」
「うるせぇ!!カッコつけがよ!」
手を離した男が殴りかかってくるのを軽く右に避け足を引っ掛けて転ばせる
「おい 大丈夫か?」
「えぇ はい 大丈夫です」
なんかちょっと不気味な感じだな…いや失礼だから言わねぇけど
「クソがァ!邪魔しやがって……ん?」
「あん?どうした?」
「テメェ!ブレーダーか ちょうどいい俺とベイバトルだ!」
なんでそうなる!ってここそういう世界なのか
「勝ったら俺がその女を連れていく!負けたらテメェがその女を連れていくさぁバトルだ!」
いやなんでそうなる!?
バトルフィールドに移動し男がベイを取り出す
「あっ あの」
「いや別にアンタのこと連れていくとかしねぇよ ちょっと待ってな」
相棒を取りだしフィールドに上がる
「さぁテメェを倒して俺はお楽しみに行くぜぇ!」
コイツやばいだろ……たく
「さっさと用意しろ グズ」
ちょっと煽ればこめかみがピクピクと動いている 冷静に判断できないらしい
「「3 2 1 GOシュート!!」」
ランチャーから放たれた互いのベイがフィールドを走る
「やっちまえヴァイパーテイル!」
男のベイが外周をグルグルと旋回する中俺のレオーネは真ん中を陣取る
「ディフェンスタイプ……あの男のヴァイパーテイルは恐らくアタックカスタム相性はあの男性の方が有利」
なんか後ろでボソボソ言ってんな…っとバトルに集中
「締め付けろヴァイパーテイル!」
男の言葉を皮切りにベイがレオーネに対し連続でアタックを仕掛ける
「俺のヴァイパーテイルは何度もテメェのベイを叩くぜぇ!」
「やれやれ…お前と似てベイもしつこいらしいな」
「なに!?」
男が顔を怒りに染める中レオーネは相手のベイの攻撃を受けても難なく弾き返し続ける
「き…効いてねぇ!?」
「相棒がその位の攻撃で揺らぐかよ…レオーネ!」
俺の叫びにレオーネが反応するように仕掛けてきたヴァイパーテイルを大きく弾く
「んげぇ!?」
(GAAAAAAAAAAA!!)
!!…レオーネ分かってるさ
「コイツで決めてやるぜ エクストラシュート!」
レオーネが真ん中から動き体制を崩したヴァイパーテイルに向かって速度を上げ接近する
「獅子烈風牙!!」
緑の風を纏ったレオーネが吠え相手のヴァイパーテイルに激突する
〝GAAAAAAAAAAAA!!〟 〝SYAAAAAAAAAAAA!!〟
レオーネが吠えヴァイパーが威嚇するように声を張り上げお互いのビジョンが拮抗する
衝突の末ヴァイパーテイルがどんどんと体制を崩し最後に巻き上げられるように宙を舞いスタジアムの外へ落ちる
「ロックレオーネオーバーフィニッシュ」
女性がこっちに手を挙げ勝利を宣言する
「ちっ…ちくしょう覚えてやがれ!」
ヴァイパーテイルを掴み男が転げ落ちるように走り去っていく
「さん下かよ…アンタもあんなのに捕まらないようにしろよ?」
「すいません…陽射しが強かったので日陰に入ろうとしたらあの人に…」
「日傘とかあったろうよ…」
「その……急用で出ましたもので…」
忘れたか……
「まぁ次からは気をつけろよ」
「あっ あのお礼を」
「いいよ別に 俺が勝手に首突っ込んだ事だ」
「それでも…あぁこれ」
「ん? ネックレスか?」
骸骨をデザインしたネックレスを手渡されつい受け取ってしまう
「では……またお会いしましょう」
返す間もなく行ってしまった……
「どーするよこれ…ん?」
なんだ紙?…連絡先??
「よろしければメールからお話を…っておいおい」
えぇ…なにコミュ障的なやつ?
なんとも閉まらないがこれがここに来て初めてのベイバトルとなったのだった
エクストラシュート 獅子烈風牙
強く回転し緑の風を纏い相手のベイに協力な一撃を叩き込む