シスターフッド所属のTさん   作:他力宗人任寺派

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先生と絡みを作りたくて書きました。私の癖は女先生と生徒の色々と格差がある百合です。駄文ですが対戦よろしくお願いします。


第二話 Tさんと『先生』の悪夢

 

とある『先生』の話

 

私は久々に嫌な夢を見た。何処かで見たような和風の屋敷が建ち並ぶ街…月明かりに照らされた街には人どころか生き物の気配すら感じられず、不気味な気配が漂っていた。

私は恐怖で少しの間動けなかったが、ようやく勇気を出して一歩踏み出し…目を覚ました時にいた屋敷から出た。

予想通り何処の屋敷にも灯りは点いておらず、月明かりのみが光源となる不気味な空間が広がっていた。

私はそこでもう一度恐怖で動けなくなり、暫くその場に座り込んでいた。

 

すると突然強い風が吹き、近くの木々もガサガサと音を立て始めた。この時点でもう限界だった私だったが、風が止んだ時…気が付けば私の周囲を取り囲む様に化け物が出現していた。

和傘のような『ナニカ』、提灯のような『ナニカ』、だるまのような『ナニカ』、どれもこれも赤黒く、不気味な視線を全て私に集中させていた。

 

動けない私…そして何も動かない『ナニカ』…このまま何も起きないのかと少し安心し始めた時…いきなり『ナニカ』達は建物を壊し、私に発砲し始めた!

 

思わず「やめて!」と口にする私。その制止は自分と…何より綺麗な屋敷への攻撃を止めてほしかったからだった。

けどそれは叶う事はなかった。建物や私への攻撃は激しさを増し、次々と壊れていく屋敷達…そして私の身体にも遂に銃弾が…一発の銃弾が当たったのを起点に次々と私は銃撃を受けた。

 

全身から血を流して倒れ…朦朧としていく意識の中最後に見たのは…血塗れの少女達が私に銃を向け…「お前なんか先生じゃなかった」と呟きながら発砲する姿…

 

そこで目が覚めた。

 

嫌な夢だ、後味が悪い…私は乾いた喉を潤そうとコップを手に取り水を注ごうとした。そんな私の視界の片隅にニュースの映像が…私の目に飛び込んで来たのは『百鬼夜行で突如として大規模な停電?!その真実は?!』というニュースと、昨夜夢で見た和風の屋敷が建ち並ぶ綺麗な街並み……

ああ!あの街並みは本当だったの?!そしていつかは私もあの夢のように…

 

その日の会議の帰り、私は多少は仲が良くなった…(と思ってる)『小鳥遊ホシノ』と言う少女に夢を相談した。ただ、流石に夢が怖すぎて夜眠れないなんてちょっと恥ずかしくて言ってられないので、「悪夢を見るんだけどどうしたら良い?」と詳しい内容を隠して言っておいた。嘘は決して言ってない。

 

しかし帰って来たのは当然ながら「流石におじさんも夢に関してはねぇ~」と言ったそっけないもの。ただ、ホシノは別にお昼寝が好きってだけで夢の専門家だったりはしない。でも私としては何も思いつかなかったので仕方なくと言った感じだったのだが…

 

「あっあの…それなら私助けになれるかもしれません」

 

「ほえ?」

 

声を掛けてくれたのは『阿慈谷ヒフミ』。少し前に出会った娘で、困っている私達を見過ごせないと協力してくれる心優しい娘だ。

 

「私の通っている学校に、そう言う類の専門家さんがいるんです。良かったらお呼びしましょうか?」

 

「そんなのいるの?…ちょっとお願いして良い?」

 

「はい!すぐに呼んできますね!」

 

そう言ってヒフミちゃんは何処かへ電話をかけたかと思うと…ものの十分程度でシスター服を着た少女がやって来た。

 

「なるほど…悪夢に悩んでいると…」

 

「そうなの…何か対処法があるなら教えてほしいんだけど…」

 

「夢…と言うのはあくまでも夢を見る本人に左右されますので絶対解決するわけではありませんが…そうですね、それではこのお守りを差し上げます。信じられないなら捨てて下さっても構いません。もし何も効果がなければ明日また連絡して下さい。これは私の連絡先です」

 

そう言って少女…『戸内ツグミ』が譲ってくれたのは、なんてことない普通のお守りだった。

 

その日、まだ少し恐怖に震えながらも、不思議な安心感があるお守りを枕元に置き床に就いた。そしてまた夢を見た。

 

「逃げるな!逃げるナ!逃げルナ!ニゲルナ!ニゲルナァァ!」

 

またあの少女と『ナニカ』達だ!私は夢の中で必死にツグミが渡してくれたお守りを探した。しかし…何処にも見つからない?!

 

「マサカコンナモノデニゲラレルトオモッテイタノ?」

 

なんと少女がお守りを持ち、今にも握り潰そうとしている!もう駄目だ!

だが次の瞬間、お守りが眩い光に包まれ、どこからとも無くツグミの声が…

 

「破ぁ!!」

 

お守りは光と共に消え去り、それに巻き込まれて血塗れの少女も消え去っていた。そして、私の周囲を取り囲んでいた『ナニカ』も次々と消滅していく…

そうしていつの間にか太陽が昇り、あちこちに人がいる賑やかな町並みに戻った百鬼夜行?か何処かの街並みを眺めていると、そこで目が覚めた。

枕元に置いた筈のお守りはどうしても見つからなかった。

 

その話を翌日ツグミに報告すると

 

「お役に立てて何よりです。それに夢に出てくるとは…私もまだまだですね」

 

と小さく呟くツグミ。

本物のシスターって凄い。私は感動を覚えられずにはいられなかった




サクラコ「あの…ホントになんですかそれ…」

『ナニカ』
百鬼夜行編で出て来た化け〇〇シリーズ。正直百鬼夜行編に登場させる為だけに出した。夢とは言え『先生』を蜂の巣にする。もしこの悪夢が知れ渡ったら百鬼夜行編で化け〇〇シリーズを見た際の生徒からの殺意が上限突破する可能性がある。

『血塗れの少女』
誰にするかは決めてない。正直何も考えてなかった。でもアヤメとかだと丁度良いんかな。わからん。適当。

質問、感想、誤字報告なんでも待ってます。くれた方にはTさんのご加護があるかも…?

同級生との絡み…いる?

  • がっつりいる
  • あとがきに軽く書く程度
  • 番外編とか閑話的なので書く程度
  • いらない
  • 正直どうでも良い
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