三人称
燃え盛る家の中に1人の男がいた。その男が外側の窓を見ていると複数体の怪物が窓を割って入ってくる。そのうちの1人が赤い服を着た男に変わると倒れる男は言う。
男「死ねない……まだ死ねない……こいつらを野放しにしたままでは……」
そしてクリズは目が覚める。先程の出来事は全てクリズがベルトになる直前に起きた出来事だったのだ。
クリズ『夢か……ベルトになっても面倒な性質が残っているな……』
クリズがそう言うとディケイドピットにゴットが入ってくる。
クリズ『ゴット、壊羅は捜査かね?』
クリズの言葉にゴットは怒りながら言う。
ゴット「サボり!」
クリズ『なんだって?』
ゴット「連絡もつかないし!」
クリズ『エンジン切れるのが早すぎないか?』
一方その頃、ゴットが血眼になって探しているのを知らない壊羅は食堂にいた。
そこでサボっている壊羅に近くの女の子が聞く。
女の子「壊君いいの?まだ勤務中なんでしょ?」
壊羅「これも勤務だ……」
女の子「うっそだあー、特状課の人ってなんの仕事してるかよくわからないよね」
壊羅はその言葉を聞きながら考える。
壊羅(前の世界で変身していたデストロイディケイドに変身しその力で走った。怪物どもも倒せた。それでも何かが足りない……)
壊羅がそう考えているとゴットが現れる。
壊羅「王救?」
ゴット「ハンター、やって!」
ゴットがそう言うと壊羅の元にカードが現れる。
壊羅「シフトカード?パトカーが描かれてるのか?」
壊羅がそうしていると後ろにゴットがいた。ゴットに気づいた壊羅はすぐにダッシュで逃げる。
ゴット「こら!」
それからゴットと壊羅は並走して走る。逃げようとする壊羅をゴットは全力で追いかけている。そのまま凄まじい身体能力とシフトカード【ハンターデストロイ】の力で転けた壊羅に近づく。
ゴット「壊羅、確保」
壊羅「……」
壊羅はゴットを見上げていたが静かに目線を逸らした。
ゴット「?どうしたの?」
壊羅「その服装でこの体勢だと……見えるぞ……」
ゴット「?何を?」
壊羅「……」
ゴット「……!にゃああああああああああ/////!?!?????!?!」
壊羅「ぐあああああああああああ!」
しばらく呆然とした後壊羅に言われた言葉の意味に気づいたゴットはすぐに壊羅に顔を赤らめながら壊羅に蹴りをかまされ無理矢理立たせる。
壊羅「お前酷くないか……?」
ゴット「知るか変態!それに酷いのは壊羅だよ!私のことを冷たいって!」
壊羅「俺はお前が笑ったとこ見たことないぞ!?」
ゴット「とりあえず逃さないよ!壊羅の持ってるそれは誰でもなれるわけじゃないんだよ…!」
ゴットはそう言うと顔を赤らめたまま壊羅を蹴りながら歩き出す。
その頃、街中では若者が話している赤い車にゴルミュードの幹部パッションが近づいてきた。
若者1「なんだお前?」
パッション「友達に会うんだ。車をくれ」
パッションがそう言うと若者達は吹き飛んでパッションは車に乗りどこかに行く。
パッション「さぁ、どこに行ったかな俺の友達の魂は……」
一方の壊羅はディケイドピットでシフトカードに突っつかれていた。
クリズ『シフトカードは全て人間に奉仕する存在だ。そのパトカーが描かれたカードハンターデストロイのように』
ゴット「このピットにも数枚が待機してるんだよ……」ジトー
クリズ『彼らシフトカードと真逆の存在が人類に破滅をもたらすものゴルミュードだ』
壊羅「ゴルミュード……」
クリズ『頼む、壊羅。秘密の戦士デストロイディケイドとしてゴルミュードと戦ってほしい』
壊羅はそう言われると困ったように言う。
壊羅「……どうしても乗り切れない……」
クリズ『どうしてかね?』
クリズがそう聞くと壊羅はゆっくりと話し始める。
壊羅「スカインやシフトカードの力で重加速の敵とタメで戦える。それはお前達に深い関わりがあるからじゃないのか?」
クリズ『う、ううん……』
壊羅の言葉を聞いたクリズは困ったような顔をして壊羅は続けてクリズに言う。
壊羅「出所も同じなんじゃないのか?今の俺はモヤモヤすると色々止まる」
壊羅がそう言いながらピットを出ようとするとゴットが止める。
ゴット「せめてこれくらいは持っておいて!」
ゴットはそう言いながらカードのホルダーを渡す。壊羅はそれを受け取るとゴットに聞く。
壊羅「誰でもなれるものじゃない、お前もなれないんだろ?」
ゴット「なれるならなってるよ!だから壊羅に頑張ってほしい!それに事件がまだ解決してないって言ったのは壊羅でしょ!?」
壊羅「わかってる。でもその前にもう一つ片をつけたいことがある」
一方の特状課ではスバルが事件の紙を取っていた。
スバル「せっかくこれ書いたんだけど……事件解決かな?」
スバルがそう言うとラプラスは写真を取り出しながら言う。
ラプラス「そうですね、あとはこいつを捕まえればいい。まぁあなた達みたいに胡散臭い部署の力は借りませんけどね」
ポルカ「なんて失礼な人だ!」
こより「そうだよ!」
言い合う3人をみてスバルは言う。
スバル「揉めてるなぁ、このままじゃこのチームはお先真っ暗だよ……壊羅は例によっていないし……」
その頃、どこかの喫茶店ではメガネをかけた男にパッションが近づいてきた。
メガネ「パッション、あなたは本当に自由で無警戒で目立ちたがり屋だ」
呆れたように言うメガネにパッションは近づくと言う。
パッション「たまには笑顔で迎えろよインテレクト、029に新しい体をくれてやった」
パッションがそう言うとインテレクトはメガネを触る。すると近くの客のタブレットの画面が変わって何かを映し出す。
インテレクト「見つけた、復活しそうですよ」
その言葉を聞いたパッションは嬉しそうに笑う。
その頃のどこかの会社では壊羅が撃破したはずのゴルミュードが人の体を取り戻していた。
壊羅は病院に来ていた。壊羅が病院に来ている理由は鏡裏のお見舞いだ。壊羅は病院の屋上でリハビリをしている鏡裏を手伝っていた。
壊羅「無理するな鏡裏」
鏡裏「一ヶ月リハビリしてこんなもんさ、これでも相当治りが速い方なんだとさ」
壊羅「でもお前はもう刑事になれない……俺のせいだ……俺が弱かったから……あれはどんよりのせいだけじゃなかった。元々銃を打つには危険な距離だった。でも俺は当てられると思った……俺は今でもそう思ってしまった自分の奢りと弱さが許せない……」
後悔と自信の弱さを呪うことを言う壊羅をグリズは見ていた。
壊羅「俺の親父も刑事だった……いつも言われてたよ警察官の肩には大いなる責任があると……だから……」
鏡裏「だったら、お前のその責任感を他に向けろよ、俺だって元警察官だ。俺に悪いと思うなら動けるお前が代わりに俺の分まで市民を守れ」
壊羅「鏡裏……」
壊羅が鏡裏を見つめると鏡裏は何かを取り出そうとして落とすと壊羅はそれを取る。
鏡裏「悪い、痛みが出た時に飲む鎮痛剤だ」
壊羅は鎮痛剤を見ると何かに気づく。
壊羅「見えた!」
鏡裏「は?」
何かに気づいて勢いよく立ち上がった壊羅を鏡裏が驚いて見ると壊羅の目に炎が灯っていた。
壊羅「俺の炎が……燃え上がってる」
壊羅の炎が燃えていた時特状課では事件について話していた。
ゴット「また赤色化した被害者が出たよ!タレント事務所に所属するモデルさん」
ラプラス「増田の野郎!」
ラプラスが怒りの声をあげると特状課に壊羅が入ってきてホワイトボードに近づいて書き出す。それを見たラプラスは不思議そうに壊羅を見つめる。
ラプラス「壊羅、なんの真似だ?」
壊羅「殺人未遂事件というのがそもそも間違えだったんだ。こいつらは全部ハズレだ。それに対して増田信雄は当たりだった。だから攫われて顔をコピーされた」
こより「体目当てだったの…!?」
こよりがそう言うと壊羅は微妙そうな顔をしてから言う。
壊羅「言い方に語弊はあるがその通りだ。犯人は優れた健康な肉体な人間を求めている。現場に残されたのはハズレと見做されたもの赤色の肌は……失格の烙印だ」
ポルカ「どうしてそんなことがわかるの?」
ポルカがそう聞くと壊羅は一昨日の被害者達の近くにあったゴミを見せる。
壊羅「これは両方とも薬を入れるものだ。片方は風邪薬もう片方はアレルギーだ」
ゴット「体調が万全じゃないと判断された人達が放り捨てられたってこと!?」
壊羅「ああ、俺たちが連続殺人だと思っていたのは誘拐事件のお残りだ、ほっとくとまだ人間が攫われ続ける」
壊羅がそう言うとラプラスが壊羅に近づく。
ラプラス「待て、一昨日の被害者、目が覚めた時に彼女がいなくなったて言ってたぞ」
壊羅「ラプラス、最近の行方不明者を洗えるか?」
壊羅がそう言うとラプラスは笑って言う。
ラプラス「誰に言ってるんだ?」
ラプラスはそう言うと走り出す。
ポルカ「じゃあポルカもその線でネットの噂を漁るね」
壊羅「問題は潜伏先だ」
ゴット「多分……増田信雄さんの居住地域の近くだね」
こより「そこで!こよの機械の出番だね!犯人が重加速を起こしてるなら反応が濃い場所があるはずだしね!」
壊羅「あのガラクタか……まぁいいだろう!」
こより「こらー!ガラクタ言うなぁー!」
抜群のチームワークで走り出した壊羅達を見てスバルは笑う。
スバル「やっぱりみんなすごいね」
壊羅はそれからディケイドピットでデストライドロンに乗るとクリズは壊羅に話しかける。
クリズ『壊羅、片はついたようだね』
壊羅「貴様……なんで知ってる?」
クリズ『このシフトカードを通して君と鏡裏元刑事のやりとりを見ていた』
クリズがそう言うとこよりの機械を持っているゴットが現れる。
壊羅「王救!?」
クリズ『さぁ行こう!』
それからゴットが助手席に乗ってデストライドロンが地上に出てデストライドロンが走り出し特状課の仲間達は情報を壊羅達に伝える。
そして集まった情報から得た場所……潰れた遊園地に着く。
壊羅達は潰れた遊園地の中にあるブルーシートで隠されたメリーゴーランドに乗ると眠る人々がいた。
壊羅「攫われた奴らだ……」
壊羅達は人々に近寄る。
壊羅「まだ生きてる」
?「人間を取り戻しに来たのか!?」
壊羅「……やっぱり生きてたか……」
壊羅がそう言いながらブルーシートを取ると前とは姿が違う怪物がいた。
怪物「構わん、もう必要ないそいつらの優れたパーツは全て我が身に取り入れた。あの男からは顔、あの女からは髪、俺の肉体は素晴らしい!」
怪物はそう言いながらゴルミュードに変わってさらに姿を変える。
壊羅「進化……」
壊羅がゴルミュードを強く睨むと重加速が発生する。
その重加速を喫茶店にいたパッションとインテレクトは感じていた。
インテレクト「来ましたね、これはかなりの力に覚醒したようです」
パッション「会いに行こうか」
パッションがそう言うと2人は怪物の姿に変わり歩き出す。
一方の怪物ことゴルミュード029は言う。
029「新しい人間を街に捕まえに行くとしよう。きっと更なる存在になれる」
029が消えると共に壊羅達は動けるようになる。
壊羅「街に出すのはまずい!」
ゴット「追って!」
壊羅が走り出すと妨害が来る。走り出した壊羅を妨害したのはゴルミュード071と093だった。
壊羅「またか……」
071と093が壊羅に襲いかかると壊羅をデストライドロンが助ける。壊羅はすぐにデストライドロンに近寄るとゴルミュード達は一斉に逃げ出す。
壊羅はデストライドロンに入るとクリズを取る。
クリズ『やってくれるのか?壊羅』
壊羅「あいつらに追いつけるのも……走れるのも俺ならやるだけだ」
壊羅はそう言いながらベルトをつける。
壊羅「このことはもう考えない。俺は警察だ……親友の分まで戦うだけだ!」
壊羅はそう言うとデストライドロンにエンジンをかける。
クリズ『行くよ壊羅!Let your heart burn!』
クリズがそう言うと壊羅はベルトにカードを入れる。
壊羅「変身!」
《デストロイライド!ディケイド!》
壊羅はDディケイドに変わってゴルミュード達を追っているとゴルミュードは近くの車を移動させてDディケイドを妨害する。Dディケイドはそれに冷静に対処して追いかける。それに対してゴルミュードはトラックからドラム缶を落として妨害するがDディケイドはそれすらも冷静に対処する。しかし、029の妨害に遭いデストライドロンが動けなくなる。
Dディケイド「調子に乗りやがって……」
クリズ『タイヤでデストライドロンを強化しよう、デストフレア!デストスパイク!デストシャドウ!タイヤフエール!」
その音と共にデストライドロンの馬力が強化されて一気にゴルミュード達の元へと行くと029はすぐに逃げ出して093と071は飛んで攻撃を続ける。
Dディケイド「行くぞ!」
クリズ『GO!デストライドロン!』
そのままデストライドロンは漆黒に燃え上がりながらゴルミュードを貫いた。
Dディケイド「あとはあいつだけだ!」
Dディケイドはそのままデストライドロンを追うと道に落ちていた071と093のコアを破壊した。
その時ショッピングモールは重加速に襲われていた。そしてショッピングモールに現れた029は近くの女に近づく。
029「活きがよさそうだな、俺と来い」
?「お前はどこのナンパ男だ」
029が声の方向を向くとDディケイドがいた。
BGM:SURPRISE-DRIVE
Dディケイド「お前のやってることの無意味さを教えてやる」
Dディケイドがゆっくり歩き近づくと029はDディケイドに向かって走り出す。Dディケイドは近づいてきた029を格闘戦で圧倒していると029は突然腕を伸ばして攻撃し近くの柱を破壊する。
Dディケイド「甘い!」
Dディケイドはそう言うとスピードのアタックライドを発動して柱を破壊しDディケイドはシフトカードではないカードを取り出す。
Dディケイドは「このカードを使ってみるか」
《デストロイライド!ファントム!》
そしてDディケイドの体がDディケイドの印象を残しながらも仮面ライダーウィザードの世界に現れるファントムのような姿に変わる。Dディケイドファントム(以降DディケイドFA)はそのまま029を圧倒し体を光らせる。
《ワイズマン》
その音と共にDディケイドFAの体から色々な色の石が噴き出す。
すると029は突然腕を巨大化させてDディケイドFAを圧倒し出す。
DディケイドFA「前とは違うな……」
クリズ『奴の動きを封じろ!』
DディケイドFA「それならあいつだな」
DディケイドFAがそう言うとハンターデストロイのカードが現れそのカードをベルトに入れる。
《デストロイライド!ハンター!》
するとDディケイドの体がパトカーのような色をしたDディケイドに変わる。
デストロイディケイドハンター(以降DディケイドH)の手には鉄格子みたいなものがある。
DディケイドH「変わった装備だな……」
DディケイドHは困惑しながらもその装備で攻撃を防ぎ反撃した後に029を閉じ込める。
そのままベルトにカードを入れる。
《ファイナルアタックライド!ハ・ハ・ハ・ハンター!》
DディケイドHはそのまま029を拳で貫くと029はDディケイドHを見て言う。
029「まさかお前は……仮面ライダー!?」
DディケイドH「この世界でもその言葉があるのか……」小声
DディケイドHがクリズにも聞こえない声でそう言うと029は爆発してコアがあわれる。
DディケイドH「これで本当に終わりか?」
クリズ『ありがとう壊羅、改めて君に依頼したいゴルミュードを全て撲滅してほしい、敵は全部で108体』
クリズがそう言うと029のコアが爆発する。
クリズ『いや、これで残り103体だ』
029が消えた時街を歩いていたパッション達はその気配を感じた。
パッション「見損ねたな、新しい友達を」
インテレクト「あり得ない!あそこまで巨大で広範囲で威圧的な力を蓄えたゴルミュードを倒せるものがいるなど!」
パッション「心当たりがないではない」
パッションがそう言うと紫のバイクスーツにヘルメットを被り正面に髑髏のマークをつけたバイクで男がやってくる。
パッション「来たか……ジニア」
ジニアと呼ばれた男はパッション達を見て聞く。
ジニア「今度は誰を倒すんだ?」
そう聞いたジニアはパッション達に向かって歩いていく。
一方のラプラスは今回の事件をどう報告すればいいのか悩んでいるとこよりがくる。
こより「そんなことより!怪物を倒したって言う戦士の話の方が気になるよ!」
ポルカ「だよね〜画像欲しいな〜」
スバル「はは、またバラバラだねぇ……」
壊羅はその様子を見ながら小声でゴットに聞く。
壊羅「王救、お前は仮面ライダーを知ってるか?」
ゴット「え?」
壊羅「029が俺を見てそう言った」
ゴット「ゴルミュードが壊羅を仮面ライダーって?」
ゴットはそう言うと顔がニヤける。
それを見て壊羅は言う。
壊羅「お前今笑「笑ってないよ」
壊羅「いや確実に笑ってた」
ゴット「確実に笑ってないよ」
2人の言い争いをクリズは微笑ましく見ていた。
クリズ『悪くないじゃないか、仮面ライダーデストロイディケイド』
ある日の夜女の人が街を歩いていると家の中から幽霊が現れ重加速が起きた。
その近くにはまた別のゴルミュードが……
THENEXTSTORY
連続する行方不明事件
壊羅「行くぞ、スカイン!」
ポルカ「幽霊アトリエ事件、間違いないよ」
新たな敵!?
ジニア「俺はゴルミュードの番人」
ゴットの思い
ゴット「それを救えるのが壊羅じゃないの!?」
クリズ『Let your heart burn!』
壊羅「変身!」
第三話誰が彼女の喜びを奪うのか?